19 / 50
第19話 元社畜は、祖父の押し入れを整理する
しおりを挟む
朝日が昇る前に、俺たちは第4階層の入口に立っていた。
残り時間、70時間。
寝ている場合ではなかった。
「ここが、第4階層か」
入口から覗き込む。
そこは、これまでの階層とは明らかに違っていた。
おかしい。
水が、下から上に流れている。
滝が逆さまだ。
重力を無視して、水飛沫が天井に向かって昇っていく。
空の色が異常だった。
基調は赤。血のように濃い赤だ。
だが、時折、青く点滅する。
蛍光灯が切れかけた時の、あのチカチカだ。
地面には、ところどころ穴が空いている。
覗いてみた。
何もない。
真っ白な空間が広がっているだけだ。
「カイトさん、これって」
ミレイが俺の袖を掴んだ。
「ああ。じいさんが適当に詰め込んだ結果だ」
俺は額を押さえた。
見覚えのある光景だった。
実家の押し入れ。
開けると雪崩のように物が落ちてくるやつ。
それの、規模がでかいバージョンだ。
「とりあえず動けばいいやって、無理やり詰め込んだんだろ」
「詰め込んだ?」
「整理整頓ができてないんだ。中身がぐちゃぐちゃになってる」
タエさんが煙管をふかした。
「じいさんの片付け下手は有名だったさね。あの土蔵も、生前は酷いもんだったよ」
「知ってたなら言ってくれ」
「まさか、ダンジョンまで同じとは思わなかったさね」
それもそうか。
◆
第4階層に足を踏み入れた瞬間、空気が変わった。
重い。
濃い。
呼吸するだけで、肺が圧迫される。
瘴気だ。
35年分の澱みが、この空間に充満している。
換気を怠った倉庫の、カビ臭い空気に似ていた。
「くさい」
タマが鼻を押さえた。
猫又の鼻は敏感だ。
この空気は拷問に近いだろう。
「むり。帰る」
「待て」
俺は懐から薬草を取り出した。
マタタビに似た効果を持つ、第2階層産の植物だ。
「これで我慢しろ」
タマの目が輝いた。
薬草をひったくり、鼻先に押し当てる。
「にゃー」
とろけた表情になった。
よし、機嫌は直った。
「旦那、見てこれ!」
ハチさんが叫んだ。
彼女の指差す先に、大きな岩があった。
邪魔な位置にある。
通路を塞いでいる。
「ぽぽぽ、砕いてやろうか!」
「待て!」
俺は叫んだ。
だが、遅かった。
ハチさんの拳が、岩に触れた。
ゴゴゴゴ。
岩が震えた。
そして、分裂した。
一つが、二つに。
二つが、四つに。
「えっ」
ハチさんが固まった。
岩が、倍に増えている。
「触るな!」
俺は頭を抱えた。
「ここの物は不安定なんだ。刺激すると、かえって悪化する!」
「ご、ごめん旦那」
ハチさんがしょんぼりした。
190cmの巨体が、小さく見えた。
俺はため息をついた。
「お前が悪いんじゃない。俺の説明不足だ」
全員を見回す。
ミレイ、タエさん、スキマ、タマ、ハチさん。
五人の怪異たち。
俺は言った。
「いいか、よく聞け」
全員の視線が集まった。
「ここは、じいさんが35年間、適当に物を突っ込んだ押し入れだ」
「押し入れ」
ミレイが首を傾げた。
「整理されてない。分類もされてない。何がどこにあるかもわからない」
俺は指を立てた。
「だから、勝手に触るな。動かすな。殴るな」
最後はハチさんを見て言った。
ハチさんが目を逸らした。
「俺が指示を出す。それに従え」
「でも、カイトさんは戦えないでしょ?」
ミレイが心配そうに言った。
「ああ。戦わない」
俺はうなずいた。
「俺の役割は、お前たちが危ないものを触らないように見張ることだ」
引率の先生。
いや、違う。
現場監督だ。
手を動かすのは職人で、俺は指示を出すだけ。
「戦闘はお前たちに任せる。だが、判断は俺がする」
それが、経営者の仕事だ。
◆
奥へ進んだ。
道中、何度も異変に遭遇した。
透明な壁にぶつかった。
見えない何かが、行く手を阻んでいる。
「……こっち」
スキマが隙間から囁いた。
彼女が見つけた迂回路を、俺たちは進んだ。
床が突然消えた。
真っ白な空間の上を歩いていたらしい。
ハチさんがとっさにミレイを掴んで、落下を防いだ。
時間の流れがおかしい場所があった。
入ると体が重くなり、出ると軽くなる。
タエさんが高速移動で一気に突破した。
全てが、継ぎ接ぎだった。
じいさんは、問題が起きるたびに応急処置をしたのだろう。
だが、その応急処置が別の問題を引き起こし、さらに応急処置を重ねた。
結果、こうなった。
絡まった釣り糸のような空間。
ほどこうとすると、別の場所が締まる。
前任者の負の遺産。
会社でも何度も見た光景だ。
「じいさん、料理も下手だったもんな」
俺はつぶやいた。
「どういうこと?」
ミレイが聞いた。
「冷蔵庫の残り物で料理しようとして、結局全部混ぜて謎の鍋にするタイプだった」
「ああ」
ミレイが納得した。
全員が納得した。
つまり、そういうことだ。
◆
最深部に辿り着いた。
そこには、何かがいた。
巨大な肉の塊。
いや、違う。
よく見ると、複数の生き物が絡み合っている。
ゴブリン、スライム、トレント、オーク。
本来は別々の魔物たちが、くっついて一つになっている。
狭い場所に閉じ込められすぎて、融合してしまったのだ。
泥団子。
複数の粘土を無理やり練り合わせた、不格好な塊。
それが、苦しそうに暴れていた。
「うわっ、キモい!」
ハチさんが身構えた。
「ぽぽぽ、あたいが殴って」
「殴るな!」
俺は叫んだ。
「殴ったら爆発するぞ!」
「爆発!?」
全員が固まった。
俺は泥団子を観察した。
不安定だ。
限界まで圧縮されている。
衝撃を与えたら、一気に膨張する。
下手をすれば、この階層ごと吹き飛ぶ。
「じゃあ、どうするの」
ミレイが聞いた。
「ほどく」
「ほどく?」
「絡まった糸を、一本ずつほぐすんだ」
俺は祖父の鍵を取り出した。
管理者権限のキーだ。
これを使えば、個々の魔物を分離できるはずだ。
理論上は。
「時間がかかる。お前たちは、こいつが暴れないように押さえてくれ」
「押さえる?」
「殴るな、斬るな、燃やすな。ただ、動きを止めろ」
難しい注文だ。
だが、やるしかない。
「わたし、きれい?」
ミレイが、泥団子に向かって問いかけた。
泥団子の動きが、ピタリと止まった。
強制的な行動停止。
口裂け女の能力だ。
だが、長くは持たない。
「今のうちだ」
俺は鍵を虚空に差し込んだ。
ホログラムが展開される。
複雑に絡み合った線が、目の前に浮かび上がった。
これが、35年分の負債か。
俺は冷や汗をかいた。
一本ずつ。
慎重に。
間違えたら、全部やり直しだ。
いや、やり直しどころじゃない。
爆発だ。
「あと70時間か」
俺はつぶやいた。
「この地道な作業を、ずっと続けるのか」
労働だ。
最も忌むべき、労働だ。
だが、誰かがやらなければならない。
ミレイの能力が切れた。
泥団子が再び暴れ始めた。
「わたし、きれい?」
ミレイが再度問いかける。
また、動きが止まった。
ハチさんが泥団子を押さえている。
タエさんが周囲を警戒している。
スキマが隙間から情報を集めている。
タマは、見張り台で丸くなっていた。
だが、耳だけはピンと立っている。
「やだ」
タマが、ぽつりと言った。
「なんだ」
「あれ、やばい。中に、嫌なのがいる」
タマの悪意感知。
この猫又は、悪意を持つ存在を嗅ぎ分ける。
つまり、泥団子の中には、魔物以外の何かがいる。
全員が、自分の役割を果たしている。
俺も、やるしかない。
「よし」
俺は最初の糸に手をかけた。
ほどく。
一本ずつ。
70時間かけて。
それが、管理人の仕事だ。
だが。
糸をほどいた瞬間、泥団子の奥で何かが動いた。
目だ。
複数の目が、こちらを見ていた。
魔物の目ではない。
もっと古い。もっと深い。
タマが言った「嫌なの」とは、これのことか。
「カイトさん」
ミレイの声が硬い。
「わかってる」
俺は冷や汗を拭った。
じいさん、お前はいったい何を封印したんだ。
面倒なことになりそうだ。
続く
残り時間、70時間。
寝ている場合ではなかった。
「ここが、第4階層か」
入口から覗き込む。
そこは、これまでの階層とは明らかに違っていた。
おかしい。
水が、下から上に流れている。
滝が逆さまだ。
重力を無視して、水飛沫が天井に向かって昇っていく。
空の色が異常だった。
基調は赤。血のように濃い赤だ。
だが、時折、青く点滅する。
蛍光灯が切れかけた時の、あのチカチカだ。
地面には、ところどころ穴が空いている。
覗いてみた。
何もない。
真っ白な空間が広がっているだけだ。
「カイトさん、これって」
ミレイが俺の袖を掴んだ。
「ああ。じいさんが適当に詰め込んだ結果だ」
俺は額を押さえた。
見覚えのある光景だった。
実家の押し入れ。
開けると雪崩のように物が落ちてくるやつ。
それの、規模がでかいバージョンだ。
「とりあえず動けばいいやって、無理やり詰め込んだんだろ」
「詰め込んだ?」
「整理整頓ができてないんだ。中身がぐちゃぐちゃになってる」
タエさんが煙管をふかした。
「じいさんの片付け下手は有名だったさね。あの土蔵も、生前は酷いもんだったよ」
「知ってたなら言ってくれ」
「まさか、ダンジョンまで同じとは思わなかったさね」
それもそうか。
◆
第4階層に足を踏み入れた瞬間、空気が変わった。
重い。
濃い。
呼吸するだけで、肺が圧迫される。
瘴気だ。
35年分の澱みが、この空間に充満している。
換気を怠った倉庫の、カビ臭い空気に似ていた。
「くさい」
タマが鼻を押さえた。
猫又の鼻は敏感だ。
この空気は拷問に近いだろう。
「むり。帰る」
「待て」
俺は懐から薬草を取り出した。
マタタビに似た効果を持つ、第2階層産の植物だ。
「これで我慢しろ」
タマの目が輝いた。
薬草をひったくり、鼻先に押し当てる。
「にゃー」
とろけた表情になった。
よし、機嫌は直った。
「旦那、見てこれ!」
ハチさんが叫んだ。
彼女の指差す先に、大きな岩があった。
邪魔な位置にある。
通路を塞いでいる。
「ぽぽぽ、砕いてやろうか!」
「待て!」
俺は叫んだ。
だが、遅かった。
ハチさんの拳が、岩に触れた。
ゴゴゴゴ。
岩が震えた。
そして、分裂した。
一つが、二つに。
二つが、四つに。
「えっ」
ハチさんが固まった。
岩が、倍に増えている。
「触るな!」
俺は頭を抱えた。
「ここの物は不安定なんだ。刺激すると、かえって悪化する!」
「ご、ごめん旦那」
ハチさんがしょんぼりした。
190cmの巨体が、小さく見えた。
俺はため息をついた。
「お前が悪いんじゃない。俺の説明不足だ」
全員を見回す。
ミレイ、タエさん、スキマ、タマ、ハチさん。
五人の怪異たち。
俺は言った。
「いいか、よく聞け」
全員の視線が集まった。
「ここは、じいさんが35年間、適当に物を突っ込んだ押し入れだ」
「押し入れ」
ミレイが首を傾げた。
「整理されてない。分類もされてない。何がどこにあるかもわからない」
俺は指を立てた。
「だから、勝手に触るな。動かすな。殴るな」
最後はハチさんを見て言った。
ハチさんが目を逸らした。
「俺が指示を出す。それに従え」
「でも、カイトさんは戦えないでしょ?」
ミレイが心配そうに言った。
「ああ。戦わない」
俺はうなずいた。
「俺の役割は、お前たちが危ないものを触らないように見張ることだ」
引率の先生。
いや、違う。
現場監督だ。
手を動かすのは職人で、俺は指示を出すだけ。
「戦闘はお前たちに任せる。だが、判断は俺がする」
それが、経営者の仕事だ。
◆
奥へ進んだ。
道中、何度も異変に遭遇した。
透明な壁にぶつかった。
見えない何かが、行く手を阻んでいる。
「……こっち」
スキマが隙間から囁いた。
彼女が見つけた迂回路を、俺たちは進んだ。
床が突然消えた。
真っ白な空間の上を歩いていたらしい。
ハチさんがとっさにミレイを掴んで、落下を防いだ。
時間の流れがおかしい場所があった。
入ると体が重くなり、出ると軽くなる。
タエさんが高速移動で一気に突破した。
全てが、継ぎ接ぎだった。
じいさんは、問題が起きるたびに応急処置をしたのだろう。
だが、その応急処置が別の問題を引き起こし、さらに応急処置を重ねた。
結果、こうなった。
絡まった釣り糸のような空間。
ほどこうとすると、別の場所が締まる。
前任者の負の遺産。
会社でも何度も見た光景だ。
「じいさん、料理も下手だったもんな」
俺はつぶやいた。
「どういうこと?」
ミレイが聞いた。
「冷蔵庫の残り物で料理しようとして、結局全部混ぜて謎の鍋にするタイプだった」
「ああ」
ミレイが納得した。
全員が納得した。
つまり、そういうことだ。
◆
最深部に辿り着いた。
そこには、何かがいた。
巨大な肉の塊。
いや、違う。
よく見ると、複数の生き物が絡み合っている。
ゴブリン、スライム、トレント、オーク。
本来は別々の魔物たちが、くっついて一つになっている。
狭い場所に閉じ込められすぎて、融合してしまったのだ。
泥団子。
複数の粘土を無理やり練り合わせた、不格好な塊。
それが、苦しそうに暴れていた。
「うわっ、キモい!」
ハチさんが身構えた。
「ぽぽぽ、あたいが殴って」
「殴るな!」
俺は叫んだ。
「殴ったら爆発するぞ!」
「爆発!?」
全員が固まった。
俺は泥団子を観察した。
不安定だ。
限界まで圧縮されている。
衝撃を与えたら、一気に膨張する。
下手をすれば、この階層ごと吹き飛ぶ。
「じゃあ、どうするの」
ミレイが聞いた。
「ほどく」
「ほどく?」
「絡まった糸を、一本ずつほぐすんだ」
俺は祖父の鍵を取り出した。
管理者権限のキーだ。
これを使えば、個々の魔物を分離できるはずだ。
理論上は。
「時間がかかる。お前たちは、こいつが暴れないように押さえてくれ」
「押さえる?」
「殴るな、斬るな、燃やすな。ただ、動きを止めろ」
難しい注文だ。
だが、やるしかない。
「わたし、きれい?」
ミレイが、泥団子に向かって問いかけた。
泥団子の動きが、ピタリと止まった。
強制的な行動停止。
口裂け女の能力だ。
だが、長くは持たない。
「今のうちだ」
俺は鍵を虚空に差し込んだ。
ホログラムが展開される。
複雑に絡み合った線が、目の前に浮かび上がった。
これが、35年分の負債か。
俺は冷や汗をかいた。
一本ずつ。
慎重に。
間違えたら、全部やり直しだ。
いや、やり直しどころじゃない。
爆発だ。
「あと70時間か」
俺はつぶやいた。
「この地道な作業を、ずっと続けるのか」
労働だ。
最も忌むべき、労働だ。
だが、誰かがやらなければならない。
ミレイの能力が切れた。
泥団子が再び暴れ始めた。
「わたし、きれい?」
ミレイが再度問いかける。
また、動きが止まった。
ハチさんが泥団子を押さえている。
タエさんが周囲を警戒している。
スキマが隙間から情報を集めている。
タマは、見張り台で丸くなっていた。
だが、耳だけはピンと立っている。
「やだ」
タマが、ぽつりと言った。
「なんだ」
「あれ、やばい。中に、嫌なのがいる」
タマの悪意感知。
この猫又は、悪意を持つ存在を嗅ぎ分ける。
つまり、泥団子の中には、魔物以外の何かがいる。
全員が、自分の役割を果たしている。
俺も、やるしかない。
「よし」
俺は最初の糸に手をかけた。
ほどく。
一本ずつ。
70時間かけて。
それが、管理人の仕事だ。
だが。
糸をほどいた瞬間、泥団子の奥で何かが動いた。
目だ。
複数の目が、こちらを見ていた。
魔物の目ではない。
もっと古い。もっと深い。
タマが言った「嫌なの」とは、これのことか。
「カイトさん」
ミレイの声が硬い。
「わかってる」
俺は冷や汗を拭った。
じいさん、お前はいったい何を封印したんだ。
面倒なことになりそうだ。
続く
30
あなたにおすすめの小説
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
親友と婚約者に裏切られ仕事も家も失い自暴自棄になって放置されたダンジョンで暮らしてみたら可愛らしいモンスターと快適な暮らしが待ってました
空地大乃
ファンタジー
ダンジョンが日常に溶け込んだ世界――。
平凡な会社員の風間は、身に覚えのない情報流出の責任を押しつけられ、会社をクビにされてしまう。さらに、親友だと思っていた男に婚約者を奪われ、婚約も破棄。すべてが嫌になった風間は自暴自棄のまま山へ向かい、そこで人々に見捨てられた“放置ダンジョン”を見つける。
どこか自分と重なるものを感じた風間は、そのダンジョンに住み着くことを決意。ところが奥には、愛らしいモンスターたちがひっそり暮らしていた――。思いがけず彼らに懐かれた風間は、さまざまなモンスターと共にダンジョンでのスローライフを満喫していくことになる。
辻ヒーラー、謎のもふもふを拾う。社畜俺、ダンジョンから出てきたソレに懐かれたので配信をはじめます。
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ブラック企業で働く社畜の辻風ハヤテは、ある日超人気ダンジョン配信者のひかるんがイレギュラーモンスターに襲われているところに遭遇する。
ひかるんに辻ヒールをして助けたハヤテは、偶然にもひかるんの配信に顔が映り込んでしまう。
ひかるんを助けた英雄であるハヤテは、辻ヒールのおじさんとして有名になってしまう。
ダンジョンから帰宅したハヤテは、後ろから謎のもふもふがついてきていることに気づく。
なんと、謎のもふもふの正体はダンジョンから出てきたモンスターだった。
もふもふは怪我をしていて、ハヤテに助けを求めてきた。
もふもふの怪我を治すと、懐いてきたので飼うことに。
モンスターをペットにしている動画を配信するハヤテ。
なんとペット動画に自分の顔が映り込んでしまう。
顔バレしたことで、世間に辻ヒールのおじさんだとバレてしまい……。
辻ヒールのおじさんがペット動画を出しているということで、またたくまに動画はバズっていくのだった。
他のサイトにも掲載
なろう日間1位
カクヨムブクマ7000
「お前は無能だ」と追放した勇者パーティ、俺が抜けた3秒後に全滅したらしい
夏見ナイ
ファンタジー
【荷物持ち】のアッシュは、勇者パーティで「無能」と罵られ、ダンジョン攻略の直前に追放されてしまう。だが彼がいなくなった3秒後、勇者パーティは罠と奇襲で一瞬にして全滅した。
彼らは知らなかったのだ。アッシュのスキル【運命肩代わり】が、パーティに降りかかる全ての不運や即死攻撃を、彼の些細なドジに変換して無効化していたことを。
そんなこととは露知らず、念願の自由を手にしたアッシュは辺境の村で穏やかなスローライフを開始。心優しいエルフやドワーフの仲間にも恵まれ、幸せな日々を送る。
しかし、勇者を失った王国に魔族と内通する宰相の陰謀が迫る。大切な居場所を守るため、無能と蔑まれた男は、その規格外の“幸運”で理不尽な運命に立ち向かう!
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
若返った老騎士の食道楽~英雄は銀狼と共に自由気ままな旅をする~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
あるところに、数百年周期で現れる魔王がいた。
人族から生まれ、闇に魅入られし者、妖魔を統べる魔王と呼ばれる存在。
度々現れては、人々を恐怖のどん底に貶めてきた。
此度、その魔王との戦いに終止符を打った男がいた。
名をシグルド卿といい、六十歳を迎えた老人の男だ。
元平民にも関わらず、爵位を得て史上初の将軍にまで上り詰めた英雄である。
しかし、魔王と一騎討ちの末に相打ちになった……と世間では言われていた。
当の本人は実は生きており、しかも若返っていた。
そして自分が生きていることが知られると、色々と面倒なことになると悟った。
それにどうせなら、自由の身になって世界を旅したいと。
これは役目を終えた英雄が旅をし、様々な人と出会い、美味い物を食べていく物語。
【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~
御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。
十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。
剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。
十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。
紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。
十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。
自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。
その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。
※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる