昼休みの図書室

夜碧ひな

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夏休みの図書館 〜8/22(土)〜 #9.5 昼休みの図書室SPEP

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8/21 PM,20:34
【坂本家】

『プール行かん?』

どういう意味かよく分からない。ってかふ、普通誘う!?
という困惑気味の私ですが、今の状況をお話すると、、
無事1学期が終わり夏休みに入りました。それからはもう勉強尽くし。もう受験まで半年もありません。切羽詰まってやらなければどうなる事やら。。って状態なのに裕人くんからプールに誘われました。思考回路どうなっとんじゃ~~!!

8/22 AM,10:21
【図書館】

「なぁ、なんで図書館にいるの俺ら。」
「当たり前でしょ、今年は受験生だよ。スパートかけなくてどうすんの。」
「俺ぶっちゃけそこらの高校でいいんだよなぁ。」
「私の意見に前のめりになって同意した人間には到底思えない。」
「あん時は!色々大変だったんだよ...」
「でも、そこらの学校行くって言ったって裕人くんの成績じゃあまり期待はできないんですけど?」
「そこは大丈夫!俺だって少しはやってるよ。」
「今は1番少しじゃダメな時期だけどね~。」
「なぁ。」
「うん?」
「俺思ってたんだけどさ、話しながらよく手動かせるな。」
「特訓したの。裕人くんとの時間を効率のいいものにするためにね!」
「なんか君ならなんでもできちゃう気がするよ。」
「ふあぁ~!疲れたぁ。飲み物買ってくるけどなんか飲む?」
「じゃあ、頼むわ。」
「何がいい?」
「オススメで。」
「はーい。」

「パァ~!やっぱ炭酸は上手いねぇ~!」
「そんなノリで飲むものか?w」
「って言うかさ。」
「ん?」
「私にプール誘ったのって...」
「あ、、!い、いや、し、下心とか、じゃn、なくて!」
「ふっwその慌てようじゃほんとにあるように見えるよ?w」
「あ、、いや...」
「もしかして、私を気遣ってくれてた?」
「いや、その、、どう話していいかわかんなかったんだ。」
「え?」
「あの時俺の方から咄嗟にキスしたから...」
「あ~」
「間が空いたらまた戻れなくなるんじゃないかって思って。
だったら弱気で行くよりいっその事、おかしな奴で通そうと思った。」
「なるほどね。それは、、ご迷惑お掛けしました。。」
「ほんとに、、ごめん。」
「謝らないで。私、嬉しかった。好きって言ってくれて。キス、してくれて。
言えてなかったよね?えっと、私も好きでした。」
「それは、俺の事?」
「裕人くん以外誰がいんの?w」
「誰か見えるのかと...」
「こんなムードで霊の話しないでしょw」
「でも、ありがと。元気でたわ。」
「うん。」
「ねぇ、怜奈。」
「うん?」
「俺と付き合っt...
なんだ?その断固拒否を象徴するかのような手の位置は。」
「付き合うのはない。」
「なんで。」
「タダ飯食べてる中学生が一丁前にお付き合いをするなんてありえn...
何?そのもうわかってるから最後までは絶対言わせないという意志の強さを象徴する手の位置は。」
「わかったから。いいよw親友ってのが、俺らだもんな。」
「そうそう。」
「でも結局付き合うかもよ?」
「その時は立派に自立してる時だね。」
「そこは変わんないのな。」
「そこだけは譲らない。」
「イケメン俳優が告白してきたら?」
「それは...別問題。」
「あれれ~?顔が赤くなってますけどぉ?」
「うるさい!///もう勉強するよ!」
「そういうの割と興味あるんだな。」
「...私、変わったよ。」
「え?」
「裕人くんのおかげで、私、変われたの。」
「俺のおかげって...」
「そう。あなたという未確認生命体を私の視界に入れてからもう世界はめちゃくちゃなってしまった。」
「だいぶディスられてんな。。」
「けど、、めちゃくちゃになった世界は、新しく美しい世界だった。初めて世界がこんなに色付いて見えたって、思ったの。
だから、ほんとに感謝してる。好きな気持ちと同じくらい!」
「俺もだなぁ。怜奈と会って、ここまで人生に価値を感じたのは初めてだった。そして人生が変わった。ほんと、ありがっ...!!!
えっ!お、おい!」
「やだ。包まれたい。」
「人がいるだろ!見てるよ?結構な人数に見られてるよ?」
「いいから。ギュッてして。」
「はいよ。」


その時間はあまり短く、そして、ものすごく暖かい時間だった。俺らがキスを交わしたのはきっと、間違いじゃなかった。こんな幸せが、ずっと続けばいいのに。

「........チッ」
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