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黒いドラゴンが、現われる。
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夜が来る前に、みんなは、安全な所に、避難をしていた。
私達魔術師は、ドラゴンが来るのを、待って
いた。
その後ろには、剣士が控えていた。
ドラゴンの鳴き声が、遠くからでも、響いていた。
その鳴き声を聞き、マイトは、ビビっていた
「全員、わかっているな。」とアスラン王が
確かめる。
みんなが、アスラン王に頷く。
黒いドラゴンが、飛んで現れて来た。
「良く考えたら、飛んでいる。
ドラゴンに魔法を、掛けるのは、難しい。」
とリュークが言う。
「ドラゴンを怒らせたら、降りて来る」と
アシュレイは、弓矢でドラゴンをめがけ、
矢を放った。
ドラゴンに、矢があたり、こっちに向かって来る。
黒いドラゴンは、羽をバタバタさせて、
風を起こす。
黒いドラゴンの羽の風は、突風と同じくらいの威力があった。
「魔法を唱えるぞ」とリュークが、命令する。
三人で、魔法陣をちゅうで描き、ドラゴンの行動を止める。
「今だ」と三人で、ドラゴンに剣を振り上げて、オスカーとマイトは、ドラゴンの羽を切り落とした。
ドラゴンが、鳴き声が響き渡る中、黒い騎士が現れた。
黒い騎士は、アシュレイに、剣を抜き剣を
振り下ろそうとしていた所に、アスラン王が、助けに入り、肩に傷を負いながらも、黒い騎士を倒す。
アシュレイを守る。
「大丈夫か?」とアスラン王がそう言うと、その場で倒れる。
「アスラン王」とリュークが呼んで、側に、駆けより、アスラン王の傷を見る。
「アスラン王が、なんで」とアシュレイが戸惑う。
「アスラン王は、黒い騎士の剣で、切られている。このままでは、死にいたる。」とリュークが言う。
「どうすれば、助かるの?」とアシュレイが聞く。
「エルフ族の傷薬があれば、治るが、エルフ族は、滅びてもう、ここに、はいない。」とリュークが言う。
「魔法で」とアシュレイが、アスラン王に、魔法で傷を治そうとしているのを、リュークが止める。
「そんな事をしても、傷は治っても、アスラン王の死を早めてしまう。」とリュークが、アシュレイに言う。
「エルフ族は、本当に、滅んだのですか?」とリサーナが言う。
「アスラン王、しっかりして」とアシュレイが声を掛ける。
「そういえば、エルフ族が昔住んでいた所があるけど、ここからでは、遠すぎる。」とアシュレイが言う。
「ミランナ王女様なら、傷の治し方を知っているのでは?」とオスカー王が言う。
水晶で、リュークは、連絡を取る。
「どうされましたか?」とミランナ王女が
水晶から現れる。
「アスラン王が、黒い騎士に、傷を負ってしまって、薬が必要ですが、薬の入手が出来すぎに、困っています。」とリュークが言う。
「アスランの傷は、どの程度ですか?」と
ミランナ王女が言うと、リュークが、
アスランの傷を見せると、ミランナ王女が驚く。
「黒い騎士の剣は、毒性があると聞ききます。」
エルフ族の書物が、ミランナの家に、置いてあった。
その書物の中に、毒を消すやり方が、書いてあったのを、水晶を通して、やり取りをする。
「特効薬は、ヤモリと蛇の血…」とかを、ミランナ王女が特効薬の作り方を、丁寧にリュークに教える。
それを、リュークが言いながら、リサーナが、リュークの隣で、メモを取りながら、手分けをして材料を探して、集める。
アシュレイは、材料を入れる鍋を、家に置いてないか?を探した。
幸い、みんなが黒いドラゴンが、出現により、みんな避難していたため、誰もいなかったから、材料には、困らなかったが、爬虫類の蛇の血だけが、手に入らず、リュークが、困っていた。
「リューク、どうした。」とオスカー王が訪ねる。
「蛇が、どこにもいなくって」とリュークが言う。
「これのことか」とオスカー王が、蛇を捕まえて来ていた。
「どこから、持って来たのですか?」とリュークが聞く。
「酒屋に、あった。酒のビンの中から、蛇を出して来た物だけど、血だけだろう?
必要なのは?」とオスカー王が言う。
「まあ、そうですが」とリュークが言って、オスカー王から、蛇を袋の中に入れて貰い。
家に、材料を持って行き、アシュレイが、
鍋に水を入れる。
リュークが、材料をメモを見ながら、作りあげる。蛇の血は、ナイフで切り血を入れる。
それを、煮込む時に、部屋じゅうが、凄い臭いに、覆われる。
アシュレイ達は、スカーフで、マスク見たいしても、目もヒリヒリする。
煮込む事、10分くらいで、完成して、
「薬を冷ます時間がない。早く飲ませた方がいい。」とオスカー王が言う。
気がつくと、薬の側から、みんな離れた場所にいた。
薬の入れ物を、持っているのは、アシュレイただ一人だけだった。
「私が、飲ませるの?」とアシュレイが言う。
「アシュレイさん、お願いします。」と
みんなが、声を揃えて言うので、アシュレイが、困る。
「どうやって、飲ませたら、いいの?」と
アシュレイが聞く。
「口移しでも、何でもいいから、飲ませろ」とオスカー王が言う。
(口移し、でも、時間がない。やるしかない私を、守ってくれたために、アスラン王は、傷を負うてしまったのは、私にも、責任はある)と、アシュレイが決心して、アシュレイは、薬を一口含み、口移しで、薬を飲ませる。
(お願い、飲んで)と目を閉じて、アスランの口に、薬を少しずつ入れる。
アスラン王が、薬を飲み込んで、ゆっくりと目を少し開けると、誰かの顔らしき物が、あるのを、ぼやけて見えていた。
「アスラン王、薬を飲んだのか?」とオスカー王が、みんなに訪ねるが、
アスラン王が、目を覚ますのか?
気になっていた。
アシュレイが、もう一度、口移しで、
薬を飲ませようとした時に、アスラン王の
手の指が動いたのを、みんなは、気がついたが、アシュレイは、必死だったので、見ていなかった。
アシュレイが、口移しで、アスラン王に薬を飲ませようと、口移しをして、アスラン王は、目を覚ましていたが、アシュレイが、薬を自分のために、飲ませてくれた事が、嬉しく思っている所に、二人して、薬でむせて、ゴッホン、ゴッホンと咳をする。
「二人とも、水を」と、マイトがコップに
水を入れて、アシュレイとアスラン王に、
渡した。
「ありがとう。」とアシュレイが、お礼を言う。
「もう、大丈夫なのですか?」とリュークが、アスラン王に、声を掛けた。
「ああ、薬のお陰で、この通りだけど、
まだ、頭がくらくらする。」とアスラン王が言う。
「黒い騎士は、どうなった。」とアスラン王が訪ねる。
「アスラン王が、黒い騎士を倒してましたよ。」とアシュレイが言う。
「そうか」とアスラン王が言う。
「みんな、風呂に入った方がいいぞ。
凄い臭いだ。」とアスラン王が言う。
「誰のためで、みんな臭くなったと思っているんだ。」とオスカー王が言う。
「まあまあ」とリュークが言う。
「みんな、ありがとう、俺のために、薬を
作ってくれて」とアスラン王が、お礼を言う。
「一番のお礼なら、ミランナ王女に、王女が、エルフ族の書物で、薬の作り方を教えてくれたのですから」とリュークが言う。
「そうだったのか?」とアスラン王が言う。
「元気に、なられたら、水晶玉でミランナ王女様に、顔を見せてあげれば、喜びますよ。」とリュークが言う。
(アスラン王には、ミランナ王女がいる。
好きには、なっては、ダメだと)自分に、
アシュレイは、いいきかせる。
「アスラン王」とアシュレイが、声を掛ける
とアスラン王が、アシュレイを見つめられ、アシュレイの心臓が、ドキドキしていた。
「なんだ。」とアスラン王が言う。
「なぜ、私をかばう真似をしたのですか?」
とアシュレイが、アスラン王に聞く。
「それは、女性を守るのは、剣士として、
当然の事だ。」とアスラン王が言う。
「それでも、死に掛けたのですよ。」とアシュレイが言う。
「心配を掛けた事は、みんなに、詫びた。
まだ、俺に何かしろと言うのか?」とアシュレイに、アスラン王が言う。
「元気に、なっても、相変わらずなのですね。」とアシュレイが言う。
「何に、お前が、気絶した時に、この家に
運んだのは、この私ぞ」とアスラン王が言う。
「まあまあ」と今度は、マイトが言う。
二人は、ケンカをした。
「アスラン王が、珍しいな。女の子とケンカなんて」とオスカー王が言う。
アスラン王は、布団を掛けて眠る。
「だけど、アスラン王のお陰で、アシュレイさんが、守れた事は、事実なのだから、
仲良くしたら」とリュークが言う。
「余計なお世話だ。」とアスラン王が言う。
「これは、参りましたね。明日には、この町から、出て行くのに」とリュークが言う。
「えっ、明日には、もう、アスタニャ国に
戻るのですか?」とアシュレイが聞く。
「その予定です。魔法書にも、連絡をしないといけないので」とリュークが聞く。
「オスカー王は、どうするのです?」と
リュークが訪ねる。
「途中まで、一緒に」とオスカー王が言う。
「アシュレイさん達は?」とリュークが聞く。
「私達は、ギルドに、報告して、報酬を受け取りに行くので」とリサーナが、変わりに答えた。
「みんなそれぞれ、行く場所があるのですね。」とリュークが言う。
「そうらしいな。」とオスカー王が言う。
そして、翌朝
アシュレイとリサーナは、二階で出立する。
荷物をまとめていた。
「アシュレイさん、いいのですか?
アスラン王と、仲直りしなくっても」とリサーナが言う。
(確かに、まだ、お礼は、アスラン王に、お礼を言えてないのもある。)とアシュレイが、心の中で思っている。
「ちょっと、下に降りてくる。」とアシュレイがリサーナに言って、階段を降りると、アスラン王も、リュークも、オスカー王も、いなかった。
「ちょっと、起きなさい。」とアシュレイは、マイトを起こす。
「おはよー」とマイトが、目をこすりながら、目を覚ました。
「何?」とマイトが、あくびをする。
「アスラン王達は?」とマイトに聞く。
「ああ、それなら、今朝早くに、荷物をまとめて、出立して行ったよ。」とマイトが言う。
「俺たちも、もう、出立する時間なの?」とマイトが聞く。
「アシュレイさん、荷物。」と言って、リサーナが、荷物を二人分持って、階段から、降りて来た。
「あれ、アスラン王の人達は、もう、出立されてしまったのですか?」とリサーナが言う。
「どうやら、そうらしい。」とアシュレイが言う。
「そしたら、仲直り出来なかったのですか?」とリサーナが言う。
「今度、あった時に、アスラン王には、お礼を言えばいいし、私達も出立するぞ」とアシュレイが言う。
そして、家から出ると、この国の民の人が、戻って来ていた。
「あの人達が、この国を救ってくれた。」
「勇者様達ね。」とこの国の人達は、アシュレイ達を見て、この国を救った。
英雄になっていた。
そして、新聞の記事にも、その事が載る。
「何ですって」とライバルのクロエが、新聞の記事を読んで、そう言った。
「にくっき、ライバルのアシュレイが、英雄だなんて、信じられないわ。」とクロエが言う。
「私も、旅に出れば、アシュレイに会えるかも」とクロエが言って、荷造りをして、
部屋のドアから、そっと、荷物を持って出る。
そにへ、クロエのお母さんに、
「どこに、行くの?クロエ」とクロエは、母親に見つかってしまった。
「ちょっと、外に出るだけですわ。」とクロエが言う。
「ちょっと、外に出るだけで、そのような
荷物が必要なのですか?クロエちょっと、
きなさい。」と言われ、クロエは、母親に
連れて行かれる。
「そんな、旅が」とクロエが言う。
「旅、なおさら、ダメです。」と、母親に
言われていた。
私達魔術師は、ドラゴンが来るのを、待って
いた。
その後ろには、剣士が控えていた。
ドラゴンの鳴き声が、遠くからでも、響いていた。
その鳴き声を聞き、マイトは、ビビっていた
「全員、わかっているな。」とアスラン王が
確かめる。
みんなが、アスラン王に頷く。
黒いドラゴンが、飛んで現れて来た。
「良く考えたら、飛んでいる。
ドラゴンに魔法を、掛けるのは、難しい。」
とリュークが言う。
「ドラゴンを怒らせたら、降りて来る」と
アシュレイは、弓矢でドラゴンをめがけ、
矢を放った。
ドラゴンに、矢があたり、こっちに向かって来る。
黒いドラゴンは、羽をバタバタさせて、
風を起こす。
黒いドラゴンの羽の風は、突風と同じくらいの威力があった。
「魔法を唱えるぞ」とリュークが、命令する。
三人で、魔法陣をちゅうで描き、ドラゴンの行動を止める。
「今だ」と三人で、ドラゴンに剣を振り上げて、オスカーとマイトは、ドラゴンの羽を切り落とした。
ドラゴンが、鳴き声が響き渡る中、黒い騎士が現れた。
黒い騎士は、アシュレイに、剣を抜き剣を
振り下ろそうとしていた所に、アスラン王が、助けに入り、肩に傷を負いながらも、黒い騎士を倒す。
アシュレイを守る。
「大丈夫か?」とアスラン王がそう言うと、その場で倒れる。
「アスラン王」とリュークが呼んで、側に、駆けより、アスラン王の傷を見る。
「アスラン王が、なんで」とアシュレイが戸惑う。
「アスラン王は、黒い騎士の剣で、切られている。このままでは、死にいたる。」とリュークが言う。
「どうすれば、助かるの?」とアシュレイが聞く。
「エルフ族の傷薬があれば、治るが、エルフ族は、滅びてもう、ここに、はいない。」とリュークが言う。
「魔法で」とアシュレイが、アスラン王に、魔法で傷を治そうとしているのを、リュークが止める。
「そんな事をしても、傷は治っても、アスラン王の死を早めてしまう。」とリュークが、アシュレイに言う。
「エルフ族は、本当に、滅んだのですか?」とリサーナが言う。
「アスラン王、しっかりして」とアシュレイが声を掛ける。
「そういえば、エルフ族が昔住んでいた所があるけど、ここからでは、遠すぎる。」とアシュレイが言う。
「ミランナ王女様なら、傷の治し方を知っているのでは?」とオスカー王が言う。
水晶で、リュークは、連絡を取る。
「どうされましたか?」とミランナ王女が
水晶から現れる。
「アスラン王が、黒い騎士に、傷を負ってしまって、薬が必要ですが、薬の入手が出来すぎに、困っています。」とリュークが言う。
「アスランの傷は、どの程度ですか?」と
ミランナ王女が言うと、リュークが、
アスランの傷を見せると、ミランナ王女が驚く。
「黒い騎士の剣は、毒性があると聞ききます。」
エルフ族の書物が、ミランナの家に、置いてあった。
その書物の中に、毒を消すやり方が、書いてあったのを、水晶を通して、やり取りをする。
「特効薬は、ヤモリと蛇の血…」とかを、ミランナ王女が特効薬の作り方を、丁寧にリュークに教える。
それを、リュークが言いながら、リサーナが、リュークの隣で、メモを取りながら、手分けをして材料を探して、集める。
アシュレイは、材料を入れる鍋を、家に置いてないか?を探した。
幸い、みんなが黒いドラゴンが、出現により、みんな避難していたため、誰もいなかったから、材料には、困らなかったが、爬虫類の蛇の血だけが、手に入らず、リュークが、困っていた。
「リューク、どうした。」とオスカー王が訪ねる。
「蛇が、どこにもいなくって」とリュークが言う。
「これのことか」とオスカー王が、蛇を捕まえて来ていた。
「どこから、持って来たのですか?」とリュークが聞く。
「酒屋に、あった。酒のビンの中から、蛇を出して来た物だけど、血だけだろう?
必要なのは?」とオスカー王が言う。
「まあ、そうですが」とリュークが言って、オスカー王から、蛇を袋の中に入れて貰い。
家に、材料を持って行き、アシュレイが、
鍋に水を入れる。
リュークが、材料をメモを見ながら、作りあげる。蛇の血は、ナイフで切り血を入れる。
それを、煮込む時に、部屋じゅうが、凄い臭いに、覆われる。
アシュレイ達は、スカーフで、マスク見たいしても、目もヒリヒリする。
煮込む事、10分くらいで、完成して、
「薬を冷ます時間がない。早く飲ませた方がいい。」とオスカー王が言う。
気がつくと、薬の側から、みんな離れた場所にいた。
薬の入れ物を、持っているのは、アシュレイただ一人だけだった。
「私が、飲ませるの?」とアシュレイが言う。
「アシュレイさん、お願いします。」と
みんなが、声を揃えて言うので、アシュレイが、困る。
「どうやって、飲ませたら、いいの?」と
アシュレイが聞く。
「口移しでも、何でもいいから、飲ませろ」とオスカー王が言う。
(口移し、でも、時間がない。やるしかない私を、守ってくれたために、アスラン王は、傷を負うてしまったのは、私にも、責任はある)と、アシュレイが決心して、アシュレイは、薬を一口含み、口移しで、薬を飲ませる。
(お願い、飲んで)と目を閉じて、アスランの口に、薬を少しずつ入れる。
アスラン王が、薬を飲み込んで、ゆっくりと目を少し開けると、誰かの顔らしき物が、あるのを、ぼやけて見えていた。
「アスラン王、薬を飲んだのか?」とオスカー王が、みんなに訪ねるが、
アスラン王が、目を覚ますのか?
気になっていた。
アシュレイが、もう一度、口移しで、
薬を飲ませようとした時に、アスラン王の
手の指が動いたのを、みんなは、気がついたが、アシュレイは、必死だったので、見ていなかった。
アシュレイが、口移しで、アスラン王に薬を飲ませようと、口移しをして、アスラン王は、目を覚ましていたが、アシュレイが、薬を自分のために、飲ませてくれた事が、嬉しく思っている所に、二人して、薬でむせて、ゴッホン、ゴッホンと咳をする。
「二人とも、水を」と、マイトがコップに
水を入れて、アシュレイとアスラン王に、
渡した。
「ありがとう。」とアシュレイが、お礼を言う。
「もう、大丈夫なのですか?」とリュークが、アスラン王に、声を掛けた。
「ああ、薬のお陰で、この通りだけど、
まだ、頭がくらくらする。」とアスラン王が言う。
「黒い騎士は、どうなった。」とアスラン王が訪ねる。
「アスラン王が、黒い騎士を倒してましたよ。」とアシュレイが言う。
「そうか」とアスラン王が言う。
「みんな、風呂に入った方がいいぞ。
凄い臭いだ。」とアスラン王が言う。
「誰のためで、みんな臭くなったと思っているんだ。」とオスカー王が言う。
「まあまあ」とリュークが言う。
「みんな、ありがとう、俺のために、薬を
作ってくれて」とアスラン王が、お礼を言う。
「一番のお礼なら、ミランナ王女に、王女が、エルフ族の書物で、薬の作り方を教えてくれたのですから」とリュークが言う。
「そうだったのか?」とアスラン王が言う。
「元気に、なられたら、水晶玉でミランナ王女様に、顔を見せてあげれば、喜びますよ。」とリュークが言う。
(アスラン王には、ミランナ王女がいる。
好きには、なっては、ダメだと)自分に、
アシュレイは、いいきかせる。
「アスラン王」とアシュレイが、声を掛ける
とアスラン王が、アシュレイを見つめられ、アシュレイの心臓が、ドキドキしていた。
「なんだ。」とアスラン王が言う。
「なぜ、私をかばう真似をしたのですか?」
とアシュレイが、アスラン王に聞く。
「それは、女性を守るのは、剣士として、
当然の事だ。」とアスラン王が言う。
「それでも、死に掛けたのですよ。」とアシュレイが言う。
「心配を掛けた事は、みんなに、詫びた。
まだ、俺に何かしろと言うのか?」とアシュレイに、アスラン王が言う。
「元気に、なっても、相変わらずなのですね。」とアシュレイが言う。
「何に、お前が、気絶した時に、この家に
運んだのは、この私ぞ」とアスラン王が言う。
「まあまあ」と今度は、マイトが言う。
二人は、ケンカをした。
「アスラン王が、珍しいな。女の子とケンカなんて」とオスカー王が言う。
アスラン王は、布団を掛けて眠る。
「だけど、アスラン王のお陰で、アシュレイさんが、守れた事は、事実なのだから、
仲良くしたら」とリュークが言う。
「余計なお世話だ。」とアスラン王が言う。
「これは、参りましたね。明日には、この町から、出て行くのに」とリュークが言う。
「えっ、明日には、もう、アスタニャ国に
戻るのですか?」とアシュレイが聞く。
「その予定です。魔法書にも、連絡をしないといけないので」とリュークが聞く。
「オスカー王は、どうするのです?」と
リュークが訪ねる。
「途中まで、一緒に」とオスカー王が言う。
「アシュレイさん達は?」とリュークが聞く。
「私達は、ギルドに、報告して、報酬を受け取りに行くので」とリサーナが、変わりに答えた。
「みんなそれぞれ、行く場所があるのですね。」とリュークが言う。
「そうらしいな。」とオスカー王が言う。
そして、翌朝
アシュレイとリサーナは、二階で出立する。
荷物をまとめていた。
「アシュレイさん、いいのですか?
アスラン王と、仲直りしなくっても」とリサーナが言う。
(確かに、まだ、お礼は、アスラン王に、お礼を言えてないのもある。)とアシュレイが、心の中で思っている。
「ちょっと、下に降りてくる。」とアシュレイがリサーナに言って、階段を降りると、アスラン王も、リュークも、オスカー王も、いなかった。
「ちょっと、起きなさい。」とアシュレイは、マイトを起こす。
「おはよー」とマイトが、目をこすりながら、目を覚ました。
「何?」とマイトが、あくびをする。
「アスラン王達は?」とマイトに聞く。
「ああ、それなら、今朝早くに、荷物をまとめて、出立して行ったよ。」とマイトが言う。
「俺たちも、もう、出立する時間なの?」とマイトが聞く。
「アシュレイさん、荷物。」と言って、リサーナが、荷物を二人分持って、階段から、降りて来た。
「あれ、アスラン王の人達は、もう、出立されてしまったのですか?」とリサーナが言う。
「どうやら、そうらしい。」とアシュレイが言う。
「そしたら、仲直り出来なかったのですか?」とリサーナが言う。
「今度、あった時に、アスラン王には、お礼を言えばいいし、私達も出立するぞ」とアシュレイが言う。
そして、家から出ると、この国の民の人が、戻って来ていた。
「あの人達が、この国を救ってくれた。」
「勇者様達ね。」とこの国の人達は、アシュレイ達を見て、この国を救った。
英雄になっていた。
そして、新聞の記事にも、その事が載る。
「何ですって」とライバルのクロエが、新聞の記事を読んで、そう言った。
「にくっき、ライバルのアシュレイが、英雄だなんて、信じられないわ。」とクロエが言う。
「私も、旅に出れば、アシュレイに会えるかも」とクロエが言って、荷造りをして、
部屋のドアから、そっと、荷物を持って出る。
そにへ、クロエのお母さんに、
「どこに、行くの?クロエ」とクロエは、母親に見つかってしまった。
「ちょっと、外に出るだけですわ。」とクロエが言う。
「ちょっと、外に出るだけで、そのような
荷物が必要なのですか?クロエちょっと、
きなさい。」と言われ、クロエは、母親に
連れて行かれる。
「そんな、旅が」とクロエが言う。
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