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冬に咲く華
冬に咲く華 03
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朝日に透け銀に見える髪に野々宮は手を伸ばした…
さらりとした感触のその髪は産まれたての子猫の毛並みのように柔らかく、顔を近付けるととても良い香りがする。
眠る春崎の髪をうっとりと何度も撫でていた野々宮は、ふいに長い睫が揺れ薄い綺麗な色の瞳が見開かれるのにうろたえた。
広くて高くてどこか捕らえどころの無い色の瞳…
「おはよ…野々宮くん」
「お…おう…」
柔らかく投げ掛けられた声に、意味の無い言葉で答えを返す。
「朝から元気だね…じゃなくて朝だから元気なのかな?」
「はぁ?」
思わず身体を引く野々宮は春崎が自分に圧し掛かりながら、薄く開く唇を自身の舌で舐める仕草に目を奪われた。
同じくらいクラブ活動をしているはずなのに、生まれ育った土地の少せいか自分よりもずいぶんと色素の薄い白い肌に、唇の薔薇色がとても綺麗だった。
現実味を欠く情景に抗う言葉を忘れた自分の顔を掠める吐息。
息を詰める野々宮の唇に、ふわりと春崎の唇が重ねられる。
何度も啄ばむように口付けをしかける春崎の指が、ズボンの上から半ば立ち上がった雄の形をなぞるように触れてきた。
途端、半身から沸き上がる熱に野々宮が背をしならせる。
「…春崎?」
--- わらッテルノハ だれダ? ---
「大丈夫…怖くないよ…野々宮くん…野々宮くん…」
小さな子供をあやすような春崎の声に、訳がわからぬまま野々宮が頷く。
片手だけで器用にシャツのボタンを外し、素肌の胸からわき腹に春崎は溶けそうにやわらかな舌で野々宮に愛撫を繰り返す。
沸騰する熱に反り返り蜜を零す野々宮の雄が布を仕上げ痛みを強いる。
緩急を付けその熱を煽っていた指では無く、春崎がそこに唇を近付けると白い歯でファスナーを咥え下ろす音が響く。
白々しい程に明るいTVゲームの電子音が響いていた部屋に、耳障りに聞こえるその音に気をとられていた野々宮は、急激に高められた快楽に我慢し切れず声を上げた。
…自慰とは比べ物にならない深い快感…
弾力のある唇をすぼませ軽く舌をあて春崎が野々宮のものを短く抜き差しを繰り返しながら、添える十指をバラバラに使い自身を撫でる。
「きたねーよ…春崎…駄目だ……どけろ…」
狂おしい熱に我慢し切れそうも無い自分を必死に抑えながら、奉仕する春崎の髪を野々宮は後ろに引っ張った。
それに逆らわず顔を上げる春崎が強く野々宮を吸い上げる。
「ば…馬鹿…っ!」
極限まで我慢していた野々宮の熱の殆どが、春崎の唇から顎を濡らす。
「…だから駄目だって言ったのに…お前……」
肩で息をしながら春崎を汚す精を拭おうと半身を起した野々宮は、自分の顔を指で撫で濡れそぼる指を舐め取る春崎をそこに見た。
「良いんだよ…だってこれは野々宮くんの一部だもの…このまま僕の身体に入って溶けてそして…このまま僕の身体の一部になるんだから…」
--- わらッテルノハ だれダ? ---
一本一本丁寧に野々宮の性に濡れる白く細い指を舐める春崎の桜色の舌…
眇められ情欲に濡れた薄い瞳が、自分にとろりと視線を流した。
魔の性を持つ天使…
指一本触れられていないのに…次の熱が野々宮の最奥からジワジワと毒が滲むように沸き上がる。
清めるために伸ばした筈の腕で、野々宮は春崎を乱暴に己に引き寄せた。
噛み付くような口付けの合間に、コントロール仕切れない自分を呪う野々宮が春崎に苛立ちながら低く囁く…
「お前が…悪いんだぞ…春崎…」
その言葉に、苦痛に喘いでいた春崎がそれは綺麗に微笑んだ。
「…うん…全部…全部…僕が悪いんだよ…」
その後の記憶はかなりあやふやになる…
がむしゃらに腕の中のしなやかな身体に唇を押し付け、野々宮は白いその肌に歯を立てた。
指で確かめる春崎の性は…乱暴な愛撫に答え脈うっていたけれど己から腰を下ろし自分を迎え入れたとたん熱を失い事が終わるまでそのままだった事を、野々宮は今さらながらに思い出す。
春崎の中は…今まで知っていたどんな快楽も頭からふっとんでしまうくらい良くて…貪る事が止められなかった…
--- それに…何度もオレを呼んだんだ…春崎の奴が…
あんなに血を流して…蒼褪めた顔をしながらも……自分を求め呼んだ春崎の声の切なさを…幾度も幾度も野々宮は不鮮明な記憶の中で蘇らせる…
覚えているのはあの声と、涙に滲む深い瞳の色がとてもとても綺麗だった事。
---自分を守る為に心に張っていた氷の膜が溶けて、春崎の瞳から流れているんだってオレは思ったんだ… ---
何時も薄いフィルター越しの表情しか見せてくれない春崎が、初めて曝した素顔…
嵐のような激情が冷め、自分のしでかしてしまった惨事を目の当たりにした野々宮が拙く謝ると春崎は再びあの張り付いたような笑みを見せ自分を家から追いたててしまった。
名前を呼んで…ドアを叩いて…何度も謝ったのに…閉じられたまま開けられる事のなかった…扉
混乱に縋るようにかけた携帯に駆け付けてくれた風祭は、身動き出来ない野々宮に困ったように口を開いた。
『春崎が…イベントに行けって言ったんなら行ってこいよ…春崎は多分時間が欲しいんだと思うし…
今回の事は事故みたいなもんでさ…お前が無理に答えなきゃならないもんじゃないから』
『でも…怪我してるんだ…酷い顔色してたし…オレが…』
『…… 身体の傷はまぁ…こっちでどうにかするさ…頼むからここは、あいつの望みどうりに動いてやってくれ』
何もかも見通したような風祭の言葉に頷き、今ここにいるけれど…野々宮の心は同じ所を回り続ける。
終盤に差し掛かったイベントに沸く会場…
思いつめる野々宮にそれを楽しむ余裕など無かった。
さらりとした感触のその髪は産まれたての子猫の毛並みのように柔らかく、顔を近付けるととても良い香りがする。
眠る春崎の髪をうっとりと何度も撫でていた野々宮は、ふいに長い睫が揺れ薄い綺麗な色の瞳が見開かれるのにうろたえた。
広くて高くてどこか捕らえどころの無い色の瞳…
「おはよ…野々宮くん」
「お…おう…」
柔らかく投げ掛けられた声に、意味の無い言葉で答えを返す。
「朝から元気だね…じゃなくて朝だから元気なのかな?」
「はぁ?」
思わず身体を引く野々宮は春崎が自分に圧し掛かりながら、薄く開く唇を自身の舌で舐める仕草に目を奪われた。
同じくらいクラブ活動をしているはずなのに、生まれ育った土地の少せいか自分よりもずいぶんと色素の薄い白い肌に、唇の薔薇色がとても綺麗だった。
現実味を欠く情景に抗う言葉を忘れた自分の顔を掠める吐息。
息を詰める野々宮の唇に、ふわりと春崎の唇が重ねられる。
何度も啄ばむように口付けをしかける春崎の指が、ズボンの上から半ば立ち上がった雄の形をなぞるように触れてきた。
途端、半身から沸き上がる熱に野々宮が背をしならせる。
「…春崎?」
--- わらッテルノハ だれダ? ---
「大丈夫…怖くないよ…野々宮くん…野々宮くん…」
小さな子供をあやすような春崎の声に、訳がわからぬまま野々宮が頷く。
片手だけで器用にシャツのボタンを外し、素肌の胸からわき腹に春崎は溶けそうにやわらかな舌で野々宮に愛撫を繰り返す。
沸騰する熱に反り返り蜜を零す野々宮の雄が布を仕上げ痛みを強いる。
緩急を付けその熱を煽っていた指では無く、春崎がそこに唇を近付けると白い歯でファスナーを咥え下ろす音が響く。
白々しい程に明るいTVゲームの電子音が響いていた部屋に、耳障りに聞こえるその音に気をとられていた野々宮は、急激に高められた快楽に我慢し切れず声を上げた。
…自慰とは比べ物にならない深い快感…
弾力のある唇をすぼませ軽く舌をあて春崎が野々宮のものを短く抜き差しを繰り返しながら、添える十指をバラバラに使い自身を撫でる。
「きたねーよ…春崎…駄目だ……どけろ…」
狂おしい熱に我慢し切れそうも無い自分を必死に抑えながら、奉仕する春崎の髪を野々宮は後ろに引っ張った。
それに逆らわず顔を上げる春崎が強く野々宮を吸い上げる。
「ば…馬鹿…っ!」
極限まで我慢していた野々宮の熱の殆どが、春崎の唇から顎を濡らす。
「…だから駄目だって言ったのに…お前……」
肩で息をしながら春崎を汚す精を拭おうと半身を起した野々宮は、自分の顔を指で撫で濡れそぼる指を舐め取る春崎をそこに見た。
「良いんだよ…だってこれは野々宮くんの一部だもの…このまま僕の身体に入って溶けてそして…このまま僕の身体の一部になるんだから…」
--- わらッテルノハ だれダ? ---
一本一本丁寧に野々宮の性に濡れる白く細い指を舐める春崎の桜色の舌…
眇められ情欲に濡れた薄い瞳が、自分にとろりと視線を流した。
魔の性を持つ天使…
指一本触れられていないのに…次の熱が野々宮の最奥からジワジワと毒が滲むように沸き上がる。
清めるために伸ばした筈の腕で、野々宮は春崎を乱暴に己に引き寄せた。
噛み付くような口付けの合間に、コントロール仕切れない自分を呪う野々宮が春崎に苛立ちながら低く囁く…
「お前が…悪いんだぞ…春崎…」
その言葉に、苦痛に喘いでいた春崎がそれは綺麗に微笑んだ。
「…うん…全部…全部…僕が悪いんだよ…」
その後の記憶はかなりあやふやになる…
がむしゃらに腕の中のしなやかな身体に唇を押し付け、野々宮は白いその肌に歯を立てた。
指で確かめる春崎の性は…乱暴な愛撫に答え脈うっていたけれど己から腰を下ろし自分を迎え入れたとたん熱を失い事が終わるまでそのままだった事を、野々宮は今さらながらに思い出す。
春崎の中は…今まで知っていたどんな快楽も頭からふっとんでしまうくらい良くて…貪る事が止められなかった…
--- それに…何度もオレを呼んだんだ…春崎の奴が…
あんなに血を流して…蒼褪めた顔をしながらも……自分を求め呼んだ春崎の声の切なさを…幾度も幾度も野々宮は不鮮明な記憶の中で蘇らせる…
覚えているのはあの声と、涙に滲む深い瞳の色がとてもとても綺麗だった事。
---自分を守る為に心に張っていた氷の膜が溶けて、春崎の瞳から流れているんだってオレは思ったんだ… ---
何時も薄いフィルター越しの表情しか見せてくれない春崎が、初めて曝した素顔…
嵐のような激情が冷め、自分のしでかしてしまった惨事を目の当たりにした野々宮が拙く謝ると春崎は再びあの張り付いたような笑みを見せ自分を家から追いたててしまった。
名前を呼んで…ドアを叩いて…何度も謝ったのに…閉じられたまま開けられる事のなかった…扉
混乱に縋るようにかけた携帯に駆け付けてくれた風祭は、身動き出来ない野々宮に困ったように口を開いた。
『春崎が…イベントに行けって言ったんなら行ってこいよ…春崎は多分時間が欲しいんだと思うし…
今回の事は事故みたいなもんでさ…お前が無理に答えなきゃならないもんじゃないから』
『でも…怪我してるんだ…酷い顔色してたし…オレが…』
『…… 身体の傷はまぁ…こっちでどうにかするさ…頼むからここは、あいつの望みどうりに動いてやってくれ』
何もかも見通したような風祭の言葉に頷き、今ここにいるけれど…野々宮の心は同じ所を回り続ける。
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