アイラーキャロライン2

みいん

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カウンセリング

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翌朝、クリスのくれた。婚約指輪を、見つめながら、ベッドから起き上がった。

今日は、クリスは、FBIの会議があるから、
朝早くに、仕事場に行っていなかった。

台所で、用意された。朝食を食べていると
アルフレットが、コーヒーを入れてから、ウォーターサーバーの機械で、お湯を入れて
椅子腰を掛けて座る。

「おはよう。」とクリスのお父さんが、声を掛ける。
「おはよう ございます。」とアイラーと
アルフレットが、一緒に言う。
「おじさん、仕事に、行かなくっていいの?」とアルフレットが言う。

「今日は、有給を取ったから、大丈夫だ。」
とクリスのお父さんが言う。
「アイラーさん、息子とは、どうなった?
結婚するの?」とクリスのお父さんが聞く。

「結婚?カーソンと」アルフレットが、
驚きながら、言う。

「それが、プロポーズは、されましたが、
私の義理の父親に、決着をつけないと、
行けないので、出来ないと、答えました。」
と彼女が話す。

「そうか、ミラー家に、決着を!
だけど、それは、止めるべきだと思う。」
とクリスのお父さんが言う。
「ミラー家のカーターが、どう君に仕掛けてくるのかも?わからないのに、無謀過ぎる。」とクリスのお父さんが言う。
「でも、結婚すれば、ミラー家がどう出てくるのかも、気になります。」とアイラーが言う。
「出て来ても、現役のFBIの捜査官が、二人もこの家には、いるし、弁護士だっているんだから、手出しは、出来ないは、思うが」と
クリスのお父さんが言う。
「おじさん、その中に、僕も入れないで、
欲しいな。」とアルフレットが言う。
「何でだ。」とクリスのお父さんが言う。
「いや、ミラーさんて、ビルを何個も、
持ってて、優れたやり手の、オオナーで、
有名人ですよ。」とアルフレットが言う。
「そんなに、有名なのですか?」とアイラーが訪ねる。
「ニューヨークでは、ねぇ」とアルフレットが言いながら、コーヒーを飲む。

「で、言い噂も悪い噂も、両方の意見を
良く聞くよ。」とアルフレットが言う。
「例えば?」とクリスのお父さんが、アルフレットに訪ねる。
「そうだな。ちょっと、ミスをしただけで
謹慎処分に、されたりするらしい。
言い噂は、優秀な部下には、会社から運営を
すべて、任せて高級マンションに、住まわせるくらいの給料が、貰えるらしい。」と
アルフレットが言う。

「それは、すごいな」とクリスのお父さんが
言う。
「あの私は、どうすれば」とアイラーが言う
「ここに、呼べばいい。」とクリスのお父さんが言う。
「何か、される事は、ないだろう?
もし、仕掛けてくれば、自分の経営も出来なくなるような、そんな真似は、しないだろう。」とクリスのお父さんが言う。
「大丈夫。一人には、させない。
君は、私のかつて親友の大切な、娘さんだ。危ない目には、合わせない。
ゆうか、させないから、安心しなさい。」と
クリスのお父さんが彼女に言う。
「はい」とアイラーが、返信をする。
「僕も、ついてるよ。」とアルフレットが
言う。

「もう、こんな時間だ。そろそろ、法律事務所に行くよ。」とアルフレットが言うと、
出かけていた。

「アルフレットさんの事務所て、ここから、近いのですか?」とクリスのお父さんに聞く

「ああ、ここから、2キロくらいのところにあるよ。」とクリスのお父さんが言う。

FBIの職場では、クリスは、オフィスの個室で、パソコンを使い。家出少女についての
新聞記事を、ネットで読んでいた。
家出少女のアメリアさんに、イータビューを
した。
家出少女のアメリアさんは、今月の5月に
家出をしたと言う。
家出の理由は、母親からの劣等感だ逃げるためだったと答える。
そして、家出をして母親から、離れて暮らすのに一人で、街中をさ迷っていた時に、おじさん達に声を掛けられて、初めは、断ったわ。
だけど、おじさん達が、食事を食べさせて
くれて、おじさんが、暖かい部屋もあって、
布団で眠れるよ。て言うから、おじさん達に
ついて行ったわ。
そしたら、おじさん達が言うように、部屋ていうよりは、牢屋の中に入れられて、食事を
その牢屋の中で、食べさせて貰ったり、
布団も用意されていたから、檻の中以外は、
良かった。

一緒に、檻の中で、過ごしていた。
サリーさんが、いたけど、サリーさんは、
妊娠をしていて、産まれそうなくらい、
お腹が、大きかった。
彼女は、産気付いたから、今度は別の、
おじさんが、来てサリーを、檻から出して
その後は、わからない。
家に帰った。のかも?と思った。
私は、家に帰りたくなり、おじさんに、
檻から、出してというと、出してくれた。
その後は、家に帰って、少し過ぎてから、
吐き気がしたり、体がだるくって、動く事が
出来なかったから、お母さんが私を、病院に
連れて行ったら、妊娠していたわ。
しかも、誰の子供かも?わからないし、
いつ何をされたのかさえ、わからなかった。
私は、やむ得なく、赤ちゃんの中絶手術後を
受けた。
だから、私は、訴えたい。このおじさん達を
捕まえて欲しい。
私のように、家出をした者が、私のような
同じ目に、会わないように、願っています。
とイータビュー記事で、紹介していた。

FBIも、性犯罪事件として、取り扱いをしていた。
この記事に、書かれていた。
女性にも、会いに、FBIのトニー・マイケルが行っていた。

おじさんの似顔絵も、書いて貰い。
指名手配も、したが、目撃者を募ったが、
誰も、見た人が現れなかったが、クリスが、
その指名手配の似顔絵の人に、似た男性を
見ていた。
(そういえば、このおじさん、彼女をセントラルパークで、追い掛けていた。
あのおじさんに、似ている。)とクリスは、
思っていた。

FBIの電話機で、トニー・マイケルを呼び出した。
部屋を、ノックして中に入る。
「お呼びでしょうか?」とトニー・マイケルが言う。
「この年配男性だけど、俺がこの、似顔絵の男を目撃した。」とクリスが言う。
「えっどこで?ですか?」とトニーが聞く。
「セントラルパークの公園で、彼女が、この似顔絵の男に、追い掛けられていた。」と
クリスが言う。
「彼女は、どうなったのですか?」とトニーが聞く。
「俺が、助けた。」とクリスが言う。
「その後、その男性は?どこに行ったのですか?」とトニーが聞く
「それが、わからない。」とクリスが言う。
「彼女を、助けるのが、優先だと思った。」
とクリスが言う。
「僕も、クリス捜査長と同じ事をしてました。」とトニーが言う。
「でも、この男性を、捕まえたら、白状さす事が出来る。」とクリスが言う。
「捕まえましょう?一緒に」とトニーが言う

「でも、今日は、もう帰るよ。
彼女をカウンセラに、連れて行かないと
行けない。」とクリスが言う。
クリスは、車に乗って家に、帰った。

「アイラー、カンセラに行くから、車に
乗ってと」クリスが言う。
彼女は、車に乗り、クリスと一緒に、カンセラに行く。

性犯罪カンセラの教室に着く。
クリスは、彼女の手を握り中に入る。
「クリスさん、やっぱり…」と言って、
教室の中に、なかなか、入らない。
私に、カンセラの先生が、声を掛ける。
「あなたが、アイラー・キャロラインさんね。」と性犯罪のカンセラの先生が言う。
「はじめまして、私は、高橋薫です。」と
紹介される。
「こちらの、クリスさんから、話は伺っています。中へどうぞ、」と高橋先生が言う。
「どうしても、中に入れないのなら、彼氏さんも、一緒について、来て貰って、もいいのよ。」と先生に言われる。

私は、クリスさんの手を、握ったまま、
離さないでいた。
「俺も、中に入って、話を聞いた方がいいか?」とアイラーに、訪ねる。
アイラーは、頷く。
クリスも中に、入り、話を聞く。
先生の話は、40分ぐらいで、終わった。
「来週も、この時間に」と先生が言う。

「あの高橋先生に、話があります。
それで、彼女は、このカンセラを受けて、
そのSEXをしてくれるように、なりますか?」とクリスが聞く。
「まあ、カンセラを受けても、本人が嫌だと思ったら、そこまでの治療には、なります。」と高橋先生が言う。
「クリスさんと、SEXが出来るようになる
ようには、アイラーさんと、話をしながら、改善出来るようには、していきたいとは、
思っています。」と高橋先生が言う。
「はい。彼女を宜しくお願いします。」と
クリスが言って、教室を後にする。

車に乗り家に、向かう車の中で、クリスが
彼女に、話し掛ける。

「アイラー、セントラルパークで、追い掛けてきた、男性は何者なんだ。」とクリスが
言う。
「その男性は、義理父親の手下です。」と
アイラーが言う。
(手下が、何で家出少女が、見た男性の似顔絵とそっくり、なんだ。)とクリスが、考え混む。

「それが、どうか?しましたか?」とアイラーが聞く。
「いや、何でもない。」とクリスが言う。
家の駐車場に、車を入れて、車から降りる
玄関のドアを、開けて中に入ると、
台所には、マックが椅子に、座っていた。
「やあ、お帰り」とマックが、二人を出迎えた。
「マック捜査官」とクリスが言う。
「どうして、ここに?」とアイラーが言う。
「クリス君に会いに、来た。アイラーさんも、クリス君と、一緒にいるって事は、
そう言う事なの?」とマックが言う。
「婚約者には、変わりはない。」とクリスが
言う。
「でも、どうして、ここの、住所が…」と
クリスが言う。
「ニールの結婚式の招待状を、聞くのに、
住所を、携帯でメールで送ったその時の
住所が、残っていたから、教えてくれた。」
とマックが言う。

「そういえば、そうだった。」とクリスが言う。
「マック捜査官は、身体の方は、もう大丈夫なのですか?」とクリスが訪ねる。
「まだ、リハビリ中で、病院には、定期的に行っている。病院で、危篤状態の時に、
わざわざ、来てくれて、ありがとう。」と
マックが彼に、お礼を行った。
「マック捜査官が、危篤状態で、いつの
話?」とアイラーが聞く。
「確か、俺が、マイアミにアイラーに、
会いに行って、アイラーの家に泊めて貰った日の帰りだ。」とクリスが、説明をする。

「その、危篤状態の時に、向こう側の世界でジョナサンが現れて、クリス君の次は、アイラーさんで
次は、マック捜査官が、現れたって」
(確かに、ジョナサンなら、いいそう。)と
アイラーが心の中で思う。

「それから、二人の関係は、天国で見ているそうだ。マック捜査官が、元気になったら、伝えて欲しい事が、あるて言われて、
アイラーさんに、義理の父親を、甘く見るなとそれだけを、伝えて置いてくれと、
どう言う事かは、知らないけど、ジョナサンが、ミラー家を、早く出ていた事と、関係が
あるのか?わからないけど…」とマック捜査官が言う。

「ありがとう ございます。」とアイラーは
取り敢えず、お礼を言った。

「義理の父親と、ジョナサンの関係か?」と
クリスが言う。

「どうして、ジョナサンは、家を出たのか、
私聞かなかったけど、聞いて置けば、良かった。」とアイラーが言う。

「ところで、二人は、いつ挙式をするの?」
とマック捜査官が、聞く。
「まだ、そこまでは」とクリスが言う。
「じゃ、結婚式が、決まったら、招待状を
送ってね」とマック捜査官が言う。
「それより、マリアさんは、元気か?」と
クリスが聞く。
「元気だよ。今その、マリッジブルーじゃ
なかった。マタニティブルーで、喧嘩中。」
と苦笑いを、しながら、マックが言う。

「そしたら、4人目か?」とクリスが言う。
「ああ、家も賑やかになって、いいよ。」と
マックが言う。

そこへ、クリスの父親が、台所に来る。
マック捜査官が、椅子から立って挨拶をする
「初めまして、以前に、カルフォルニアで、息子さんと、一緒に仕事をしていました。
息子さんには、大変お世話に、なりました。
マックです。宜しくお願いします。」と
マック捜査官が、クリスマス父親に、挨拶を
した。

「こちらこそ、息子が、以前お世話になりました。クリスの父親です。
こちらこそ、宜しくお願いします。」と
クリスの父親が、マック捜査官に挨拶をした。

「コーヒーでも、ご一緒に、いかがですか?」とクリスのお父さんが言う。
「いえ、もう、ホテルに帰りますので、
お構いなく」とマックが言う。

「そうですか、すみません。何も、お構いもしないで」とマック捜査官に言う。
「いいえ、話をしに、来させて貰っただけ
ですから、それじゃ、二人とも仲良くね。」
とマック捜査官が、帰って行くのを、
クリスとアイラーは、玄関先で見送った。

「ちょうど、いい。二人とも、椅子に座って」とクリスのお父さんが言う。
「クリス、おばあ様の具合が、良くないらしい。医者の話では、数日も生きられるか?わからない。そうだ。」とクリスの
お父さんが言う。

クリスが、机の方を向く。
「こればかりは、仕方がない。」とクリスの
お父さんが言う。
「アイラーさんの義理のお父さんを、この
家に、招待しょうと、思っている。」と
クリスのお父さんが言う。

「この家に、いる限りは、手は出さないが、問題は、その後、義理の父親は、どう出てくるか?が問題だ。」とクリスのお父さんが言う。

「さっき、マック捜査官が、ジョナサンが、向こう側の世界で、ジョナサンに、会って
義理の父親には、気をつけるように、忠告を
されたけど、どんな人か?わかっているのは
ジョナサンだけが、知っていたのかも。と
それを、考えると怖い。」とアイラーが言う。

「父親を、牢屋に閉じ込めた。復讐は終わってはない。はずだから、仕掛けては、来る
と見ている。」とクリスのお父さんが言う。

クリスは、おばあちゃんの事を、考えているのか?何も喋っては、くれなかった。

「あの、義理の父親は、いつ招待するの
ですか?」とアイラーが聞く。
「そうだな。今度の土曜日にでも。」と
クリスのお父さんが言う。

クリスは、下を向いたまま、だった。
そのようすを見て、クリスのお父さんが
言う。
「カーソンは、私の妻を亡くしてからは、
おばあ様が、ずっとカーソンの側に、寄り添っていたから、おばあ様とのカーソンとの
思い出が、大きいから、落ち込むのも、
わかる。」とクリスのお父さんが言う。

「部屋に行きます。」とクリスが言う。
「ああ」とクリスのお父さんが言う。
クリスは、台所から出て、二階に上がって
行った。
ドアの閉まる音がした。

椅子から、立ち上がろうとするのを、
クリスのお父さんが、止めた。
「アイラーさんは、ここにいて、今
コーヒーを入れて、あげる。」とクリスの
お父さんが言う。
「カーソンも、やっと、結婚するのか。
私にとっても、娘が出来て、嬉しいよ。
しかも、親友の娘だ。
あいつが、生きていたら、きっと、君を
嫁になんかに、行かせないかもな。」と
クリスのお父さんが、コーヒーを入れながら
言う。

コーヒーの入った。カップを彼女の前に、
置いた。「砂糖とミルク」を取って、置いてくれた。

「ありがとう ございます。」と言って、
コーヒーを飲んだ。






























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