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目覚め2
しおりを挟むううん…まだ眠い、ご飯は後であげるからまだ起こさないで…あれ、なんか硬い…?私なんで寝てるんだっけ…
「…んんん、っは!?何だこれ…」
目が覚めた私が見たものは、みどりみどりみどり。
青い空、白い雲、青々とした草木、私は草原のような場所で一人困惑していた。
ま、待て待て待てさっきは普通の道だったのに?!鈴が光って、それで、それで…そこから先が思い出せない。
こんなところまで一瞬で運んできたのか、それとも私が寝ていただけで何日もたっていたのか、何もかも分からない。
「嘘でしょ…どこここ…」
私が途方に暮れていると後ろでガサッと音がした。驚いて後ろを振り向くと、そこにいたのは花だった。
普通の花とはサイズも何もかも違う、二足歩行をして歩く花だった。しかも尖った歯のついた口が、ちょうど花の真ん中に大きくついている。舌を出してヨダレを垂らす姿は尋常じゃない。これはやばい、死ぬ、喰われる。
「ぎゃああああああああ!!!!」
そう思った私は考えるより先に回し蹴りをソレにくらわせていた。
吹っ飛んだソレはグシャっと弱々しい音がして動かなくなった。
数秒すると、キラキラした粉のようなものになって消えてしまった。
「は…何あれ…。」
テッテレーン
<レベル1からレベル2になりました♪>
頭の中に軽快な音楽が流れ、目の前にテロップが現れた。
「は、なにいまの…?レベルが上がった…?どうゆうこと?は?」
確か結衣がやっていたゲームに、こうゆう表示があったような気がする。主にファンタジー系のゲームに。
結衣にいつか読まされた小説は、普通の男子高校生が異世界へトリップしてしまうという内容。まさに今の私と同じだ。
多分、さっきの花を倒したからレベルが上がったのだろう。
「なんだこれ、じゃあここ、現実じゃないってこと…?」
まさかのまさか、私は異世界トリップをしてしまったらしい。
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