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転生できるらしいです
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……筈だったのだけど。
「ここは……?」
気が付くと私は真っ暗闇の中を漂っていた。
どこを見渡しても無明の闇。
自分の身体ですら確かではない。
「私、死んじゃったのかな……?」
ここが噂に聞く死後の世界?
もっと華々しいとこを想像してたけど。
あ、もしかして地獄?
やだな、こんなとこで一人は。
恐ろしい想像に身を震わせた時、
「そうだ……汝は命を落とした。
あの幼き者を庇って」
闇の中、私の独り言に対し冷徹な声が響く。
怖い。
怖いけど、現状を知らなくては話が進まない。
だから私は勇気を振り絞って尋ねる。
「あの……どなたですか?」
「我か? 我はまあ……
汝らの認識でいうとこの神だな。
ただし邪神というカテゴリーに属するが」
「じゃ、邪神!?」
「そうだ」
「こ、怖くないですか?」
「別に怖くはないと思うが……
まあ汝が望むなら姿を見せよう」
苦笑する気配と共に闇に響くスナップ音。
その瞬間、闇は瞬時に駆逐され、広大な白の部屋に私はいた。
「こちらだ」
背後から声を掛けられた私は恐る恐る振り返る。
部屋の一角に設けられた応接室。
年代物っぽいアンティークな椅子へ優雅に腰掛けるお茶を飲む男性。
幾重にも丁寧に染められた布で織られた衣。
和服にも似てるけど見覚えはない不思議な感じ。
その衣装を、作法など無粋とばかりに粋に着崩し纏っている。
歳の頃は30前後だろうか。
整ってはいるものの、どこか皮肉げに歪む口元が印象的だ。
何事にも冷めた様な視線も余計に拍車を掛けている。
何より言葉の端々には滲み出る知性と……
計り兼ねる凶暴性が秘められている事に私は身震いする。
「何をしてる。座りたまえ」
だが男性はお茶を飲む手を休め、声を掛けてきた。
私は幾分か逡巡した後、男性と向かい側になってる椅子に腰掛ける。
あ、今気付いたけど制服のままだ。
全体的に少し半透明なのが気になるけど。
当惑する私に、男性はうん? と目を向ける。
「なんだ。汝も飲むかね?」
お茶を勧めてきた。
いえいえ、そうではなく。
「あの……もう一度聞きますけど、私……」
「ん? ああ、そうだな。
既に気付いてはいると思うが……
汝、裏賀田悠奈は死んだ。
もう物質界に干渉することは出来ない」
ああ、やっぱり。
言われた事実に衝撃を受ける。
そんな私の反応を面白がるように見ながら、男性は話を続ける。
「ここにいる汝は云わば魂だな。
放っておけばあと数刻で汝の意識は消滅する」
手に力が籠り泣きそうになる。
「が、汝が望むならチャンスを与えよう」
「え?」
「汝のいた世界とは違う異世界だが、母体の中で死に逝く命がある。
その者の代わりに転生する事は可能だ。
無論、汝の意識は保ったままだ」
え? 本当?
「勇者の系譜に連なる一族だ。
汝には苦難の日々となるやもしれん。
それでも転生を望むか?
それとも安寧な消滅を望むか?」
私は……どうしたいんだろ。
「もう両親には……」
「ああ、残念だが会えない。
だが吉報を教えてやろう。
汝が命を賭して守った少女、あの娘が汝の代わりに両親の心の支えとなる。
最終的には養女となり幸せな日々を共に過ごす」
「本当ですか?」
「嘘を言ってどうする。
我は確かに邪神だが、意味の無い嘘は言わぬ。
時に言葉を騙るがな」
どこか憤慨したように男性は言った。
どうしよう……怒らせてしまった。
「そういえば貴方は?」
「我か……名が多過ぎてどれを語ればいいのか分からぬ。
が、汝の世界における我の名はナイアルなんとやらと呼ばれてたな」
「ナイアル……様?」
「汝が呼びたいならそれで構わぬ。
さてどうする?
転生を望むなら、そろそろ猶予がない。
早くせねば死産で終わってしまう」
「ナイアル様」
「何だ」
「何故、私を転生させてくれるのです?
普通なら死んだらそこで終わりなのでしょう?」
「そうだな」
「ではどうして私だけが特別なのです?」
「汝の因果律に興味を惹かれたからだ」
「因果律?」
「そうだ、裏賀田悠奈よ。
汝は今までの人生、その名が示す通り裏方として生きてきた。
それは何故だ?」
「それは……私に主役は務まりませんし……」
「いいや、それは嘘だな」
「え……」
「仮にも我は神だぞ。
詐称は効かぬ。
汝の保有する能力を駆使すればもっと活躍できた筈。
何故に汝は裏方を生きる?」
「……ズルイからです」
「ほう」
「私の逸脱性は幼少の頃から自覚してました。
限界の無い成長。
それが私の能力なのでしょう?」
「そうだ。
汝は努力すれば努力した分だけありとあらゆる部門で成長し続ける。
果てがない故にどこまで伸びるか我にも想像が尽かぬ」
「だからこそ、です。
世の中には才能に苦しむ人もいます。
ただ努力の末に辿り着く領域もあります。
私の能力はそんな人たちを嘲笑うものです」
「なるほどな。
だからこそ汝が保有者に選ばれたのか。
因果とは面白きものよ」
「ナイアル様?」
「ああ、悠奈。
正直にいえばな……
最初は意趣返しのつもりだったのだよ」
「意趣返し?」
「うむ。勇者の系譜とは色々あってな……
汝を手駒に、掻き乱してやろうと画策していた」
「え?」
「しかし気が変わった。
汝は汝なのだな。
好きに生きるがいい。
転生を望むのだろう?」
「はい……ナイアル様のお蔭で、やりたいことも思い出しましたし」
「ほほう。参考までに聞きたいのだが……
それはいったい何だね?」
「メイド喫茶です」
何故かナイアル様が仰け反った。
クールな人が崩れると面白い。
「な、何故にメイド喫茶を?
汝が望むなら富でも名誉でもハーレムでも何でも得られるのだぞ?」
「そんなお決まりの展開は他の方にお任せします。
私……綺麗なメイド服を着て働いてみたかったんです」
アキバにいるフリルのついたミニスカメイドじゃない。
一度だけ連れて行ってもらったシックなロングスカートの本格的な喫茶店。
楚々たる佇まいに気遣い。
あのメイドさん達はとても素敵だった。
叶えられるならあんな風に働いてみたい。
ナイアル様がお茶を飲んでる時にふと思いだしたのだ。
「……流石は奇なる因果律の申し子。
我にも先行きが想像できぬ」
「あの?」
「この我をしてここまでとは……琺輪世界も騒がしくなるな。
まあこれはこれで退屈はせぬか」
聞こえてますよ、ナイアル様。
私、珍獣扱い?
「ん? ああ、すまぬ。
少し考え事をしてた」
「いえ……別に」
「さて、そろそろ時間だな。
悠奈よ」
「はい、ナイアル様」
「我は汝を気に入った。
よって加護というかギフトを贈ろう」
「ギフト?」
「この場合は天から授かった才能を示す。
汝に贈るのは<リーディング>能力だ」
「リーディング?」
「そうだ。これに汝自身の能力が組み合わされば当面は問題あるまい」
「それはいったいどのような」
「お、もうこんな時間か」
「あの」
「ではいくぞ。心構えはよいか?」
「その」
「ではさらばだ。
運が悪ければその世界の我に会うこともあろう。
健闘を祈る。
汝が命を再び失う事になっても我は一切関知しないがな」
「え? ええ!?」
人の話をまったく聞かないナイアル様が椅子に備え付けられたスイッチを押す。
すると私の座る椅子の下の地面がパカっと盛大に開き、大きな空洞ができる。
「ナイアル様の、馬鹿ああああああああああああああああああ!!!」
突然の事態に驚愕しつつ、私は落下しながら絶叫し続けた。
落ちる寸前、意地の悪い笑みを浮かべたナイアル様の顔。
決して忘れませんとも。ええ。
「ここは……?」
気が付くと私は真っ暗闇の中を漂っていた。
どこを見渡しても無明の闇。
自分の身体ですら確かではない。
「私、死んじゃったのかな……?」
ここが噂に聞く死後の世界?
もっと華々しいとこを想像してたけど。
あ、もしかして地獄?
やだな、こんなとこで一人は。
恐ろしい想像に身を震わせた時、
「そうだ……汝は命を落とした。
あの幼き者を庇って」
闇の中、私の独り言に対し冷徹な声が響く。
怖い。
怖いけど、現状を知らなくては話が進まない。
だから私は勇気を振り絞って尋ねる。
「あの……どなたですか?」
「我か? 我はまあ……
汝らの認識でいうとこの神だな。
ただし邪神というカテゴリーに属するが」
「じゃ、邪神!?」
「そうだ」
「こ、怖くないですか?」
「別に怖くはないと思うが……
まあ汝が望むなら姿を見せよう」
苦笑する気配と共に闇に響くスナップ音。
その瞬間、闇は瞬時に駆逐され、広大な白の部屋に私はいた。
「こちらだ」
背後から声を掛けられた私は恐る恐る振り返る。
部屋の一角に設けられた応接室。
年代物っぽいアンティークな椅子へ優雅に腰掛けるお茶を飲む男性。
幾重にも丁寧に染められた布で織られた衣。
和服にも似てるけど見覚えはない不思議な感じ。
その衣装を、作法など無粋とばかりに粋に着崩し纏っている。
歳の頃は30前後だろうか。
整ってはいるものの、どこか皮肉げに歪む口元が印象的だ。
何事にも冷めた様な視線も余計に拍車を掛けている。
何より言葉の端々には滲み出る知性と……
計り兼ねる凶暴性が秘められている事に私は身震いする。
「何をしてる。座りたまえ」
だが男性はお茶を飲む手を休め、声を掛けてきた。
私は幾分か逡巡した後、男性と向かい側になってる椅子に腰掛ける。
あ、今気付いたけど制服のままだ。
全体的に少し半透明なのが気になるけど。
当惑する私に、男性はうん? と目を向ける。
「なんだ。汝も飲むかね?」
お茶を勧めてきた。
いえいえ、そうではなく。
「あの……もう一度聞きますけど、私……」
「ん? ああ、そうだな。
既に気付いてはいると思うが……
汝、裏賀田悠奈は死んだ。
もう物質界に干渉することは出来ない」
ああ、やっぱり。
言われた事実に衝撃を受ける。
そんな私の反応を面白がるように見ながら、男性は話を続ける。
「ここにいる汝は云わば魂だな。
放っておけばあと数刻で汝の意識は消滅する」
手に力が籠り泣きそうになる。
「が、汝が望むならチャンスを与えよう」
「え?」
「汝のいた世界とは違う異世界だが、母体の中で死に逝く命がある。
その者の代わりに転生する事は可能だ。
無論、汝の意識は保ったままだ」
え? 本当?
「勇者の系譜に連なる一族だ。
汝には苦難の日々となるやもしれん。
それでも転生を望むか?
それとも安寧な消滅を望むか?」
私は……どうしたいんだろ。
「もう両親には……」
「ああ、残念だが会えない。
だが吉報を教えてやろう。
汝が命を賭して守った少女、あの娘が汝の代わりに両親の心の支えとなる。
最終的には養女となり幸せな日々を共に過ごす」
「本当ですか?」
「嘘を言ってどうする。
我は確かに邪神だが、意味の無い嘘は言わぬ。
時に言葉を騙るがな」
どこか憤慨したように男性は言った。
どうしよう……怒らせてしまった。
「そういえば貴方は?」
「我か……名が多過ぎてどれを語ればいいのか分からぬ。
が、汝の世界における我の名はナイアルなんとやらと呼ばれてたな」
「ナイアル……様?」
「汝が呼びたいならそれで構わぬ。
さてどうする?
転生を望むなら、そろそろ猶予がない。
早くせねば死産で終わってしまう」
「ナイアル様」
「何だ」
「何故、私を転生させてくれるのです?
普通なら死んだらそこで終わりなのでしょう?」
「そうだな」
「ではどうして私だけが特別なのです?」
「汝の因果律に興味を惹かれたからだ」
「因果律?」
「そうだ、裏賀田悠奈よ。
汝は今までの人生、その名が示す通り裏方として生きてきた。
それは何故だ?」
「それは……私に主役は務まりませんし……」
「いいや、それは嘘だな」
「え……」
「仮にも我は神だぞ。
詐称は効かぬ。
汝の保有する能力を駆使すればもっと活躍できた筈。
何故に汝は裏方を生きる?」
「……ズルイからです」
「ほう」
「私の逸脱性は幼少の頃から自覚してました。
限界の無い成長。
それが私の能力なのでしょう?」
「そうだ。
汝は努力すれば努力した分だけありとあらゆる部門で成長し続ける。
果てがない故にどこまで伸びるか我にも想像が尽かぬ」
「だからこそ、です。
世の中には才能に苦しむ人もいます。
ただ努力の末に辿り着く領域もあります。
私の能力はそんな人たちを嘲笑うものです」
「なるほどな。
だからこそ汝が保有者に選ばれたのか。
因果とは面白きものよ」
「ナイアル様?」
「ああ、悠奈。
正直にいえばな……
最初は意趣返しのつもりだったのだよ」
「意趣返し?」
「うむ。勇者の系譜とは色々あってな……
汝を手駒に、掻き乱してやろうと画策していた」
「え?」
「しかし気が変わった。
汝は汝なのだな。
好きに生きるがいい。
転生を望むのだろう?」
「はい……ナイアル様のお蔭で、やりたいことも思い出しましたし」
「ほほう。参考までに聞きたいのだが……
それはいったい何だね?」
「メイド喫茶です」
何故かナイアル様が仰け反った。
クールな人が崩れると面白い。
「な、何故にメイド喫茶を?
汝が望むなら富でも名誉でもハーレムでも何でも得られるのだぞ?」
「そんなお決まりの展開は他の方にお任せします。
私……綺麗なメイド服を着て働いてみたかったんです」
アキバにいるフリルのついたミニスカメイドじゃない。
一度だけ連れて行ってもらったシックなロングスカートの本格的な喫茶店。
楚々たる佇まいに気遣い。
あのメイドさん達はとても素敵だった。
叶えられるならあんな風に働いてみたい。
ナイアル様がお茶を飲んでる時にふと思いだしたのだ。
「……流石は奇なる因果律の申し子。
我にも先行きが想像できぬ」
「あの?」
「この我をしてここまでとは……琺輪世界も騒がしくなるな。
まあこれはこれで退屈はせぬか」
聞こえてますよ、ナイアル様。
私、珍獣扱い?
「ん? ああ、すまぬ。
少し考え事をしてた」
「いえ……別に」
「さて、そろそろ時間だな。
悠奈よ」
「はい、ナイアル様」
「我は汝を気に入った。
よって加護というかギフトを贈ろう」
「ギフト?」
「この場合は天から授かった才能を示す。
汝に贈るのは<リーディング>能力だ」
「リーディング?」
「そうだ。これに汝自身の能力が組み合わされば当面は問題あるまい」
「それはいったいどのような」
「お、もうこんな時間か」
「あの」
「ではいくぞ。心構えはよいか?」
「その」
「ではさらばだ。
運が悪ければその世界の我に会うこともあろう。
健闘を祈る。
汝が命を再び失う事になっても我は一切関知しないがな」
「え? ええ!?」
人の話をまったく聞かないナイアル様が椅子に備え付けられたスイッチを押す。
すると私の座る椅子の下の地面がパカっと盛大に開き、大きな空洞ができる。
「ナイアル様の、馬鹿ああああああああああああああああああ!!!」
突然の事態に驚愕しつつ、私は落下しながら絶叫し続けた。
落ちる寸前、意地の悪い笑みを浮かべたナイアル様の顔。
決して忘れませんとも。ええ。
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