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第3章
第3章 第55話「試作兵器の残骸」
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翌朝、偵察隊が戻ってきた。
彼らの顔には、驚きが浮かんでいた。
「報告します!」
ヴェルナー大尉が、ローランド将軍の前で敬礼した。
「帝国軍は、夜中に撤退を開始しました」
その言葉に、将校たちがざわついた。
「撤退?」
「本当か」
「はい」
ヴェルナー大尉が頷いた。
「野営地は、もぬけの殻です」
彼は、少し間を置いて続けた。
「ただ……あの新兵器を、置き去りにしています」
会議室が、静まり返った。
ローランド将軍が、眉をひそめた。
「置き去り、だと?」
「はい。金属の箱が、そのまま残されています」
ヴェルナー大尉が答えた。
「技術者たちも、姿がありません」
グスタフ准将が、腕を組んだ。
「……罠か」
その言葉に、会議室が緊張した。
「あるいは、本当に試作品だったのかもしれません」
別の将校が言った。
「試して、データを取ったら用済み、と」
アウレリウスが、静かに命じた。
「慎重に調査しろ。罠の可能性も考えて」
「了解しました」
-----
午前中、私たちは帝国軍の野営地跡へ向かった。
アウレリウス、ローランド将軍、数名の騎士、そして私。
マルタとコーデリアも、護衛として同行した。
野営地は、確かに無人だった。
焚火の跡、倒れたテント、散らばった物資――。
急いで撤退した痕跡が、そこかしこに残っていた。
そして、その中央に――。
あの金属の箱が、静かに置かれていた。
近づくと、それは思ったより大きかった。
人の背丈ほどもある、鉄の箱。
表面には、複雑な紋章が刻まれていた。
歯車と管が絡み合い、中央には水晶のような石が埋め込まれている。
でも、もう光は放っていなかった。
ただの、鉄の塊のように見えた。
「これが……」
私は、呟いた。
「これが、あの力を……」
ローランド将軍が、慎重に近づいた。
「魔術師を呼べ」
彼の命令で、軍の魔術師が箱を調べ始めた。
紋章を唱え、手をかざし、何かを確認している。
やがて、魔術師が首を横に振った。
「反応がありません」
「反応?」
「はい。魔力が、完全に失われています」
魔術師が説明した。
「恐らく、動力源となる何かを取り外したのでしょう」
ローランド将軍が、箱を睨んだ。
「つまり、これはもう使えない、ということか」
「はい。ただの鉄の箱です」
その言葉に、周りの兵士たちが安堵のため息をついた。
-----
私は、箱の近くまで行った。
表面に刻まれた紋章を、じっと見つめた。
複雑で、美しく、でも不気味だった。
アウレリウスが、隣に来た。
「これが、魔法を封じた」
「……はい」
私は、箱に触れた。
冷たく、硬い表面。
「でも、もう動かないんですね」
「ああ。帝国は、必要なものだけ持って行った」
アウレリウスが言った。
「これは、ただの残骸だ」
彼は、箱を見つめた。
「だが、これは警告でもある」
「警告……?」
「帝国は、この兵器を完成させようとしている」
アウレリウスの声が、重かった。
「今回は試作品だった。だが、次は本物が来る」
その言葉に、私は胸が冷たくなった。
――次は、もっと強力なものが来る。
そのとき、私の『段取り』で対抗できるんだろうか――。
-----
午後、私たちは拠点に戻った。
兵士たちが、私たちを出迎えた。
「姫様!」
「帝国軍は撤退したんですよね!」
彼らの顔は、明るかった。
「勝ちました!」
「姫様の段取りで、帝国の兵器を打ち破りました!」
一人の兵士が、興奮した様子で言った。
「姫様の導きは、どんな兵器にも勝る!」
周りの兵士たちが、歓声を上げた。
「戦術姫万歳!」
「姫様のおかげだ!」
彼らの声が、拠点を震わせた。
私は、その声を聞きながら、複雑な気持ちだった。
――勝った、のだろうか。
帝国は撤退したけれど、それは本当に勝利なのだろうか。
グスタフ准将の言葉が、頭の中で繰り返される。
『これは、前哨にすぎぬ』
でも、兵士たちは信じている。
私たちが勝ったと。
私の『段取り』が、帝国を退けたと――。
-----
夕刻、軍議が開かれた。
会議室には、今までで一番明るい空気が流れていた。
ローランド将軍が、報告を始めた。
「帝国軍は、完全に撤退した」
将校たちが、拍手した。
「我が軍の損害は、合計で三百名ほど。致命傷を負った者は、わずか二十名」
ローランド将軍は、私の方を見た。
「これは、姫様の導きによるものだ」
将校たちが、一斉に私の方を向いた。
彼らの目には、感謝と尊敬が浮かんでいた。
「姫様の『段取り』が、我が軍を救った」
一人の将校が言った。
「魔法が封じられても、我々は戦えた」
別の将校が続けた。
「姫様の戦術は、どんな兵器にも勝る」
彼らの声が、会議室に響いた。
でも、その中で一人だけ、黙っている者がいた。
グスタフ准将だった。
彼は、地図を睨んでいた。
ローランド将軍が、彼を見た。
「グスタフ准将、どう思われますか」
グスタフ准将は、しばらく黙っていたけれど、やがて口を開いた。
「……今回の勝利は、素晴らしかった」
彼の声は、静かだった。
「姫様の戦術が、兵士たちを導いたことも認めます」
彼は、地図を指差した。
「だが、忘れてはならない」
彼は、全員を見回した。
「帝国は、試作品を試しただけだ」
会議室が、静まった。
「彼らは、データを取り、弱点を分析し、改良する」
グスタフ准将が続けた。
「次に来るときは、もっと強力な兵器を持ってくる」
彼の言葉に、将校たちの顔色が変わった。
「しかも、姫様の戦術も知られた」
グスタフ准将が、厳しい顔で言った。
「帝国は、対策を立ててくるだろう」
会議室に、重い沈黙が落ちた。
アウレリウスが、静かに言った。
「グスタフ准将の警告は、正しい」
彼は、立ち上がった。
「だが、それでも我々は戦う」
彼は、私の方を見た。
「姫の戦術があれば、我々は対抗できる」
彼の声が、力強く響いた。
「姫は、これからも我々を導いてくれる」
その言葉に、将校たちが頷いた。
「そうだ」
「姫様がいれば、怖くない」
でも、私は――。
何も言えなかった。
胸の奥に、不安が渦巻いていた。
-----
会議が終わり、人々が部屋を出ていく。
私は、その場に残っていた。
グスタフ准将が、私の前に来た。
「姫様、申し訳ございません」
彼の声が、優しかった。
「私の言葉が、姫様を不安にさせたかもしれません」
「いえ……」
私は、首を横に振った。
「あなたの言う通りです」
私は、俯いた。
「私の『段取り』が、いつまで通用するのか……わかりません」
グスタフ准将は、しばらく私を見ていたけれど、やがて言った。
「姫様、一つ言わせてください」
「はい」
「姫様の力は、『段取り』だけではありません」
彼は、真剣な目で言った。
「姫様がいる。それだけで、兵士たちは勇気を持てる」
その言葉に、私は顔を上げた。
「たとえ戦術が通用しなくても、姫様がいれば、兵士たちは戦える」
グスタフ准将が、優しく微笑んだ。
「それが、姫様の本当の力です」
その言葉が、胸に染み込んだ。
私は、小さく頷いた。
「……ありがとうございます」
-----
その夜、拠点では勝利の宴が開かれていた。
焚火の周りに兵士たちが集まり、酒を分け合っている。
歌声と笑い声が、丘に響いていた。
「戦術姫万歳!」
「姫様のおかげで、俺たちは生きている!」
彼らの声が、嬉しそうだった。
私は、少し離れた場所から、その光景を見ていた。
アウレリウスが、隣に来た。
「楽しそうだな」
「……はい」
私は、小さく答えた。
彼は、私の複雑な表情に気づいたようだった。
「どうした?」
「あの……」
私は、言葉を探した。
「私、本当にみんなを導けているんでしょうか」
アウレリウスは、少し考えてから答えた。
「君は、十分に導いている」
「でも、次は……」
「次のことは、次に考えればいい」
彼は、私の肩に手を置いた。
「今は、今日の勝利を喜ぼう」
その言葉に、私は彼の顔を見た。
彼の青い瞳が、優しく私を見つめていた。
「君は、よくやった」
その言葉が、少しだけ心を軽くしてくれた。
私は、小さく笑った。
「……はい」
-----
深夜、私は案内石の前に立っていた。
石は、青白く光っていた。
でも、その光が――。
少し、揺らいでいる気がした。
まるで、何かを警告するように。
私は、石に手を置いた。
「どうしたの?」
呟いた。
案内石が、少し強く光った。
でも、それはすぐに弱まった。
まるで、疲れているように。
私は、不安になった。
――何か、起きようとしているのだろうか。
風が吹いた。
遠くで、狼の遠吠えが聞こえた。
月が、雲に隠れた。
丘の上の拠点が、闇に包まれた。
私は、深呼吸をした。
――明日、王都へ報告に行く。
そこで、また新しい試練が待っているのだろう。
でも、今は――。
みんな、生きている。
それだけで、十分だった。
案内石の光が、また揺らいだ。
私は、その光を見つめた。
――何かが、変わろうとしている。
そんな予感がした。
彼らの顔には、驚きが浮かんでいた。
「報告します!」
ヴェルナー大尉が、ローランド将軍の前で敬礼した。
「帝国軍は、夜中に撤退を開始しました」
その言葉に、将校たちがざわついた。
「撤退?」
「本当か」
「はい」
ヴェルナー大尉が頷いた。
「野営地は、もぬけの殻です」
彼は、少し間を置いて続けた。
「ただ……あの新兵器を、置き去りにしています」
会議室が、静まり返った。
ローランド将軍が、眉をひそめた。
「置き去り、だと?」
「はい。金属の箱が、そのまま残されています」
ヴェルナー大尉が答えた。
「技術者たちも、姿がありません」
グスタフ准将が、腕を組んだ。
「……罠か」
その言葉に、会議室が緊張した。
「あるいは、本当に試作品だったのかもしれません」
別の将校が言った。
「試して、データを取ったら用済み、と」
アウレリウスが、静かに命じた。
「慎重に調査しろ。罠の可能性も考えて」
「了解しました」
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午前中、私たちは帝国軍の野営地跡へ向かった。
アウレリウス、ローランド将軍、数名の騎士、そして私。
マルタとコーデリアも、護衛として同行した。
野営地は、確かに無人だった。
焚火の跡、倒れたテント、散らばった物資――。
急いで撤退した痕跡が、そこかしこに残っていた。
そして、その中央に――。
あの金属の箱が、静かに置かれていた。
近づくと、それは思ったより大きかった。
人の背丈ほどもある、鉄の箱。
表面には、複雑な紋章が刻まれていた。
歯車と管が絡み合い、中央には水晶のような石が埋め込まれている。
でも、もう光は放っていなかった。
ただの、鉄の塊のように見えた。
「これが……」
私は、呟いた。
「これが、あの力を……」
ローランド将軍が、慎重に近づいた。
「魔術師を呼べ」
彼の命令で、軍の魔術師が箱を調べ始めた。
紋章を唱え、手をかざし、何かを確認している。
やがて、魔術師が首を横に振った。
「反応がありません」
「反応?」
「はい。魔力が、完全に失われています」
魔術師が説明した。
「恐らく、動力源となる何かを取り外したのでしょう」
ローランド将軍が、箱を睨んだ。
「つまり、これはもう使えない、ということか」
「はい。ただの鉄の箱です」
その言葉に、周りの兵士たちが安堵のため息をついた。
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私は、箱の近くまで行った。
表面に刻まれた紋章を、じっと見つめた。
複雑で、美しく、でも不気味だった。
アウレリウスが、隣に来た。
「これが、魔法を封じた」
「……はい」
私は、箱に触れた。
冷たく、硬い表面。
「でも、もう動かないんですね」
「ああ。帝国は、必要なものだけ持って行った」
アウレリウスが言った。
「これは、ただの残骸だ」
彼は、箱を見つめた。
「だが、これは警告でもある」
「警告……?」
「帝国は、この兵器を完成させようとしている」
アウレリウスの声が、重かった。
「今回は試作品だった。だが、次は本物が来る」
その言葉に、私は胸が冷たくなった。
――次は、もっと強力なものが来る。
そのとき、私の『段取り』で対抗できるんだろうか――。
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午後、私たちは拠点に戻った。
兵士たちが、私たちを出迎えた。
「姫様!」
「帝国軍は撤退したんですよね!」
彼らの顔は、明るかった。
「勝ちました!」
「姫様の段取りで、帝国の兵器を打ち破りました!」
一人の兵士が、興奮した様子で言った。
「姫様の導きは、どんな兵器にも勝る!」
周りの兵士たちが、歓声を上げた。
「戦術姫万歳!」
「姫様のおかげだ!」
彼らの声が、拠点を震わせた。
私は、その声を聞きながら、複雑な気持ちだった。
――勝った、のだろうか。
帝国は撤退したけれど、それは本当に勝利なのだろうか。
グスタフ准将の言葉が、頭の中で繰り返される。
『これは、前哨にすぎぬ』
でも、兵士たちは信じている。
私たちが勝ったと。
私の『段取り』が、帝国を退けたと――。
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夕刻、軍議が開かれた。
会議室には、今までで一番明るい空気が流れていた。
ローランド将軍が、報告を始めた。
「帝国軍は、完全に撤退した」
将校たちが、拍手した。
「我が軍の損害は、合計で三百名ほど。致命傷を負った者は、わずか二十名」
ローランド将軍は、私の方を見た。
「これは、姫様の導きによるものだ」
将校たちが、一斉に私の方を向いた。
彼らの目には、感謝と尊敬が浮かんでいた。
「姫様の『段取り』が、我が軍を救った」
一人の将校が言った。
「魔法が封じられても、我々は戦えた」
別の将校が続けた。
「姫様の戦術は、どんな兵器にも勝る」
彼らの声が、会議室に響いた。
でも、その中で一人だけ、黙っている者がいた。
グスタフ准将だった。
彼は、地図を睨んでいた。
ローランド将軍が、彼を見た。
「グスタフ准将、どう思われますか」
グスタフ准将は、しばらく黙っていたけれど、やがて口を開いた。
「……今回の勝利は、素晴らしかった」
彼の声は、静かだった。
「姫様の戦術が、兵士たちを導いたことも認めます」
彼は、地図を指差した。
「だが、忘れてはならない」
彼は、全員を見回した。
「帝国は、試作品を試しただけだ」
会議室が、静まった。
「彼らは、データを取り、弱点を分析し、改良する」
グスタフ准将が続けた。
「次に来るときは、もっと強力な兵器を持ってくる」
彼の言葉に、将校たちの顔色が変わった。
「しかも、姫様の戦術も知られた」
グスタフ准将が、厳しい顔で言った。
「帝国は、対策を立ててくるだろう」
会議室に、重い沈黙が落ちた。
アウレリウスが、静かに言った。
「グスタフ准将の警告は、正しい」
彼は、立ち上がった。
「だが、それでも我々は戦う」
彼は、私の方を見た。
「姫の戦術があれば、我々は対抗できる」
彼の声が、力強く響いた。
「姫は、これからも我々を導いてくれる」
その言葉に、将校たちが頷いた。
「そうだ」
「姫様がいれば、怖くない」
でも、私は――。
何も言えなかった。
胸の奥に、不安が渦巻いていた。
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会議が終わり、人々が部屋を出ていく。
私は、その場に残っていた。
グスタフ准将が、私の前に来た。
「姫様、申し訳ございません」
彼の声が、優しかった。
「私の言葉が、姫様を不安にさせたかもしれません」
「いえ……」
私は、首を横に振った。
「あなたの言う通りです」
私は、俯いた。
「私の『段取り』が、いつまで通用するのか……わかりません」
グスタフ准将は、しばらく私を見ていたけれど、やがて言った。
「姫様、一つ言わせてください」
「はい」
「姫様の力は、『段取り』だけではありません」
彼は、真剣な目で言った。
「姫様がいる。それだけで、兵士たちは勇気を持てる」
その言葉に、私は顔を上げた。
「たとえ戦術が通用しなくても、姫様がいれば、兵士たちは戦える」
グスタフ准将が、優しく微笑んだ。
「それが、姫様の本当の力です」
その言葉が、胸に染み込んだ。
私は、小さく頷いた。
「……ありがとうございます」
-----
その夜、拠点では勝利の宴が開かれていた。
焚火の周りに兵士たちが集まり、酒を分け合っている。
歌声と笑い声が、丘に響いていた。
「戦術姫万歳!」
「姫様のおかげで、俺たちは生きている!」
彼らの声が、嬉しそうだった。
私は、少し離れた場所から、その光景を見ていた。
アウレリウスが、隣に来た。
「楽しそうだな」
「……はい」
私は、小さく答えた。
彼は、私の複雑な表情に気づいたようだった。
「どうした?」
「あの……」
私は、言葉を探した。
「私、本当にみんなを導けているんでしょうか」
アウレリウスは、少し考えてから答えた。
「君は、十分に導いている」
「でも、次は……」
「次のことは、次に考えればいい」
彼は、私の肩に手を置いた。
「今は、今日の勝利を喜ぼう」
その言葉に、私は彼の顔を見た。
彼の青い瞳が、優しく私を見つめていた。
「君は、よくやった」
その言葉が、少しだけ心を軽くしてくれた。
私は、小さく笑った。
「……はい」
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深夜、私は案内石の前に立っていた。
石は、青白く光っていた。
でも、その光が――。
少し、揺らいでいる気がした。
まるで、何かを警告するように。
私は、石に手を置いた。
「どうしたの?」
呟いた。
案内石が、少し強く光った。
でも、それはすぐに弱まった。
まるで、疲れているように。
私は、不安になった。
――何か、起きようとしているのだろうか。
風が吹いた。
遠くで、狼の遠吠えが聞こえた。
月が、雲に隠れた。
丘の上の拠点が、闇に包まれた。
私は、深呼吸をした。
――明日、王都へ報告に行く。
そこで、また新しい試練が待っているのだろう。
でも、今は――。
みんな、生きている。
それだけで、十分だった。
案内石の光が、また揺らいだ。
私は、その光を見つめた。
――何かが、変わろうとしている。
そんな予感がした。
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