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シルヴァーナ編
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ドイツワインの日-シルヴァーナ編
《キャスト》
シルヴァーナ:
ミュラー・トゥルガウ(ミュラー):
リースリング:
ピノ・ノワール:
────────────────────────以下台本
シルヴァーナ
「ようこそ! ミュラー君。君が来るのを楽しみにしていたのですよ!」
シルヴァーナN
「……そう言って、彼を出迎えたことが、遠い昔のように思える……」
***(場面転換)
シルヴァーナN
「私、シルヴァーナは、トランシルヴァニアで生まれました。その後、今のドイツのあたりへ場所を移し、伝統的なワイン作りを行ってきました。20世紀に入ると、甘口ワインの流行と共に仕事量も増え、忙しい日々を送っていました。そんな折、紆余曲折あって、ミュラー・トゥルガウという品種と、共に仕事をすることが増えていきました」
[se:走り寄る]
ミュラー
「シルヴァーナ先輩! この間頂いた本ですが、とても興味深く、非常に勉強になりました! またおすすめの本がありましたら、是非教えてください!」
シルヴァーナ
「いいですよ。あなたは本当に本の虫ですね。勉強熱心なのは良いことです」
ミュラー(楽しそうに)
「本は知識の宝庫です。至る所に発見があり、楽しくて仕方がありません! シルヴァーナ先輩やリースリング先輩の足を引っ張らないよう、勉学に励みますので、もっともっと、僕にいろんな事を教えてくださいね!」
シルヴァーナ
「ええ、もちろん。君のような熱心な後輩を持てて、私は嬉しいです」
***
シルヴァーナN
「でも、あなたは足を引っ張るどころか、私を超えて、ずっと先へ行ってしまった──」
***(場面転換)
[Se:ドアを乱暴に開ける]
リースリング
「おい、シルヴァーナ」
シルヴァーナ(疲れたように)
「……せめてノックしてから入ってください、リースリング」
リースリング(イラついた様子で)
「お前のワイン、最近質が落ちているそうじゃないっすか。どーしたんだよ、らしくもない」
シルヴァーナ
「放っておいてください。私は忙しいんです……」
リースリング
「忙しい、忙しいって……(舌打ち)あちこちで愛想振り撒くわりには、最近俺にはよそよそしいし、ホントどーしたんすか。元々あんたは甘口ばかり作る品種じゃないでしょ。それが甘口が流行ってるからと言って、リープフラウミルヒばかり作って……」
シルヴァーナ(イラつきつつ)
「ああ、うるさいな、あなたはいつも小言ばかり……。私にばかり構わないで、たまにはミュラー君にも会ってあげたらどうです。寂しがってましたよ」
リースリング
「……焦ってんすか? ミュラーに、仕事を取られそうで」
シルヴァーナ(突き放すように)
「……違います。私のことに口を出さないでください。リースリング」
リースリング
「(舌打ち)そっすか。ま、あんたの問題だしな」
[Se:出ていきドアを閉める]
シルヴァーナ
「(長いため息)」
***(場面転換)
シルヴァーナN
「焦っていた。確かに私は焦っていた。後輩であるミュラー君の人気が私を超えた時、喜ぶ一方で、自分はこのまま忘れらさられてしまうんではないかと怖くなった。甘口ワインが流行なら甘口を作り、他で仕事があるなら他所へ足を運んだ。……気がつけば、私の周りには粗悪品たちが転がっていた。人気は落ちる一方で……私はとても荒んでいた。──そんな時に、今度は赤ワインが流行に乗り、あの男がドイツへ、足を踏み入れた」
***(場面転換)
[Se:足音]
シルヴァーナ(にこやかに)
「ようこそドイツへ。ピノ・ノワール、いえ、シュペート・ブルグンダー。ドイツでは赤ワインの生産がまだ少ないので、皆あなたの話で持ちきりですよ。あなたは素晴らしい品種ですから、きっとこの土地でも、名声を手にするのでしょうね」
ピノ・ノワール(気に入らなさそうに)
「ふん……そういえば、近くの店で、シルヴァーナ、お前のワインが売られていたが……随分と格を下げたな。いつからそんな、自分を安売りするようになった?」
シルヴァーナ(苦々しく)
「う……。あなたには、関わりのないことでしょう……」
ピノ・ノワール
「(ため息)……シルヴァーナ。こっちへ来るんだ」
シルヴァーナ
「え? は、はい」
[Se:足音]
ピノ・ノワール
「お前は何もわかっていない。大方(おおかた)、新しく台頭(たいとう)してきた品種たちに追い越されるのを恐れて、手当たり次第に仕事を請け負っているのだろうが、──そのやり方は間違っている。……座りなさい」
シルヴァーナ
「……はい」
[Se椅子に座る]
[Se:ワインをグラスに注ぐ]
ピノ・ノワール
「……飲んでみろ」
シルヴァーナ
「……(ワインを飲む)……(ハッとして)これは……私の……」
ピノ・ノワール
「そうだ。フランケン地方でお前が作った白ワインだ。甘口が流行る中で、お前が守り続けた、品の良い、骨格のしっかりとした辛口だ。このワインがなんと呼ばれているか知っているか?」
シルヴァーナ
「いえ……」
ピノ・ノワール
「──ドイツの王リースリングをも凌ぐ、シルヴァーナの実力を味わえるのは、このフランケンのみ──私は、このワインを飲んだ時、これこそがシルヴァーナという品種の姿を体現していると実感した。──お前の本来の姿は、この中にあるんじゃないか?」
シルヴァーナ
「私の本来の姿……」
ピノ・ノワール
「流行に乗るのもいい。甘口を作るのもいい。リープフラウミルヒは素晴らしいワインだ。だが、粗悪品を出してまでばら撒くほど、お前は安い男なのか? ……原点回帰だ。一度、自分をよく、見つめ直せ」
シルヴァーナ
「原点回帰……」
[Se:ガタンと、椅子から立ち上がる]
シルヴァーナ
「ありがとうございます、ピノ・ノワール。忘れていたものを、思い出したような気がします。フランケン……確かにここに、私はいた」
ピノ・ノワール
「ふん。私に関わりがないとは、よくも言ってくれたものだ。伊達にワインの王を名乗っているわけじゃない。品種の不調や不作は、ワインを見ればすぐにわかる。迷える時には導いてやることも、王の務めだ」
シルヴァーナ
「……やはり、あなたは尊敬に値する」
ピノ・ノワール
「いかなる時も心に留めておけ。──『すべてはワインの中にある』」
シルヴァーナ(恭しく)
「ええ、しかと刻みました。改めて、ワインの王へ、敬意を」
***(暗転)
ミュラー(走ってきて)
「シルヴァーナ先輩! この間教えていただいた本も、とっても面白かったです!」
シルヴァーナ
「ふふ。それは良かった」
ミュラー
「へへ。なんだか最近の先輩は、調子が良さそうでホッとしました。あまりこん詰めても良くありませんよ? 息抜きも必要です。そう言っていたのは、先輩でしょ?」
シルヴァーナ
「ふっ。そうですね」
ミュラー
「と、いうわけで、少し僕に付き合ってください、シルヴァーナ先輩。畑に珍しい蝶々がいたんです。写真に収めようと思ったのですが、手元になくて……とっても綺麗だったので、先輩にも見てもらいたいんです。確かこっちに……あっほら、いたいた! あの蝶々です! なんという名前かご存知ですか? あとで図鑑で調べてみます。……」(編集にて、だんだんフェードアウト)
***
シルヴァーナ
「そうです。迷う必要はなかったのです。私は私のままでいい。伝統を守り、技術を磨き、そして次の世代の礎になれ。それこそが私の存在意義なのだろうと、そう考えるようにしている」
END
《キャスト》
シルヴァーナ:
ミュラー・トゥルガウ(ミュラー):
リースリング:
ピノ・ノワール:
────────────────────────以下台本
シルヴァーナ
「ようこそ! ミュラー君。君が来るのを楽しみにしていたのですよ!」
シルヴァーナN
「……そう言って、彼を出迎えたことが、遠い昔のように思える……」
***(場面転換)
シルヴァーナN
「私、シルヴァーナは、トランシルヴァニアで生まれました。その後、今のドイツのあたりへ場所を移し、伝統的なワイン作りを行ってきました。20世紀に入ると、甘口ワインの流行と共に仕事量も増え、忙しい日々を送っていました。そんな折、紆余曲折あって、ミュラー・トゥルガウという品種と、共に仕事をすることが増えていきました」
[se:走り寄る]
ミュラー
「シルヴァーナ先輩! この間頂いた本ですが、とても興味深く、非常に勉強になりました! またおすすめの本がありましたら、是非教えてください!」
シルヴァーナ
「いいですよ。あなたは本当に本の虫ですね。勉強熱心なのは良いことです」
ミュラー(楽しそうに)
「本は知識の宝庫です。至る所に発見があり、楽しくて仕方がありません! シルヴァーナ先輩やリースリング先輩の足を引っ張らないよう、勉学に励みますので、もっともっと、僕にいろんな事を教えてくださいね!」
シルヴァーナ
「ええ、もちろん。君のような熱心な後輩を持てて、私は嬉しいです」
***
シルヴァーナN
「でも、あなたは足を引っ張るどころか、私を超えて、ずっと先へ行ってしまった──」
***(場面転換)
[Se:ドアを乱暴に開ける]
リースリング
「おい、シルヴァーナ」
シルヴァーナ(疲れたように)
「……せめてノックしてから入ってください、リースリング」
リースリング(イラついた様子で)
「お前のワイン、最近質が落ちているそうじゃないっすか。どーしたんだよ、らしくもない」
シルヴァーナ
「放っておいてください。私は忙しいんです……」
リースリング
「忙しい、忙しいって……(舌打ち)あちこちで愛想振り撒くわりには、最近俺にはよそよそしいし、ホントどーしたんすか。元々あんたは甘口ばかり作る品種じゃないでしょ。それが甘口が流行ってるからと言って、リープフラウミルヒばかり作って……」
シルヴァーナ(イラつきつつ)
「ああ、うるさいな、あなたはいつも小言ばかり……。私にばかり構わないで、たまにはミュラー君にも会ってあげたらどうです。寂しがってましたよ」
リースリング
「……焦ってんすか? ミュラーに、仕事を取られそうで」
シルヴァーナ(突き放すように)
「……違います。私のことに口を出さないでください。リースリング」
リースリング
「(舌打ち)そっすか。ま、あんたの問題だしな」
[Se:出ていきドアを閉める]
シルヴァーナ
「(長いため息)」
***(場面転換)
シルヴァーナN
「焦っていた。確かに私は焦っていた。後輩であるミュラー君の人気が私を超えた時、喜ぶ一方で、自分はこのまま忘れらさられてしまうんではないかと怖くなった。甘口ワインが流行なら甘口を作り、他で仕事があるなら他所へ足を運んだ。……気がつけば、私の周りには粗悪品たちが転がっていた。人気は落ちる一方で……私はとても荒んでいた。──そんな時に、今度は赤ワインが流行に乗り、あの男がドイツへ、足を踏み入れた」
***(場面転換)
[Se:足音]
シルヴァーナ(にこやかに)
「ようこそドイツへ。ピノ・ノワール、いえ、シュペート・ブルグンダー。ドイツでは赤ワインの生産がまだ少ないので、皆あなたの話で持ちきりですよ。あなたは素晴らしい品種ですから、きっとこの土地でも、名声を手にするのでしょうね」
ピノ・ノワール(気に入らなさそうに)
「ふん……そういえば、近くの店で、シルヴァーナ、お前のワインが売られていたが……随分と格を下げたな。いつからそんな、自分を安売りするようになった?」
シルヴァーナ(苦々しく)
「う……。あなたには、関わりのないことでしょう……」
ピノ・ノワール
「(ため息)……シルヴァーナ。こっちへ来るんだ」
シルヴァーナ
「え? は、はい」
[Se:足音]
ピノ・ノワール
「お前は何もわかっていない。大方(おおかた)、新しく台頭(たいとう)してきた品種たちに追い越されるのを恐れて、手当たり次第に仕事を請け負っているのだろうが、──そのやり方は間違っている。……座りなさい」
シルヴァーナ
「……はい」
[Se椅子に座る]
[Se:ワインをグラスに注ぐ]
ピノ・ノワール
「……飲んでみろ」
シルヴァーナ
「……(ワインを飲む)……(ハッとして)これは……私の……」
ピノ・ノワール
「そうだ。フランケン地方でお前が作った白ワインだ。甘口が流行る中で、お前が守り続けた、品の良い、骨格のしっかりとした辛口だ。このワインがなんと呼ばれているか知っているか?」
シルヴァーナ
「いえ……」
ピノ・ノワール
「──ドイツの王リースリングをも凌ぐ、シルヴァーナの実力を味わえるのは、このフランケンのみ──私は、このワインを飲んだ時、これこそがシルヴァーナという品種の姿を体現していると実感した。──お前の本来の姿は、この中にあるんじゃないか?」
シルヴァーナ
「私の本来の姿……」
ピノ・ノワール
「流行に乗るのもいい。甘口を作るのもいい。リープフラウミルヒは素晴らしいワインだ。だが、粗悪品を出してまでばら撒くほど、お前は安い男なのか? ……原点回帰だ。一度、自分をよく、見つめ直せ」
シルヴァーナ
「原点回帰……」
[Se:ガタンと、椅子から立ち上がる]
シルヴァーナ
「ありがとうございます、ピノ・ノワール。忘れていたものを、思い出したような気がします。フランケン……確かにここに、私はいた」
ピノ・ノワール
「ふん。私に関わりがないとは、よくも言ってくれたものだ。伊達にワインの王を名乗っているわけじゃない。品種の不調や不作は、ワインを見ればすぐにわかる。迷える時には導いてやることも、王の務めだ」
シルヴァーナ
「……やはり、あなたは尊敬に値する」
ピノ・ノワール
「いかなる時も心に留めておけ。──『すべてはワインの中にある』」
シルヴァーナ(恭しく)
「ええ、しかと刻みました。改めて、ワインの王へ、敬意を」
***(暗転)
ミュラー(走ってきて)
「シルヴァーナ先輩! この間教えていただいた本も、とっても面白かったです!」
シルヴァーナ
「ふふ。それは良かった」
ミュラー
「へへ。なんだか最近の先輩は、調子が良さそうでホッとしました。あまりこん詰めても良くありませんよ? 息抜きも必要です。そう言っていたのは、先輩でしょ?」
シルヴァーナ
「ふっ。そうですね」
ミュラー
「と、いうわけで、少し僕に付き合ってください、シルヴァーナ先輩。畑に珍しい蝶々がいたんです。写真に収めようと思ったのですが、手元になくて……とっても綺麗だったので、先輩にも見てもらいたいんです。確かこっちに……あっほら、いたいた! あの蝶々です! なんという名前かご存知ですか? あとで図鑑で調べてみます。……」(編集にて、だんだんフェードアウト)
***
シルヴァーナ
「そうです。迷う必要はなかったのです。私は私のままでいい。伝統を守り、技術を磨き、そして次の世代の礎になれ。それこそが私の存在意義なのだろうと、そう考えるようにしている」
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