天使なぼくら SubによるSubのためのSub専門クリニック

さゆり

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沢野永遠 2

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「んー……拒絶反応はありませんね?」
「し、篠宮先生っ。急にcommandかけたら」
「うるさいです。院長」
「うるさくもなります。パニックにでも陥ったらどうするつもりで…!」
「その時はその時です。強制力の強い方では無い自分のcommandが受容できるんで、まだ介入の余地はありますね。ステージ4ではありますが3に近いと考えます」

なんだろ…淡々と話すこの眼鏡の先生
女みたいだけど喉仏あるし男…だよな?
胸には“篠宮ゆかり”の文字
やっぱり女?

いぶかしむ沢野に気づいた篠宮は首を捻り
「どうしました?」
「あの、誰…ですか?女性医師もいるの?」
「は?」

目を見開きあたりを見回すと篠宮は自分のことを言われていると理解し、冷たい視線で沢野を見
「このクリニックに女性はいません」

その冷たい刺すような視線に沢野はおびえて震えて緊張し、真中は一瞬立ちくらんで膝をつくと緊張しながら篠宮を見上げ
「先生っ!Sub dropの治療も始まっていない患者さんにglare(威圧感のようなもの)を出さないでいただけますか?」
「失礼…。そんなに強いglareを浴びさせたつもりは」
「弱っている子には響きます。僕ですら引きずられたんですから」
「申し訳ございません。2人とも取り乱さずによく耐えました。たちですね」

いい子のワードに2人は身体の緊張を解き、真中は立ち上がり踵を返した
医局へと戻ろうとするその背中に篠宮は
「後のケアはパートナーにしてもらえますよね?院長」
「はい。沢野さんを頼みますよ」

まだフラつく足をひきずりながら真中は部屋から消えていった
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