アイラーキャロライン2

ストーカー

カーソンは、ニューヨークから、新婚旅行に行って帰た、翌日に、FBIの仕事場所に行くと、個室の部屋に、仕事がどっさりと、机の上に乗っていたのを、目の当たり
にした途端に、ため息をつく。

「現実は、待っては、くれないか」とカーソンが、独り言を呟く。

そこに、ノックして、カーソンのお父さんが、入って来て、部屋のドアを閉める。
「カーソンのいない間、変わりに仕事をしては、いたけど、あまりの多さと、自分の仕事にそれどこどでは、なくなってしまって、自爆テロ事件もあったし、残りの仕事は、頑張ってやってくれ」とカーソンのお父さんが息子に言った。

「ああ、そのつもりだ。」とカーソンが言った。
「それから、お前に、物件を持って来たんだ。
新居で暮らす。いい場所をいくつか選んで置いたから、暇な時でも、いいから見て置きなさい。」とカーソンのお父さんが息子に言って、部屋から出て行った。
「新居か？」とカーソンが、父親が置いて行ったパンフレットの物件を見て言った。

彼女は、買い物しに、ショッピングセンターを訪れていた。
お店の中を、一人で見て回った。
(さすが、ニューヨークだな)と
彼女が、心の中で言う。

彼女の後ろを、誰かが、後をついて来ていたが、キャロラインは、気づいてなかった。
彼女が、動くと一緒に、その後ろから、誰かがついて来ていた。

アイラーは、ふっと後ろが、気になり、
後ろを振り返るが、誰もいなかった。
(おかしいな。気のせいかな)と彼女は、そう思った。

でも、ふたたび、彼女が行動すると、後ろから、誰かが、つけて来る。

キャロラインは、怖くなり早足で歩く。
彼女をつけて来ている。者も早足で歩く。
キャロラインは、誰かに跡を、つけられていると、わかりその場から離れて、エレベーターに乗ると、その跡を、つけて来ている誰かも、跡を追い掛けて来くる。
キャロラインは、近くのエレベーターに、乗り込み、彼女の跡をついて来ていた者も
エレベーターに、乗り込んで来た。
彼女は、途中、エレベーターに、人が乗って来たから、その人ゴミの中に紛れて、エレベーターから降りた。

エレベーターのそばの階段で一階まで、彼女は駆け降りると、その跡からついて来ていた者も、エレベーターを降りて来ていた
走って、無我夢中で、彼女は、お店から外に出て、タクシーに乗り込む。
「運転手さん、ペンシル通りまで」とタクシーの運転手に、キャロラインが言う。
運転手は、タクシーを発進させた。

その後から、彼女を追い掛けて、別のタクシーが、後ろについて来ていた。
アイラーは、後ろを見ると、後ろのタクシーも彼女と、行く方向が、同じだと言う事に気づく。
彼女は、怖くなり、鳥肌がたつ。

キャロラインは、ジョナサンに貰った。
ペンダントを、握りしめる。
(お願い、ジョナサンが、助けてくれますように)と心の中で、祈り続ける。

カーソンは、部下のマイケルと一緒に、お昼休憩で、コーヒー屋に行きコーヒーを買って、FBIに戻る所だった。

タクシーは、彼がいる近くで、運良く停車した。
慌てて、支払いをして、
「ありがとう　ございました。」とタクシーの運転手に、彼女が言って、タクシーを降りて走る。
後ろのタクシーも、停車して、彼女をつけて来ていた者も、彼女の後を追い掛けて行く。

彼女は、後ろを振り返えりながら、走っていたため、前を、良く見てなかったから、
男性の持っていた。
彼が、手に持っていた、コーヒーが、
彼女の身体が、手に当たり、彼がコーヒーを落として、コーヒーが地面に流れる。
「ごめんなさい、後でコーヒーを弁償します。」と彼女が言う。
「いいや、それより、火傷しなかったか？」と彼が、彼女を気遣う。
「はい、大丈夫です。」と言って、彼の
スーツを見ると、コーヒーを持っていた
方の右手が、コーヒーが、飛び散っていた。
「どうしょう。ごめんなさい。
急を用する用事があるので、今からFBIに行く所です。」とキャロラインが、彼に言った。
「私は、その組織の者ですが」と言われ
キャロラインは、その時始めて、彼の顔を
見ると、「カーソンさん」と彼女が呼ぶ。
「キャロライン、何でここにいるんだ。」
とカーソンが、彼女に訪ねた。
「急用て、俺に？」と彼が聞く。
アイラーは、後ろを振り返えたけど、誰も
つけて来てなかった。

「あれ、彼女さんですか？」と一緒にいた。
マイケルが聞く。
「彼女は、俺の妻だ。」とカーソンが言う。
「奥さんですか、私、クリスさんの部下の
マイケルです。宜しく」と言って、彼女の
手を握って、挨拶をする。

夫のカーソンは、マイケルの手と妻の手をが、繋いだまま離さないのが、気にいらなかった。
「いつまで、俺の妻の手を握っているつもりだ。」とカーソンが怒る。
「ああ、すみません。」と言って、マイケルが、彼女の手を離す。
「先に、戻ってます。」とマイケルが、慌てて、その場を離れた。

「ちょっと、ぐらい、手を握っただけなのに」と彼女が言う。
「駄目だ。」と彼が言う。
「本当に、火傷をしなかったか？」と
カーソンが訪ねた。
「はい、大丈夫です。でも、カーソンさんの手にコーヒーが、掛かりましたよね。」と彼女が言う。
「大丈夫、少し掛かった。だけだ。」と彼が言った。

「でも、なぜ？ここにいるんだ。」とカーソンが、彼女に改めて聞く。
「それは、カーソンさんの仕事場の近くて、どんな物があるのか？知りたくって」とキャロラインは、嘘をついた。
「それだけのために、ここに、来たのか？
しかも、それを信じろと、俺に言うのか？
本当の理由は？」とカーソンは、不機嫌そうに言った。
「それは、ずっと私の跡を誰かが、後ろか、つけられていたから」と彼女は、カーソンに正直に言った。
「なぜ、俺に連絡を、寄越さない。」と彼が、キャロラインに言った。
「それは、仕事が一杯溜まっているのを、じゃましたくなくって」と彼女が言った。
「仕事よりも、お前を最優先にする。」と
カーソンが、彼女に言うと、電話が掛かって来る。
「はい」とカーソンが仕事用の電話に掛かって来た、電話に出る。
「調査長は、いつまで、席を外している？
休憩時間は、もう過ぎてるぞ。」と彼のお父さんが言う。
「すみません、班長すぐ戻ります。」と
カーソンがそう言って、仕事用の携帯電話を切る。

「じゃ俺は、仕事が残っているから、仕事場に戻るよ。」とカーソンが言うと、彼は
彼女を残し、仕事場の方向に、歩き出していた。
「待って、私も行く」と言って、キャロラインが、彼の後を、追いかけている。
途中、彼女の方向に車が、もうスピードで車が来ている所だった。
そこに、偶然あずみさんが現れて、キャロラインを、道の端に突き飛ばした。
その瞬間に、あずみさんが、彼女の変わりに、車に撥ねられる。

その衝撃の音に、周りが悲鳴をあげる声に
彼が気付き、彼は後ろを振り返ると、
車の人影に気付き、走ってカーソンが、
掛けよると、車の前で横たわっている、
人影が見えた。
もしかして、キャロラインだと彼は、そう
思い側に、掛けよると、車に横たわっているのは、男性だと気付く。
（彼女は、どこだ。）と彼が、そう言って
その周辺を、探していると、道の隅に彼女の姿を見つける。
「キャロライン大丈夫か？」とカーソンが
中腰になり、手を差し出す。
彼女は、カーソンのその手を取り、その場に立つ。
「カーソンさん、あずみさんは？」と彼女が、彼に訪ねる。
（車に撥ねられた、男性はあずみ、なのか？）と彼が考える。
「あずみさんが、私をつき飛ばしたの。」と彼女が、彼に説明する。
「あずみは、大丈夫」とカーソンが、彼女に言うと、そこに、警察が事情聴取に来る
「すみません、事故を目撃した人ですか？」と警察に訪ねられる。
彼は、警察に事情を話した。
「あの、彼は大丈夫でしょうか？」と警察に彼女が、訪ねた。
「彼は……」と言おうとした時に、警察の人が言うのを、もう一人の警察が、それを
止めた。
「それじゃ、我々は次の仕事がありますので」と言って、警察の人は、その場を去って行った。

しばらくして、カーソンさんのお父さんから、電話が掛かって来る。
「はい、今事故があって、その現場にいるところ」だと、彼がお父さんと電話で話す。
「仕事場に、落ち着いたら、戻って来れそう？」とお父さんが、息子に聞く。
「はい。」とカーソンが答えて、電話を切った。
「キャロライン、俺は、仕事場に…一緒に行こう。」と彼が、そう言うと、今度は、キャロラインの手を握り、一緒に仕事場まで行く。

彼女は、初めて、カーソンさんの働いている。FBIの中に入る。
受付の人と、カーソンが話をする。
「妻を連れて、オフィスに入ってもいいか？」を聞いてくれていた。

「一緒においで、俺のオフィスに行こう。」と彼女に言う。
キャロラインは、頷き、彼についてエレベーターに乗る。
エレベーターには、上の階に行く。
「降りるよ。」と彼が彼女に声を掛けると、彼女が降りる。
トイレに、彼女を案内する。
彼も、ついでに、トイレに行く。

「ここが、俺のオフィス」とカーソンが、ドアを開ける。
「……。」と彼女は、黙ったままだった。
「俺は、仕事をするから、ソファーに座って待ってて、」とカーソンが言う。

「あずみさんは、大丈夫かな？
生きてますよね。」と彼女が、カーソンに
聞いて来る。
「それは、何とも言えないが、コーヒー入れようか？」とカーソンが言う。
「ううん、大丈夫。私は、いらない。」と
キャロラインが言う。
彼は、パソコンに向かい、仕事に集中する

「そう言えば、義理のお父さんの事だけど釈放されないよね？」と彼女は、その事も心配になり、彼に訪ねた。
「そう簡単には、出て来れないだろう。
脱獄しても、FBIの追跡装置が、取り外しは出来ないから、大丈夫心配する事ない。」カーソンが言った。

その頃、彼女を追い掛けてついて来ていた
者は、実は、ミラー家の義理の父親のカーターの息子だった。
(後、一方のところで、逃げられるとは)と
ミラー家の長男が、悔しがる。

クリスは、オフィスの机の上の書類を、
読んで、サインをしていた。
それが、終わると、今度はパソコンでデータを、まとめたりしている。

それを、キャロラインが、こっそりカーソンの後ろから、作業を眺めていた。
「大変な、作業ですね。」と彼女が仕事中のカーソンに、話し掛けた。

「キャロライン座って、待ってるように、
言ったはずだ。」と、彼に怒られる。
「ごめんなさい。」と彼女は謝り、
カーソンから、離れてソファーに座った。

彼は、時々、机に肘をのせて、考えながら、パソコンの機械に、打ち込んでいた。

アイラーは、ソファーの机の上に、カーソンのお父さんが、持って来た。
物件を見ていた。

彼に話掛け、ようとしたけど、
また、怒られそうなので、物件に目を通した。

どれも、家賃収入が高い、物件ばかりだった。
「キャロライン、仕事が終わった。」と
彼は彼女に、声を掛けるが、彼女は眠っていた。

「キャロライン、起きろ」と彼が声を掛ける。
「カーソンさん」と彼女が、まだ、寝ぼけた状態で、名前を呼んだ。
「そろそろ帰ろうか」と彼が言う。
「はい。」と彼女は、返事をした。
彼女は、彼のお父さんが、おいて行った。物件の紙を、持ったままだった。

「その物件な。あの人が置いていった。
キャロラインと、二人で生活した方が、いいだろう。」て父親に言われた事を、彼女に伝えた。
「お父さんと、一緒に暮らさないのですか？」と彼女が、訪ねる。
「いずれは、あの人の世話をしなければと
は、思っていたが、あの人は、それが、
嫌みたいだ。」と彼が彼女に言う。
「そうですか。」と彼女がそれに答える。

「あの家にいても、いいが、キャロラインを守れる。シェルターがないからな。」と彼が心配そうに、彼女に言う。
「やっぱり、シェルターは、必要だろう。」とカーソンが話す。
「俺が、FBIで仕事をしていると、逆恨みをする人間も、そう多くはない。
家族に危険が、およぶ事もある。」と彼が彼女に話す。

「家に、帰ってから、続きは、話をしょう。」と彼が、彼女に話す。
「はい」とアイラーが返事をする。
彼が、運転手する車に乗って、家まで帰る

「お帰りなさい。」とアルフレットが、声を掛ける。
「カーソン話がある。」とアルフレットが
相談を持ちかけて来る。

「また、か？」と彼が言う。
「アルフレットの部屋で、話をしょう」と
カーソンは、アルフレットを連れて部屋に行く。

彼は、アルフレットのベッドの上に、
座って話を聞く。
「実…実は彼女を、妊娠させてしまった。後、その彼女と話をしたら、彼女は、一人で子供を育てるて言うんだ。」とアルフレットが、彼の服を掴み掛かって来て、必死で、彼にその事を伝えた。
「でも、俺はまだ、彼女と結婚して、一緒に彼女のお腹の中にいる、子供も育てたいと、いったけど……彼女が嫌だって言うんだ。」とアルフレットは、彼の服を掴んだ
まま、彼に凄い勢いで迫った。

「で、どうしたら、いいと思う？」とアルフレットが、彼に訪ねる。
「俺に、それを聞かれても、困るが、
俺なら、何度も彼女に、返信が貰えるまで、言い続けるかな？」とカーソンが言う。
「人事だと、思って馬鹿にしてる。」と
アルフレットが言う。
「もしかして、何か？アルコールの入った物を、飲んでいるのか？」と彼が、アルフレットに聞くが、聞いてない。
「それでも、言いて言われなかったら」と
アルフレットが聞く。

「自分の気持ちを、まずは、ちゃんと伝える事と、相手の両親への挨拶は、しないと男としては、けじめをつけるべきだと、俺は思う。」とクリスは、昔、大学生だった。元彼女を妊娠させた時の事を、思い出しながら、彼は、アルフレットに真面目に
答えた。
「カーソンは、女性を妊娠させた経験ないのに、すごいな」とアルフレットが言う。
「じゃ、俺は部屋に戻る」と彼が言う。

部屋にドアを開けて入る。
彼は、スーツの上着を脱ぎ、クローゼットのハンガーに、掛ける。

カーソンのお父さんが、食事を作る。
「今日は、カレーにした。」とカーソンのお父さんが彼女に言う。
キャロラインが、彼のお父さんのお手伝いをして、水の入った。ガラスコップを置こ
として倒れる。
カーソンのお父さんが、物音に気付き、
掛けよる。
「アイラさん、しっかり」とカーソンのお父さんが言う。
「カーソン大変だ。来てくれ」と息子を呼ぶ。
彼は、慌てて下に降りて、台所に行く、
「どうした？」とカーソンが、駆けつける
「急に、倒れた」とカーソンのお父さんが
言う。
「救急車呼んで来る。」と言って、カーソンのお父さんが、彼女から離れる。
「キャロライン、キャロライン俺の声が
聞こえるか？」と、彼が言うが、彼女は意識を失っていたため、返事が出来なかった
「救急車を呼んだ。」とカーソンのお父さんが言った。

その後、彼女は、病院に運ばれ、軽い脳震とうと医者の診断結果だった。
「疲れが、溜まっているのと、ストレスが原因でしょう。」と言う診断だった。

その後は、彼と一緒に、タクシーに乗り
家に彼女と一緒に帰ってきて、
カーソンのお父さんが、作ってくれた、
カレーを、美味しそうに、彼女が食べていたのを、俺は、そんな彼女を眺めていた。

「もう、大丈夫なの？」とカーソンのお父さんが、彼女に訪ねる。
「カーソン、彼女を借りていいかな？」と
彼のお父さんが、彼に言う。
「いいけど、あまり、無理をさせるなよ。」と彼が言う。
「わかってる。」と彼のお父さんが言う。

その後、彼のお父さんの書斎で、私のお父さんの話しを聞かせてくれた。
「君は、お母さんよりも、父親にかな。」とカーソンのお父さんが言う。
「そうですか？」と彼女が言う。
「昔は、キャロラインさんが、赤ん坊だった頃は、可愛いくて良く、会いに家に行ったものだ。
キャロラインさんを、抱っこをさせて貰った事もあったよ。
イーサンの家に、来ては、赤ちゃんだった。キャロラインさんを、抱っこしてたから、イーサンが、言うんだ。
息子をほったらかしに、するのは、良くないと、言われたけど、
それを、無視をしたから、息子と今でも、
仲良が良くない。
今では、キャロラインさんに、息子に
取られて、息子が可愛いがっている。」と
彼のお父さんが言った。

カーソンが、心配して様子を見に行くと、
アルフレットとは、あの後酔い潰れて、
じゅうたんの上で、眠っていたのを見て、
カーソンが、アルフレットの身体に、布団を掛けてあげた。

アルフレットの部屋から出ると、彼女が
ちょうど、二階に上がって来た所だった。
カーソンと彼女は、部屋に入る。
「今日は、びっくりさせて、ごめん。」と
彼女が謝る。
「まあ、びっくりは、したけど、君が元気を取り戻してくれて良かったけど、無理はするな。」と彼がベッドの上に座り彼女に言った。
「あの人が、食器洗浄器を新しく変えた。
そうだから、使い方を明日教えてくれる
そうだから」と彼が、彼女に伝える。

そして、翌朝カーソンのお父さんが、
「食器洗浄機に、新婚旅行に行っている間に、新しく買って見た。」彼のお父さんが、彼女に自慢をする。
「見て、セットして、ボタン押すだけだから、簡単でしょう。」と彼のお父さんが、使い方を説明してくれた。
「そうですね。」と彼女が、それに答える

彼女が、二階に上がる途中、めまいが
して、その場に座る。
彼のお父さんが、台所を片付けてから、
台所から、出て来ると、階段で座っている
彼女に、声を掛けた。
「キャロラインさん、どうした？」と彼のお父さんが、心配して声を掛ける。
「大丈夫です。めまいがして」と彼女が説明をする。

「本当に、大丈夫このは、倒れたばかりだから、心配だ。」と彼のお父さんが言う。

「少し待ってなさい。」と言って、薬箱の中から、薬を出して来て、コップに水を入れて来てくれて、彼女に渡す。
「これを、飲みなさい。」と彼のお父さんが言う。
「ありがとう　ございます。」と言って、
彼女は、貧血の薬を飲んだ。

「コップは、洗って置くから、二階でゆっくりお休み」と彼のお父さんが言う。
「はい、ありがとう　ございます。」と
彼女が言って、二階に上がる。

二階に上がると、彼は、スーツ姿に着替えて、鏡の前に、彼が立って、カッターシャツに、ネクタイを結ぶ終わり、彼女の方を
振り返る。
「キャロライン、どうした？顔色が良くなさそうだけど、大丈夫か？」と彼が、心配する。
「うん、大丈夫、さっきカーソンさんのお父さんに、薬を貰って飲んだから」と彼女が言う。
「無理は、するな」と彼が彼女に言う。
「今日、大事な会議があるんでしょう？
頑張ってね。」と彼女が、彼を応援する。
カーソンは、彼女を抱きしめる。
「もし、何かあったら、電話をして、俺が掛けつける。」と彼が言う。
「ううん、でも、今日は、カーソンさんのお父さんがいるから、大丈夫だよ。」と
彼女が、彼に言うと、彼は、蝉の抜けがらのようになっていた。
彼の頭の中には、彼女の大丈夫だよ。という、大丈夫と言う言葉だけが、響いていた
「カーソン、大丈夫？」と反対に彼女に、
心配されていた。

彼は、彼女を抱き上げて、ベッドの上に
連れて行き、彼女に布団をかける。
「ゆっくり、寝ていろよ。俺は、そろそろ仕事に行く。」と彼がそう言ってドアを開けて、出て行く所に、二日酔いのアルフレットが、彼と出くわす。
「カーソン、助けて、頭が痛い。死にそうだ。」とアルフレットが、彼にしがみつくと、お酒の匂いがする。
「お前、酒臭ぞ。」と彼が言う。
「とにかく、俺は、仕事に行くから、アルフレットの相手をしている暇はないから」
と言って、彼は逃げた。

その後、アルフレットが、玄関のドアを開けて、まだ、酔いが覚めないまま、
新聞を取りに、ポストに行く、
誰かが、アルフレットの方を、見つめていた。
アルフレットは、気付き、その家を見ていた者は、急に慌てて、どこかに行ってしまった。
「何だ。まあ、いいか。」とアルフレットが、小声で言って、郵便受けから、新聞を取り出した。
「朝は、寒いな。」と言って、玄関の中に入る。

「おはよう、アルフレット」とカーソンのお父さんが、出迎える。
「おはよう、ございます。」とアルフレットが、挨拶をする。
「アルフレット、お前私に、何か？言う事はないか？」とカーソンのお父さんが、
腕を組んで、玄関の入り口前に、立っていた。
「その黙って、お父さんが、楽しみにしていた、ワインの酒を飲んですみませんでした。」とアルフレットが、お父さんに謝る
「その罪は、重いぞ。」とカーソンのお父さんが、腕を組んだ、まま言う。
「あのーそれって、どんな罪ですか？」と
アルフレットが言う。
「そうだな。一週間いやそれじゃ、甘いか二週間は、この家の敷居は、跨がせない。それが、お前の罰だ。」とカーソンのお父さんが言う。
「えっー、そんな。」とアルフレットが言う。「カーソンのお父さん、もう絶対ワイン酒を、飲みませんから、それだけは、
お願いです。この家のベッドの上で寝れないと、僕は死にます。」とアルフレットが
必死に、カーソンのお父さんに、お願いしたが、カーソンのお父さんは、許しては
くれなかった。

そんな事とは、彼女は、知らずにベッドの
上で横たわって寝ていた。
「カーソンさんの匂いのついた布団で、眠るのは、最高。」と彼女は、寝言を言っていた。

その夜遅くに、彼が帰宅した。
「お帰りなさい。」と彼女が、彼を出迎える。
「ただいま。」と彼が言う。
彼は、当たりを警戒する。
「アルフレットは、どうした？」と彼女に
彼が聞く。
「私が、目覚めた時には、もう、いなかったから、仕事かな？」と彼女が言う。
「君が、起きたのは、何時だ？」と彼が言う、「えっと、確か、お昼過ぎてからだったかも⁉︎」と彼女が、彼に言う。
「もしかして、私じゃなくって、アルフレットさんが、良かった。」と彼女が彼に言う。
「何に言ってる。君の方がいい。」と彼が
照れながら彼女に言う。
「着替えて来る。」と彼が彼女に言うと、
彼は、二階に上がり、自分の部屋に行くドアの閉まる音が聞こえる。

その頃、アルフレットは、事務所に、
荷物を置き、ソファに毛布や布団を乗せる
「まさか、本当に、2週間はこっちで、過ごす事になるなんて」とアルフレットが、
ソファに、座り肩を落とす。
「今頃、カーソン達は、何をしているんだろうか？」とアルフレットが、ソファの椅子に座り考えながら、いつの間にか眠って
しまう。

次の朝、「今日は、先に出るよ。」とカーソンのお父さんが言うと、玄関を開けて出て行った。

台所では、彼が朝食を作ってくれていた。
「君の好きな、ハムサンドを作ったよ。」と彼が言う。
「ありがとう。カーソンさんの作る、ハムサンド美味しいから好き」と彼女が言う。
「以前より、性格が、明るくなったな。」と彼が言う。
「そうかな。」と彼女が言う。
「以前の君は、あんまり喋らなかっただろう？」と彼が言うと、台所の椅子に座って
彼と二人で、ハムサンドを食べる。
ハムサンドを、食べた後に、「今日も静かな朝だな。」とコーヒーを飲んで、彼が言っていた。
「アルフレットさん、最近は、どうしてるのかな？」と彼女が気になって、彼に聞く
「さあ、仕事が忙しくなったんじゃないか？」と彼が言う。
彼らは、知らない、彼のお父さんが、楽しみにしていた、ワイン酒を勝手に開けて、
飲んで、罰を受けている事は、彼と彼女は
知らなかった。

その頃、カーソンのお父さんは、朝早く
アルフレットの法律事務所を訪ねて、行っていた。
「はい」とドアを開けると、カーソンのお父さんが、玄関のドアの前に、立っていた
「どうしているのか？一様見に来た。」と
彼のお父さんが言う。
「俺の事を、心配して」とアルフレットが
彼のお父さんに言う。
「それは、違うが、たまたま通り掛かっただけ」と彼のお父さんが言う。
「お前に、差し入れを持ってきた」と彼の
お父さんが、差し出す。
「これは、今開発途中の軍事食だ。」と
彼のお父さんが言う。
「他の人にも、食べて貰うために、開発中だ。」と彼のお父さんが言う。
「さあ、食べて」と彼のお父さんが言う。
（何かの罰ゲーム？か何か？）と抵抗しながら、アルフレットは、一口食べて見た。
「色は、茶色で地味だけど、味は、美味しいかな。」とアルフレットが言う。
「そうか、美味しく、食べられのなら、良かった。」と彼のお父さんが言った。

今日も、アルフレットがいないから、
彼女が、郵便受けに、新聞を取りに行くと
知らない人が、じっと、彼女の様子を、物陰に隠れて見ていた。

その前の日に、お父さんが、教えてくれたように、食器洗浄機に、セットして、ボタンを押すした。
みんなは、仕事に出かけて行き、彼女一人家にいた。
部屋に戻り、彼の本箱の中の本を、一冊本を、出してみた。
その本の中に、彼の学生時代の写真が出て来た。
(カーソンさんの元彼女さんかな。綺麗な人だな。)とキャロラインが思う。
写真を本の中に入れて、あったように、
しまった。

玄関から、鍵が開く音がした。
アルフレットは、二階に上がる。
彼女は、怖くなり、布団の中に潜る。
ドアが開く音がする。
「アイラさん、僕だよ。」と声をかけた。
「えっ、アルフレットさん」と布団から出て言う。
「もしかして、寝てる所を、お越した？」とアルフレットが言う。
「アルフレットさん、だったの。知らない人が家の中に、入って来たと思った。」と言って、彼女がアルフレットに言う。
「そう言えば、ずっと、アルフレットさんは、事務所で寝ていたの？」と彼女が、アルフレットに、訪ねた。
「まあ、色々あってね。」とアルフレットが言う。
（まさか、彼のお父さんのお酒を、勝手に
飲んで、2週間もの間帰れなかったなんて
言えないな。
幸いにも、その事は、知らないみたいらし）とアルフレットが、心の中で思って
いた。
「僕が、お父さんの亡くなった葬儀の場に俺もいたんだ、覚えてないかも？
知れないけど…」とアルフレットが彼女に
言った。
「カーソンさんの隣りにいたの？」と彼女が聞く。
「そうそれが、僕。」と彼女に言った。
「あの日、僕は、君に一目惚れをしてたんだ。」とアルフレットが言うと、目の前にいる、彼女を抱きしめた。
「今だけ、こうしていたい。」とアルフレットが言った。