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第19話「永遠の誓い」
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裁判の翌日。
朝日が、部屋を優しく照らす。
私は、窓辺に立っていた。
王都が、眼下に広がる。
平和な景色。
戦いが終わった、静かな朝。
ノックの音。
「お嬢様」
侍女の声。
「アルセイン公爵がお見えです」
心臓が、跳ねる。
推しが、来た。
「すぐに行きます」
私は、髪を整える。
鏡を見る。
白いドレス。
もう、悪女の仮面はいらない。
本当の自分で、彼に会える。
階段を降りる。
玄関に、アルセインが立っていた。
黒い服。
銀色の瞳が、私を見る。
優しい目。
微笑んでいる。
「おはようございます、ノエリア」
「おはようございます、アルセイン」
名前で呼び合う。
もう、よそよそしい敬称はいらない。
「お願いがあります」
アルセインが、手を差し伸べる。
「少し、一緒に来ていただけますか」
「どこへ?」
「秘密です」
彼が、悪戯っぽく微笑む。
そんな表情、初めて見る。
可愛い。
推し、最高。
「分かりました」
私は、彼の手を取った。
---
馬車が、王都を出る。
緑の丘が、続く。
風が、心地いい。
アルセインと、並んで座る。
手を繋いでいる。
温かい。
幸せ。
どのくらい走っただろう。
馬車が、止まった。
「着きました」
アルセインが、私を降ろしてくれる。
そこは──
小高い丘の上。
王都を一望できる場所。
美しい。
遠くに、王宮が見える。
青い空。
白い雲。
風に揺れる草花。
「綺麗……」
私は、感嘆する。
アルセインが、微笑む。
「私の、お気に入りの場所です」
「一人になりたい時」
「ここに来ます」
彼が、私の手を引く。
丘の頂上へ。
そこには、一本の木。
大きな、古い木。
その下に、二人で立つ。
風が、優しく吹く。
髪が、揺れる。
アルセインが、私を見つめる。
真剣な目。
優しい目。
そして──
膝をついた。
心臓が、止まりそうになる。
これは──
「ノエリア・リュミナリア」
アルセインが、私の名前を呼ぶ。
その声は、愛しさに満ちている。
「あなたは、私の運命を変えてくれた」
彼が、続ける。
「死ぬはずだった私を、救ってくれた」
「孤独だった私に、光をもたらしてくれた」
目が、潤む。
涙が、浮かぶ。
でも、彼の言葉を聞きたい。
「あなたは、全てを犠牲にして」
「悪女を演じて」
「孤立して」
「それでも、私を守ってくれた」
アルセインの目にも、涙が浮かぶ。
「私は……」
彼の声が、震える。
「あなたを愛しています」
「心から」
「魂から」
彼が、小さな箱を取り出す。
開ける。
中には──
美しい指輪。
銀の台座に、青い宝石。
月明かりのような、輝き。
「どうか」
アルセインが、私を見上げる。
「これからもずっと、一緒にいてください」
「私と、結婚してください」
涙が、溢れ出す。
止められない。
嬉しくて。
幸せで。
推しが、プロポーズしてくれている。
夢みたい。
でも、これは現実。
私は、震える声で答えた。
「はい」
涙を流しながら、微笑む。
「喜んで」
「あなたと一緒なら」
「どんな未来も、怖くありません」
アルセインが、立ち上がる。
指輪を、私の指にはめてくれる。
ぴったりと、合う。
美しい。
そして──
彼が、私を抱きしめた。
強く。
優しく。
もう、離さないという意志を込めて。
「愛しています、ノエリア」
「私も、愛しています、アルセイン」
二人、キスをする。
深く。
優しく。
永遠を誓うキス。
風が、二人を祝福するように吹く。
木の葉が、さざめく。
美しい瞬間。
この瞬間を、永遠に忘れない。
---
翌日。
王宮の大広間。
婚約を、正式に発表する日。
多くの貴族が集まっていた。
第一王子エドウィン。
第二王子ヴィクター。
国王。
みんなが、笑顔で待っている。
私は、白いドレスを着ていた。
アルセインは、黒い礼服。
二人、手を繋いで入場する。
拍手が、響く。
温かい拍手。
かつて、私を冷たく見ていた貴族たちも。
今は、祝福してくれている。
国王が、立ち上がる。
「本日、ここに」
彼が、宣言する。
「聖女ノエリア・リュミナリアと」
「アルセイン・セイヴラン公爵の」
「婚約を、正式に認める」
拍手が、さらに大きくなる。
歓声が上がる。
「おめでとうございます!」
「聖女様!」
「公爵様!」
貴族令嬢たちが、駆け寄ってくる。
かつて、私を嫌っていた彼女たちも。
「聖女様、おめでとうございます!」
「素敵なカップルです!」
笑顔で祝福してくれる。
胸が、温かくなる。
全てが、報われた。
悪女を演じた日々。
孤立した日々。
全てが、この瞬間のため。
エドウィンが、近づいてくる。
「聖女殿、公爵」
彼が、笑顔で言う。
「心から、祝福します」
「お二人の愛が、王国の希望です」
ヴィクターも、続ける。
「末永く、お幸せに」
「公爵、良い妻を得たな」
アルセインが、微笑む。
「はい」
彼が、私を見る。
その目は、愛しさでいっぱい。
「最高の妻です」
顔が、熱くなる。
照れくさい。
でも、嬉しい。
宴が、始まる。
音楽が、流れる。
料理が、運ばれてくる。
みんなが、祝福してくれる。
温かい時間。
幸せな時間。
アルセインと、ダンスをする。
優雅なワルツ。
彼のリードは、完璧。
初めて踊った、あの舞踏会。
あの時は、まだ距離があった。
でも今は──
心も、身体も、一つ。
「何を考えているのですか?」
アルセインが、優しく聞く。
「初めて踊った時のことを」
私は、微笑む。
「あの時は、冷たかったですね」
アルセインが、少し照れる。
「あなたを、警戒していましたから」
「今は?」
「今は……」
彼が、私を見つめる。
「あなたなしでは、生きられません」
心臓が、跳ねる。
顔が、熱い。
こんなことを、さらっと言う。
推し、最高すぎる。
曲が終わる。
みんなが、拍手する。
私たちも、笑顔で応える。
宴が、続く。
夜まで。
ずっと。
---
数日後。
結婚式の準備が、始まった。
ウェディングドレスの試着。
侍女たちが、喜んでいる。
「お嬢様、お美しいです!」
「公爵様も、お喜びになりますよ」
鏡を見る。
純白のドレス。
レースの装飾。
長いヴェール。
美しい。
これを着て、アルセインと結婚する。
夢みたい。
招待状を、書く。
王都中の貴族たち。
孤児院の子供たち。
貧民街で助けた人々。
みんなを、招待する。
花の手配。
料理の選定。
音楽の選択。
一つずつ、丁寧に。
アルセインも、手伝ってくれる。
二人で、相談しながら。
楽しい。
幸せ。
こんな日が来るなんて。
夜。
部屋で、日記を書く。
『プロポーズされた』
『婚約が発表された』
『みんなが祝福してくれた』
『一ヶ月後に、結婚式』
『推しと、結婚する』
『信じられない』
『でも、本当』
『幸せ』
羽根ペンを置く。
窓の外を見る。
月が、輝いている。
美しい夜。
一ヶ月後。
一ヶ月後には、推しの妻になる。
ノエリア・セイヴラン。
その名前が、心地いい。
ベッドに入る。
目を閉じる。
幸せな気持ちで、眠りにつく。
明日も、楽しみ。
準備を、続けよう。
最高の結婚式にするために。
推しとの、永遠の始まりのために。
朝日が、部屋を優しく照らす。
私は、窓辺に立っていた。
王都が、眼下に広がる。
平和な景色。
戦いが終わった、静かな朝。
ノックの音。
「お嬢様」
侍女の声。
「アルセイン公爵がお見えです」
心臓が、跳ねる。
推しが、来た。
「すぐに行きます」
私は、髪を整える。
鏡を見る。
白いドレス。
もう、悪女の仮面はいらない。
本当の自分で、彼に会える。
階段を降りる。
玄関に、アルセインが立っていた。
黒い服。
銀色の瞳が、私を見る。
優しい目。
微笑んでいる。
「おはようございます、ノエリア」
「おはようございます、アルセイン」
名前で呼び合う。
もう、よそよそしい敬称はいらない。
「お願いがあります」
アルセインが、手を差し伸べる。
「少し、一緒に来ていただけますか」
「どこへ?」
「秘密です」
彼が、悪戯っぽく微笑む。
そんな表情、初めて見る。
可愛い。
推し、最高。
「分かりました」
私は、彼の手を取った。
---
馬車が、王都を出る。
緑の丘が、続く。
風が、心地いい。
アルセインと、並んで座る。
手を繋いでいる。
温かい。
幸せ。
どのくらい走っただろう。
馬車が、止まった。
「着きました」
アルセインが、私を降ろしてくれる。
そこは──
小高い丘の上。
王都を一望できる場所。
美しい。
遠くに、王宮が見える。
青い空。
白い雲。
風に揺れる草花。
「綺麗……」
私は、感嘆する。
アルセインが、微笑む。
「私の、お気に入りの場所です」
「一人になりたい時」
「ここに来ます」
彼が、私の手を引く。
丘の頂上へ。
そこには、一本の木。
大きな、古い木。
その下に、二人で立つ。
風が、優しく吹く。
髪が、揺れる。
アルセインが、私を見つめる。
真剣な目。
優しい目。
そして──
膝をついた。
心臓が、止まりそうになる。
これは──
「ノエリア・リュミナリア」
アルセインが、私の名前を呼ぶ。
その声は、愛しさに満ちている。
「あなたは、私の運命を変えてくれた」
彼が、続ける。
「死ぬはずだった私を、救ってくれた」
「孤独だった私に、光をもたらしてくれた」
目が、潤む。
涙が、浮かぶ。
でも、彼の言葉を聞きたい。
「あなたは、全てを犠牲にして」
「悪女を演じて」
「孤立して」
「それでも、私を守ってくれた」
アルセインの目にも、涙が浮かぶ。
「私は……」
彼の声が、震える。
「あなたを愛しています」
「心から」
「魂から」
彼が、小さな箱を取り出す。
開ける。
中には──
美しい指輪。
銀の台座に、青い宝石。
月明かりのような、輝き。
「どうか」
アルセインが、私を見上げる。
「これからもずっと、一緒にいてください」
「私と、結婚してください」
涙が、溢れ出す。
止められない。
嬉しくて。
幸せで。
推しが、プロポーズしてくれている。
夢みたい。
でも、これは現実。
私は、震える声で答えた。
「はい」
涙を流しながら、微笑む。
「喜んで」
「あなたと一緒なら」
「どんな未来も、怖くありません」
アルセインが、立ち上がる。
指輪を、私の指にはめてくれる。
ぴったりと、合う。
美しい。
そして──
彼が、私を抱きしめた。
強く。
優しく。
もう、離さないという意志を込めて。
「愛しています、ノエリア」
「私も、愛しています、アルセイン」
二人、キスをする。
深く。
優しく。
永遠を誓うキス。
風が、二人を祝福するように吹く。
木の葉が、さざめく。
美しい瞬間。
この瞬間を、永遠に忘れない。
---
翌日。
王宮の大広間。
婚約を、正式に発表する日。
多くの貴族が集まっていた。
第一王子エドウィン。
第二王子ヴィクター。
国王。
みんなが、笑顔で待っている。
私は、白いドレスを着ていた。
アルセインは、黒い礼服。
二人、手を繋いで入場する。
拍手が、響く。
温かい拍手。
かつて、私を冷たく見ていた貴族たちも。
今は、祝福してくれている。
国王が、立ち上がる。
「本日、ここに」
彼が、宣言する。
「聖女ノエリア・リュミナリアと」
「アルセイン・セイヴラン公爵の」
「婚約を、正式に認める」
拍手が、さらに大きくなる。
歓声が上がる。
「おめでとうございます!」
「聖女様!」
「公爵様!」
貴族令嬢たちが、駆け寄ってくる。
かつて、私を嫌っていた彼女たちも。
「聖女様、おめでとうございます!」
「素敵なカップルです!」
笑顔で祝福してくれる。
胸が、温かくなる。
全てが、報われた。
悪女を演じた日々。
孤立した日々。
全てが、この瞬間のため。
エドウィンが、近づいてくる。
「聖女殿、公爵」
彼が、笑顔で言う。
「心から、祝福します」
「お二人の愛が、王国の希望です」
ヴィクターも、続ける。
「末永く、お幸せに」
「公爵、良い妻を得たな」
アルセインが、微笑む。
「はい」
彼が、私を見る。
その目は、愛しさでいっぱい。
「最高の妻です」
顔が、熱くなる。
照れくさい。
でも、嬉しい。
宴が、始まる。
音楽が、流れる。
料理が、運ばれてくる。
みんなが、祝福してくれる。
温かい時間。
幸せな時間。
アルセインと、ダンスをする。
優雅なワルツ。
彼のリードは、完璧。
初めて踊った、あの舞踏会。
あの時は、まだ距離があった。
でも今は──
心も、身体も、一つ。
「何を考えているのですか?」
アルセインが、優しく聞く。
「初めて踊った時のことを」
私は、微笑む。
「あの時は、冷たかったですね」
アルセインが、少し照れる。
「あなたを、警戒していましたから」
「今は?」
「今は……」
彼が、私を見つめる。
「あなたなしでは、生きられません」
心臓が、跳ねる。
顔が、熱い。
こんなことを、さらっと言う。
推し、最高すぎる。
曲が終わる。
みんなが、拍手する。
私たちも、笑顔で応える。
宴が、続く。
夜まで。
ずっと。
---
数日後。
結婚式の準備が、始まった。
ウェディングドレスの試着。
侍女たちが、喜んでいる。
「お嬢様、お美しいです!」
「公爵様も、お喜びになりますよ」
鏡を見る。
純白のドレス。
レースの装飾。
長いヴェール。
美しい。
これを着て、アルセインと結婚する。
夢みたい。
招待状を、書く。
王都中の貴族たち。
孤児院の子供たち。
貧民街で助けた人々。
みんなを、招待する。
花の手配。
料理の選定。
音楽の選択。
一つずつ、丁寧に。
アルセインも、手伝ってくれる。
二人で、相談しながら。
楽しい。
幸せ。
こんな日が来るなんて。
夜。
部屋で、日記を書く。
『プロポーズされた』
『婚約が発表された』
『みんなが祝福してくれた』
『一ヶ月後に、結婚式』
『推しと、結婚する』
『信じられない』
『でも、本当』
『幸せ』
羽根ペンを置く。
窓の外を見る。
月が、輝いている。
美しい夜。
一ヶ月後。
一ヶ月後には、推しの妻になる。
ノエリア・セイヴラン。
その名前が、心地いい。
ベッドに入る。
目を閉じる。
幸せな気持ちで、眠りにつく。
明日も、楽しみ。
準備を、続けよう。
最高の結婚式にするために。
推しとの、永遠の始まりのために。
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