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第二七話
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突然、閉ざされていた木戸が大きくたわんだ。
「何事だ」
驚いたアガリエが問いただすと、ややあってから戸が引かれ、大事ないという隊士の声が返ってきた。
木戸の外、庭に配置されているのは、常であれば斎場への立ち入りを禁じられている男の隊士だった。
守人クムイだけでは心許ないと、王母が追加の警護を命じたのだ。いつもなら開け放たれている縁側の木戸も、今はすべて閉ざされ、昼間だというのに室内に座すアガリエの周囲は燭台が必要なほど薄暗い。
アガリエとゼン夫婦の新居として用意されたこの屋敷は、決して華美ではないが、草花が多く、外界の騒々しさから隔絶された静かな場所だった。主であるゼンが何を好むのかを、側仕えたちは皆知っていて、心を砕いていたのだ。アガリエも彼らの気持ちをくみ、好きなようにさせていた。
それが今はどうだ。武器を携えた隊士が屋敷の至るところに配置され、不穏な気配が立ち込めている。
時は移ろうものだと、改めて感じる。
「突風が吹いたようにございます」
隊士の返答にはそつがない。彼は木戸の調子を確かめ、問題がないことを確認すると、一礼した。
その隊士の体が、ふいに奇妙な角度で傾いた。
その光景にアガリエは息を呑んだ。
「ゼン様……」
気絶した隊士を腕に抱え、ゼンはこちらを見た。
「助けに来た。ごめん。ひとりにして」
隊士をやや乱雑に壁際に寄せると、ゼンはアガリエに駆け寄った。
迷わず強く抱きしめられる。
躊躇いなく伸ばされるその腕に、そのぬくもりに、アガリエの心は震えた。
やっぱりこの人が大切だ。
「一緒に逃げよう」
「わたくしのことは心配なさらないで。カーヤカーナ様はわたくしを害することはできませんから」
「それはどういう…」
離れがたい。
けれどこの手を離さなくては。
何かを成すためには何かを捨てる必要がある。それが世の理だ。
「アガリエ、伏せろ!」
突如、体を強く引かれる。
アガリエの視界いっぱいに広がるゼンの背中が揺れ、その咽喉から苦痛に耐える声がもれた。
その左腕に突き刺さるのは矢だ。傷口から滴る鮮血が力なく垂れた指先を伝い、床へと落ちてゆく。
次いで放たれた矢は、ゼンの左胸を射止めた。
「ゼン様!」
「いいからそこを動くな!」
アガリエを背後にかばう彼は何者かと対峙していた。
開け放たれた戸の向こう、大勢の隊士に守られて立つのは王母だ。
彼女は品のある声で嗤った。
「やはり神というのは偽りであったか。赤く流れるその血が何よりの証拠。さあ、躊躇うことはない。あの不届き者を捕らえよ」
アガリエはゼンの背中を力いっぱい押した。
「なっ」
「行ってください!」
ゼンが瞠目する。
それでもなお伸ばされた手は、アガリエに拒まれるとは思いもしなかったのだろう。空を切り、不自然な形で止まっていた。
その胸元や拳から滴る血を、何より悲しげに歪むゼンの表情を見ていられなくて、アガリエは顔を背けた。
別れの暇さえ与えられない。
王母の命により再び放たれた矢。風を切る鏃が狙う先はゼンの首だ。
けれどアガリエは知っている。
ゼンは、これしきの苦境は難なく超えてゆける。
彼ひとりならば。
「アガリエ」
庭に、部屋の中に、突風が巻き起こる。切っ先をはじかれた矢はその本懐を遂げることなく折れ、あるいは壁に突き刺さっていた。
異質な気配に隊士たちが怯む。
「必ず迎えに来るから」
ゼンは大きく跳躍した。マナを使ったのだろう。屋根の上に器用に着地すると、最後に一度だけアガリエを一瞥し、すっと姿を消した。
転々と滴る血を目印に、我に返った隊士たちが後を追うために駆け出してゆく。
「情けないのう。これだけ隊士がいて、何故に取り逃がすのか。役立たずばかりじゃ」
目の前に立つ王母を、アガリエは静かに見つめ返し。
――ゆるりと口元に笑みを浮かべた。
「多勢に無勢ならあるいは、と思ったのですけれど、情けないことです。ですが所詮は手負いの獣。あの胸の傷から察するに、この城からさほど遠くへは行けないのではないかと。捕まえるのも時間の問題でしょう」
「それも不思議な話よのう。たしかに矢は左胸を貫いたように見えたが、思いのほか深手ではなかったのか。せっかくそなたが身を危険にさらしてまで作ってくれた好機であったというのに、実に無念じゃ。……まあ、よい。これで唯一の心配の種は消えたも同然。ようやっと憂いなく政ができるであろう」
「では、わたくしの汚名は雪げたということでよろしいですね?」
「何を言う。わたくしがそなたを本気で疑うなどあるはずがなかろう。これからも我が君のため、共に手を取り合ってゆこうぞ」
しかし、と王母は目を細める。
「そなた、途中で彼の者を逃がすような言動を取っていたように思うが」
「取り逃がした時のための保険です。わたくしは被害者だと印象づけておけば、今後こちらに有利なこともあろうかと」
「そなたはほんに罪深いのう」
王母はイリについては触れなかった。
神とされていたゼンと対立したことに比べれば、西の神女の反発など些末な出来事として捉えているのかもしれない。実際イリだけならば、地位と権力を手に入れた王母は何を言われたところで痛くもかゆくもなかっただろう。
つまるところ問題はイリよりも、彼女をかばったゼンなのだ。
神とされている彼がかばえば、必ずイリに味方するものが出てくる。信仰心が篤いこの国で神に歯向かうことができる強者は、無きに等しい。
そしていくら王母でも神の意向には逆らえない。
それゆえに王母は、ゼンは神を騙った不届き者だと皆の前で示した。傷を負わせることで、彼はただの人なのだと印象づけ、怖気づく隊士たちを鼓舞したのだ。
アガリエはその計画に協力すると申し出た。身の潔白を証明するためにも、必ずやゼンを誘き出してみせる、と。
王母の思惑は功を奏したと言える。相手が人であれば隊士たちが捕縛に躊躇うことはない。
これで表立って王母の邪魔だてをする者はいなくなった。
王城は彼女の庭のようなものだ。
ではな、と言い残して王母は踵を返した。その横顔は実に満足げだった。
一体どれだけ時間が過ぎただろう。倒れた隊士が運び出され、部屋中に散乱した矢の回収が終わった頃、ようやくアガリエは何かに打たれたように顔を上げた。
体が重い。床に両手をつき、震える膝を叱咤しながら、ようよう立ち上がる。
すでに太陽は沈み、夜の帳が降りていた。
裸足のまま庭へ降り、星を探して空を見上げる。
今宵の空は薄雲がかかり遠くまで見通すことができない。どれほど目を凝らしても求めている星はそこにはない。
視界がにじむ。
熱くなる眦に気づかないふりをして、アガリエは夜が更けるまでそうして空を眺めていた。
――どうか。
どうかご無事で。
「何事だ」
驚いたアガリエが問いただすと、ややあってから戸が引かれ、大事ないという隊士の声が返ってきた。
木戸の外、庭に配置されているのは、常であれば斎場への立ち入りを禁じられている男の隊士だった。
守人クムイだけでは心許ないと、王母が追加の警護を命じたのだ。いつもなら開け放たれている縁側の木戸も、今はすべて閉ざされ、昼間だというのに室内に座すアガリエの周囲は燭台が必要なほど薄暗い。
アガリエとゼン夫婦の新居として用意されたこの屋敷は、決して華美ではないが、草花が多く、外界の騒々しさから隔絶された静かな場所だった。主であるゼンが何を好むのかを、側仕えたちは皆知っていて、心を砕いていたのだ。アガリエも彼らの気持ちをくみ、好きなようにさせていた。
それが今はどうだ。武器を携えた隊士が屋敷の至るところに配置され、不穏な気配が立ち込めている。
時は移ろうものだと、改めて感じる。
「突風が吹いたようにございます」
隊士の返答にはそつがない。彼は木戸の調子を確かめ、問題がないことを確認すると、一礼した。
その隊士の体が、ふいに奇妙な角度で傾いた。
その光景にアガリエは息を呑んだ。
「ゼン様……」
気絶した隊士を腕に抱え、ゼンはこちらを見た。
「助けに来た。ごめん。ひとりにして」
隊士をやや乱雑に壁際に寄せると、ゼンはアガリエに駆け寄った。
迷わず強く抱きしめられる。
躊躇いなく伸ばされるその腕に、そのぬくもりに、アガリエの心は震えた。
やっぱりこの人が大切だ。
「一緒に逃げよう」
「わたくしのことは心配なさらないで。カーヤカーナ様はわたくしを害することはできませんから」
「それはどういう…」
離れがたい。
けれどこの手を離さなくては。
何かを成すためには何かを捨てる必要がある。それが世の理だ。
「アガリエ、伏せろ!」
突如、体を強く引かれる。
アガリエの視界いっぱいに広がるゼンの背中が揺れ、その咽喉から苦痛に耐える声がもれた。
その左腕に突き刺さるのは矢だ。傷口から滴る鮮血が力なく垂れた指先を伝い、床へと落ちてゆく。
次いで放たれた矢は、ゼンの左胸を射止めた。
「ゼン様!」
「いいからそこを動くな!」
アガリエを背後にかばう彼は何者かと対峙していた。
開け放たれた戸の向こう、大勢の隊士に守られて立つのは王母だ。
彼女は品のある声で嗤った。
「やはり神というのは偽りであったか。赤く流れるその血が何よりの証拠。さあ、躊躇うことはない。あの不届き者を捕らえよ」
アガリエはゼンの背中を力いっぱい押した。
「なっ」
「行ってください!」
ゼンが瞠目する。
それでもなお伸ばされた手は、アガリエに拒まれるとは思いもしなかったのだろう。空を切り、不自然な形で止まっていた。
その胸元や拳から滴る血を、何より悲しげに歪むゼンの表情を見ていられなくて、アガリエは顔を背けた。
別れの暇さえ与えられない。
王母の命により再び放たれた矢。風を切る鏃が狙う先はゼンの首だ。
けれどアガリエは知っている。
ゼンは、これしきの苦境は難なく超えてゆける。
彼ひとりならば。
「アガリエ」
庭に、部屋の中に、突風が巻き起こる。切っ先をはじかれた矢はその本懐を遂げることなく折れ、あるいは壁に突き刺さっていた。
異質な気配に隊士たちが怯む。
「必ず迎えに来るから」
ゼンは大きく跳躍した。マナを使ったのだろう。屋根の上に器用に着地すると、最後に一度だけアガリエを一瞥し、すっと姿を消した。
転々と滴る血を目印に、我に返った隊士たちが後を追うために駆け出してゆく。
「情けないのう。これだけ隊士がいて、何故に取り逃がすのか。役立たずばかりじゃ」
目の前に立つ王母を、アガリエは静かに見つめ返し。
――ゆるりと口元に笑みを浮かべた。
「多勢に無勢ならあるいは、と思ったのですけれど、情けないことです。ですが所詮は手負いの獣。あの胸の傷から察するに、この城からさほど遠くへは行けないのではないかと。捕まえるのも時間の問題でしょう」
「それも不思議な話よのう。たしかに矢は左胸を貫いたように見えたが、思いのほか深手ではなかったのか。せっかくそなたが身を危険にさらしてまで作ってくれた好機であったというのに、実に無念じゃ。……まあ、よい。これで唯一の心配の種は消えたも同然。ようやっと憂いなく政ができるであろう」
「では、わたくしの汚名は雪げたということでよろしいですね?」
「何を言う。わたくしがそなたを本気で疑うなどあるはずがなかろう。これからも我が君のため、共に手を取り合ってゆこうぞ」
しかし、と王母は目を細める。
「そなた、途中で彼の者を逃がすような言動を取っていたように思うが」
「取り逃がした時のための保険です。わたくしは被害者だと印象づけておけば、今後こちらに有利なこともあろうかと」
「そなたはほんに罪深いのう」
王母はイリについては触れなかった。
神とされていたゼンと対立したことに比べれば、西の神女の反発など些末な出来事として捉えているのかもしれない。実際イリだけならば、地位と権力を手に入れた王母は何を言われたところで痛くもかゆくもなかっただろう。
つまるところ問題はイリよりも、彼女をかばったゼンなのだ。
神とされている彼がかばえば、必ずイリに味方するものが出てくる。信仰心が篤いこの国で神に歯向かうことができる強者は、無きに等しい。
そしていくら王母でも神の意向には逆らえない。
それゆえに王母は、ゼンは神を騙った不届き者だと皆の前で示した。傷を負わせることで、彼はただの人なのだと印象づけ、怖気づく隊士たちを鼓舞したのだ。
アガリエはその計画に協力すると申し出た。身の潔白を証明するためにも、必ずやゼンを誘き出してみせる、と。
王母の思惑は功を奏したと言える。相手が人であれば隊士たちが捕縛に躊躇うことはない。
これで表立って王母の邪魔だてをする者はいなくなった。
王城は彼女の庭のようなものだ。
ではな、と言い残して王母は踵を返した。その横顔は実に満足げだった。
一体どれだけ時間が過ぎただろう。倒れた隊士が運び出され、部屋中に散乱した矢の回収が終わった頃、ようやくアガリエは何かに打たれたように顔を上げた。
体が重い。床に両手をつき、震える膝を叱咤しながら、ようよう立ち上がる。
すでに太陽は沈み、夜の帳が降りていた。
裸足のまま庭へ降り、星を探して空を見上げる。
今宵の空は薄雲がかかり遠くまで見通すことができない。どれほど目を凝らしても求めている星はそこにはない。
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