*最強最悪なアイドル様!!

英人

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*アイドルはお坊ちゃま?

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 「ちょっと、何ボケっとしてんの?」


 「。。え?。。」


 「此処がオレが住んでるマンションだよ」




 昔のあれやこれを思い出しているうちに、いつの間にやら周りは高級住宅街。そして、いきなり僕からオレに一人称が変わっている怪力アイドルの指差す先にあるのはタワマンは正面入り口だった。



 う~~~わぁ。。。こいつ、お坊ちゃまかよ。。。



 「あ、じゃあ。俺は此処で。。。」




 これでお役御免だ!!




 「せっかくだから、寄って行ってよ。飲み物くらいは出すからさ。。。」



 飲み物と聞いて、気が付けば喉が凄く渇いてる事に気がついた。それに、セレブの暮らしも見てみたい好奇心が俺にしては珍しくも湧き上がっていた。


 正面の硝子製のドアを開け、2・3歩で2つ目の硝子のドアが有り、彼が手を翳すと開いた。コンビニみたいだな。



 「今、コンビニみたいだなって思った?」

 「あ、うん。。。」

 「このドア登録してある掌紋以外は開かないんだよ。住人以外は暗証番号をキーボード入力すると開くシステムなんだ」



 彼は、そう言って2枚目のドアの右側の壁を指差した。



 へぇ~~~。俺には一生縁のないシステムだね。。。それにしても、エントランスはテレビで見たことがある高級ホテルのロビーみたいだ。大理石の床,カフェにありそうなオシャレなテーブルと椅子。数種類の観葉植物。白い壁に飾られた絵画…ブロンズ像。まるで小さな美術館だ。。。











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