アイラーキャロライン2

みいん

文字の大きさ
31 / 47

カルフォルニア(後編)

しおりを挟む
カルフォルニアの夜には、子供達をマックが
寝かせる。

その後で、マックが、冷蔵庫からビールを
取り出して、リビングで、ビールを飲む。
「アイラーさんも、ビールを飲む?」と
聞かれる。
「私は、部屋で寝ます。お休みなさい。」とアイラーが言う。
「お休み。」とマックが言う。

アイラーは、クリスの使っていた。
部屋に泊めて、貰っていた。
ベッドもクリスさんが、使っていた。
ベッドだった。

ニューヨークでは、クリスのお父さんが、
朝食を台所で、作っていた。
「おはよう。」とあくびをしながら、アルフレットが、挨拶をした。
「おはよう」とクリスのお父さんが、挨拶すした。

「カーソンは?」とアルフレットが聞く。
「最近、自分を見失っているみたいだ。」と
クリスのお父さんが言う。
そこに、クリスが台所に来る。
クリスは、椅子に座った。
アルフレットも、椅子に座る。
「出来たぞ。」とクリスのお父さんが、
料理を盛り付けて、机の上に、置いた。
「いただきます。」をして食べる。
クリスのお父さんも、後から、椅子に座り
食べる。

クリスは、コンフレークに、ミルクでは
なくって、そばに、置いてあった。
コーヒーを、かけて食べる。
それを、見た。アルフレットが、固まる。
「カ…カーソン、それ、美味しい?」と
アルフレットが聞く。
「美味しい。」とクリスが、落ち込んで、
ショックのあまりに、美味しいのか?
味もわからないほど、だった。

「カーソン。親友のお墓参りでも、行って来たら、どうだ。気晴らしになるんじゃないか?」とクリスのお父さんが、息子を見かねて言う。
「そうだな。明日、行って来る。」とクリスが言うと、二階に上がり、カルフォルニアに
行く準備を初める。

カルフォルニアでは、マックの家族と、
一緒に、朝食を食べる。
「今日、マリアが帰って来るから、迎えに
行って来るけど、アイラーさんは、どうする一緒に来る?」とマックに、聞かれる。

「私は、家にいます。」とアイラーが言う。
「留守番頼んでも、いい?」とマックが言う
「はい」とアイラーが言う。

マックは、子供達を車に乗せて、マリアを
迎えに、病院に行った。

マリアは、待合室でマックが、来るのを
待っていた。
病院の中に、入って、マリアの元に行く。
マリアは、子供達を抱きしめた。
「寂しかった。」と子供達に、声を掛けた。
子供達は、赤ちゃんを見つめる。
「かわいい。」とお姉ちゃん達は、嬉しそうにしていた。
「弟よ。」とベルが言う。

病院から、家に帰った。
「ただいま。」とマリアが言う。
「お帰りなさい。マリアさん、おめでとうと」とアイラーが、言う。
「ありがとう。アイラーさん」とマリアが言う。
「赤ちゃん、見てもいい?」とアイラーが
マリアに言う。
「もちろう。」とマリアが言う。
「可愛い」とアイラーが言う。
「抱いて、見る?」とマリアさんが言う。
「怖いわ。」とアイラーが言う。
「アイラーさんも、赤ちゃんを産めば、
いやでも、抱かないといけないよ。」と
マリアさんが、言う。

アイラーは、そう言われ、赤ちゃんを見つめる。
「アイラーさん、無理なら、別に無理する
必要ないからね。」とマックが言う。
「私、抱いて見ます。」とアイラーが言う。
マックが、赤ちゃんを抱いて、アイラーさんに、そっと渡す。
「可愛い」とアイラーは、赤ちゃんを初めてて抱っこして、そう思った。

その時、赤ちゃんが鳴き出した。
「大変、ミルクを作らない」とマリアが言う
「アイラーさん、そのまま、抱いててね。」
とマリアが言う。

「いい、僕が抱っこする。」と言って、マックが赤ちゃんを、抱っこする。
「よしよし」と言いながら、マックが、
赤ちゃんを、癒していた。

お昼は、マックが、ごはんを作って、
台所の机の上に、並べる。
みんなで、「いただきます。」をして食べた
「美味しい」とラプンチェルが言う。
「ラプンチェル顔に、ついてる。」と言って
ラプンチェルの口のまわりを拭く。

アイラーは、クリスが口のまわりに、
ついていた時に、拭いてくれた事を、思い出していた。

アイラーは、急に、涙がこみ上げて来た。
「お姉ちゃん、どうしたの?」とベルが
心配してくれる。
マックとマリアが、顔を見合せる。
「大丈夫」とマリアさんも、心配して、
彼女に、声を掛けた。
アイラーは、泣き続けていた。
持っていた。ハンカチで涙を拭いたが、
そのハンカチは、クリスが公園で、
男性に、追い掛けられた時に、転んですねを
怪我をした時に、巻いてくれた。ハンカチだったから、余計に悲しくなる。

「すみません。お部屋に行きます。」と
アイラーが言って、椅子から立ち上がり、
二階に上がった。

「彼女大丈夫かしら」とマリアが言う。
「大丈夫。」とマックが言う。

夜みんなで、夕食を食べてから、
ウノで遊んだ。
ラプンチェルは、まだ、出来ないから、
そばで、見ていた。
「ウノ」とマックが言う。
スキップカードをアイラーが出す。
リバースをベルが出す。
マックは、カードを取る。
スキップカードを、アイラーが出す。
カードを、マックが取る。
「ウノ」とアイラーが言う。
四枚のカラーカードをベルが出す。
マックも、四枚のカラーカードを出す。
アイラーは、8枚カードを取る。
「黄色」とマックが言う。
「ウノ」とベルが言う。
黄色の数字カードを出す。
ベルが、カードを置きゲームが、終わる。
「やった。」とベルが喜ぶ。
「さあ、もう寝る時間だ。」とみんなを、
ベッドに、寝かせに行く。

マリアさんは、赤ちゃんを抱きながら、
子守り歌を、歌っていた。
「その歌、知ってる。」とアイラーが言う。
一緒に、子守り歌を歌う。
エルビス・プレスリーの歌。
好きならずには、いられないを、マリアさんと一緒に、歌った。

そして、翌朝が来る。
「それじゃ、行って来る。」とクリスが、
スーツケースを持って行く。
「気をつけて」とアルフレットが言う。
言っているそばから、クリスがつまずく。
「大丈夫か?」とアルフレットが言う。

手を振り、スーツケースを持って、バス停に
立った。
しばらくして、バスが来て、スーツケースを
持って乗り込んだ。
前から、二番目の席に、座った。
スーツケースを、抱えて降りて、
バス停に立ち、乗り換えをして、
空港に、たどり着いた。

空港で、手続きをして、飛行機に乗り、
フランシスコ空港に向かう。
フランシスコ空港に、到着して、
スーツケースの荷物を、レールから受け取り
外に出る。

フランシスコ空港から、バスに乗り、
カルフォルニアに行く。
カルフォルニアに、着くと、
花屋に寄って、花束を買い。
タクシーに乗り、ジョナサンの墓参りに、
行く。

マックの家では、朝から大変だった。
三女のラプンチェルが、床にジュースを
こぼしてしまった。
アイラーが、モップを持って来て、拭いた。
「ありがとう。アイラーさん」とマリアが
言う。
「ラプンチェル、アイラーさんに、お礼を
いいなさい。」とマリアさんが言う。
「ありがとう、お姉ちゃん」とラプンチェル
が言う。
「いいのよ。」とアイラーが言う。
「アイラーさん、たまには、外に出てみたら」とマックが言う。
「そうだ。ジョナサンのお墓参りに、行って来たら、どうかな?
カルフォルニアには、来る事なかったと、
思うし」とマックが提案する。

「はい、そしたら、行って来ます。
久しぶりに、ジョナサンに会いに」とアイラーが言う。
「気をつけてね。」とマリアが言う。
そして、支度をして家を出る。
「道に、迷う事はないか?もともとは、
クリス君の家だからな。」とマックが言う。
「はい、それじゃ行ってきます。」と言って
出かけた。

タクシーに乗り、花屋に向かって、
少し小さめの花束を、買う。
また、タクシーに乗り、ジョナサンのお墓に
向かった。

その頃、クリスは、タクシーを降りて、
スーツケースを、トランクから降ろして、
道の隅に、スーツケースを置き、着ていた
上着を脱いで、スーツケースの中に、閉まってから、カッターシャツの袖を折り、めくりあげ、花束を手で持って、スーツケースを
持って移動した。

クリスは、ジョナサンのお墓の前で、
彼女との事などを、話をした。
出世して仕事が大変な、話もした。
そして、花束を置きその場を後にした。

その次に、彼女がジョナサンのお墓に、
来る。
花束が置いてあるのに、気がつく。
(誰か、ジョナサンに会いに、来たのかな?)
とアイラーが思う。
アイラーも、小さめの花束を、お墓に置いた
「ジョナサンとの約束を、守れなくって
ごめんなさい。
それと、私クリスさんが、仕事に夢中で
構ってくれなくなって、寂しい思いをしたけど、それは、それだけ、仕事が大変だって、わかったから、でも、今さら、クリスさんのところに、帰る事が出来ない。
どうしたら、いいのか?わからなよ。」と
アイラーが、ジョナサンのお墓の前で、
鳴く。

「バカだな。お前は、クリスがそんなに、
お前を、嫌いになんか?なるわけないのに
浮気は、別だけど…電話掛けてみろよ。」と幻のジョナサンが言う。

アイラーは、ジョナサンが言う通り、
クリスに電話を掛けて見た。

その時、クリスは、上着のポケットに、
携帯を入れて、飛行機に乗るのに、携帯を
切ったままにしていた。
スーツケースを、押してしばらく歩く。 


(何で、電話が掛からないのだろう。)とアイラーが思う。
ジョナサンのお墓から、離れて、クリスが
歩いていた反対側の道を歩いて、帰る。

クリスは、タクシーを拾い。
マックの家に行く。
マックの家の前について、玄関のチャイムを
鳴らした。
「はい」と玄関を開けて出る。
「ク…クリス捜査官。」とマックが驚く。
「何で、クリス捜査官が、うちに」とマックが言う。
「だって、ここは、元は俺の家だ。」と
クリスが言う。
「確かに、そうだな」とマックが言う。
(まずい。彼の部屋は、彼女が使っているんだった。どうしょう。)とマックが思う。
「クリス捜査官、今日は、どこに、お泊まりですか?」とマックが聞く。
「宿泊先を、決めるのを忘れて、そのまま
カルフォルニアに、来てしまった。」と
クリスが言う。

下の部屋で、赤ちゃんを寝かしていた。
マリアが、リビングに現れる。
「ク…リス捜査官」とマリアが言う。
「久しぶりです。元気そうで」とマリアに
挨拶する。
「今日は、どこに、泊まるのですか?」と
マリアも、同じ質問をする。
「それなら、さっき、私も同じ質問をした。」とマックが言う。
「行き当たりばったりで、来たらしい。」と
マックが説明した。

マリアは、にんまり微笑んだ。
「どうするの?泊めるの?うちには、アイラーさんがいるのよ。」とマリアが言う。
「だけど、追い出す事なんて、出来ないよ。」と二人とも、小声で話をする。

そこに、ベルがやって来る。
「お兄ちゃんも、ここに泊まるの?」と
ベルが聞く。
「そうしたいけど、お父さんとお母さんの
許しがないと、泊まれないかな?」とクリスが言う。

「パパ、ママ、お兄ちゃんを、泊まらせて
あげてもいい?」とベルが聞いて来る。

返事に、二人とも困ってしまう。

「まあ、せっかくだから、どうぞ。」と
マリアが言う。
マックは、二階に上がり、アイラーさんの
荷物を隣の部屋に、移動させた。

クリスは、子供達と遊んでいた。

「アイラーさん、帰り遅くないか?」と
心配していると、玄関のドアを開けて、
彼女が入って来る。
「ただいま。」と彼女が挨拶をする。

「お姉ちゃん、お帰り」と子供達が、出迎えてくれる。
「マックどうするの?」とマリアが聞く。
「知らない」とマックが言う。

リビングにいた。クリスが彼女に、気付く
「何で、ここに?」とアイラーとクリスが
同時に聞く。
「実は、アイラーさん、クリス君の家を出てから、ここで暮らしていた。」とマックが
説明をする。
「じゃ二人は、知ってて」とクリスが言う。
「言おうとは、思ったけど、タイミングが
掴めなくって」とマックが言う。
「いいや、悪いのは、俺が悪い。」と
クリスが言う。
「彼女を寂しい、思いをさせた事には、
事実だから」とクリスが言う。
「そんな事ないです。私も、知らかった。出世をして、仕事が大変なのを」とアイラーが
言う。

「あーそうだ。二人揃ったんだから、
ホームパーティーでもするか?」とマックが
言う。 

「あなた、そうそう、赤ちゃんの名前を
考えてくれた。」とマリアに聞かれる。
(しまった。考えてなかった。)
「えっと」と言いながら、考える。
その時、ベルが持っていた絵本が、日本の
ジャングル大帝レオの英語版だった。
「名前は、レオ」とマックが言った。
「レオ、言い名前ね。」とマリアが言った。

「アイラー、外で話せるか?」とクリスは
彼女を連れ出す。

「俺ともう一度、やり直してくれるか?」と
クリスが聞く。
「はい」とアイラーが、返事をする。
クリスは、首から、ネックレスの鎖を外し
指輪を外し、アイラーの左手の薬指に、はめる。

「ずっと、持っていてくれたのですか?」と
アイラーが、訪ねる。
「それは、創造に任せる。」とクリスが言う。
もうすぐ、日が落ちて、夜が来ますね。
とアイラーが言う。

「そう言えば、カンセリングを、一人で
行かせてごめん。」とクリスが言う。
「その後、どうだ。」とクリスが聞く。
「少しずつ、頑張ってみょうと思います。」
とアイラーが言う。
「そうか」とクリスが言う。
「中に、入ろう。」とクリスが言う。
「はい」と返事をする。

「明日は、どこか?久しぶりに、行かないか?」とクリスが言う。
「カルフォルニアのディズニーランドに、
行ってみたいな。」とアイラーが言う。
「わかった。」とクリスが言う。

































しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

10年前に戻れたら…

かのん
恋愛
10年前にあなたから大切な人を奪った

課長と私のほのぼの婚

藤谷 郁
恋愛
冬美が結婚したのは十も離れた年上男性。 舘林陽一35歳。 仕事はできるが、ちょっと変わった人と噂される彼は他部署の課長さん。 ひょんなことから交際が始まり、5か月後の秋、気がつけば夫婦になっていた。 ※他サイトにも投稿。 ※一部写真は写真ACさまよりお借りしています。

悪役令嬢の末路

ラプラス
恋愛
政略結婚ではあったけれど、夫を愛していたのは本当。でも、もう疲れてしまった。 だから…いいわよね、あなた?

フローライト

藤谷 郁
恋愛
彩子(さいこ)は恋愛経験のない24歳。 ある日、友人の婚約話をきっかけに自分の未来を考えるようになる。 結婚するのか、それとも独身で過ごすのか? 「……そもそも私に、恋愛なんてできるのかな」 そんな時、伯母が見合い話を持ってきた。 写真を見れば、スーツを着た青年が、穏やかに微笑んでいる。 「趣味はこうぶつ?」 釣書を見ながら迷う彩子だが、不思議と、その青年には会いたいと思うのだった… ※他サイトにも掲載

不機嫌な侯爵様に、その献身は届かない

翠月るるな
恋愛
サルコベリア侯爵夫人は、夫の言動に違和感を覚え始める。 始めは夜会での振る舞いからだった。 それがさらに明らかになっていく。 機嫌が悪ければ、それを周りに隠さず察して動いてもらおうとし、愚痴を言ったら同調してもらおうとするのは、まるで子どものよう。 おまけに自分より格下だと思えば強気に出る。 そんな夫から、とある仕事を押し付けられたところ──?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

復讐のための五つの方法

炭田おと
恋愛
 皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。  それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。  グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。  72話で完結です。

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

処理中です...