キング様の思し召し

ゆるふわ詩音

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キング様の思し召し

 ふと、百合の頭のなかで走馬灯のようにある思い出が浮かぶ。

それはキングに出会うずっと前の小学生の時。

いじめられていた百合を気遣ってくれた優しい先生がよくやっていた席替えの手法。

全生徒の名前が書かれたマグネットをよく混ぜ、黒板に書かれた四角形に並べていく。

どうなるかわからないゲーム性も不公平もない

だから、これなら私の隣になっても、あまり文句は言われない。

百合はその手法が大好きだった。


 でも、今考えれば恐ろしい。

だって、『神様の思し召しおぼしめし』だから。


もしかしたら、私がキングから逃げることもわかっていたのかもしれない。

思った通りだってほくそ笑んだのかもしれない。

"キング様の思し召し……か"

もう抗う気力を失くした百合は意識を飛ばした。


TRUE END
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