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運命の人 三
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あれから10年…。あの頃、まだあどけなさの残る、幼い愛を育んできた2人は、気づけば26歳になっていた。この10年、奏と奈美は、別々の大学に進学するなど、すれ違いの要素はあったのだが、それでもお互いに、別れようと思ったことはなかった。そして、現在2人は社会人になり、奏は介護士、奈美は保育士となり、それぞれ頑張っている。2人は、仕事が忙しい時もあり、なかなか会えないこともあるが、それでも、会うのを止めようとは、思わなかった。
「ねえ奏、今日はどこに連れて行ってくれるの?」
「とりあえずは、内緒。今日はクリスマスイブだから、2人で楽しもうね!」
奈美の甘えた口調での質問に、奏が答えた。今日の奈美は、女の子らしい、白のステンカラーのコートを着ており、メイクも、ナチュラルな中にかわいらしさが覗いている。奏にとって特別な日は、奈美にとっても特別な日で、この日のために、2人はおしゃれをしてきたのであった。
そして、2人は目的地の、レストランへと歩き始めた。付き合い始めた頃は、ぎこちなかった2人であったが、今は何の違和感もなく、手を繋いでいる。辺りを見渡せば、クリスマスのイルミネーションが、少しずつ点灯し始め、今日の2人を、祝福しているかのようであった。
「ねえ奏、今日はどこに連れて行ってくれるの?」
「とりあえずは、内緒。今日はクリスマスイブだから、2人で楽しもうね!」
奈美の甘えた口調での質問に、奏が答えた。今日の奈美は、女の子らしい、白のステンカラーのコートを着ており、メイクも、ナチュラルな中にかわいらしさが覗いている。奏にとって特別な日は、奈美にとっても特別な日で、この日のために、2人はおしゃれをしてきたのであった。
そして、2人は目的地の、レストランへと歩き始めた。付き合い始めた頃は、ぎこちなかった2人であったが、今は何の違和感もなく、手を繋いでいる。辺りを見渡せば、クリスマスのイルミネーションが、少しずつ点灯し始め、今日の2人を、祝福しているかのようであった。
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