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赤の決断と氷の想い
赤の決断と氷の想い
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目を閉じ感じる。優しい温もり…
私、知ってる。この感じ…かつては知りたくてたまらなかったあの感覚。
「でも何故?今彼は居ないのに…」
彼を傷付けてしまった、だから今彼は隣に居ないのに…何故こんなに【愛おしい】のだろうか…存在を感じているのだろう?
目を閉じ力を抜き、段々身体を預けていく。
腰に手を回され抱きしめられる。私は、手を回そうとしたが相手は離れてしまう。
その時声の主の顔が見え驚いた。
「よかった。これで約束を果たせた。」
「…グレン?何故ここに」
私は、彼から一歩引いた。
これは…
「これは、夢だ!!グレンが私の前に現れるなんてタチの悪い夢だ!!…ありえない…なん、で?!」
言い終わる前に口を塞がれた、彼の口が私の口を塞ぐ。
言葉は、いらないと言わんばかりに優しく大胆になる。
何度か身じろぎをして逃れようとするが、彼は私の頭を掴み上げ無理やりこちらを向かせる。
(逃げられない!?)
「グっグレン…やめっ…話しをっ」
キスを繰り替えされる度に身体の奥がジリジリとし始める。
始めは、身をよじるが段々グレンのキスを待っている自分に気づく。
息継ぐ間も無くキスをされ、私自身が溶けてしまいそうになる。
身体が、泡のように消えていく。
自分が愛されていると感じるほどに甘いひと時に私は溺れて行きそうになる。
(このまま…グレンっ…)
しかし、甘い時間は急に終わりを告げる…
「はっ!グ…グレンっ、ま、待って。お願い…だから…」
そう言いグレンから身体を離そうとする。
だが、身体に力が入っていない。何度も繰り返しようやく身体を離す事に成功する。
しかし
離れた瞬間急に両肩を掴まれグレンは、大きく息を吸う。
「…ユリア…俺はお前を…」
「待って私から!!私から聞かせて欲しい。…なんで、なんであんなキスしたの?!」
「それは…まだ言えない。だがっ」
(言えない…それは、好きだからとかそういう事じゃないの?愛しいとか思ったんじゃないの?なんであんなキスを…)
私の頭は、螺旋を描くように思考がまとまらない。
結局何故グレンがあんな事をしたのか分からないし、私はグレンに嫌われて居るんだし…
多分戯れくらいの軽いノリで私に…キスを…
私は、グレンから逃げようとした。
掴まれた肩から手を引き剥がし後ろに下がろうとする。
グレンに嫌われているんだし、これ以上嫌われるなんて嫌。
どうせなら、綺麗な思い出だけを覚えていて欲しい。だからこそ、グレンとは正しい距離で居なくちゃ…
「離してっグレン!離してっ!」
必死に身をよじり、一瞬グレンから離れたが、強く腕を掴まれる。
「ユリアっ、まだ俺話してない!聞けってばっ」
「イヤだっ!聞きたくないっ」
「最後まで俺の話を頼むから聞いてくれ!!それから離れるなりなんなりしてくれっユリア…頼む…お願いだ…」
グレンがあまりにも必死に訴えるから、嫌だが聞いてからにしようと思った。
きっとこれは夢だから…
現実じゃないんだから…
少し諦め気味で私は、グレンの話しを聞く事にした。
「…分かったわ…聞くわ。」
「ありがとう。ユリア…」
グレンは大きく深呼吸をし、私の目の前で片膝をついて私の左手を優しく持ち上げる。
「なっなに?」
「お前を愛してる。ユリア」
耳を疑った。一度は思いを告げたが、思いが届かず。
距離を開けられた相手に…今度は、相手から言われる。
「何を言ってる!?グレンは私をっ」
「…分かってる。」
「なら何故!今更…」
「今だからだ…今言わなきゃダメだと思った。お前が離れる気がして…俺はユリアが好きなんだ。お前から告白されて嬉しかった!でも…言えなかった。」
「グレンは嘘をつく…嬉しかったなら言えばいいじゃないか!?私は…記憶を取り戻しても好きだった。失ってもグレンに惹かれたから…だから…」
言ってて自分が情けなくなった。だって…私はやっぱり。
【グレンが好き】
分かってたけど…改めてグレンの姿を見てしまったら気持ちが溢れてしまう…止まらなくなってしまう。
それだけ恋の気持ちが強いんだ。好きな相手を見て普段と変わらずに居れるわけが無い…
「お前の顔を見たら愛しくてたまらなかった…だからキスをした。それだけは言える。」
信じてくれとグレンは言う。
でも。
「…遊びか…じゃなきゃおかしい…信じられない。」
信じる事が出来ない。信じたい、信じるべきと分かっていても例え夢であっても…信じれなかった。
どれだけの時間が経っただろう、沈黙が二人を包んでいる。
思い切ったようにグレンは、重い口を開いた。
「実は、お前と一緒に居たいと思いながら何処かで怖かったんだ。また、あの時みたいにお前が俺の前から消えるかもしれないと思うと…こんな俺でも怖かったんだ。だから言えなかった…」
「行くわけなっ」
「あぁ、そんな事させない!俺の前から居なくなるのは許さない。そう決心したからお前のそばに来た。」
「…つ」
「つ?」
「つ…都合が良すぎだ!!ばかっ私が一体どんな気持ちでグレンに言ったと思ってんの!だいたい何よ!」
私は、長い間溜まっていた苛立ちを間入れずに喋り出した。
グレンは、その剣幕に負けて何も言えずに居た。そんな事お構いなしに私は、話しを続けた。
「グレンが好きと分かって直ぐにでも伝えたいと思って、思い切って言ったのに!それを…」
「ごめんっユリア。そう怒らないでくれっ」
「なのに…なんで今更っ…ぐすっ」
話しながら私は泣いて居た。
嬉しいような悲しいようなぐるぐるとしている気持ちが涙になってポツリポツリと落ちて行った。
いつからか、夢で無いと感じていたがまだ夢であってほしいという気持ちもあった。
素直になりたいのになれない…
ひどくもどかしかった。
「チッ…」
(えっ?なっ?)
ふわっ…
「あっ」
私は、グレンの腕に引き寄せられた。抗うような力はもうなかった。
心では、突き放したいのに身体は彼を求めている…そう感じていた。
彼は、はじめこそ嫌な奴みたいに思った。
でも、彼は何処か優しい。
こうゆう所があるから私は、好きになった。
「ごめん…何度謝っても許して貰えないと思ってる。だから、一生の頼みだ。今だけで良いから信じてほしい。それで戻りたいと願って欲しい。…頼む。」
「戻る?どういう事?」
グレンは、口をパクパクとさせてなかなか話したがらなかった。
そんな葛藤を繰り返し言った。
「本当は、言いたくなかったんだ…気持ちが真っ直ぐ伝わらなくなるから…」
何のことかさっぱりだった。
彼は何を言ってる?何を知ってる?
「実はアイリの魔法で俺は今ユリアの夢にはいってこれたんだ 。氷を溶かすために。」
「溶かすっできるのか?!っていうか…アイリの?知ってるのか?!」
(私しか知らないはず!なんで?!)
もう、何が何だか分からなくなって来た。
そうこうして居る間に辺りは暗くなって来た。
夢なのに、周囲からガタガタと音がし始めた。音は、徐々に近くなってくる。
「始まりやがったか…くそっ」
「なっなに!?」
「仕方ねぇ、ユリア。今すぐ願え!でなけりゃ暗闇に入って出れなくなる」
「でっでも!」
「俺を嫌いでも構わないでも…俺はお前を失いたくないんだ!!だから願ってくれ。そうしたら、溶ける!!」
いろいろな事が起こって正直何が何だか分からなくなっている。
でも、私も…アイスやアイリやカイトと離れたくない。それに…一番は
「一番グレンと離れたくない!!」
次の瞬間辺りがひかり、周りが見えなくなった。
確かなのは、大好きな人の温もりだけ。
それを抱きしめ、きつく目を閉じた。
とんでもない事を幾つか言っていた気がするが…今は気にせず起きたい。
無理だろうけど…
次に目を開けるとそこには懐かしい場所があった。
前と同じはずなのに、何かが少しだけ違う気がした。
目を閉じ覚ますまでグレンは、私を大事そうに包み込んでくれた。
今は、その事実だけで満足だった。
ちゃんとグレンと話そう。
もう、わだかまりのないように。
私は、そんな事を思い大好きな人達に笑顔で言った。
「ごめん、ただいまっ」
私、知ってる。この感じ…かつては知りたくてたまらなかったあの感覚。
「でも何故?今彼は居ないのに…」
彼を傷付けてしまった、だから今彼は隣に居ないのに…何故こんなに【愛おしい】のだろうか…存在を感じているのだろう?
目を閉じ力を抜き、段々身体を預けていく。
腰に手を回され抱きしめられる。私は、手を回そうとしたが相手は離れてしまう。
その時声の主の顔が見え驚いた。
「よかった。これで約束を果たせた。」
「…グレン?何故ここに」
私は、彼から一歩引いた。
これは…
「これは、夢だ!!グレンが私の前に現れるなんてタチの悪い夢だ!!…ありえない…なん、で?!」
言い終わる前に口を塞がれた、彼の口が私の口を塞ぐ。
言葉は、いらないと言わんばかりに優しく大胆になる。
何度か身じろぎをして逃れようとするが、彼は私の頭を掴み上げ無理やりこちらを向かせる。
(逃げられない!?)
「グっグレン…やめっ…話しをっ」
キスを繰り替えされる度に身体の奥がジリジリとし始める。
始めは、身をよじるが段々グレンのキスを待っている自分に気づく。
息継ぐ間も無くキスをされ、私自身が溶けてしまいそうになる。
身体が、泡のように消えていく。
自分が愛されていると感じるほどに甘いひと時に私は溺れて行きそうになる。
(このまま…グレンっ…)
しかし、甘い時間は急に終わりを告げる…
「はっ!グ…グレンっ、ま、待って。お願い…だから…」
そう言いグレンから身体を離そうとする。
だが、身体に力が入っていない。何度も繰り返しようやく身体を離す事に成功する。
しかし
離れた瞬間急に両肩を掴まれグレンは、大きく息を吸う。
「…ユリア…俺はお前を…」
「待って私から!!私から聞かせて欲しい。…なんで、なんであんなキスしたの?!」
「それは…まだ言えない。だがっ」
(言えない…それは、好きだからとかそういう事じゃないの?愛しいとか思ったんじゃないの?なんであんなキスを…)
私の頭は、螺旋を描くように思考がまとまらない。
結局何故グレンがあんな事をしたのか分からないし、私はグレンに嫌われて居るんだし…
多分戯れくらいの軽いノリで私に…キスを…
私は、グレンから逃げようとした。
掴まれた肩から手を引き剥がし後ろに下がろうとする。
グレンに嫌われているんだし、これ以上嫌われるなんて嫌。
どうせなら、綺麗な思い出だけを覚えていて欲しい。だからこそ、グレンとは正しい距離で居なくちゃ…
「離してっグレン!離してっ!」
必死に身をよじり、一瞬グレンから離れたが、強く腕を掴まれる。
「ユリアっ、まだ俺話してない!聞けってばっ」
「イヤだっ!聞きたくないっ」
「最後まで俺の話を頼むから聞いてくれ!!それから離れるなりなんなりしてくれっユリア…頼む…お願いだ…」
グレンがあまりにも必死に訴えるから、嫌だが聞いてからにしようと思った。
きっとこれは夢だから…
現実じゃないんだから…
少し諦め気味で私は、グレンの話しを聞く事にした。
「…分かったわ…聞くわ。」
「ありがとう。ユリア…」
グレンは大きく深呼吸をし、私の目の前で片膝をついて私の左手を優しく持ち上げる。
「なっなに?」
「お前を愛してる。ユリア」
耳を疑った。一度は思いを告げたが、思いが届かず。
距離を開けられた相手に…今度は、相手から言われる。
「何を言ってる!?グレンは私をっ」
「…分かってる。」
「なら何故!今更…」
「今だからだ…今言わなきゃダメだと思った。お前が離れる気がして…俺はユリアが好きなんだ。お前から告白されて嬉しかった!でも…言えなかった。」
「グレンは嘘をつく…嬉しかったなら言えばいいじゃないか!?私は…記憶を取り戻しても好きだった。失ってもグレンに惹かれたから…だから…」
言ってて自分が情けなくなった。だって…私はやっぱり。
【グレンが好き】
分かってたけど…改めてグレンの姿を見てしまったら気持ちが溢れてしまう…止まらなくなってしまう。
それだけ恋の気持ちが強いんだ。好きな相手を見て普段と変わらずに居れるわけが無い…
「お前の顔を見たら愛しくてたまらなかった…だからキスをした。それだけは言える。」
信じてくれとグレンは言う。
でも。
「…遊びか…じゃなきゃおかしい…信じられない。」
信じる事が出来ない。信じたい、信じるべきと分かっていても例え夢であっても…信じれなかった。
どれだけの時間が経っただろう、沈黙が二人を包んでいる。
思い切ったようにグレンは、重い口を開いた。
「実は、お前と一緒に居たいと思いながら何処かで怖かったんだ。また、あの時みたいにお前が俺の前から消えるかもしれないと思うと…こんな俺でも怖かったんだ。だから言えなかった…」
「行くわけなっ」
「あぁ、そんな事させない!俺の前から居なくなるのは許さない。そう決心したからお前のそばに来た。」
「…つ」
「つ?」
「つ…都合が良すぎだ!!ばかっ私が一体どんな気持ちでグレンに言ったと思ってんの!だいたい何よ!」
私は、長い間溜まっていた苛立ちを間入れずに喋り出した。
グレンは、その剣幕に負けて何も言えずに居た。そんな事お構いなしに私は、話しを続けた。
「グレンが好きと分かって直ぐにでも伝えたいと思って、思い切って言ったのに!それを…」
「ごめんっユリア。そう怒らないでくれっ」
「なのに…なんで今更っ…ぐすっ」
話しながら私は泣いて居た。
嬉しいような悲しいようなぐるぐるとしている気持ちが涙になってポツリポツリと落ちて行った。
いつからか、夢で無いと感じていたがまだ夢であってほしいという気持ちもあった。
素直になりたいのになれない…
ひどくもどかしかった。
「チッ…」
(えっ?なっ?)
ふわっ…
「あっ」
私は、グレンの腕に引き寄せられた。抗うような力はもうなかった。
心では、突き放したいのに身体は彼を求めている…そう感じていた。
彼は、はじめこそ嫌な奴みたいに思った。
でも、彼は何処か優しい。
こうゆう所があるから私は、好きになった。
「ごめん…何度謝っても許して貰えないと思ってる。だから、一生の頼みだ。今だけで良いから信じてほしい。それで戻りたいと願って欲しい。…頼む。」
「戻る?どういう事?」
グレンは、口をパクパクとさせてなかなか話したがらなかった。
そんな葛藤を繰り返し言った。
「本当は、言いたくなかったんだ…気持ちが真っ直ぐ伝わらなくなるから…」
何のことかさっぱりだった。
彼は何を言ってる?何を知ってる?
「実はアイリの魔法で俺は今ユリアの夢にはいってこれたんだ 。氷を溶かすために。」
「溶かすっできるのか?!っていうか…アイリの?知ってるのか?!」
(私しか知らないはず!なんで?!)
もう、何が何だか分からなくなって来た。
そうこうして居る間に辺りは暗くなって来た。
夢なのに、周囲からガタガタと音がし始めた。音は、徐々に近くなってくる。
「始まりやがったか…くそっ」
「なっなに!?」
「仕方ねぇ、ユリア。今すぐ願え!でなけりゃ暗闇に入って出れなくなる」
「でっでも!」
「俺を嫌いでも構わないでも…俺はお前を失いたくないんだ!!だから願ってくれ。そうしたら、溶ける!!」
いろいろな事が起こって正直何が何だか分からなくなっている。
でも、私も…アイスやアイリやカイトと離れたくない。それに…一番は
「一番グレンと離れたくない!!」
次の瞬間辺りがひかり、周りが見えなくなった。
確かなのは、大好きな人の温もりだけ。
それを抱きしめ、きつく目を閉じた。
とんでもない事を幾つか言っていた気がするが…今は気にせず起きたい。
無理だろうけど…
次に目を開けるとそこには懐かしい場所があった。
前と同じはずなのに、何かが少しだけ違う気がした。
目を閉じ覚ますまでグレンは、私を大事そうに包み込んでくれた。
今は、その事実だけで満足だった。
ちゃんとグレンと話そう。
もう、わだかまりのないように。
私は、そんな事を思い大好きな人達に笑顔で言った。
「ごめん、ただいまっ」
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