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可愛いから
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「はなし………って?」
百合は穏便に済ませたんだよねと、痛みをわかる人だと願って聞いた。
しかし、笑顔の仮面を貼り付けたままの彼だった。
「もっと欲しいってせがむから……金になるからっていうて売人にした♪」
もう関係ないあの人まで、不幸になった。
百合はさらに絶望した。
「まあ、かなり美味しいクスリあげたから、ほぼ自分で消費してもうてるらしいけど」
ハハッと笑って百合の頭を強く握る。
痛いと言うことも手で払うことも出来ないくらい力が入らない百合は、わずかな力で下唇を噛んだ。
「ああ……ごめんなあ、可愛いから潰してもうた」
彼はまた百合の頭を撫でる。
「でも、もっと可愛い子にもうすぐ会える…… 」
百合はそれを聞いて、雷に撃たれたように覚醒して、声を上げる。
百合は穏便に済ませたんだよねと、痛みをわかる人だと願って聞いた。
しかし、笑顔の仮面を貼り付けたままの彼だった。
「もっと欲しいってせがむから……金になるからっていうて売人にした♪」
もう関係ないあの人まで、不幸になった。
百合はさらに絶望した。
「まあ、かなり美味しいクスリあげたから、ほぼ自分で消費してもうてるらしいけど」
ハハッと笑って百合の頭を強く握る。
痛いと言うことも手で払うことも出来ないくらい力が入らない百合は、わずかな力で下唇を噛んだ。
「ああ……ごめんなあ、可愛いから潰してもうた」
彼はまた百合の頭を撫でる。
「でも、もっと可愛い子にもうすぐ会える…… 」
百合はそれを聞いて、雷に撃たれたように覚醒して、声を上げる。
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