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王家の紋章の指輪
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アシュレイ達は、朝早く起きて、アルスタニャ王国に、向けて行く準備をして、出発していた。
「久しぶりの汽車の中だ。」とマイトが言う。
「恥ずかし、過ぎます。」とリーサナが言う。
「アシュレイは、アルスタニャ王国は、初めて来るのか?」とアスラン王が、アシュレイの隣りに、座り訪ねる来た。
「国名前は、ミランダ王女から聞かされて
いたけど、行くのは、初めてです。」と
アシュレイが言う。
アシュレイは、なるべく、指輪をアスラン王に、見られたくなくって、隠すようにしていた。
アスラン王が、荷物から風呂敷をほどき、
竹の皮で包んだ、おにぎりを二つ入りを、
アシュレイに、渡たす。
「朝早くに、お米を握って作った。」と
アスラン王が言う。
「これ、本当にアスラン王が、握ったの」とアシュレイが聞く。
「ああ、そうだ。」とアスラン王が言う。
「凄い、形も綺麗に三角おにぎりだ。」と
アシュレイが、そう言って、食べる。
「どうだ。美味しいか?」とアスラン王が
訪ねる。
「はい、とっても、美味しいです。」と
アシュレイが言う。
「飲み物を、置いておく」とアスラン王が
言うと、席を立ち移動して行く。
アスラン王を、追いかけて、リュークも
アスラン王の元に行く。
「アスラン殿、勝手に席を離れないで、下さい。」とリュークが言う。
「悪かった。外の空気を吸いたくなって」とアスラン王が言う。
「どこで、命を狙っている者が、いたらどうするのですか?」とリュークが、心配して言う。
「行動に、気をつける。」とアスラン王が
言う。
アシュレイの前の席では、リーサナとマイトが、一緒に座っていた。
「マイトさん、お顔にご飯粒がついて、います。私が、取って上げます。」とリーサナが言うと、リーサナは、そのご飯粒を食べる。
その後も、楽しい二人の会話が、前から聞こえて来る。
(いいな。私の席には、私、一人で寂しい)とアシュレイが、思いながら、アスラン王が置いていった、水筒の水を飲んだ。
その後、汽車に揺られながら、アシュレイは、夢を見る。
アスラン王の城の中で、ベッドの上に、アシュレイは、寝かされていた。
そこに、アスラン王が医者を、連れて来て
アシュレイに、医者が麻酔をして、注射されて、医者がアシュレイの手を持って、刃物を取り出して、指輪をしている指を出して、ゆっくり刃物が近づいて来る。
アシュレイは、「きゃー」と言って目を覚ます。と側にいた、アスラン王が、びっくりしていた。
「わぁー」とアスラン王が言う。
「目が覚めましたか?ちょうど、アスラン王が、起こそうとしていた所に、アシュレイが起きたから、ビックリしました。」と
リュークが言う。
「ごめんなさい。」とアシュレイが言う。
「怖い夢でも見ていたのか?」とアスラン王言う。
「とっても、怖い夢を…」とアシュレイが言う。
汽車から、降りる準備を始める。
「忘れ物はないか?」とアスラン王が、みんなに、訪ねる。
「大丈夫。」とみんなが言う。
そして、アルスタニャ国に降りる。
「ここが、アルスタニャ国なんだ。」とアシュレイが言う。
「そうか、アシュレイさんは、来るのは、初めてでしたね。」とリュークが言う。
「アルスタニャ国て、豊か緑に囲まれていたり、湖がある。平和その物て感じがする。」と、リーサナが、アシュレイの変わりに言う。
「今日は、私の城に泊まるといい。」と
アスラン王が言う。
荷物を持って、城に向かい歩く。
「城に行くのって、どの国も、遠い。」と
アシュレイが言う。
「しょうがないだろう。王は、狙われやすいものだ。」とアスラン王が言う。
ヘトヘトになりながら、城に辿り着いた。
城の中に入ると、長い廊下が続いていた。
部屋が沢山あって、迷ってしまいそうだった。
「先に、部屋に、案内をしょう。」とアスラン王が言う。
「ねぇ、使用人とかいないの?」とアシュレイが、アスラン王に聞く。
「あんまり、使用人には、頼らない。
それが、アスラン王なのです。」とリュークが、変わりに答える。
「ここの部屋を、アシュレイとリーサナが使うといい。」とアスラン王が言う。
その隣りは、マイトが一人で、使ってと、
アスラン王が、指示を出していた。
取り敢えず、アシュレイ達は、部屋の中に
入ってみた。
「ここの部屋は、二人部屋なんですね。
ベッドが二つある。」とリーサナが言う。
そして、リーサナは、ベッドの上で横になっていた。
隣り部屋のマイトは、大きなベッドが、一つある部屋だった。
(俺、一人でこの大きさのベッドで、凄い。)と心の中で言う。
リュークも、久しぶりの自分の部屋に、荷物を置く。
「やっぱり、この部屋が一番」リュークが
独り言を言う。
アスラン王も、部屋に行く。
部屋は、本の棚には、沢山の本が並べられていた。
机の上には、幼い頃のミランダ王女の写真が、飾られていた。
その後、部屋を出て、アスラン王は、外から、庭を眺める。
「庭は、変わってない。何年経っても、
この場所だけは、変わらない。」とアスラン王が独り言を、呟く。
そこに、アシュレイ達が、やって来る。
庭を、眺める。アスラン王を、アシュレイが見つめる。
(どうして、だろう?アスラン王に、自然と目がいくのは?)とアシュレイが、心の
中で言う。
「庭を、散歩してもいいぞ。」とアスラン王が言う。
「私は、王としての仕事があるので」とアスラン王がそう言うと、どこかの部屋に入っていた。
私とリーサナは、庭を歩いてみた。
そこに、マイトがやって来た。
「庭もかなり広い。」とマイトが言う。
「本を読んだりしたりするのかな?」と
アシュレイが、独り言を呟く。
「何か?いいましたか?」とリーサナが、
アシュレイに、訪ねた。
「ううん、何も」とアシュレイが言う。
「そう言えば、アシュレイさん、服を着替えたのですね。」とリーサナが言う。
「今頃、汽車に乗る時から、この衣装だよ。魔術師の衣装だったよ。」とアシュレイが言う。
「そうだったかな。」とリーサナが、ベロを出し、謝って来た。
リュークは、部屋で、アスラン王の家に古くから、伝わる指輪の紋章について、調べてくれていた。
色んな、書物を出して来て、机に座り、
調べていた。
アスラン王は、王の仕事を椅子に座り、
机の上の書物に、目を通す。
そして、読み終わると、王の印を書物に押す。
部屋に、ノックして、アスラン王を勝手、育てた母親が部屋に、入って来た。
「お帰りでしたか?アスラン王様。」と
育ての母親が言う。
「今朝、早くに、汽車に乗って、後私の
来客がこの城にいる。」とアスラン王が言う。
「ミランダ王女の事は、聞きました。」と
育てたの母親が言う。
「そうか」とアスラン王が言う。
「ミランダ王女が、貴方のいいなづけが、この世にいないとなれば、大問題です。」
と育ての母親が言う。
「そうだな。」とアスラン王が言う。
「大臣達は、貴方の結婚相手を、探しています。」と育ての母親が言う。
「婚約はしない。俺の母親のように、王が自らこの手で、殺す事になるのは、正直嫌だ。」とアスラン王が言う。
「母親が、浮気をしたのを、勝手の王が目撃をしたのが、原因で王の激怒したのです。」と育ての母親が言う。
「とにかく、婚約はしない。」とアスラン王が言う。
「確かに、まあ、そうですね。
王家の指輪が、抜けない者でなければ」と
育ての母親が、ひと言そう言って、部屋から出て行ってしまった。
(指輪が、抜けない者が、婚約者なのか?)とアスラン王が、頭の中で考える。
育ての母親のひと言で、アスラン王は、
仕事が手に付かなくなる。
アスラン王は、部屋から出て、アシュレイを探す。
廊下を歩いていると、リュークが前から現れて、リュークとアスラン王が、ぶつかる。
「大丈夫ですか?」とリュークが、アスラン王に、近寄りアスラン王を、リュークが
身体を支えながら、立ち上がる。
「アシュレイを、見てないか?」とアスラン王が言う。
「いいえ、見てません。」とリュークが言う。
「どうか、されたのですか?」とリュークが言うが、アスラン王は、リュークを避けアシュレイを、探して歩く。
「アスラン王」とリーサナが言う。
その隣りには、アシュレイとマイトがいる
「指輪だけど、本当に、外せないのか?」
とアスラン王が、アシュレイに訪ねた。
「指輪て」とリーサナが言う。
「婚約したのですか?」とマイトが言う。
アシュレイは、その場から離れて、走って逃げる。
「アシュレイ」とアスラン王が、アシュレイの後を、走ってついて来る。
「待って」とアスラン王が言う。
アシュレイは、全力で、走りアスラン王から、逃げる。
前をよく見ずに、後ろばかりを見ていたから、アスラン王の使用人と、ぶつかる。
「きゃー」とアシュレイが言って、廊下に
倒れる。
「アシュレイ」とアスラン王が、アシュレイをお姫様抱っこして、アスラン王の部屋に運び、ベッドの上に寝かせた。
しばらくして、アシュレイが目を覚ました。
「ここは、どこ」とアシュレイが、部屋を
見回した。
「ここは、私の部屋だ。」とアスラン王が言う。
「なぜ、逃げた?」とアスラン王が、アシュレイに訪ねた。
「だって、指輪の事を、リーサナやマイトの前で言うから」とアシュレイが言う。
「それは、悪かった。ところで、指輪は、外せないのか?」とアスラン王が言う。
アシュレイは、アスラン王の前で、指輪を
指から、外そうと試している所を、見せるが、やっぱり外れなかった。
アスラン王が、アシュレイの手の指を見る
「指輪を、はめてしまった。私にも責任はある。」とアスラン王が言う。
「まさか、指を切り落としたりしないよね。」とアシュレイは、背中に左手を隠す
「大丈夫。指を切り落としたりはしない。」とアスラン王が言う。
「君は、私の婚約者の資格があるから、
指輪が外せない。」とアスラン王が、アシュレイに言う。
「どう言う事……意味わかんない。」とアシュレイが言う。
「私の指に、この王家の紋章の指輪は、このまま外せないて事なの?」とアシュレイが、アスラン王に聞く。
「本当に悪い事をしたと、思っている。
まさか、指輪が取れないなんて、思ってもみなかったし、ミランダ王女がつけた時には、指輪が外せたから、外せると思っていた。」とアスラン王が、アシュレイに謝罪をする。
「私は、どうすればいいの?」とアシュレイが、アスラン王に聞く。
「俺に、聞かれても困る。」とアスラン王が言う。
そこに、リュークが訪ねて来た。
「アスラン王に、話しがある。」とリュークが言う。
「わかった。」と言って、アスラン王は、
部屋を出て行ってしまった。
「話して何だ?」とアスラン王が、リュークに訪ねる。
「アスラン王は、アシュレイさんと、婚約したりは、しないですよね。」とリュークが、アスランをに聞く。
「……アシュレイを、婚約者にすれば、彼女を、自由に外を、飛び回れなくしてしまう。それだけは、したくはない。」とアスラン王が言う。
「指輪を外す。方法は、彼女と交わう事と、書物には、書いてあった。」とリュークが、アスラン王に話した。
「他の方法がないか?引き続き、調べる。」とリュークが言うと、リュークは、
廊下を、歩いて行ってしまう。
アスラン王は、しばらくの間、廊下にいた。
アシュレイが、ドアを開けて出て来きて
アスラン王に、声をかける。
「ちょうど、よかった。お手洗いに行きたくって、どこにあるの?」とアシュレイが
アスラン王に、トイレの場所を聞く。
「こっちだ。」とアスラン王が言うと、アシュレイの手首を掴み、廊下を歩いて行く
アシュレイは、アスラン王が握っている手を見ていた。
(アスラン王は、いつも手首を持って、連れて行かれるのは、どうしてだろう?)と
アシュレイは、不思議に思う。
「ついたぞ。」とアスラン王が言って、アシュレイの手を離した。
「ありがとう」とアシュレイが言って、トイレに入ると、リーサナは、トイレの前の
鏡の前で、髪の毛をとかしていた。
アシュレイは、トイレのドアを閉めて入た
「アシュレイさんは、アスラン王と婚約したのですか?」とリーサナが聞いて来る。
「婚約は、してないよ。
アース何とかて言う国に、行った時に、王様が私を、妻にならないかて、言われた時に、アスラン王が指輪をはめてくれた、ただそれだけだったのに、指輪が取れなくなったの」とアシュレイが、説明しながら、
トイレのドアを、開けて出て来た。
「それなら、そう言ってくれたら、いいのに」とリーサナが言う。
「指輪の呪いとかじゃないですよね。
昔読んだ。本には、指輪をはめた者を、悪魔などが、追いかけて来るのを、山置くに
行って、マグマの中に、指輪を捨てに行く
てお話みたいな事ないですよね。」とリーサナが、心配して聞いて来た。
「でも、この指輪は、アスラン王の家の紋章だから、物語とは関係ないと思う。」と
アシュレイが言いながら、トイレを出ると
アスラン王が、ずっと廊下で待っていて、
くれていた。
「遅い。」とアスラン王が、アシュレイに
言う。
「リーサナと、話しをしてたから、」と
アシュレイが言う。
「ごめんなさい。まさか、アスラン王が、待ってるなんて、知らなくて」とリーサナが言う。
「マイトは?どうした?」とアスラン王が
歩きながら、リーサナに聞く。
「部屋で、疲れているから、寝てますよ。」とリーサナが言う。
「リュークさんは?」と今度は、アスラン王に、訪ねた。
「書物の調べ物を、調べると言っていた。」とアスラン王が言う。
「昼飯は、シェフが用意して、くれているから、そのまま向かおうか?」とアスラン王が言う。
「はい。」とリーサナが、元気よく返事を
するのを、聞いて
アスラン王と、アシュレイが、一緒に笑う。
その時、魔王は、水晶玉でアスラン王のいる城の中の様子を、見ていた。
「この二人は、付き合うのか?別れるのか?実物だな。」と魔王が言う。
「久しぶりの汽車の中だ。」とマイトが言う。
「恥ずかし、過ぎます。」とリーサナが言う。
「アシュレイは、アルスタニャ王国は、初めて来るのか?」とアスラン王が、アシュレイの隣りに、座り訪ねる来た。
「国名前は、ミランダ王女から聞かされて
いたけど、行くのは、初めてです。」と
アシュレイが言う。
アシュレイは、なるべく、指輪をアスラン王に、見られたくなくって、隠すようにしていた。
アスラン王が、荷物から風呂敷をほどき、
竹の皮で包んだ、おにぎりを二つ入りを、
アシュレイに、渡たす。
「朝早くに、お米を握って作った。」と
アスラン王が言う。
「これ、本当にアスラン王が、握ったの」とアシュレイが聞く。
「ああ、そうだ。」とアスラン王が言う。
「凄い、形も綺麗に三角おにぎりだ。」と
アシュレイが、そう言って、食べる。
「どうだ。美味しいか?」とアスラン王が
訪ねる。
「はい、とっても、美味しいです。」と
アシュレイが言う。
「飲み物を、置いておく」とアスラン王が
言うと、席を立ち移動して行く。
アスラン王を、追いかけて、リュークも
アスラン王の元に行く。
「アスラン殿、勝手に席を離れないで、下さい。」とリュークが言う。
「悪かった。外の空気を吸いたくなって」とアスラン王が言う。
「どこで、命を狙っている者が、いたらどうするのですか?」とリュークが、心配して言う。
「行動に、気をつける。」とアスラン王が
言う。
アシュレイの前の席では、リーサナとマイトが、一緒に座っていた。
「マイトさん、お顔にご飯粒がついて、います。私が、取って上げます。」とリーサナが言うと、リーサナは、そのご飯粒を食べる。
その後も、楽しい二人の会話が、前から聞こえて来る。
(いいな。私の席には、私、一人で寂しい)とアシュレイが、思いながら、アスラン王が置いていった、水筒の水を飲んだ。
その後、汽車に揺られながら、アシュレイは、夢を見る。
アスラン王の城の中で、ベッドの上に、アシュレイは、寝かされていた。
そこに、アスラン王が医者を、連れて来て
アシュレイに、医者が麻酔をして、注射されて、医者がアシュレイの手を持って、刃物を取り出して、指輪をしている指を出して、ゆっくり刃物が近づいて来る。
アシュレイは、「きゃー」と言って目を覚ます。と側にいた、アスラン王が、びっくりしていた。
「わぁー」とアスラン王が言う。
「目が覚めましたか?ちょうど、アスラン王が、起こそうとしていた所に、アシュレイが起きたから、ビックリしました。」と
リュークが言う。
「ごめんなさい。」とアシュレイが言う。
「怖い夢でも見ていたのか?」とアスラン王言う。
「とっても、怖い夢を…」とアシュレイが言う。
汽車から、降りる準備を始める。
「忘れ物はないか?」とアスラン王が、みんなに、訪ねる。
「大丈夫。」とみんなが言う。
そして、アルスタニャ国に降りる。
「ここが、アルスタニャ国なんだ。」とアシュレイが言う。
「そうか、アシュレイさんは、来るのは、初めてでしたね。」とリュークが言う。
「アルスタニャ国て、豊か緑に囲まれていたり、湖がある。平和その物て感じがする。」と、リーサナが、アシュレイの変わりに言う。
「今日は、私の城に泊まるといい。」と
アスラン王が言う。
荷物を持って、城に向かい歩く。
「城に行くのって、どの国も、遠い。」と
アシュレイが言う。
「しょうがないだろう。王は、狙われやすいものだ。」とアスラン王が言う。
ヘトヘトになりながら、城に辿り着いた。
城の中に入ると、長い廊下が続いていた。
部屋が沢山あって、迷ってしまいそうだった。
「先に、部屋に、案内をしょう。」とアスラン王が言う。
「ねぇ、使用人とかいないの?」とアシュレイが、アスラン王に聞く。
「あんまり、使用人には、頼らない。
それが、アスラン王なのです。」とリュークが、変わりに答える。
「ここの部屋を、アシュレイとリーサナが使うといい。」とアスラン王が言う。
その隣りは、マイトが一人で、使ってと、
アスラン王が、指示を出していた。
取り敢えず、アシュレイ達は、部屋の中に
入ってみた。
「ここの部屋は、二人部屋なんですね。
ベッドが二つある。」とリーサナが言う。
そして、リーサナは、ベッドの上で横になっていた。
隣り部屋のマイトは、大きなベッドが、一つある部屋だった。
(俺、一人でこの大きさのベッドで、凄い。)と心の中で言う。
リュークも、久しぶりの自分の部屋に、荷物を置く。
「やっぱり、この部屋が一番」リュークが
独り言を言う。
アスラン王も、部屋に行く。
部屋は、本の棚には、沢山の本が並べられていた。
机の上には、幼い頃のミランダ王女の写真が、飾られていた。
その後、部屋を出て、アスラン王は、外から、庭を眺める。
「庭は、変わってない。何年経っても、
この場所だけは、変わらない。」とアスラン王が独り言を、呟く。
そこに、アシュレイ達が、やって来る。
庭を、眺める。アスラン王を、アシュレイが見つめる。
(どうして、だろう?アスラン王に、自然と目がいくのは?)とアシュレイが、心の
中で言う。
「庭を、散歩してもいいぞ。」とアスラン王が言う。
「私は、王としての仕事があるので」とアスラン王がそう言うと、どこかの部屋に入っていた。
私とリーサナは、庭を歩いてみた。
そこに、マイトがやって来た。
「庭もかなり広い。」とマイトが言う。
「本を読んだりしたりするのかな?」と
アシュレイが、独り言を呟く。
「何か?いいましたか?」とリーサナが、
アシュレイに、訪ねた。
「ううん、何も」とアシュレイが言う。
「そう言えば、アシュレイさん、服を着替えたのですね。」とリーサナが言う。
「今頃、汽車に乗る時から、この衣装だよ。魔術師の衣装だったよ。」とアシュレイが言う。
「そうだったかな。」とリーサナが、ベロを出し、謝って来た。
リュークは、部屋で、アスラン王の家に古くから、伝わる指輪の紋章について、調べてくれていた。
色んな、書物を出して来て、机に座り、
調べていた。
アスラン王は、王の仕事を椅子に座り、
机の上の書物に、目を通す。
そして、読み終わると、王の印を書物に押す。
部屋に、ノックして、アスラン王を勝手、育てた母親が部屋に、入って来た。
「お帰りでしたか?アスラン王様。」と
育ての母親が言う。
「今朝、早くに、汽車に乗って、後私の
来客がこの城にいる。」とアスラン王が言う。
「ミランダ王女の事は、聞きました。」と
育てたの母親が言う。
「そうか」とアスラン王が言う。
「ミランダ王女が、貴方のいいなづけが、この世にいないとなれば、大問題です。」
と育ての母親が言う。
「そうだな。」とアスラン王が言う。
「大臣達は、貴方の結婚相手を、探しています。」と育ての母親が言う。
「婚約はしない。俺の母親のように、王が自らこの手で、殺す事になるのは、正直嫌だ。」とアスラン王が言う。
「母親が、浮気をしたのを、勝手の王が目撃をしたのが、原因で王の激怒したのです。」と育ての母親が言う。
「とにかく、婚約はしない。」とアスラン王が言う。
「確かに、まあ、そうですね。
王家の指輪が、抜けない者でなければ」と
育ての母親が、ひと言そう言って、部屋から出て行ってしまった。
(指輪が、抜けない者が、婚約者なのか?)とアスラン王が、頭の中で考える。
育ての母親のひと言で、アスラン王は、
仕事が手に付かなくなる。
アスラン王は、部屋から出て、アシュレイを探す。
廊下を歩いていると、リュークが前から現れて、リュークとアスラン王が、ぶつかる。
「大丈夫ですか?」とリュークが、アスラン王に、近寄りアスラン王を、リュークが
身体を支えながら、立ち上がる。
「アシュレイを、見てないか?」とアスラン王が言う。
「いいえ、見てません。」とリュークが言う。
「どうか、されたのですか?」とリュークが言うが、アスラン王は、リュークを避けアシュレイを、探して歩く。
「アスラン王」とリーサナが言う。
その隣りには、アシュレイとマイトがいる
「指輪だけど、本当に、外せないのか?」
とアスラン王が、アシュレイに訪ねた。
「指輪て」とリーサナが言う。
「婚約したのですか?」とマイトが言う。
アシュレイは、その場から離れて、走って逃げる。
「アシュレイ」とアスラン王が、アシュレイの後を、走ってついて来る。
「待って」とアスラン王が言う。
アシュレイは、全力で、走りアスラン王から、逃げる。
前をよく見ずに、後ろばかりを見ていたから、アスラン王の使用人と、ぶつかる。
「きゃー」とアシュレイが言って、廊下に
倒れる。
「アシュレイ」とアスラン王が、アシュレイをお姫様抱っこして、アスラン王の部屋に運び、ベッドの上に寝かせた。
しばらくして、アシュレイが目を覚ました。
「ここは、どこ」とアシュレイが、部屋を
見回した。
「ここは、私の部屋だ。」とアスラン王が言う。
「なぜ、逃げた?」とアスラン王が、アシュレイに訪ねた。
「だって、指輪の事を、リーサナやマイトの前で言うから」とアシュレイが言う。
「それは、悪かった。ところで、指輪は、外せないのか?」とアスラン王が言う。
アシュレイは、アスラン王の前で、指輪を
指から、外そうと試している所を、見せるが、やっぱり外れなかった。
アスラン王が、アシュレイの手の指を見る
「指輪を、はめてしまった。私にも責任はある。」とアスラン王が言う。
「まさか、指を切り落としたりしないよね。」とアシュレイは、背中に左手を隠す
「大丈夫。指を切り落としたりはしない。」とアスラン王が言う。
「君は、私の婚約者の資格があるから、
指輪が外せない。」とアスラン王が、アシュレイに言う。
「どう言う事……意味わかんない。」とアシュレイが言う。
「私の指に、この王家の紋章の指輪は、このまま外せないて事なの?」とアシュレイが、アスラン王に聞く。
「本当に悪い事をしたと、思っている。
まさか、指輪が取れないなんて、思ってもみなかったし、ミランダ王女がつけた時には、指輪が外せたから、外せると思っていた。」とアスラン王が、アシュレイに謝罪をする。
「私は、どうすればいいの?」とアシュレイが、アスラン王に聞く。
「俺に、聞かれても困る。」とアスラン王が言う。
そこに、リュークが訪ねて来た。
「アスラン王に、話しがある。」とリュークが言う。
「わかった。」と言って、アスラン王は、
部屋を出て行ってしまった。
「話して何だ?」とアスラン王が、リュークに訪ねる。
「アスラン王は、アシュレイさんと、婚約したりは、しないですよね。」とリュークが、アスランをに聞く。
「……アシュレイを、婚約者にすれば、彼女を、自由に外を、飛び回れなくしてしまう。それだけは、したくはない。」とアスラン王が言う。
「指輪を外す。方法は、彼女と交わう事と、書物には、書いてあった。」とリュークが、アスラン王に話した。
「他の方法がないか?引き続き、調べる。」とリュークが言うと、リュークは、
廊下を、歩いて行ってしまう。
アスラン王は、しばらくの間、廊下にいた。
アシュレイが、ドアを開けて出て来きて
アスラン王に、声をかける。
「ちょうど、よかった。お手洗いに行きたくって、どこにあるの?」とアシュレイが
アスラン王に、トイレの場所を聞く。
「こっちだ。」とアスラン王が言うと、アシュレイの手首を掴み、廊下を歩いて行く
アシュレイは、アスラン王が握っている手を見ていた。
(アスラン王は、いつも手首を持って、連れて行かれるのは、どうしてだろう?)と
アシュレイは、不思議に思う。
「ついたぞ。」とアスラン王が言って、アシュレイの手を離した。
「ありがとう」とアシュレイが言って、トイレに入ると、リーサナは、トイレの前の
鏡の前で、髪の毛をとかしていた。
アシュレイは、トイレのドアを閉めて入た
「アシュレイさんは、アスラン王と婚約したのですか?」とリーサナが聞いて来る。
「婚約は、してないよ。
アース何とかて言う国に、行った時に、王様が私を、妻にならないかて、言われた時に、アスラン王が指輪をはめてくれた、ただそれだけだったのに、指輪が取れなくなったの」とアシュレイが、説明しながら、
トイレのドアを、開けて出て来た。
「それなら、そう言ってくれたら、いいのに」とリーサナが言う。
「指輪の呪いとかじゃないですよね。
昔読んだ。本には、指輪をはめた者を、悪魔などが、追いかけて来るのを、山置くに
行って、マグマの中に、指輪を捨てに行く
てお話みたいな事ないですよね。」とリーサナが、心配して聞いて来た。
「でも、この指輪は、アスラン王の家の紋章だから、物語とは関係ないと思う。」と
アシュレイが言いながら、トイレを出ると
アスラン王が、ずっと廊下で待っていて、
くれていた。
「遅い。」とアスラン王が、アシュレイに
言う。
「リーサナと、話しをしてたから、」と
アシュレイが言う。
「ごめんなさい。まさか、アスラン王が、待ってるなんて、知らなくて」とリーサナが言う。
「マイトは?どうした?」とアスラン王が
歩きながら、リーサナに聞く。
「部屋で、疲れているから、寝てますよ。」とリーサナが言う。
「リュークさんは?」と今度は、アスラン王に、訪ねた。
「書物の調べ物を、調べると言っていた。」とアスラン王が言う。
「昼飯は、シェフが用意して、くれているから、そのまま向かおうか?」とアスラン王が言う。
「はい。」とリーサナが、元気よく返事を
するのを、聞いて
アスラン王と、アシュレイが、一緒に笑う。
その時、魔王は、水晶玉でアスラン王のいる城の中の様子を、見ていた。
「この二人は、付き合うのか?別れるのか?実物だな。」と魔王が言う。
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