アイラーキャロライン

みいん

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友に花束を

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アイラーは、クリスの腕の中で、いつの間にか、眠りについていた。
クリスは、ベッドから起き上がり。
パジャマ姿のまま、朝食を作りに行く。
朝食が出来ると、洗濯機のスイッチを、入れる。

その後は、玄関口に行き、新聞を取り、
台所の椅子に座り、新聞を読む。
新聞を読むのが、クリスに取っては、毎日の
日課。

「おはようございます。」とアイラーが、
起きて来る。
「良く眠れたか?」とクリスに聞かれる。
「はい。」とアイラーが言う。
「それは、良かった。」とクリスが言う。
「朝食出来ているけど、食べるか?」と
クリスに聞かれる。
「はい、食べます。」とアイラーが言う。
クリスは、新聞を片付けて、机から立ち上がり、朝食の準備を、始める。

台所のテーブルに、食器を並べる。
パンケーキを、お皿の上に置く。
椅子に座り、ナイフとフォークを、使いパンケーキを食べる。クリスの焼いた。
パンケーキは、ふわふわの生地で、甘さも
ちょうどよい。甘さになっていた。
焼き加減は、絶妙だった。
「ボス、とっても美味しい。」とアイラーが
言う。
「まだ、あるから、良かったら、食べて」と
クリスが言う。
クリスの入れてくれた。
コーヒーを、アイラーは飲む。

そして、アイラーは、スーツに着替える。
ジョナサンが、亡くなって、ショックで
最近まで、食事が喉を通らなかった。
せいか、スカートのウェストの部分が、ゆるくなっていた。
スカートは、落ちるまでは、いかなかったので、なんとか、履くことが出来た。

アイラーは、カバンを持って、階段の下に
降りる。
クリスは、スーツの上着を着る。
クローゼットに、内側についている
鏡付きの扉を閉める。
スーツのズボンの中に、携帯電話を入れ、
カバンを、持って移動する。

階段の下で、待っている。
アイラーと、合流する。
「忘れ物はないか?」とクリスが聞く。
「はい、大丈夫です。」とアイラーが言う。
クリスは、カバンの中から、車の鍵を取り出す。

アイラーと、クリスは外に出て、玄関の鍵を
閉めてから、クリスの車に乗る。
クリスは、アイラーを連れて行くわけには、
いかないので、ジョナサンが住んでいた。
アパートに、向けて車を発車させる。

クリスの家から、ジョナサンの家までは、
そんなに、変わらない。距離にある。
しばらく、車を走らせて、ジョナサンの
アパートに、到着する。

「アイラー、着いた。」とクリスが言う。
「ここは、ジョナサンのアパートだけど」と
アイラーが、言う。
「裁判所には、アイラーを連れて行くわけには、行かない。
ジョナサンを、銃で撃った犯人を、
法廷の場で、顔を見る事になるし、せっかく立ち直り掛けているのに、また、振り出しにもどる事に、なるかもしれない。
そんな思いを、さすわけには、いかない。」
とクリスが、アイラーを説得する。

(私は、私は…クリス捜査官のそばにいたい
なんて、言えない。)

「アイラー、わかって欲しい。」とクリスが
言う。
「それでも、いい。」とアイラーが言う。

アイラーが、なぜ?
辛い思いをするかも、しれない。
法廷に行きたいのか?
クリスには、わからなかった。

困った。クリスは、マック捜査官に電話を
した。
「はい。」とマックが、電話に出る。
「クリス捜査官、法廷にまだ、来てないようだから、こっちから、連絡しょうと思っていた所だった。」とマック捜査官が言う。
「裁判所だけど、行けそうにない。」とクリスが言う。
「どうして」とマック捜査官が言う。
「他に急用が、出来て」とクリスが嘘をつく
「でも、今日はジョナサンに、殺害した犯人が、法廷で裁かれるのに、見なくっても、
いいのか?」とマック捜査官が、言う。
「そうなんだが…」とクリスが言う。
「ひょっとして、彼女がそばにいるのか?」
とマック捜査官に、聞かれる。
「そうなんだなあ。」と勝手にマック捜査官がそう思っている。
「そうだけど」とクリスが言う。
「だと、したら、クリス捜査官と、離れたくないだけじゃないかな?推測だけど」と
マック捜査官が、言う。
「そうなのか?」とクリスが言う。
「彼女のそばに、一緒にいてあげて、
法廷の裁判は、変わりに聞いて、報告する。」とマック捜査官が、気をきかせた。
「ありがとう。」とクリスが言って、
電話を切る。

「アイラー、聞きたい事がある。」とクリスが言う。
「本当は、俺と一緒に、いたかったのか?」とクリスは、マック捜査官に言われたから、
アイラー自信に、訪ねてみたかった。

アイラーは、クリスに、そう聞かれて、
(ドッキーとしている。なんで、わかったのか?アイラーは、不思議だった。)
アイラーは、クリスの質問に、戸惑っている
「ボス、ごめんなさい。クリス捜査官が、ジョナサンの裁判所に、行きたいのは、
知っていても、どうしても離れたくない。」
とアイラーは、さりげなく言う。

「それなら、なぜ?そう言わない。」とクリスに言われる。

(ジョナサンに、言われた事と同じ事を、
クリスから、言われるとは、思ってなかった。)

「言ってくれたら、もっと早く、マック捜査官に電話を、していた。」とクリスがアイラーに言う。

「そしたら、ここに、行っても、仕方がないなあ。」とクリスが言う。
「ジョナサンの眠っている墓には、裁判の
法廷でどう?殺害に寛容した者達が、
裁かれたかを、報告をしたかったのだけど、」とクリスが言う。
「ごめんなさい。」とアイラーが言うが、
クリスは、何も言わなかった。

クリスは、車に乗り込む。
アイラーは、その場に座り込む。
クリスは、アイラーが車に乗って来ないから
乗って来るのを、車の中で待っているけど、
乗る気配がない。
クリスは、車のドアを開ける。
「アイラー、車に乗らないのか?」とアイラーに訪ねる。

「ジョナサンじゃなくって、私が死ねば良かったんだよね。」とアイラーが言う。
クリスは、怒りが沸いてくる。
「本気で言っているのか?」とクリスが言う
「ジョナサンが、どんな気持ちで、お前を
かばって、亡くなったと思っている。」と
「アイラーが男なら、殴っている。」とクリスが言う。

アイラーは、涙が溢れて泣いている。
「俺の前で、同じセリフをもう一回言ってみろ!お前を許さない。」とクリスが言う。
アイラーは頷く。

クリスは、アイラーが泣きやむまで、
そばで隣に座り待っている。

クリスは、過去の彼女を亡くした話を、彼女に聞かせる。

「俺には大切な彼女がいた。名前はメディンダー彼女と俺は、内緒で付き合っていた。
そんなある日、銃撃戦に遭遇し、お互い防犯チョッキを着ていたから、撃たれても大丈夫だと思っていた。
スクワット隊も、銃撃戦に駆けつけてくれた
から、もう大丈夫だと思った。
矢先に事件は、起きた。
ライフル銃が、俺を狙っていた事に、気が付かなかったが、彼女は気づいていた。
俺を守るために、彼女は、犠牲になった。
彼女は、防犯チョッキを、着ていたが、
防犯チョッキを貫通していた。
彼女を、蘇生しょうにも、かなりの出血だった。

(アイラーは、そんな)と思った。

彼女は、亡くなってしまった。
彼女の遺体を解剖した所、彼女は妊娠していた。
彼女は、俺に、妊娠した事を言わなかった。
これが、俺の大切な彼女を亡くした時の記憶
だ。」とクリスが話して、アイラーに聞かせた。

「ボス、ごめんなさい。私、知らなかった。こんなに、辛い体験してる事を」とアイラーが言う。
「いいや、別にいい。もう、俺の中では
吹っ切れている。」とクリスは、アイラーに
そう言ったが、クリスは完全には、吹っ切れては、いなかった。

クリスは、誰かが、近づいてくる気配に、
気づく。
クリスは、立ち上がって警戒している。
「誰だ?」とクリスが言う。

「あなたの過去の話を、聞かせて貰った。」
とミカエルが言う。
「ミカエル捜査官が何で、ここにいるの?」とアイラーが言う。
「君に、会いに来た。電話番号聞いてなかったから、聞こうと思って来たら、男と一緒にいると思わなかった。」とミカエルが言う。

アイラーは、そうミカエルに言われて、
クリスの方を見る。
「もしかして、そういう中なのか?」とミカエルの聞く。
アイラーは、「そうじゃない。クリス捜査官は、ジョナサンを、亡くして悲んでいる。
私を、慰めにきただけ」とアイラーは、クリスの関係を守りたい。一心だった。

「だけど、ジョナサンが亡くなって、一番そばにいたのは、この俺だ。」とミカエルは、
アイラーに言う。

この時は、アイラーは、ミカエルが何を考えているのか、わからなかった。

「そうかも、知れないが、彼女は俺の部下だ。」とクリスも黙っては、いなかった。
「貴方が、クリス・カーソン捜査官。
若手の上に、やり手だっとか、」とミカエルが言う。

二人の見えない。火花が散っているのが、
見える気がすると、アイラーはその時、
思った。

「今日は帰る。」とミカエルが言う。
「FBIに、君が来た時に、改めて、携帯電話の番号を聞くよ。」とミカエルが、そう言って帰って行く。

ミカエルは、本当に帰ったのかな?と
アイラーは、気になっていた。
アイラーは、そっとミカエルが、いなくなる
まで、隠れて見ている。

クリスは、アイラーの肩を優しく叩く。
「ボス」とアイラーが言う。
「そろそろ、お腹が空かないか?」とクリスが言う。
「はい。」とアイラーが言う。
「じゃ何か?食べに以降か」とクリスが言う
クリスの車に乗って、レストランに向かう。

(ボスが、怒られた時なぜか?私の中で
あの時の記憶が甦る。それは、私の実のお父さんを、亡くした時に、私より年上の男の子の子に、お前の家族は、崩壊すればいいと
言われた時の事を、今でも思い出す時が、
ある。その子の言った通りになったから、
私は、その子が許せなかった。)

「アイラー、どうかしたか?」とクリスに
聞かれる。
「ボス、私ジョナサンの家に住む事にする。」とアイラーが言う。
「ミカエルが、原因か?」とクリスが聞く。
「もし、私が、ボスの家に住んでいるのだと思われたら、ボスがよそに、行かされてしまう事になるのは、嫌です。」とアイラーが言う。

「まあ、どの道、転勤しなければ、ならない
時は来るとは、思う。」とクリスが言う。
「俺は、そうやってFBIがある場所を、転々と上司の命令で、行かされている。」と
クリスが言う。
車の窓を開けて、車を走らせる風が、ここち
良かった。

もうすぐ、春が近づいているからか、外も
ぽかぽかして、暖かい。

レストランで、オムライスを食べてから、
ジョナサンのお墓参りに、行く。
その前に、お花屋さんで、ジョナサンに
贈る。花束を買う。

そして、ジョナサンが眠っている。
お墓につく、ジョナサンが、眠っている。
お墓に、クリス捜査官を案内する。

ジョナサンのお墓の前で、手を合わせ
目を閉じて、心の中で、話掛ける。

「ジョナサンごめん。俺は主張中で結局、
話も、出来なかった。
銃で撃たれた時、そばにいなくって、
ごめん。アイラーは、出来る限り俺が守る。」とクリスは、お墓で眠っている。
ジョナサンに、誓った。

「アイラー、帰ろうか」とクリスが言う。
アイラーが、立ち上がった時、立ちくらみが
して、倒れそうになる。
クリスがアイラーを、支える。
「大丈夫か?」とクリスが言う。
「はい。大丈夫です。少し立ちくらみが、
した。だけです。」とアイラーが言う。
「それなら、いいが、本当に大丈夫か?」と
クリスに、心配される。

車に乗り、クリスの家に帰ると、いつもなら
リサーさんが、いるけど、
今日は、リサーさんの用事で、来ていなかった。

アイラーは、二階に上がり、自分の部屋で
荷造りを、初める。
ジョナサンのアパートに、住むために、
クリスは、アイラーの部屋を、ノックして
入る。

「はい。」とアイラーが言う。
「アイラー、本当にジョナサンのいた。
アパートに、戻るのだなあ?」とクリスが
聞いて来る。
「そうです。」とアイラーが答える。
「ジョナサンの車もあるし、大丈夫。」と
アイラーが言う。

「本当に、大丈夫か?大丈夫じゃなかったら、俺に電話掛けてきて」とクリスが言う。

「はい。ありがとうございます。」とアイラーは、クリスに、お礼を言う。
「ボス、その…ボスのベッドの横で、寝てもいいですか?」とアイラーが聞く。

「ああ、いいよ。」とクリスが言う。

夕食を食べて、シャワーをしてから、
クリスのベッドに、潜り混む。
ボスの上布団は、クリスの匂いがしていた。
アイラーは、ボスの上布団の匂いを、
嗅いでいた。

(ボスの布団から、ボスの匂いがする。
まるで、ボスに抱かれているみたい。)

しばらくしてから、クリスがベッドに、入ってきた。

クリスは、寝る前に、小説本を読む。
アイラーが、布団から顔を出す。
ボスは、うとうとして、小説の本の上に、
顔がのっていた。

ボス寝てしまったんだ。
ボスの寝ているところ、もう見られないのは
寂しいなあ。
アイラーも、クリスを見ていたら、なんだか
眠くなってきた。

アイラーは、夢の中で怖い夢を見る。
ジョナサンが、銃弾で撃たれた時の映像が
夢に現れて、ジョナサンが、アイラーに
話す。
「お前を、かばった。ばっかりに、俺は
なぜ?死ななければならない。
答えろ。アイラー・キャロライン」と言われる。

「それは、私が狙われている事に、気づいていなかったせい…」とアイラーが答える。

「そうだ。あの時、お前が気づいて、さえいれば、こんな事には、ならなかった。」と
夢のジョナサンは、アイラーを責める。

「ごめんなさい。」と必死で言うアイラーの声に、クリスが目を覚ます。

そして、アイラーを、起こす。
「アイラー、起きろ。それは、夢だ。」
とクリスが言う。

アイラーは、目を覚ます。とアイラーは
泣いていた事に、気づいた。

「大丈夫か?」とクリスは、心配していた。
「ジョナサンが、私のせいだって、夢の
中のジョナサンが、言われた。」とアイラーが話す。

「大丈夫だ。それは、夢だ。」とクリスが
言って、アイラーを、抱きしめる。

「何か?飲むか?」と言って、クリスは
ベッド横に置いてある。
ホテルにある。サイズの冷蔵庫の中から、
水のペットボトルを取り出す。
水のペットボトルを、アイラーに渡す。
「ありがとう。」とアイラーが言う。

「明日から、俺はそばにいないが、大丈夫か?」とクリスは、心配する。
「大丈夫です。」とアイラーが言う。

クリスはふと、ジョナサンが言っていた事を
思い出す。
(困った事があっても、大丈夫だ。と言う)と
ジョナサンから、聞かされていた。
なおさら、心配だ。

























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