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シナリオ
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「お母さんから聞いたんだけど、暖ってお話作ってるんでしょ??」
「あぁ。まぁね。」
「今度見せてほしいな!だから、また逢いに来て...?
嫌...?」
「ううん。わかった。また来る。」
「うん!」
なぜ明李音のお母さんは僕が小説を書いていることを知っているのか。
そう疑問に思ったが、すぐに答えが出た。
きっと明李音が喋っていたのだろう。
『でも、今は怖くて書けてないんだ。』
なんて、瞳をキラキラさせている君には言えなかった。
元はと言えば僕が悪い。あの時断っ、、。
何度後悔しても、しきれない。
僕が書いたものが、僕らを再び繋いでくれた。そんな気がしていた。
だが、その物語が彼女の人生を奪った。大切な記憶を、僕は、奪った。
また、大切なものを奪うかもしれない。今度は、殺めてしまうかもしれない。
そんな恐怖が、僕の時間を止めていた。
家に帰り、部屋に戻る。
机の上には乱雑に原稿が置かれていた。
以前の彼女は、僕の物語を喜んで読んだ。だが、今の彼女は、喜んでくれるだろうか。
少し前まで書くことがあんなに楽しかったのに、今はとてつもなく身体が重い。
やっとの思いで椅子に座り、ひとまず原稿をまとめた。
今まで感じた喜びと恐怖が頭の中で交差する。
心も頭も整理はつかぬままだったが、また少しずつペンを動かし始めた。
「あぁ。まぁね。」
「今度見せてほしいな!だから、また逢いに来て...?
嫌...?」
「ううん。わかった。また来る。」
「うん!」
なぜ明李音のお母さんは僕が小説を書いていることを知っているのか。
そう疑問に思ったが、すぐに答えが出た。
きっと明李音が喋っていたのだろう。
『でも、今は怖くて書けてないんだ。』
なんて、瞳をキラキラさせている君には言えなかった。
元はと言えば僕が悪い。あの時断っ、、。
何度後悔しても、しきれない。
僕が書いたものが、僕らを再び繋いでくれた。そんな気がしていた。
だが、その物語が彼女の人生を奪った。大切な記憶を、僕は、奪った。
また、大切なものを奪うかもしれない。今度は、殺めてしまうかもしれない。
そんな恐怖が、僕の時間を止めていた。
家に帰り、部屋に戻る。
机の上には乱雑に原稿が置かれていた。
以前の彼女は、僕の物語を喜んで読んだ。だが、今の彼女は、喜んでくれるだろうか。
少し前まで書くことがあんなに楽しかったのに、今はとてつもなく身体が重い。
やっとの思いで椅子に座り、ひとまず原稿をまとめた。
今まで感じた喜びと恐怖が頭の中で交差する。
心も頭も整理はつかぬままだったが、また少しずつペンを動かし始めた。
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