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アスティー王国の王様
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アスティーア王国は、輸入品が多く運ばれて来る、さかんな国だった。
色んな品物が、町の中で、売られていたり、パン屋食べ物が、並んでいたりしていた。
「お腹が空いた。」とアシュレイが言う。
「そう言えば、ニッケは何をしているの?」とアシュレイが、ニッケに訪ねた。
「ああ、今は、王様の警護をしている。」とニッケが言う。
「俺も、二人に負けないぐらい、魔法と剣を、鍛えた。」とニッケが言う。
「俺は、いつこの馬から、下りられるのだ?」とアスラン王が、ニッケに訪ねる。
「ここを、右に曲がった所に、診療所がある。」とニッケが言う。
そして、診療所につく。
「ついたぞ。」とニッケが言うと、アスラン王は、馬から下りる。
「大丈夫か?肩をかそうか?」とニッケが
アスラン王に言う。
「結構だ。自分で歩ける。」とアスラン王がそう言いながら、足をひこずりながら、
診療所に入っていた。
「俺は、馬がいるから、ここで待ってる。」とニッケが言う。
アシュレイは、診療所に入る。
医者に、足の診察を受けていた。
「大丈夫そうだ。ヒビぐらいで、骨は折れてなさそうだ。」と医者が言う。
「全治一か月は、絶対安静。」と医者が
言う。
「ありがとう、ございます。」と医者に言って、診察代を払い、診療所から出ると、
アスラン王が、アシュレイの手首を握る。
「どうしたの?」とアシュレイが聞く。
「アシュレイは、ニッケと名乗る者が好きなのか?」とアスラン王が、聞いて来る。
「ニッケとは、幼じみていうだけだよ。」
とアシュレイが言う。
「ふーん」とアスラン王が言う。
その後、ニッケの元に行く。
「足は、どうだった?」とアスラン王に、
ニッケが聞く。
「ヒビが、入っているが、骨は折れてはいないらしい。」とアスラン王が言う。
「そうか」とニッケが言う。
「あーアシュレイさん」とリーサナが、声を掛けて来た。
「やっと、見つけた。」とマイトが言う。
「散々歩き回って、ようやく会えました。」とアークが言う。
「三人とも、無事で良かった。」とアシュレイが言う。
「そちらの方は、どなたですか?」とリュークが聞く。
「私の幼じみのニッケ。」とアシュレイが
言う。
「私は、リュークです。そこにいる。
アスラン王に、使えている者です。」と
丁寧に挨拶をした。
「これは、ご丁寧に」とニッケがいう。
「私は、リーサナです。こっちは、マイトです。宜しく」とリーサナが、マイトの分も、紹介した。
「二人とも、宜しく。」とニッケが言う。
「良かったら、一緒に食事に」とニッケが
言う。
「歩き疲れていたから、お腹が空いた。」
「何でも、いいから食べたい。」
とリーサナと、マイトが言う。
食堂で、お昼の食事をする。
「今日は、ドラゴンのお肉が手に入ったから、飛び切り美味しい料理を作るよ。」と
その食堂のシェフが言うと、調理場で食事を作り始めた。
「そのドラゴンの肉て、もしかして…」と
アシュレイが、ニッケの方を見るが、ニッケは、リュークと楽しそうに、会話をしていた。
「リュークさんと、ニッケさんて、気が合いそう。」とリーサナが言う。
食事が、運ばれて来て、机一杯に食べ物が
並べられる。
「すご」とマイトが言う。
そして、みんなで、ドラゴンの肉を食べ始める。
「ドラゴンの肉て、こんな味がするのか?」とマイトが言う。
「ドラゴンて、どくどくの味がするのですね。」とリーサナが言う。
アシュレイは、お皿が空になっていた。
「おじさん、おかわり」とアシュレイが言う。
「お前は、恋よりも、食い気だな。」と
ニッケが言う。
「余計なお世話。」とアシュレイが言う。
机の上に、おかわりのドラゴンの肉が、
置かれる。
アシュレイは、目をが輝かせて、ドラゴンの肉を食べる。
食事が終わり、アシュレイ達は、食堂から出る。
「じゃ、俺はこれから、王国に戻って、
報告しに、行かなければならない。」と
ニッケが言う。
「その俺達も、連れて行っては、くれないか?」とアスラン王が言う。
「えっ」とアシュレイ達が、声を揃えて言う。
「この国の王様を、見てみたい。」とアスラン王が言う。
「わかった。じゃ、ついて来れば」とニッケが言う。
「みんなは?」とニッケが聞く。
みんなは、にんまり笑う。
(ニッケから見ると、みんな、王様に会うのは、どうでも、いいと、思っているように見えた。)
「王だけ、王国に行かせる訳には、行かない。」とリュークが言う。
「どうぞ、どうぞ」とみんなが、譲り合いをする。
アスラン王は、アシュレイの手首を掴み。
「アシュレイが、一緒だから、問題ないだろう。」とアスラン王が言う。
「えっ」とアシュレイが言う。
「アシュレイさん、いってらっしゃい」と
リューク達が言う。
「みんなは、一緒には」とアシュレイが言う。
「私、この国をもっと見て周りたくって」とリーサナが言う。
「僕は、剣とか盾やら見て、周りたいので」とマイトが言う。
「ここに来る前に、水晶玉が割れてしまったので、新しい水晶玉を、買いに行きたいので」と言うと、みんなは、町の方に消えて行った。
「みんな、酷い。抜け駆け、卑怯者」だと
アシュレイが言う。
「ほら、置いていくぞ」とニッケが言う。
アシュレイは、いやいや、ニッケについて
王国の城に、向かって歩き出した。
ニッケは、馬を手綱を引きながら歩く。
「アシュレイさん達、行きましたね。」と
建物に隠れて、アシュレイ達を、見ていた
「俺は、武器屋に」
「私は、水晶玉を」とマイトとアークは、
それぞれ、見たい所に行きたがっていた。
「私は、どこに行けば」とリーサナが言う
「城に、ついていげばいいのに」とマイトがリーサナに言うと、リーサナがマイトに
水の呪文で、水を掛けた。
「冗談で、言ったのに」とマイトが、怒る
その間に、リュークは、水晶玉を見に行っていた。
「手に取って、見て下さいね。」と女性が
声を掛ける。
「リュークさん」と女性が声を掛ける。
「どこかで、会いましたか?」と女性に言う。
「覚えてないのですか?
以前、貴方に山賊から、救っていただきました。マヤです。」と女性が言う。
「ああ、そうでしたか。覚えてなくって、すみません。」とリュークが言う。
「今日も、お一人ですか?」とマヤが訪ねる。
「いいえ、仲間が一緒に」とリュークが言う。
「水晶玉を、買いにいらしたのに、私たらつい嬉しくなって、しまって」とマヤが言う。
「水晶玉のなおし、なんて、出来ませんよね。」とアークが、マヤに聞く。
「水晶玉のなおしですか?見せて貰っても」とマヤが言う。
「これなんですが。」とリュークは、水晶玉が粉々になった物を見せた。
「これは、ちょっとひび割れていどなら、なおせますが、粉々になっていっては」と
マヤが言う。
「そうですよね。」とリュークが、苦笑いをする。
「粉々になった所を見ると、水晶をなおそうと、されたのですか?」とマヤが、リュークに聞いて来た。
「知人が、魔法を掛けたせいで、このように」とリュークが、マヤに説明をした。
「そうでしたか。」とマヤが言う。
リーサナが、くしゃみをした。
「誰か、私の噂をしているのかな?」と
リーサナが言う。
「そうかもね」とマイトが言う。
武器を色々見ると、値段も相当高い品物で
埋めつくされていた。
「うわーどれも、高い。」とマイトが言う。
「それは、そうさ、ここでしか買えない。
品物を、輸入しているんだから」と武器屋を販売している男性が言う。
見ると、筋肉ムキムキのおじさんが、武器を売っていた。
「少し、安くならない?」とマイトが言うと、その武器屋のおじさんが、看板を見せた。
「ここの店では、値切りはしていません。
安物をお探しなら、よその店で」と看板に
は書いてあった。
「どうします。お客さん」とおじさんが、
ニコニコしながら言う。
「違う店に行きます。」とマイトが、気を落としながらい店を後にした。
ニッケ達は、城に、たどりつき中に入る。
「ここが、城の中?」とアシュレイが言う。
「そうだ。一つ忠告がある。王の前で、魔術だの魔法は、言ってはいけない。
そのニ、アシュレイは、そのドレスを、着替えた方がいい」とニッケに言われて、
ドレスを見ると、ミランダ王女様のドレスのままで、しかも、ボロボロになっていた。
「確かに、これだと、王様の前には、
出られそうにない。」とアシュレイが言う
「アシュレイを、少しの間借りるから、ここで待っててくれ」とニッケが言う。
「わかった。」とアスラン王が言う。
そして、しばらく時が流れ、アシュレイが
ドレス姿で戻って来た。
アシュレイは、この国のシルクのドレスを
着せて貰っていた。
髪型もポニーテールになっていた。
「どうかな?」とアスラン王に言う。
「なかなか、似合っている。」とアスラン王が、照れながら言う。
(とっても、可愛い。)とアスラン王が、
心の中で言う。
その後、王様に会うのに、広間で膝をつき
王様が来るのを待っていると、王様が通路を通り、王様の椅子に腰を掛けた。
みんなが、王様に挨拶した後に、顔を上げる。
顔を上げると、小学生ぐらいの子供が、王様の椅子に、腰を掛けていた。
「初めて、お目に掛かる者もいるであろうから、我が名は、マカ王である。
我は、子供ではあるが、この国の立派な王である。」とマカ王が言う。
それを、聞いて笑いそうになるのを、必死で、アシュレイが堪える。
「そこのそなた。」とマカ王が、アシュレイの事を見て言う。
アシュレイは、キョロキョロ周りを見る。
「アシュレイ、君の事じゃないのか?」と
ニッケが、小声で言う。
「私、わたくしで、ございますか?」とアシュレイが、マカ王に訪ねる。
「そうだ、君だ。名前は、何と言うのだ。」とマカ王が、アシュレイに訪ねる。
「私、わたくしは、アシュレイと申します。」とアシュレイは、スカートの裾を広げて、挨拶をする。
「私の妻になる気はないか?」とマカ王が言うと、家臣などが、ざわつき始めた
「静かに」と王様の家来が言う。
アスラン王が、その隙に、アシュレイに
指輪を手にはめるが、その指輪は、アスラン王の王家の紋章の入った、指輪だった。
「私、わたくしは、婚約者なので、出来ません。」とアシュレイが、指輪を見せて言う。
「そうか、それは、残念だ。」とマカ王が言う。
「そこにいるのは、ニッケ戻っていたのか?」とマカが言う。
「はい、マカ王様、昨日ドラゴン退治をした時に、こちらのアシュレイさんと、アスランさんが、会いました。」とニッケが、マカ王に、説明をした。
「それで、なぜ、一緒にこの城に」とマカ王が訪ねる。
「私は、アスランと名乗る者です。
どうしても、王様の顔を拝見したくって、ここに、来た事を、どうかお許し下さい。」とアスラン王が言うのを、隣りで
アシュレイが、アスラン王を見つめていた
(アスラン王て、ああ、やって見ると、かっこいい。)とアシュレイが、心の中で思っていると、アスラン王がアシュレイの方に目をやる前に、前を向いていた。
(危なく、アスラン王と目が合う所だった)と心の中で、アシュレイが、ほっとする。
王様の挨拶が、終わり大広を出た後、
ニッケが言う。「ここでの事は、外部には、漏らさないでくれよ。」とニッケが、
そう言うと、城の中に消えて行った。
「俺達も、帰ろう。」とアスラン王が言う
城から出てまた、来た道をアスラン王と、
一緒に、アシュレイが町に帰る。
「そうだ、指輪を返さなきゃ」とアシュレイが言うと、「あれ、おかしいな。」と
アシュレイが、指輪を指から、外そうとしても、取れなかった。
「どうかしたか?」とアスラン王が、アシュレイに聞く。
「指輪だけど、もう少し、しててもいい?」とアシュレイが、アスラン王に聞く
「ああ、別にいいけど、まさか、指輪が抜けないなんて、言わないよな。」とアスラン王が言う。
アシュレイは、「まさか」と苦笑いをしながら、アスラン王に言う。
「それなら、いいがもし、抜けなければ、指を、切り落とさなければならないからな。」とアスラン王が言うと、リュークのところに向かって歩いていた。
(指を切断と言われて、アシュレイは、指輪をしている指輪を見つめた。
何とかして指輪を、外さなきゃ、でも、どうやって)と、アシュレイが、アスラン王に指を切断と言われて、頭の中が真っ白に
なる。
「どうしょう。」とアシュレイが、小声で
言う。
宿屋で宿泊代を支払い、酒場で食事をする
みんなは、楽しく食事をするけど、私は
食事どころではない。
もし、指輪が外せなかったら、アスラン王に指輪事、切られてしまう。
「アシュレイさん、食べないのですか?」とリーサナが、心配してアシュレイに言う
みんなが、アシュレイの方を見ていた。
「どうしました?調子でも悪いのですか?」とリュークも、アシュレイを心配している。
「大…大丈夫。ちゃんと食べるから」と
アシュレイがそう言って食べる。
その後、宿屋に戻る。
「アシュレイさん、ちょっと」とリュークがこっそり、アシュレイを呼び出した。
「アスラン王に、何か言われたのでは?」とアークが、何かを察して聞いてきた。
「実は、この指輪何だけど、石鹸で洗っても取れなくって」とリュークに、指輪を見せた。
「それは、王家の紋章の指輪、アスラン王と婚約したのですか?」とリュークが、誤解する。
「違違うの、この国の王様に、私を妻にしたいて言われた時に、アスラン王が、指にはめてくれて、その後、返そうと思ったら、指輪が外れなくって、リュークさんなら何とか、出来ないかな?」とアシュレイが、説明の後に、アークに助けを求めた。
「それは、弱りましたね。
アスラン王から、何か?指輪をはめられる時に、言われませんでしたか?」とリュークがアシュレイに聞く。
「何も、言われなかった。」とアシュレイが言う。
「まさか、このまま、指輪が外せないて事ないですよね。」とアシュレイが、不安げになり、アークに聞く。
「アスラン王に、この事を、伝えなきゃ駄目ですよね。」とアシュレイが言う。
「言うのは、アルスタニャ王国で、その
指輪の事を調べてからに、したらいいのでは」とリュークが言う。
「私は、アシュレイさんが……す」と言う所で、町の住人の男性が、側を通り過ぎた
「私達も、そろそろ、宿屋に戻らないと、リサーナが、心配する。」とアシュレイが言う。
「そうですね。」とリュークが言う。
「そう言えば、さっき、何か?言いかけてなかった。」とアシュレイが、リュークに
聞く。
「何でも、ありませんよ。」とリュークが言う。
(変なリュークさん)とアシュレイが、心の中で言う。
色んな品物が、町の中で、売られていたり、パン屋食べ物が、並んでいたりしていた。
「お腹が空いた。」とアシュレイが言う。
「そう言えば、ニッケは何をしているの?」とアシュレイが、ニッケに訪ねた。
「ああ、今は、王様の警護をしている。」とニッケが言う。
「俺も、二人に負けないぐらい、魔法と剣を、鍛えた。」とニッケが言う。
「俺は、いつこの馬から、下りられるのだ?」とアスラン王が、ニッケに訪ねる。
「ここを、右に曲がった所に、診療所がある。」とニッケが言う。
そして、診療所につく。
「ついたぞ。」とニッケが言うと、アスラン王は、馬から下りる。
「大丈夫か?肩をかそうか?」とニッケが
アスラン王に言う。
「結構だ。自分で歩ける。」とアスラン王がそう言いながら、足をひこずりながら、
診療所に入っていた。
「俺は、馬がいるから、ここで待ってる。」とニッケが言う。
アシュレイは、診療所に入る。
医者に、足の診察を受けていた。
「大丈夫そうだ。ヒビぐらいで、骨は折れてなさそうだ。」と医者が言う。
「全治一か月は、絶対安静。」と医者が
言う。
「ありがとう、ございます。」と医者に言って、診察代を払い、診療所から出ると、
アスラン王が、アシュレイの手首を握る。
「どうしたの?」とアシュレイが聞く。
「アシュレイは、ニッケと名乗る者が好きなのか?」とアスラン王が、聞いて来る。
「ニッケとは、幼じみていうだけだよ。」
とアシュレイが言う。
「ふーん」とアスラン王が言う。
その後、ニッケの元に行く。
「足は、どうだった?」とアスラン王に、
ニッケが聞く。
「ヒビが、入っているが、骨は折れてはいないらしい。」とアスラン王が言う。
「そうか」とニッケが言う。
「あーアシュレイさん」とリーサナが、声を掛けて来た。
「やっと、見つけた。」とマイトが言う。
「散々歩き回って、ようやく会えました。」とアークが言う。
「三人とも、無事で良かった。」とアシュレイが言う。
「そちらの方は、どなたですか?」とリュークが聞く。
「私の幼じみのニッケ。」とアシュレイが
言う。
「私は、リュークです。そこにいる。
アスラン王に、使えている者です。」と
丁寧に挨拶をした。
「これは、ご丁寧に」とニッケがいう。
「私は、リーサナです。こっちは、マイトです。宜しく」とリーサナが、マイトの分も、紹介した。
「二人とも、宜しく。」とニッケが言う。
「良かったら、一緒に食事に」とニッケが
言う。
「歩き疲れていたから、お腹が空いた。」
「何でも、いいから食べたい。」
とリーサナと、マイトが言う。
食堂で、お昼の食事をする。
「今日は、ドラゴンのお肉が手に入ったから、飛び切り美味しい料理を作るよ。」と
その食堂のシェフが言うと、調理場で食事を作り始めた。
「そのドラゴンの肉て、もしかして…」と
アシュレイが、ニッケの方を見るが、ニッケは、リュークと楽しそうに、会話をしていた。
「リュークさんと、ニッケさんて、気が合いそう。」とリーサナが言う。
食事が、運ばれて来て、机一杯に食べ物が
並べられる。
「すご」とマイトが言う。
そして、みんなで、ドラゴンの肉を食べ始める。
「ドラゴンの肉て、こんな味がするのか?」とマイトが言う。
「ドラゴンて、どくどくの味がするのですね。」とリーサナが言う。
アシュレイは、お皿が空になっていた。
「おじさん、おかわり」とアシュレイが言う。
「お前は、恋よりも、食い気だな。」と
ニッケが言う。
「余計なお世話。」とアシュレイが言う。
机の上に、おかわりのドラゴンの肉が、
置かれる。
アシュレイは、目をが輝かせて、ドラゴンの肉を食べる。
食事が終わり、アシュレイ達は、食堂から出る。
「じゃ、俺はこれから、王国に戻って、
報告しに、行かなければならない。」と
ニッケが言う。
「その俺達も、連れて行っては、くれないか?」とアスラン王が言う。
「えっ」とアシュレイ達が、声を揃えて言う。
「この国の王様を、見てみたい。」とアスラン王が言う。
「わかった。じゃ、ついて来れば」とニッケが言う。
「みんなは?」とニッケが聞く。
みんなは、にんまり笑う。
(ニッケから見ると、みんな、王様に会うのは、どうでも、いいと、思っているように見えた。)
「王だけ、王国に行かせる訳には、行かない。」とリュークが言う。
「どうぞ、どうぞ」とみんなが、譲り合いをする。
アスラン王は、アシュレイの手首を掴み。
「アシュレイが、一緒だから、問題ないだろう。」とアスラン王が言う。
「えっ」とアシュレイが言う。
「アシュレイさん、いってらっしゃい」と
リューク達が言う。
「みんなは、一緒には」とアシュレイが言う。
「私、この国をもっと見て周りたくって」とリーサナが言う。
「僕は、剣とか盾やら見て、周りたいので」とマイトが言う。
「ここに来る前に、水晶玉が割れてしまったので、新しい水晶玉を、買いに行きたいので」と言うと、みんなは、町の方に消えて行った。
「みんな、酷い。抜け駆け、卑怯者」だと
アシュレイが言う。
「ほら、置いていくぞ」とニッケが言う。
アシュレイは、いやいや、ニッケについて
王国の城に、向かって歩き出した。
ニッケは、馬を手綱を引きながら歩く。
「アシュレイさん達、行きましたね。」と
建物に隠れて、アシュレイ達を、見ていた
「俺は、武器屋に」
「私は、水晶玉を」とマイトとアークは、
それぞれ、見たい所に行きたがっていた。
「私は、どこに行けば」とリーサナが言う
「城に、ついていげばいいのに」とマイトがリーサナに言うと、リーサナがマイトに
水の呪文で、水を掛けた。
「冗談で、言ったのに」とマイトが、怒る
その間に、リュークは、水晶玉を見に行っていた。
「手に取って、見て下さいね。」と女性が
声を掛ける。
「リュークさん」と女性が声を掛ける。
「どこかで、会いましたか?」と女性に言う。
「覚えてないのですか?
以前、貴方に山賊から、救っていただきました。マヤです。」と女性が言う。
「ああ、そうでしたか。覚えてなくって、すみません。」とリュークが言う。
「今日も、お一人ですか?」とマヤが訪ねる。
「いいえ、仲間が一緒に」とリュークが言う。
「水晶玉を、買いにいらしたのに、私たらつい嬉しくなって、しまって」とマヤが言う。
「水晶玉のなおし、なんて、出来ませんよね。」とアークが、マヤに聞く。
「水晶玉のなおしですか?見せて貰っても」とマヤが言う。
「これなんですが。」とリュークは、水晶玉が粉々になった物を見せた。
「これは、ちょっとひび割れていどなら、なおせますが、粉々になっていっては」と
マヤが言う。
「そうですよね。」とリュークが、苦笑いをする。
「粉々になった所を見ると、水晶をなおそうと、されたのですか?」とマヤが、リュークに聞いて来た。
「知人が、魔法を掛けたせいで、このように」とリュークが、マヤに説明をした。
「そうでしたか。」とマヤが言う。
リーサナが、くしゃみをした。
「誰か、私の噂をしているのかな?」と
リーサナが言う。
「そうかもね」とマイトが言う。
武器を色々見ると、値段も相当高い品物で
埋めつくされていた。
「うわーどれも、高い。」とマイトが言う。
「それは、そうさ、ここでしか買えない。
品物を、輸入しているんだから」と武器屋を販売している男性が言う。
見ると、筋肉ムキムキのおじさんが、武器を売っていた。
「少し、安くならない?」とマイトが言うと、その武器屋のおじさんが、看板を見せた。
「ここの店では、値切りはしていません。
安物をお探しなら、よその店で」と看板に
は書いてあった。
「どうします。お客さん」とおじさんが、
ニコニコしながら言う。
「違う店に行きます。」とマイトが、気を落としながらい店を後にした。
ニッケ達は、城に、たどりつき中に入る。
「ここが、城の中?」とアシュレイが言う。
「そうだ。一つ忠告がある。王の前で、魔術だの魔法は、言ってはいけない。
そのニ、アシュレイは、そのドレスを、着替えた方がいい」とニッケに言われて、
ドレスを見ると、ミランダ王女様のドレスのままで、しかも、ボロボロになっていた。
「確かに、これだと、王様の前には、
出られそうにない。」とアシュレイが言う
「アシュレイを、少しの間借りるから、ここで待っててくれ」とニッケが言う。
「わかった。」とアスラン王が言う。
そして、しばらく時が流れ、アシュレイが
ドレス姿で戻って来た。
アシュレイは、この国のシルクのドレスを
着せて貰っていた。
髪型もポニーテールになっていた。
「どうかな?」とアスラン王に言う。
「なかなか、似合っている。」とアスラン王が、照れながら言う。
(とっても、可愛い。)とアスラン王が、
心の中で言う。
その後、王様に会うのに、広間で膝をつき
王様が来るのを待っていると、王様が通路を通り、王様の椅子に腰を掛けた。
みんなが、王様に挨拶した後に、顔を上げる。
顔を上げると、小学生ぐらいの子供が、王様の椅子に、腰を掛けていた。
「初めて、お目に掛かる者もいるであろうから、我が名は、マカ王である。
我は、子供ではあるが、この国の立派な王である。」とマカ王が言う。
それを、聞いて笑いそうになるのを、必死で、アシュレイが堪える。
「そこのそなた。」とマカ王が、アシュレイの事を見て言う。
アシュレイは、キョロキョロ周りを見る。
「アシュレイ、君の事じゃないのか?」と
ニッケが、小声で言う。
「私、わたくしで、ございますか?」とアシュレイが、マカ王に訪ねる。
「そうだ、君だ。名前は、何と言うのだ。」とマカ王が、アシュレイに訪ねる。
「私、わたくしは、アシュレイと申します。」とアシュレイは、スカートの裾を広げて、挨拶をする。
「私の妻になる気はないか?」とマカ王が言うと、家臣などが、ざわつき始めた
「静かに」と王様の家来が言う。
アスラン王が、その隙に、アシュレイに
指輪を手にはめるが、その指輪は、アスラン王の王家の紋章の入った、指輪だった。
「私、わたくしは、婚約者なので、出来ません。」とアシュレイが、指輪を見せて言う。
「そうか、それは、残念だ。」とマカ王が言う。
「そこにいるのは、ニッケ戻っていたのか?」とマカが言う。
「はい、マカ王様、昨日ドラゴン退治をした時に、こちらのアシュレイさんと、アスランさんが、会いました。」とニッケが、マカ王に、説明をした。
「それで、なぜ、一緒にこの城に」とマカ王が訪ねる。
「私は、アスランと名乗る者です。
どうしても、王様の顔を拝見したくって、ここに、来た事を、どうかお許し下さい。」とアスラン王が言うのを、隣りで
アシュレイが、アスラン王を見つめていた
(アスラン王て、ああ、やって見ると、かっこいい。)とアシュレイが、心の中で思っていると、アスラン王がアシュレイの方に目をやる前に、前を向いていた。
(危なく、アスラン王と目が合う所だった)と心の中で、アシュレイが、ほっとする。
王様の挨拶が、終わり大広を出た後、
ニッケが言う。「ここでの事は、外部には、漏らさないでくれよ。」とニッケが、
そう言うと、城の中に消えて行った。
「俺達も、帰ろう。」とアスラン王が言う
城から出てまた、来た道をアスラン王と、
一緒に、アシュレイが町に帰る。
「そうだ、指輪を返さなきゃ」とアシュレイが言うと、「あれ、おかしいな。」と
アシュレイが、指輪を指から、外そうとしても、取れなかった。
「どうかしたか?」とアスラン王が、アシュレイに聞く。
「指輪だけど、もう少し、しててもいい?」とアシュレイが、アスラン王に聞く
「ああ、別にいいけど、まさか、指輪が抜けないなんて、言わないよな。」とアスラン王が言う。
アシュレイは、「まさか」と苦笑いをしながら、アスラン王に言う。
「それなら、いいがもし、抜けなければ、指を、切り落とさなければならないからな。」とアスラン王が言うと、リュークのところに向かって歩いていた。
(指を切断と言われて、アシュレイは、指輪をしている指輪を見つめた。
何とかして指輪を、外さなきゃ、でも、どうやって)と、アシュレイが、アスラン王に指を切断と言われて、頭の中が真っ白に
なる。
「どうしょう。」とアシュレイが、小声で
言う。
宿屋で宿泊代を支払い、酒場で食事をする
みんなは、楽しく食事をするけど、私は
食事どころではない。
もし、指輪が外せなかったら、アスラン王に指輪事、切られてしまう。
「アシュレイさん、食べないのですか?」とリーサナが、心配してアシュレイに言う
みんなが、アシュレイの方を見ていた。
「どうしました?調子でも悪いのですか?」とリュークも、アシュレイを心配している。
「大…大丈夫。ちゃんと食べるから」と
アシュレイがそう言って食べる。
その後、宿屋に戻る。
「アシュレイさん、ちょっと」とリュークがこっそり、アシュレイを呼び出した。
「アスラン王に、何か言われたのでは?」とアークが、何かを察して聞いてきた。
「実は、この指輪何だけど、石鹸で洗っても取れなくって」とリュークに、指輪を見せた。
「それは、王家の紋章の指輪、アスラン王と婚約したのですか?」とリュークが、誤解する。
「違違うの、この国の王様に、私を妻にしたいて言われた時に、アスラン王が、指にはめてくれて、その後、返そうと思ったら、指輪が外れなくって、リュークさんなら何とか、出来ないかな?」とアシュレイが、説明の後に、アークに助けを求めた。
「それは、弱りましたね。
アスラン王から、何か?指輪をはめられる時に、言われませんでしたか?」とリュークがアシュレイに聞く。
「何も、言われなかった。」とアシュレイが言う。
「まさか、このまま、指輪が外せないて事ないですよね。」とアシュレイが、不安げになり、アークに聞く。
「アスラン王に、この事を、伝えなきゃ駄目ですよね。」とアシュレイが言う。
「言うのは、アルスタニャ王国で、その
指輪の事を調べてからに、したらいいのでは」とリュークが言う。
「私は、アシュレイさんが……す」と言う所で、町の住人の男性が、側を通り過ぎた
「私達も、そろそろ、宿屋に戻らないと、リサーナが、心配する。」とアシュレイが言う。
「そうですね。」とリュークが言う。
「そう言えば、さっき、何か?言いかけてなかった。」とアシュレイが、リュークに
聞く。
「何でも、ありませんよ。」とリュークが言う。
(変なリュークさん)とアシュレイが、心の中で言う。
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