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オリジナル
⑫竜人×人間+仔竜人(美形×平凡)
しおりを挟む竜人と人間が存在する世界。
竜人は天空に、人間は地上に住んでいて
交流はあるけど滅多にお目にかかれないって感じ。
ある時人間(平凡(エリク))が森を歩いていると、大きな卵を拾う。
なんの卵だろう?と思いつつ育ててみれば生まれたのは、トカゲのようでいてその背中に羽を持つ、所謂竜だった。
噂程度でしか竜という生き物を知らなかったエリク。どうしたらいいんだろう!?と慌てふためく。
けど同時に、竜は人に変化できるとも聞いていたので、この竜を捨ててしまっては、人を捨てるのと同じことだと思いひっそりと育てることに。
食べ物はなにを?服はどうすれば??
悩むことは山ほどあったがそれでも必死に世話をした。
すると龍が生まれて5年経った頃、突然人間の姿を取るように。
驚いたが「これが噂に聞く竜人……」と受け入れ、変わらずにお世話を続ける。人間と成長スピードが違うのか、あっという間に言葉を覚え、人間の生活にもすぐに慣れた。
そんなある日、唐突に仔竜(ロア)が告げる。
「にいさまが来るよ」
なんの事だと思っていれば、家が壊れんばかりの突風が吹き、止まった時には誰かが激しく扉をノックした。
恐る恐る戸を開けると、そこには見たこともないほどの美丈夫が。
思わず見とれていれば、トタトタと走ってきたロアがエリクの脇をすり抜け、美丈夫へと抱きついた。
「にいさま!!」
「っ、弟よ!無事だったか!」
愛らしいロアと美しい男の抱き合う姿は、神々しさすら覚える。
しばらくポケっと2人を眺めていたエリクだか、ふと我に返って2人を室内へと招き入れる。
ドギマギしながらも、一体どういうことだと尋ねれば、男は説明してくれた。
なんでもロアが生まれた時、天空の街に嵐が起きたのだそう。それによって卵が飛ばされてしまって行方が分からなかったのだとか。
そして自分はロアの兄(リューイ)で、ずっと弟の行方を探していたのだと告げる。
そういえばロアを見つける数日前に酷い大雨が降ってたなぁ。とか思うエリク。
上と下はつながってるんだな~なんてどうでもいいことを考えていれば、リューイから頭を下げられる。
「弟を助けて育ててくれてありがとう。君は恩人だ」
それを見てロアも「ありがと」とペコリ。
慌てて頭を上げてもらって
「別に感謝されることじゃないです。育てると決めたのは僕ですし、今では僕もこの子を家族みたいに思ってるんです。だから気にしないでください」
そう言って笑うエリク。
それからしばらくの間、リューイはエリクの家に滞在して、ロアが生まれてから今までの話を聞きたがった。
エリクはリューイに、ロアがどんなものが好きか嫌いか、どんな遊びをしているのかなど話して聞かせる。その時間はリューイにとってはもちろんだが、エリクにとってもとても楽しく、かけがえのないものとなる。
そして10日程たったある日。
「ではそろそろ帰る。父も母も、ロアの帰還を心待ちにしているからな」
とリューイ。それに酷いショックを覚えるエリク。
我が子のようなロアと離れるのはもちろん、目の前の男が遠い場所へ行ってしまうのが、とても辛かった。けれど、実の親の元へロアを返してやらなければと、唇をぎゅっと噛み締め送り出そうとする。
けれど。
「っやだぁぁぁぁあ!エリクといるぅぅぅう!一緒がいいぃぃぃい!」
ってロアがギャン泣き。エリクの服を掴んで離さない。リューイとエリクで宥めようとするも聞かない。そのうち
「ボクとエリク離れ離れにしようとするにいさま嫌い!」
とか言い出す始末。
どうしたら帰ってくれるか聞けば
「エリクも一緒なら行く」
と。それからリューイはエリクを懐柔するほうに動く。
リューイも少なからず……というか、ロアを拾って育ててくれた優しさや今までの話をしてくれてる時の顔、振舞ってくれる手料理。どれも好ましく思っていたから、この機会にと口説く。
結局エリクも2人と離れたくなかったので、天空の地へ着いていくことを決意。
そうして3人は家族になって幸せに暮らしましたとさ!
美形竜人×平凡人間
仔竜はnot恋愛感情。
CP名:リューイ×エリク+ロア
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