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9.サイコパスは愛を語る
①
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俺が三重野を見間違うはずはない。
「三重野、今日、俺に相談したいことがあるって連絡くれてたんです。宇佐神さんが俺に助けを求めなければ、いま、あいつの横を歩いてるのは俺だったかもしれないのに……」
追うことも、怒ることもなく、淡々と俺は三重野が消えていったほうを見つめて言った。
「ううん、三重野くんには前から彼女が居たんだよ」
なにか上手く嘘を吐いてくると思ったのに、宇佐神さんはやけに真っ直ぐな言葉を俺に寄越した。
「知ってて黙ってたんですか?」
涙を溜めた強い視線を向けてしまう。
宇佐神さん、知っててわざとイベントに俺を呼んで、タイミングを計って三重野と彼女の姿を見せたんじゃ? と思ってしまった。自分が楽しむために。でも、
「君にそんな顔をさせたくなかった」
その言葉で、その表情で、違うって分かってしまう。サイコパスだけど、そんなふうに人を傷付けるような人じゃないって、この短期間で知ってしまったから。
宇佐神さんは最初に会ったときから、俺が傷付かないように三重野が彼女と付き合っていることを隠そうとしてくれていたんだ。
俺が三重野に近付き過ぎないように、俺が気付かないように気を逸らして……。
「バレないと思ったんですか?」
ただショックを受けた目で宇佐神さんを見つめる。俺はいま、勝手に一方的に失恋したんだ。十年の時を経て。
「近くで見張っていれば隠し通せると思ってた。ごめんね」
沈む夕陽を背に宇佐神さんが儚い笑みを浮かべる。
「なんで、宇佐神さんが謝るんですか」
その俺の言葉に宇佐神さんから返答はなかった。ただ、数秒後
「帰ろっか」
と軽く背中を押されただけだった。
◆ ◆ ◆
宇佐神さんに気を遣われている。
帰ってきて、先に風呂を沸かしてくれて、化粧落としがどうとか説明してくれて、外で買って帰るとかでも良かったのに俺が風呂に入っている間に夕飯も作ってくれて、俺が夕飯を食べてる間に俺の服をクリーニングに出しに行ってくれて、ほんと、どんだけのスパダリを見せてくれるんだって感じだ。
それに、いまだって……
「後ろからハグはしないのでは……?」
寝る前の触れ合いの時間は今日も変わらずあるみたいで、仕事のメールの内容が見えてしまうからしないと言っていたバックハグまでされている。包容力が桁違いだ。
「今日はお仕事はしない。響くん優先。君が望むこと、なんでもしてあげる」
俺を後ろから覆うようにソファに座って、宇佐神さんは優しい声音で俺の左手に自分の右手を組むように絡ませた。
どうして、この人は俺に優しくして執着するのだろう? 本当に俺のことが好きなのだろうか。三重野のことがバレたのだから、ほんとはもうこの人に俺と一緒にいる理由はないのではないのだろうか?
そう思ってしまう。
「三重野のことを隠すために俺を好きだって、宇佐神さん、嘘吐いてたんじゃないんですか?」
このまま騙されて流されてしまえば楽なのに、俺は半ば無意識に宇佐神さんに尋ねていた。
宇佐神さんは俺を好きなフリをしてたんじゃ?
いまだって、俺が傷付いてるから、好きなフリを継続してくれているのでは?
失恋の傷が治るまでフリを続けるつもりでは?
サイコパスの人は嘘を吐くのが上手だって聞いたことがある。だから、どれが本当なのか、分からない。分からなくなる。
「ううん、僕が響くんを好きなのは本心だよ」
たとえ、そんなふうに俺の手の甲にキスをしながら笑ってくれたとしても。
「……少し、一人で悩む時間をください」
俺は宇佐神さんの手をするりと解いて、自室で眠りについた。久しぶりに一人で眠った夜は少しだけ虚無だった。
◆ ◆ ◆
こんなときに限って、悪いことは重なるものだ。
プロジェクトの本番まで一ヶ月を切ったある日、俺は出向先のキーイベンティアでとある人物に目をつけられた。
同じプロジェクトに参加している鍋島係長である。どうやら、俺の作った資料で参加企業が増えたのが気に入らなかったらしい。
俺は事あるごとに呼び出され、文句を言われたり、修正を押し付けられたりするようになった。しかも、他の人が見ていないところで言うから尚更、質が悪い。
表では妻子持ちの気さくな上司。よく女性社員に冗談を言って、笑われているけれど、見た目が歳の割に小綺麗だから、相手側も許してる感じがある。
俺はぼっちだし、陰キャだし、言いやすいんだろうなとは思うけど、ほんと面倒くさい人に目をつけられてしまったなと思う。理不尽なことで怒鳴られて気分が良い人なんていないだろう。
三重野に彼女が居ることは分かったけれど、こんなことを相談して失望されるのも嫌だし、だからって、こんなときばっかり宇佐神さんに頼るなんて調子が良すぎる。だから、誰にも言えるわけがない。
俺が一人になりたいと言ったことも理由にあるだろうけれど、最近は残業をすることが増えたり、仕事を持ち帰って作業をすることが増えたことを宇佐神さんはプロジェクトが近付いてきているからだと思ってくれているに違いない。だって、宇佐神さんは普段と変わらないから。
どうせ、あと一ヶ月で合同プロジェクトは終了して、俺は自分の会社に戻ることになるのだから、それまでの辛抱だ。いまのところ実害はないし。
そう思って、やってきたのだけれど……数日後、俺はいつもの場所ではないところに突然呼び出される。
鍋島係長が俺に文句を言うときは、いつもどこかの会議室に呼び出すのだけれど、今日は表の非常階段に呼び出された。28Fの下、つまり27Fにはテナントが入っていない。俺が呼び出されたのはその階の表の非常階段だ。
エレベーターがあるのに階段を使う人はごく稀である。テナントが入っていない階なら、もっと人が通らない。だから、すごく嫌な予感がする。
「三重野、今日、俺に相談したいことがあるって連絡くれてたんです。宇佐神さんが俺に助けを求めなければ、いま、あいつの横を歩いてるのは俺だったかもしれないのに……」
追うことも、怒ることもなく、淡々と俺は三重野が消えていったほうを見つめて言った。
「ううん、三重野くんには前から彼女が居たんだよ」
なにか上手く嘘を吐いてくると思ったのに、宇佐神さんはやけに真っ直ぐな言葉を俺に寄越した。
「知ってて黙ってたんですか?」
涙を溜めた強い視線を向けてしまう。
宇佐神さん、知っててわざとイベントに俺を呼んで、タイミングを計って三重野と彼女の姿を見せたんじゃ? と思ってしまった。自分が楽しむために。でも、
「君にそんな顔をさせたくなかった」
その言葉で、その表情で、違うって分かってしまう。サイコパスだけど、そんなふうに人を傷付けるような人じゃないって、この短期間で知ってしまったから。
宇佐神さんは最初に会ったときから、俺が傷付かないように三重野が彼女と付き合っていることを隠そうとしてくれていたんだ。
俺が三重野に近付き過ぎないように、俺が気付かないように気を逸らして……。
「バレないと思ったんですか?」
ただショックを受けた目で宇佐神さんを見つめる。俺はいま、勝手に一方的に失恋したんだ。十年の時を経て。
「近くで見張っていれば隠し通せると思ってた。ごめんね」
沈む夕陽を背に宇佐神さんが儚い笑みを浮かべる。
「なんで、宇佐神さんが謝るんですか」
その俺の言葉に宇佐神さんから返答はなかった。ただ、数秒後
「帰ろっか」
と軽く背中を押されただけだった。
◆ ◆ ◆
宇佐神さんに気を遣われている。
帰ってきて、先に風呂を沸かしてくれて、化粧落としがどうとか説明してくれて、外で買って帰るとかでも良かったのに俺が風呂に入っている間に夕飯も作ってくれて、俺が夕飯を食べてる間に俺の服をクリーニングに出しに行ってくれて、ほんと、どんだけのスパダリを見せてくれるんだって感じだ。
それに、いまだって……
「後ろからハグはしないのでは……?」
寝る前の触れ合いの時間は今日も変わらずあるみたいで、仕事のメールの内容が見えてしまうからしないと言っていたバックハグまでされている。包容力が桁違いだ。
「今日はお仕事はしない。響くん優先。君が望むこと、なんでもしてあげる」
俺を後ろから覆うようにソファに座って、宇佐神さんは優しい声音で俺の左手に自分の右手を組むように絡ませた。
どうして、この人は俺に優しくして執着するのだろう? 本当に俺のことが好きなのだろうか。三重野のことがバレたのだから、ほんとはもうこの人に俺と一緒にいる理由はないのではないのだろうか?
そう思ってしまう。
「三重野のことを隠すために俺を好きだって、宇佐神さん、嘘吐いてたんじゃないんですか?」
このまま騙されて流されてしまえば楽なのに、俺は半ば無意識に宇佐神さんに尋ねていた。
宇佐神さんは俺を好きなフリをしてたんじゃ?
いまだって、俺が傷付いてるから、好きなフリを継続してくれているのでは?
失恋の傷が治るまでフリを続けるつもりでは?
サイコパスの人は嘘を吐くのが上手だって聞いたことがある。だから、どれが本当なのか、分からない。分からなくなる。
「ううん、僕が響くんを好きなのは本心だよ」
たとえ、そんなふうに俺の手の甲にキスをしながら笑ってくれたとしても。
「……少し、一人で悩む時間をください」
俺は宇佐神さんの手をするりと解いて、自室で眠りについた。久しぶりに一人で眠った夜は少しだけ虚無だった。
◆ ◆ ◆
こんなときに限って、悪いことは重なるものだ。
プロジェクトの本番まで一ヶ月を切ったある日、俺は出向先のキーイベンティアでとある人物に目をつけられた。
同じプロジェクトに参加している鍋島係長である。どうやら、俺の作った資料で参加企業が増えたのが気に入らなかったらしい。
俺は事あるごとに呼び出され、文句を言われたり、修正を押し付けられたりするようになった。しかも、他の人が見ていないところで言うから尚更、質が悪い。
表では妻子持ちの気さくな上司。よく女性社員に冗談を言って、笑われているけれど、見た目が歳の割に小綺麗だから、相手側も許してる感じがある。
俺はぼっちだし、陰キャだし、言いやすいんだろうなとは思うけど、ほんと面倒くさい人に目をつけられてしまったなと思う。理不尽なことで怒鳴られて気分が良い人なんていないだろう。
三重野に彼女が居ることは分かったけれど、こんなことを相談して失望されるのも嫌だし、だからって、こんなときばっかり宇佐神さんに頼るなんて調子が良すぎる。だから、誰にも言えるわけがない。
俺が一人になりたいと言ったことも理由にあるだろうけれど、最近は残業をすることが増えたり、仕事を持ち帰って作業をすることが増えたことを宇佐神さんはプロジェクトが近付いてきているからだと思ってくれているに違いない。だって、宇佐神さんは普段と変わらないから。
どうせ、あと一ヶ月で合同プロジェクトは終了して、俺は自分の会社に戻ることになるのだから、それまでの辛抱だ。いまのところ実害はないし。
そう思って、やってきたのだけれど……数日後、俺はいつもの場所ではないところに突然呼び出される。
鍋島係長が俺に文句を言うときは、いつもどこかの会議室に呼び出すのだけれど、今日は表の非常階段に呼び出された。28Fの下、つまり27Fにはテナントが入っていない。俺が呼び出されたのはその階の表の非常階段だ。
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