61 / 80
第4章
第4章 第61話「学者の診断」
翌朝、王宮の謁見の間に、見慣れない一団が到着した。
学都ノヴェスからの調査団だ。
先頭を歩くのは、白髪の老人。背は低いが、背筋はぴんと伸びている。深い青のローブを纏い、首から銀の鎖で吊るした小さな案内石の欠片を下げていた。
「エドリアン学士です」
宰相マルセル侯爵が紹介した。
「案内石研究の第一人者であり、王立学院の名誉教授でもあります」
エドリアン学士は、深々と一礼した。
「お初にお目にかかります。陛下、王子殿下、そして戦術姫殿下」
彼の声は、穏やかだが、どこか冷たい。
感情を排した、学者の声だ。
国王ヴァレン三世が頷いた。
「よく来てくれた、学士。早速だが、案内石の異常について報告を願いたい」
「かしこまりました」
エドリアン学士は、従者に合図した。従者が大きな巻物を広げる。
それは、ヴァレンドリア王国の地図だった。
王都アウレリアを中心に、各地に小さな印がついている。案内石の設置場所だ。
「我々は、過去三週間にわたり、王国内の主要な案内石を調査いたしました」
学士が地図を指さす。
「結果、王都を中心とした半径百キロメートル圏内において、案内石の輝度が平均三十パーセント低下していることが判明しました」
ざわめきが広がる。
レイノルド子爵が立ち上がった。
「三十パーセントとは、尋常ではない」
「その通りです」
エドリアン学士は冷静に答えた。
「特に顕著なのが、バスティオン要塞です。こちらは完全に光を失っております」
彼は地図の南東部を指さした。
「興味深いことに、バスティオンの案内石が光を失ったのは、戦術姫殿下が当地を離れた直後とのことです」
視線が、私に集まる。
私は椅子に座ったまま、動けなかった。
エドリアン学士は続ける。
「また、王都の案内石も、ここ数日で急激に輝度が低下しています。過去の記録と比較しても、これほど短期間での変化は前例がありません」
マルキス伯爵が口を開いた。
「つまり、姫の存在が、案内石を消耗させていると?」
「断定はできません」
エドリアン学士は首を横に振った。
「しかし、相関関係は否定できない。戦術姫殿下の行動範囲と、案内石の異常発生地域が、見事に一致しているのです」
地図を見る。
確かに、私が訪れた場所——王都、バスティオン、リセンヌ同盟の港——の周辺で、印が濃くなっている。
宰相が立ち上がった。
「学士、案内石の輝度低下の原因は特定できたのか?」
「いくつかの仮説があります」
エドリアン学士は、首から下げていた案内石の欠片を手に取った。
「案内石は、古代の遺物です。その機構については、未だ多くが謎に包まれています。ただ、一つ確実なのは、案内石が『力』に反応するということです」
「力?」
「ええ。言葉、行為、意思。それらが紡ぐ『導きの力』に、案内石は共鳴します」
彼は私を見た。
「戦術姫殿下の『神託』は、極めて強力な導きの力です。それが、案内石を過剰に刺激している可能性があります」
レイノルド子爵が畳みかけた。
「つまり、姫の『神託』は、案内石を消耗させている。そして、案内石が失われれば、王国の守護も失われる」
「極論ですが、その解釈も間違いとは言えません」
エドリアン学士の言葉が、重く響く。
私は、何も言えなかった。
-----
調査団は、その日のうちに王宮内の案内石を精密に調べ始めた。
大聖堂の案内石の前に、測定器具が並べられる。
私は、少し離れた場所から、その様子を見ていた。
「姫様」
振り返ると、アウレリウスが立っていた。
「大丈夫か?」
「……分からない」
私は案内石を見た。
測定器具に囲まれた石柱は、まるで病人のようだ。
「もし、本当に私のせいだったら……」
「まだ何も決まっていない」
彼は私の肩に手を置いた。
「エドリアン学士は公平な人物だ。事実を明らかにしてくれる」
「でも、事実が、私が悪いって結果だったら?」
彼は沈黙した。
また、あの沈黙だ。
言葉では信じると言いながら、答えに詰まる沈黙。
私は、それ以上何も言えなかった。
-----
夕方、調査団の測定が一段落した。
エドリアン学士が、枢密院の議場に呼ばれた。
私も、同席を命じられた。
議場には、主要な貴族たちが集まっている。宰相、レイノルド子爵、マルキス伯爵、そしてローランド将軍。
エドリアン学士は、測定結果をまとめた書類を広げた。
「王宮内の案内石の現状を報告いたします」
彼は、淡々と数値を読み上げる。
「輝度は、標準値の四十二パーセント。反応速度は、標準値の三十八パーセント。共鳴周波数に、明確な乱れが見られます」
レイノルド子爵が前のめりになった。
「つまり、王宮の案内石も、弱っているということか」
「その通りです。そして、最も憂慮すべきは——」
エドリアン学士は、案内石の図面を示した。
図面には、石の内部構造が描かれている。
そして、中心部に、赤い線が走っている。
「内部に、亀裂が生じています。これは、過剰な負荷によるものと推測されます」
ざわめきが起こる。
宰相が尋ねた。
「亀裂が広がれば、どうなる?」
「最悪の場合、案内石は機能を完全に停止します。そして、修復は不可能です」
エドリアン学士の言葉が、重く響く。
「案内石は、古代の技術で作られています。現代の我々には、再現できません」
つまり、壊れたら終わり。
マルキス伯爵が立ち上がった。
「では、どうすれば良いのだ?案内石を守る方法は?」
「案内石への負荷を減らすことです」
エドリアン学士は、私を見た。
「具体的には、戦術姫殿下の『神託』の使用を、控えていただく必要があります」
静寂が落ちる。
私は、椅子に座ったまま、動けなかった。
レイノルド子爵が、ここぞとばかりに言った。
「学士の診断は明確だ。姫の『神託』が、案内石を傷つけている。ならば、姫には『神託』を控えていただくしかない」
宰相が反論する。
「しかし、姫の『神託』は、バスティオンでの勝利に不可欠だった。今後も、帝国との戦いにおいて——」
「案内石を失えば、王国の守護そのものが失われる!」
レイノルド子爵の声が響く。
「一つの戦いと、王国全体の安全。どちらが重要かは明白だ!」
議論が紛糾する。
私は、ただ座っているしかなかった。
そして、心の中で、ある考えが浮かんだ。
私の段取りで、何とかなる。
いつも、そうだった。
市場の混乱も、外交の膠着も、戦場の危機も、全部、段取りで解決してきた。
だから、これも、きっと何とかなる。
案内石の問題も、私が上手く立ち回れば、解決できるはずだ。
そう、思いたかった。
-----
議場を出ると、セラフィーヌが待っていた。
「姫様……」
彼女は、何も言えない様子だった。
私は、無理に笑顔を作った。
「大丈夫。何とかなるよ」
「でも……」
「私、今まで色々と乗り越えてきたから。これも、きっと大丈夫」
セラフィーヌは、悲しそうな顔をした。
でも、何も言わなかった。
私は、廊下を歩いた。
足音だけが、虚しく響く。
腕の鈴が、微かに震えた。
四つの鈴。
守られている証。
でも、今は、重い。
部屋に戻ると、窓を開けた。
夜風が、冷たい。
遠くで、大聖堂の案内石が、赤く光っている。
昨夜よりも、強く。
まるで、警告のように。
でも、私は、まだ信じていた。
何とかなる。
私の段取りで、全部、何とかなる。
そう、信じたかった。
-----
その夜、夢を見た。
案内石の前に立っている。
石が、赤く脈打っている。
そして、亀裂が広がっていく。
音を立てて、石が砕ける。
私は、叫ぼうとした。
でも、声が出ない。
そして、砕けた石の奥から、何かが這い出してくる。
黒い、影のような何か。
それが、私に向かってくる。
——目が覚めた。
汗でシーツが濡れている。
窓の外は、まだ暗い。
でも、遠くで、案内石の赤い光が、強く明滅していた。
まるで、心臓の鼓動のように。
私は、毛布を被った。
でも、赤い光は、瞼の裏に焼き付いて、消えなかった。
学都ノヴェスからの調査団だ。
先頭を歩くのは、白髪の老人。背は低いが、背筋はぴんと伸びている。深い青のローブを纏い、首から銀の鎖で吊るした小さな案内石の欠片を下げていた。
「エドリアン学士です」
宰相マルセル侯爵が紹介した。
「案内石研究の第一人者であり、王立学院の名誉教授でもあります」
エドリアン学士は、深々と一礼した。
「お初にお目にかかります。陛下、王子殿下、そして戦術姫殿下」
彼の声は、穏やかだが、どこか冷たい。
感情を排した、学者の声だ。
国王ヴァレン三世が頷いた。
「よく来てくれた、学士。早速だが、案内石の異常について報告を願いたい」
「かしこまりました」
エドリアン学士は、従者に合図した。従者が大きな巻物を広げる。
それは、ヴァレンドリア王国の地図だった。
王都アウレリアを中心に、各地に小さな印がついている。案内石の設置場所だ。
「我々は、過去三週間にわたり、王国内の主要な案内石を調査いたしました」
学士が地図を指さす。
「結果、王都を中心とした半径百キロメートル圏内において、案内石の輝度が平均三十パーセント低下していることが判明しました」
ざわめきが広がる。
レイノルド子爵が立ち上がった。
「三十パーセントとは、尋常ではない」
「その通りです」
エドリアン学士は冷静に答えた。
「特に顕著なのが、バスティオン要塞です。こちらは完全に光を失っております」
彼は地図の南東部を指さした。
「興味深いことに、バスティオンの案内石が光を失ったのは、戦術姫殿下が当地を離れた直後とのことです」
視線が、私に集まる。
私は椅子に座ったまま、動けなかった。
エドリアン学士は続ける。
「また、王都の案内石も、ここ数日で急激に輝度が低下しています。過去の記録と比較しても、これほど短期間での変化は前例がありません」
マルキス伯爵が口を開いた。
「つまり、姫の存在が、案内石を消耗させていると?」
「断定はできません」
エドリアン学士は首を横に振った。
「しかし、相関関係は否定できない。戦術姫殿下の行動範囲と、案内石の異常発生地域が、見事に一致しているのです」
地図を見る。
確かに、私が訪れた場所——王都、バスティオン、リセンヌ同盟の港——の周辺で、印が濃くなっている。
宰相が立ち上がった。
「学士、案内石の輝度低下の原因は特定できたのか?」
「いくつかの仮説があります」
エドリアン学士は、首から下げていた案内石の欠片を手に取った。
「案内石は、古代の遺物です。その機構については、未だ多くが謎に包まれています。ただ、一つ確実なのは、案内石が『力』に反応するということです」
「力?」
「ええ。言葉、行為、意思。それらが紡ぐ『導きの力』に、案内石は共鳴します」
彼は私を見た。
「戦術姫殿下の『神託』は、極めて強力な導きの力です。それが、案内石を過剰に刺激している可能性があります」
レイノルド子爵が畳みかけた。
「つまり、姫の『神託』は、案内石を消耗させている。そして、案内石が失われれば、王国の守護も失われる」
「極論ですが、その解釈も間違いとは言えません」
エドリアン学士の言葉が、重く響く。
私は、何も言えなかった。
-----
調査団は、その日のうちに王宮内の案内石を精密に調べ始めた。
大聖堂の案内石の前に、測定器具が並べられる。
私は、少し離れた場所から、その様子を見ていた。
「姫様」
振り返ると、アウレリウスが立っていた。
「大丈夫か?」
「……分からない」
私は案内石を見た。
測定器具に囲まれた石柱は、まるで病人のようだ。
「もし、本当に私のせいだったら……」
「まだ何も決まっていない」
彼は私の肩に手を置いた。
「エドリアン学士は公平な人物だ。事実を明らかにしてくれる」
「でも、事実が、私が悪いって結果だったら?」
彼は沈黙した。
また、あの沈黙だ。
言葉では信じると言いながら、答えに詰まる沈黙。
私は、それ以上何も言えなかった。
-----
夕方、調査団の測定が一段落した。
エドリアン学士が、枢密院の議場に呼ばれた。
私も、同席を命じられた。
議場には、主要な貴族たちが集まっている。宰相、レイノルド子爵、マルキス伯爵、そしてローランド将軍。
エドリアン学士は、測定結果をまとめた書類を広げた。
「王宮内の案内石の現状を報告いたします」
彼は、淡々と数値を読み上げる。
「輝度は、標準値の四十二パーセント。反応速度は、標準値の三十八パーセント。共鳴周波数に、明確な乱れが見られます」
レイノルド子爵が前のめりになった。
「つまり、王宮の案内石も、弱っているということか」
「その通りです。そして、最も憂慮すべきは——」
エドリアン学士は、案内石の図面を示した。
図面には、石の内部構造が描かれている。
そして、中心部に、赤い線が走っている。
「内部に、亀裂が生じています。これは、過剰な負荷によるものと推測されます」
ざわめきが起こる。
宰相が尋ねた。
「亀裂が広がれば、どうなる?」
「最悪の場合、案内石は機能を完全に停止します。そして、修復は不可能です」
エドリアン学士の言葉が、重く響く。
「案内石は、古代の技術で作られています。現代の我々には、再現できません」
つまり、壊れたら終わり。
マルキス伯爵が立ち上がった。
「では、どうすれば良いのだ?案内石を守る方法は?」
「案内石への負荷を減らすことです」
エドリアン学士は、私を見た。
「具体的には、戦術姫殿下の『神託』の使用を、控えていただく必要があります」
静寂が落ちる。
私は、椅子に座ったまま、動けなかった。
レイノルド子爵が、ここぞとばかりに言った。
「学士の診断は明確だ。姫の『神託』が、案内石を傷つけている。ならば、姫には『神託』を控えていただくしかない」
宰相が反論する。
「しかし、姫の『神託』は、バスティオンでの勝利に不可欠だった。今後も、帝国との戦いにおいて——」
「案内石を失えば、王国の守護そのものが失われる!」
レイノルド子爵の声が響く。
「一つの戦いと、王国全体の安全。どちらが重要かは明白だ!」
議論が紛糾する。
私は、ただ座っているしかなかった。
そして、心の中で、ある考えが浮かんだ。
私の段取りで、何とかなる。
いつも、そうだった。
市場の混乱も、外交の膠着も、戦場の危機も、全部、段取りで解決してきた。
だから、これも、きっと何とかなる。
案内石の問題も、私が上手く立ち回れば、解決できるはずだ。
そう、思いたかった。
-----
議場を出ると、セラフィーヌが待っていた。
「姫様……」
彼女は、何も言えない様子だった。
私は、無理に笑顔を作った。
「大丈夫。何とかなるよ」
「でも……」
「私、今まで色々と乗り越えてきたから。これも、きっと大丈夫」
セラフィーヌは、悲しそうな顔をした。
でも、何も言わなかった。
私は、廊下を歩いた。
足音だけが、虚しく響く。
腕の鈴が、微かに震えた。
四つの鈴。
守られている証。
でも、今は、重い。
部屋に戻ると、窓を開けた。
夜風が、冷たい。
遠くで、大聖堂の案内石が、赤く光っている。
昨夜よりも、強く。
まるで、警告のように。
でも、私は、まだ信じていた。
何とかなる。
私の段取りで、全部、何とかなる。
そう、信じたかった。
-----
その夜、夢を見た。
案内石の前に立っている。
石が、赤く脈打っている。
そして、亀裂が広がっていく。
音を立てて、石が砕ける。
私は、叫ぼうとした。
でも、声が出ない。
そして、砕けた石の奥から、何かが這い出してくる。
黒い、影のような何か。
それが、私に向かってくる。
——目が覚めた。
汗でシーツが濡れている。
窓の外は、まだ暗い。
でも、遠くで、案内石の赤い光が、強く明滅していた。
まるで、心臓の鼓動のように。
私は、毛布を被った。
でも、赤い光は、瞼の裏に焼き付いて、消えなかった。
あなたにおすすめの小説
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します
黒木 楓
恋愛
隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。
どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。
巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。
転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。
そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。
アラフォー幼女は異世界で大魔女を目指します
梅丸みかん
ファンタジー
第一章:長期休暇をとったアラフォー独身のミカは、登山へ行くと別の世界へ紛れ込んでしまう。その場所は、森の中にそびえる不思議な塔の一室だった。元の世界には戻れないし、手にしたゼリーを口にすれば、身体はなんと6歳の子どもに――。
ミカが封印の箱を開けると、そこから出てきたのは呪いによって人形にされた大魔女だった。その人形に「大魔女の素質がある」と告げられたミカは、どうせ元の世界に戻れないなら、大魔女を目指すことを決心する。
だが、人形師匠はとんでもなく自由すぎる。ミカは師匠に翻弄されまくるのだった。
第二章:巷で流れる大魔女の遺産の噂。その裏にある帝國の侵略の懸念。ミカは次第にその渦に巻き込まれていく。
第三章:異世界で唯一の友人ルカが消えた。その裏には保護部屋の存在が関わっていることが示唆され、ミカは潜入捜査に挑むことになるのだった。
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花*Q−73@文フリ東京5/4
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。
【完結】転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して二年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
異世界転生ファミリー
くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?!
辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。
アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。
アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。
長男のナイトはクールで賢い美少年。
ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。
何の不思議もない家族と思われたが……
彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?
たまご
ファンタジー
アラサーの相田つかさは事故により命を落とす。
最期の瞬間に頭に浮かんだのが「猫達のごはん、これからどうしよう……」だったせいか、飼っていた8匹の猫と共に異世界転生をしてしまう。
だが、つかさが目を覚ます前に女神様からとんでもチートを授かった猫達は新しい世界へと自由に飛び出して行ってしまう。
女神様に泣きつかれ、つかさは猫達を回収するために旅に出た。
猫達が、世界を滅ぼしてしまう前に!!
「私はスローライフ希望なんですけど……」
この作品は「小説家になろう」さん、「エブリスタ」さんで完結済みです。
表紙の写真は、モデルになったうちの猫様です。