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セレブの仲間入り?
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しおりを挟む「男子校って……」
「まだある」
毎年恒例行事の兎狩り。
兎に自分の好きな人物をあて填めて捕まえる。
隠れんぼの高度版だな、それって。
狩人、一般生徒は手錠を所持し隠れる兎を見つけて手錠を嵌めること。発見した者へのメリットはその人物を3日間無条件で要求が出来る。
兎も、その時期に投票形式で決めるのか。
生徒会も絶対参加で盛り上がるねぇ。
そんなに楽しいのかね、なんか幼稚っぽくないか。
「拒否権は?」
「ない。サボれば単位はなくなる」
「横暴」
「ま、そうでもない。最初から捕まる奴を決めとくのもありだ」
「へぇ、ありなの?」
「あぁ。無傷であることがルールで決められてる。リンチ目的で動く奴もいるから気をつけろ」
「無傷って、物騒な」
「男だけに力ずくな奴らもいる」
スパーっと煙りを吐き出す水城さんは、その顔を険しさせたかと思うと。
「態と無効にするのもアリだがな」
と、ほくそ笑む。またその悪そうな表情が似合う大人だ。
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まあいま効かなくてもそん時分かるか。
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「サッパリ」
「お前パンフはどうした」
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あっさりと告げる俺に対し額に手をあててため息を吐く。
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「へー」
水城さんはニヤリと笑った。
「その中にコンビニ、美容室、図書館、医務室がある」
「……どこまで」
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