アイラーキャロライン2

みいん

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クリスマス

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クリスはアイラーと、一緒に台所に行く。
台所では、クリスのお父さんが、料理を作っていた。

「おじさん、まさか、軍隊が食べたりする。保存食じゃないですよね?」とアルフレットが聞く。
「安心しろ、今日は、違う。」とクリスの
お父さんが言う。
「ところでクリス、今日は、何月で何日か?わかるか?」とクリスのお父さんが、息子に
言う。
「そんなの簡単だ。今日は…何日だ。」と
クリスが言う。
「えっ…忘れてしまったのか?」とアルフレットが言う。
「まさか、クリスマスの日は、終わってる
て事ないよな?」とクリスが聞く。
「今日は」と彼女が言おうとしたら、
アルフレットが、「12月26日だ。」と言う
「残念だったな。クリスマスが、終わってて」とクリスのお父さんが言う。
(アルフレットもクリスのお父さんも、クリスマスは、まだ、終わってないのに)と、
アイラーが、心の中で言う。

クリスは、テレビをつけると、
天気予報をしていた。お天気のお姉さんの
後ろには、クリスマスツリーが、飾られていた。

「俺を、騙そうなんて、まだまだ、甘いな」
と、クリスが言う。
「さすが、カーソン。(はぁ)」とアルフレットが落ち込みながら言う。

「よっぽどのショックが、ない限りは、
落ち込む事は、ないからな」とクリスが言う
(よっぽど、カーソンが落ち込む、出来事か?これは、使えるかも)とアルフレットが
思う。

「そう言えば、カーソンが、記憶を失っていた時に、彼女と一緒に寝た。」とアルフレットが、クリスに言う。

カーソンの顔色が、変わる。
「アイラー本当に、アルフレットと寝たのか?」と聞かれる。
「えっ…それは、まあ、半分はそうかな。」
とアイラーは、あいまいな事を言って、
クリスを困らす。

「半分て、どこから、どこまで」とクリスが
彼女に聞く。
「アルフレットさん」とアイラーが、助けて
欲しくて、名前を呼び、クリスさんは、
不機嫌そうだった。

「そう言えば、二人とも、下の名前で、
呼んだりは、しないのか?」とクリスのお父さんが、料理を載せた、お皿を並べばながら
言ってきた。

「僕の場合は、彼女が部下だったから、
そのまま、呼んでたな。」とクリスが言う
「私は、どうしても、呼べないから、」と
アイラーが言う。

「まあ、呼び方なんて、いいんじゃないかな」とアルフレットが言う。
「僕は、最初の頃は、兄さんて呼んでたし
今では、カーソンて呼んでいる。」とアルフレットが言う。
「そう言えば、そうだったな。」とクリスが言う。 

台所の席に座り、一緒に、夕食を食べる。
「カーソンの記憶が、戻ったら、楽しい
家族だ。」とアルフレットが言う。
「どこが」とクリスもクリスのお父さんも
同時に言う。

(そうだった。親子関係たまに、ギクシャクしているのを、忘れる。)とアルフレットが
心の中で思う。

夕食の食事が、終わると、クリスが食器を
片付けようと、していた。
「カーソン、食器のか片付けは、やって置くからいい。」とクリスのお父さんが言う。

廊下で、アルフレットと彼女は、楽しそうに、会話をしているのを、クリスが見ていて
クリスは、アルフレットに嫉妬して、
彼女の手を掴み、彼女をクリスが、連れて行った。

「まだ、話しの途中なのに、ひどいです。」
とアイラーが言う。
「そうだな。悪かった。」とクリスが言う。
「本当に、そう思っていますか」とアイラーが聞く。
「最近、俺が、記憶を失くしてから、
何か?変わった気がする。」とクリスが言う

「どこが、変わったのですか?」とクリスに
聞く。
「俺に、意地悪な言い方を、するところだ。」とクリスが言う。
「そんな事ないです。」とアイラーが言う。
「自分が、そう思っているだけじゃないのか?」とクリスが言う。

アイラーは、二階に上がり、部屋に閉じこも
って、涙を流し鳴く。

「あれ、彼女は?」とアルフレットが聞く。
「さあな。」とクリスが言う。
「まさか、喧嘩したの?」とアルフレットが言う。
「少し、言い合いになった。だけだ。」と
クリスが言う。

「そうそう、俺、近々ここを、出て行来ます。」とアルフレットが言う。
クリスのお父さんが、片付けを終えて、台所から出て来たところ、アルフレットの言葉を、聞いていて、「前にも、そう言っていたけど、結局帰って来た、だろう。」とクリスのお父さんが言う。

「今度は、本当の本当。」とアルフレットが
言う。
「まあ、頑張れよ。」とクリスが、アルフレットを応援する。

その次の日は、クリスマスの1日の前の日。
アイラーはクリスと喧嘩中で、何も喋らなかった。

「明日、クリスマスだろう。その前に仲直りしないのか?」とアルフレットが聞く。
「考えとく」とクリスが言う。
「二人は、何で、喧嘩をしてるんだ。」と
クリスのお父さんが、訪ねた。

「それは…私が、アルフレットさんと、仲良く話しをしていたから」とクリスのお父さんが言う。
「そんな事で、俺は、起こったりしない。」
とクリスが言う。
「どっちも、どっちだな。」とクリスのお父さんが言う。

「俺は、二人が喧嘩をしょうが、別にどうでもいいが、ここは、私の家だ。
家の空気を、壊す者は、この家には、いらない。」とクリスのお父さんが言う。

「すみませんでした。」とアイラーが言う。
「カーソンは、謝らないのか?」とクリスの
お父さんが聞く。
「俺が、言い過ぎた。」とアイラーに、
謝った。
「それで、いい。」とクリスのお父さんが言う。

「少し、外に出て来る」とクリスが言う。
「ああ、い言わすれたが、お前の車を、
車検に、出したから、車はない。」と
クリスのお父さんが言う。
「車検、いつ?」とクリスが言う。
「何、言ってる。自分で車検を出して来るて言って、乗っていた、だろう。」とクリスの
お父さんが言う。
「俺の車は、いつ帰って来る?
今日には、出来ているんじゃないか?」と
クリスのお父さんが言う。

「タクシーで、車を取りに、行って来る。」とクリスが言う。
「彼女も、連れて行くのか?」とクリスの
お父さんが、訪ねる。
「いいや、車を取りに行ったり、忙しいから、ついて来ても、待たせるだけだから」と
クリスが言うと、車の鍵とカバンを持って
家を出て行った。

彼女は、二階に上がり、ベッドの上で横たわる。

クリスは、タクシーに乗り、車検に出した
車を取りに、行った。
「あの、車の点検終わってますか?」と
クリスが、車屋の人に聞く。
「はい、点検終わってます。」と車屋の
人が言う。

車の点検の支払いを、済ませ。
車に乗り、婚約指輪を買いに行く。
色んな、ジュエリーのお店を見て回った。
彼女に似合う、婚約指輪を送りたいのに、
なかなか、見つけられない。

それに、結婚指輪を、二人で見に来ている。
人が、所々いた。
明日、クリスマスで、指輪を贈る人が、
その店では、多く集まっていた。

「すみません、この婚約指輪を見せて貰っても」とクリスが言う。
「はい」と店員の男性が、婚約指輪を出す。
「その形変わっているでしょう。日本の桜を
イメージして作られた。ダイヤモンドです。」と店員が言う。

「これに、します。」とクリスが言う。
「分かりました。鑑定書を一緒にお付けして置きますね。
後、こちらは、婚約指輪と結婚指輪のセットになります。
婚約者さんの指輪のサイズは、おわかりでしょうか?」と店員が聞いて来る。
「もし、サイズが会わないようなら、
お直しも、できます。」と店員が言う。

「サイズは、わからないので、そのサイズのままで」とクリスが言う。
「分かりました。」と店員が言って、紙袋に
入れる。
「支払いの方は?」と聞かれる。
「カードで、一括払いで」とクリスが言う。
「分かりました。」と店員が言う。
「カードを、お返しします。」と店員が言って、紙袋を渡す。
「ありがとう、ございました。」と店員に
見送られながら、お店を後にした。

クリスは、車に乗って家に帰る。
(指輪て、結構高いな。)とクリスが思って
運転していると、前を走ってる車が、
急に、車線変更して、違う車とぶつかる。

クリスは、ぶつかる。寸前で、車をなんとか
交わし、車を安全な所に止めて、車の鍵を
閉めて、事故車両に近づく。
反対側を走っていた車の事故車を、見ると
車の中に、赤ちゃんが乗っていた。
クリスはすぐに、警察と救急車を呼んだ。

「大丈夫ですか?どこか、痛いところは?」
とクリスが訪ねた。
「腰と背中が」と女性が言う。
「あなたは、お医者さんですか?」と
女性が聞く。
「はい」とクリスが言う。
「腰を触りますね。」とクリスが言う。
「痛い。」と女性が言う。
「骨盤骨折の可能性が、あります。」と
クリスが言う。
「あの、私の赤ちゃんは、無事ですか?」と
クリスに、訪ねる。
「大丈夫、無事ですよ。」とクリスが言う。
「良かった。」と言って、女性は意識を、
失った。

そこに、ようやく、救急車が来て、
女性と赤ちゃんは、病院に搬送された。
車線変更をした車は、頭を強くうち、
亡くなっていた。

ようやく、クリスも、家に帰って来た。
「クリス、どうした?それは?」とアルフレットが、クリスの服に、血がかなりついて
いたので、怪我をしているのだと、勘違いしていた。

「ああ、これか?帰る途中に、事故が起こり
 女性の運転手の怪我の具合を、見て上げていた時に、血がついたみたいだ。」とクリスが言う。

「そうか、それなら、いいが、心配したじゃないか。」とアルフレットが言う。
「心配させて、ごめん。」とクリスが言う。
「ところでさあ、彼女とは、もうしたのか?」とアルフレットが、クリスに聞く。
「いや、まだ、してない。」とクリスが言う
「しないのか?」とアルフレットが聞く。
「俺だって、したいさ。彼女が怖がっているのに、無理やりは、出来ない。」とクリスが言う。

「催眠術は?」とアルフレットが、提案をする。
「催眠術でも、掛かるタイプなら、いいが
掛からない人も、いるからな。」とクリスが言う。

「逆に、クリスが裸になれば、彼女もその
気になったりして」とアルフレットが言う
「それは、ありえない。」とクリスが言う。「俺が、裸になったら、単なる変態だと、
彼女に、思われるだけだ。」とクリスが言う
「カーソンは、イケメンらし、行けると
思った。」とアルフレットが言う。

「アルフレットが、やって見ろよ。
女の子が、逃げて行くぞ。」とクリスが言う。

「何だ?帰っていたのか?」とクリスのお父さんが言う。
「アイラーさん、具合悪そうだけど、大丈夫か?」とクリスに言う。

「様子を見て来る。」とクリスが言う。

クリスは、彼女の部屋をノックして、中に入る。 
「どうした?大丈夫か?」とクリスが、心配する。
「大丈夫、頭が少し痛いだけだから、」と
アイラーが言う。
「熱は、計ったのか?」とクリスが聞く。
「微熱ほど、だから、大丈夫。」とアイラーが言う。
「寝ていれば、治ると思うし」とアイラーが言う。
「今は、俺が側に、ついてて、やるから、休め」とクリスは、アイラーに言う。

「義理の父親や次男が、過去に彼女が、レイプをしている所を、夢で見る。」
「お願い、止めて、見ないで、」と叫んで
いた。
クリスが彼女を、起こす。
「アイラー、起きろ。」と言っても置きなかった。
「アイラー、キャロライン」と呼ぶ声で
目が覚める。
アイラーは、クリスの顔を見つめる。
「大丈夫か?夢でうなされていたが…」と
クリスが言う。

「また、レイプされる。あの夢を、最近良く、夢の中で義理のあの人が夢に、出て来る。」とアイラーが下を向いたまま、クリスに話しをする。
「もう一度、カウンセリングを、受けて見るか?俺も付き添うし」とクリスが言う。
「行くだけ、行ってみる。」と彼女が言う。

クリスは、机に置いてある。体温計を、彼女に渡す。
「もう一度、体温を計って」とクリスが言う
彼女は、体温計をクリスから、受け取り、
脇の下に、体温計を計る。
しばらくして、体温計が鳴って、体温計を
取り出し、彼に渡す。
「熱は、下がった。みたいだな」とクリスが言う。
「お腹空いたか?」とアイラーに、聞く
「はい」と彼女が返信をする。
「台所に行って、作って来る。」とクリスが
言って、部屋を出て、階段を下りる。

「カーソン、アイラーさんの具合は?どう」
とアルフレットが、聞く。
「熱は、下がった。」とクリスが言う。
「そうか」とアルフレットが言う。

クリスは、台所で、お粥を作る。
日本の白だしで、味付けをして、彼女に
持って部屋に行く。

お粥ののせた、お盆を机の上置き、
お粥をスプーンで、すくい。
(ふうふう)と吹いてあげて、彼女に食べさせる。
(パクっ)と彼女が食べる。
「どうだ。」とクリスが聞く。
「美味しいです。」とアイラーが言う。
「それは、良かった。」とクリスが言う。
「自分で、持って食べれるから、大丈夫です。」とアイラーが言う。
「もう少し、食べさせて、あげたい。」と
クリスが言って、彼女にお粥を、食べさせて
あげる。

そして、次の日の朝が来る。
朝、みんなで、台所で朝食を、食べる。
「元気になって、良かった。」とクリスのお父さんが言う。
「心配をおかけしました。」とアイラーが言う。
「カーソン、ソースが欲しい。」とアルフレットが言う。
「ソースぐらい、自分で取れ」とクリスが
言いながらも、ソースの入れ物を取って、
アルフレットに、渡す。
「サンキュー」とアルフレットが、クリスマスに言う。

「そういえば、今日は、クリスマスだけど、二人は、ともかく、アルフレットは、彼女と出かけないのか?」とクリスのお父さんが
アルフレットに、声をかける。

アルフレットは、蒸せて、(ごほごほ)言う。
「大丈夫か?」とクリスが、アルフレットの
背中を擦る。
「ありがとう。カーソン」とアルフレットは
クリスに、お礼を言う。
「水を飲め」とクリスが、コップを差し出す
アルフレットは、水を飲む。
「そのようすだと、彼女に、振られたな」と
クリスのお父さんが言う。
アルフレットは、図星だった。

「聞いてくれよ。彼女が、急に俺に別れ話を言うから、理由を聞いたら、寝ぐせの髪型と彼女の話を聞いて、上げない事だって、
言われた。」とアルフレットが言う。
「それは、自業自得だろう。」とクリスの
お父さんが言う。
「おじさん、はっきり、言わないでよ。
ショックを、受けているんだから」とアルフレットが言う。
「その割には、いつもと、変わらないように見えるけど」とクリスのお父さんが言う。
「それは、明るく振る舞って、見せているだけ、わからない。」とアルフレットが聞く。
「わからない。」とみんなが口を揃えて言う
「えっー」とアルフレットが言う。

「もう、いい部屋に行って、へこんでる。」
とアルフレットが言って、台所を出て行く

「大丈夫かな」とアイラーが、心配する。
「大丈夫だと、思う。30分ぐらいしたら、
立ち直るから」とクリスが言う。

「用意して、出かけるよ。」とクリスが、
彼女に言う。
「はい」とアイラーが、返信をする。
「今日は、夜は、食べてくるんだろう?」と
クリスのお父さんが言う。
「はい」とクリスが返信をする。
「今日は、俺も、夜は食事を、アルフレットの父親の兄の家に、呼ばれているから、
ゆっくりして、来ていいよ。」とクリスの
お父さんが言う。

「カーソン、大切な物を、家に、忘れて行かないようにな。」とクリスのお父さんが、
言って、書斎の部屋に、入って行く。

(そうだ。昨日買って、どこに、おいたけ)
とクリスが、婚約指輪の紙袋の置いた場所を
思い出しながら、二階に上がり、
自分の部屋のドアを開けて、閉めて、
婚約指輪の紙袋を探す。
机の引き出しの中を、探す。
「あった。良かった。」と独り言を言う。
カバンに入れて、持って行く。

クリスと一緒に彼女も、家を出て、クリスの運転する車に乗って、セントラルパークに
向かったて、車を走らす。
「家で少女に、ついて調べていた。ようだったけど、手がかりは、見つかりそう?」と
アイラーが聞く。
「家で少女?そう言えば、捜査ファイルが、机の上に、置いてあったな。」とクリスが言う。

「今は、仕事の話は、したくない。」とクリスが言う。
アイラーは、下を向き、クリスとどんな。
会話をしたら、いいのかを、考えていた。

「無理に、会話をしなくっても、言い」と
クリスが言って、オーディオで音楽を聞き
ながら、クリスは車を運転する。
セントラルパークに、着いて、車から降りる
「ここも、有名な観光スポットだ。」と
クリスが説明をする。

セントラルパークを、彼の手を繋ぎ歩く。
セントラルパークの中の、公園を一緒に
歩く。
「お花が咲いて綺麗。」とアイラーが言う。
「そうだな。」とクリスが言う。
「俺は、ちょっと、お手洗いに行って来る」とクリスが言う。
「はい」とアイラーが言う。
アイラーの元に、男性が二人近づいて来て、
腕を掴まれる。
「見つけた。カーターが、君を連れて来いと行っている。一緒に来て貰う。」と行って、
腕を離さない。
アイラーは、その男性の腕を、噛みついて
逃げる。

アイラーは、走って逃げる途中に転ぶ。
立ち上がり、逃げる。
トイレからクリスが、戻って来た時には、
彼女の姿がなかった。
「アイラー」と彼女を呼ぶが、いない。
クリスは、彼女に電話する。
「もしもし」と走りながら、電話に出る。
「どうした?どこにいる?」とクリスが言う。
「今、男性に追い掛けだれてて」と、彼女が言う。
「男性て、あずみか?」とクリスが聞く。
「…違います。」とアイラーは、息を凝らしながら、彼に言う。

「噴水の音が、聞こえるが、その側にいるのか?」とクリスが聞く。
「目の前に、噴水が」と彼女は、クリスに言う。
クリスは、その場から、走り。
サイクリングで、自転車を借りられる。
ところまで、走った。
「すみません。二人乗り用の自転車をお借りしたいのですが?」とクリスが、お金を払って、
彼女の後を、追って自転車で追う。

アイラーは、へとへとに、なりながらも、
走り続けた。
「待て、君を逃がす、わけにいかない。」と
男性が、彼女の後を、しぶとく、追い掛ける
そこに、自転車に乗った、クリスが彼女の
目の前現れた。
「アイラー」とクリスが呼ぶ。
「自転車の後ろに、座れ」と、クリスが言う
アイラーは、自転車に跨ぐって、
クリスの後ろに、座った。

クリスは、自転車をこいで、その場を逃げる。
男性は、その場に座り込んだ。

「クリスさん、助けに来てくれて、良かったです。」とアイラーが言う。
「ああ」とクリスが言う。
「それより、さっきの男は、なぜ?アイラーを追い掛けて来た?」とクリスが言う。
「それは、義理の父親の手下だから」と
アイラーが言う。
「手下が、なぜ、アイラーを襲う必要がある?」とクリスが聞く。
「義理の父親を、刑務所送りにしたのは、
私だから、きっと、それだけ、私の事を恨んでいるはず。」とアイラーが言う。

クリスは、急に、自転車を止めた。
「刑務所送りでも、それは、アイラーに性犯罪を犯したから、だろう。」とクリスが言う
「そうだけど…」とアイラーが言う。

(彼女と、結婚するのなら、ミラー家と
話をする。必要があるな。)とカーソンが、思う。

「そろそろ、自転車を返さないと、レンタルで借りているから」とクリスが言って、
自転車の乗り場まで、自転車をこいで、
戻って、自転車を返した。
「ありがとう ございました。」とレンタル
屋のおじさんに、お礼を言われた。


クリスは、腕時計を見る。
「まだ、夕方までは、時間があるな。」と
クリスが言う。

次のニューヨークの観光スポットに、行く。
ハイラインに、立ち寄るり、木のベンチに座り、ニューヨークの町並みを見る。
アイラーは、携帯で、写真を取る。
写真を取った後に、冷たい風が足を冷やし、
右足の膝を擦りむいた。傷口に風が、当たり、ヒリヒリさせていた。
アイラーは、右足の膝の擦りむいたところを、スカートを少し持ち上げて、傷口を見た
ハンカチで、拭こうとしていた時に、彼が
彼女の手を掴み止めた。
「傷口は、水で洗い流してから、じゃないと細菌が、体の中に入ってしまう。」とクリスが言う。
「おいで、水道があるから、そこで、洗おう」とクリスが言う。
「ここで、洗おう」とクリスが言う、
「足を出して、ごらん」とクリスが言って、
右足を出すと、クリスが膝の擦りむいたところを、丁寧に洗った。
洗い終わると、クリスは、自分のハンカチを
出し、ハンカチを傷口に、巻いた。

「ありがとう。」とアイラーは、彼にお礼を
言った。
ハイラインで、ついでに、食事をして、
時間を潰してから、ウォールストリートの
クリスマスツリーを見る。
「アイラー聞いて、欲しい事がある。」と
クリスが言う。
アイラーは、唾を飲み込む。
クリスは、彼女の前に、膝をついて言う。
「FBIで転勤になって、ゴールデン・ゲット・ブリッジで君に出会い。
そして、君達の上司になり、ジョナサンとも出会って、事件に君が、巻き込まれた時に、
ブラウンに、君を家で預かる事になって、
うちで、一緒に過ごす中で、君を好きに、
なったが、その時は、FBIの上司だったし、恋愛を禁止されていた。
付き合って欲しいとは、とっても、言えなかった。 

でも、今なら、君に俺の思いを、伝える事が
出来る。
俺と、結婚して、俺の側にいて欲しい。」と
クリスが言って、アイラーに、婚約指輪を
左手の薬指に、はめた。

アイラーは、クリスを見つめた、ままで
何も答えなかった。
クリスは、その場に達上がる。
しばらく、沈黙が続く。

「私、クリスさんが、好きだけど、結…結婚は出来そうにない。」とアイラーが言う。
「理由は、何だ?」とクリスが聞く。
「そ…それは、私には、やるべき事があるから」とクリスが言う。
「やるべき事?とは、何だ」とクリスに聞かれる。
「それは、言えない。」とアイラーが言う。
「でも…決着をつけないと、クリスさんとは
幸せになれない。」とアイラーが言う。
「わかった。」とクリスが、納得する。










































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