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第1章
34 壊れた朝。
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ガブリエラさん、急に居なくなっちゃうんだもんなぁ。
「急過ぎ」
《だよねぇ、昨日の今日で居なくなっちゃうんだもん》
『アレの護衛も兼ねて出たんじゃないだろうか』
「あー」
《あ、ライアン先輩、すっかり晴れやかなお顔ですね》
『ご苦労様でした、心中お察し申し上げます』
『あぁ、うん、ありがとう。彼女について分かってくれただけでも、救われた気分だよ』
《良く殺さなかったですね?》
「おま、凄い聞き方するな」
『良い人ぶりたかったんだよ、凡人なのにも関わらず、穏便に済ませたかった。けれど逆に被害を拡散させてしまって、申し訳無いと思う』
「いや手を出す方がどうかしてるんすよ、な、ダブルハンドビックキャビン」
『全くだな』
《でも今まで耐えてらっしゃったのは非凡だと思いますよ?》
「それはそう」
『何もしないって、実は楽だからね。何かしているフリをして、同じ所をグルグル回っていれば、少しは何かしている気になる』
《凄い、ほぼ全員に刺さってる》
「お前は無傷そうだけどな」
《そうでも無いよ、先輩も補佐して当たり前なんだからね、と釘を刺されたし》
「はー、可愛い惚気じゃねかよ」
『あの、既に出立されたそうですが』
『うん、見送られるのが恥ずかしいからと、早朝に出て行ったよ』
《あ、じゃあご挨拶は出来たんですね》
『まぁ、うん』
「マジかよ、ヤっちゃったんすか」
『お前は、どうして突っ込むんだ』
「いやだってさぁ、クソ怖い親戚の叔母さんと先輩だぜ?」
《やっぱりガブリエラさんからですかね?》
『お前ら』
『そこは、僕がお願いしたんだ、僕ですらギリギリだと言われていたから、心配で、確認をね、少し』
《かーらーの?》
「もう止めてくれ」
『お前が言い出したんだろうが、すみません』
『あ、うん、もう昨日の時点で教員では無かったから、だから、ね』
「あぁ、成程」
《でも、一体何処で?》
『それは言えないよ、君達に悪しき見本を教えるワケにはいかないからね』
『有るんですね、そうした場所』
『さぁ、どうだろうね』
先輩が晴れやかなのは良いんだけど。
けどさぁ、マジか、マジかよ。
いやでも、ヤったとは言って無いし。
流石にね。
流石に学園内では。
《あら、晴れやかな顔です事》
『あぁ、先ずは君に』
《良いんですの、寧ろ腐れ外道を早々に炙り出して下さって、私こそ感謝すべきですもの。でも、アナタが行動するまで、私はアナタも許せませんでしたわ》
『だろうね、内密に処理したと言えど、僕は何もしなかった』
《いいえ、寧ろアナタばかり格好付けてらっしゃった事が、私と関わろうとしなかった事が悔しかっただけですわ》
『すまない、君の気持ちに』
《あの時は、ですもの。傷を舐め合いたかっただけか、比例してアナタが良く見えたか、どちらにせよ不毛な関係になっていたか。いえ、私の事は眼中にも無かったでしょう》
『そうだね、すまない』
《はぁ、ですわよね。さ、では失礼致しますわ、ご機嫌よう》
『ご機嫌よう』
コレでやっと、学園は静かになる。
そう思った次の日。
「先輩」
『どうしたんだいケント君』
「アイツ、死んだって」
『それは、誰が』
「イーライが、熊に、襲われて」
『その情報は』
「教員長から、ローズ嬢と聞いてて、俺、飛び出しちゃって」
『先ずは座ろう』
「フィンランドで、魔渦で狂暴化した熊が、だから、身元確認が、民家に泊まってて」
『うん、息をして、僕も詳しく聞きたいからゆっくり、吐いてから吸って』
イーライ君が見付かったのは、巣穴の中。
同行者は無事だったものの、彼らすらも判別が難しい程の状態。
しかも、他にも犠牲者が居たらしく。
医師や警備隊からの情報では、5名の遺体が出たそうで。
「アイツ、遺言書いてて、まさかって、家から渡されて。俺、読みたくない」
『僕が、開けても良いかな』
「ごめん先輩」
『良いんだよ、開けるね』
手紙は2通。
1つは宿泊している場所の事、穏やかで静かで、とても過ごし易いからいつか遊びに来て欲しいと。
そして2通目は、遺書。
もし、万が一にも死んでしまったら、どうかローズ嬢との事は忘れて楽しかった事だけを覚えていて欲しい。
戻って友達として遊べず、すまない、と。
「嫌だ、何で俺、もっと」
『ケント君、葬儀はいつ行われるかは』
「それは、聞いて、無いけど」
『一緒に聞きに行っても良いかな、ローズ嬢の事も心配だし』
「アイツ、アイツのせいで」
『もし罪が有るなら、学園の者全て、僕にも責任が有る。コレは、皆の責任だよ』
「でも、アイツが」
『誰にでも立場以外に感情も有る、気持ちも、それが上手く制御出来無いのが僕ら未成年。今は責めたらダメだよ、同じ状態になった事が有る者だけしか、この問題は責められない事だよ』
「けど」
『ガブリエラさんに教えて貰ったんだ、書いて整理しろって。イーライ君に言いたい事も何もかも、全部、落ち着いたら書こう。イーライ君も、パトリック先輩も、ローズ嬢を責める事を望んでいない筈だよ』
「分かんない、どうしてぶっ殺さなかったのかって、帰って来て、怒るかもだし」
『それも、確認しに行こう、良いね?』
「ぅん」
僕が教員長室へ向かうと、既にローズ嬢は退出しており、僕が日程の確認をする事になった。
まだ、実感が湧かない。
彼の事を知ってはいたけれど、近くて、遠い存在で。
何処かで彼は、まだ生きているんじゃないだろうかと。
『僕も、参列して良いかな』
「ぅん、お祖父様に言っておきます」
《騒動が重なりましたし、今日はもう寮に帰って休みなさい》
『君とルイ君、レオン君と揃って食中毒になった、良いですか教員長』
《そうだね、君は早くに症状が出た、後はコチラに任せない、良いね》
「はぃ」
未だに実感が無い僕は、何処かで冷静で。
元婚約者との問題が解決し、ガブリエラと婚約していなかったら。
きっと、僕は彼と同じ様に、酷く動揺していたかも知れないなと。
他人事の様に、僕は図書室に戻り、いつも通りに過ごした。
ただ、少しいつもと違った事は。
ガブリエラに会いたいと思った事だった。
「急過ぎ」
《だよねぇ、昨日の今日で居なくなっちゃうんだもん》
『アレの護衛も兼ねて出たんじゃないだろうか』
「あー」
《あ、ライアン先輩、すっかり晴れやかなお顔ですね》
『ご苦労様でした、心中お察し申し上げます』
『あぁ、うん、ありがとう。彼女について分かってくれただけでも、救われた気分だよ』
《良く殺さなかったですね?》
「おま、凄い聞き方するな」
『良い人ぶりたかったんだよ、凡人なのにも関わらず、穏便に済ませたかった。けれど逆に被害を拡散させてしまって、申し訳無いと思う』
「いや手を出す方がどうかしてるんすよ、な、ダブルハンドビックキャビン」
『全くだな』
《でも今まで耐えてらっしゃったのは非凡だと思いますよ?》
「それはそう」
『何もしないって、実は楽だからね。何かしているフリをして、同じ所をグルグル回っていれば、少しは何かしている気になる』
《凄い、ほぼ全員に刺さってる》
「お前は無傷そうだけどな」
《そうでも無いよ、先輩も補佐して当たり前なんだからね、と釘を刺されたし》
「はー、可愛い惚気じゃねかよ」
『あの、既に出立されたそうですが』
『うん、見送られるのが恥ずかしいからと、早朝に出て行ったよ』
《あ、じゃあご挨拶は出来たんですね》
『まぁ、うん』
「マジかよ、ヤっちゃったんすか」
『お前は、どうして突っ込むんだ』
「いやだってさぁ、クソ怖い親戚の叔母さんと先輩だぜ?」
《やっぱりガブリエラさんからですかね?》
『お前ら』
『そこは、僕がお願いしたんだ、僕ですらギリギリだと言われていたから、心配で、確認をね、少し』
《かーらーの?》
「もう止めてくれ」
『お前が言い出したんだろうが、すみません』
『あ、うん、もう昨日の時点で教員では無かったから、だから、ね』
「あぁ、成程」
《でも、一体何処で?》
『それは言えないよ、君達に悪しき見本を教えるワケにはいかないからね』
『有るんですね、そうした場所』
『さぁ、どうだろうね』
先輩が晴れやかなのは良いんだけど。
けどさぁ、マジか、マジかよ。
いやでも、ヤったとは言って無いし。
流石にね。
流石に学園内では。
《あら、晴れやかな顔です事》
『あぁ、先ずは君に』
《良いんですの、寧ろ腐れ外道を早々に炙り出して下さって、私こそ感謝すべきですもの。でも、アナタが行動するまで、私はアナタも許せませんでしたわ》
『だろうね、内密に処理したと言えど、僕は何もしなかった』
《いいえ、寧ろアナタばかり格好付けてらっしゃった事が、私と関わろうとしなかった事が悔しかっただけですわ》
『すまない、君の気持ちに』
《あの時は、ですもの。傷を舐め合いたかっただけか、比例してアナタが良く見えたか、どちらにせよ不毛な関係になっていたか。いえ、私の事は眼中にも無かったでしょう》
『そうだね、すまない』
《はぁ、ですわよね。さ、では失礼致しますわ、ご機嫌よう》
『ご機嫌よう』
コレでやっと、学園は静かになる。
そう思った次の日。
「先輩」
『どうしたんだいケント君』
「アイツ、死んだって」
『それは、誰が』
「イーライが、熊に、襲われて」
『その情報は』
「教員長から、ローズ嬢と聞いてて、俺、飛び出しちゃって」
『先ずは座ろう』
「フィンランドで、魔渦で狂暴化した熊が、だから、身元確認が、民家に泊まってて」
『うん、息をして、僕も詳しく聞きたいからゆっくり、吐いてから吸って』
イーライ君が見付かったのは、巣穴の中。
同行者は無事だったものの、彼らすらも判別が難しい程の状態。
しかも、他にも犠牲者が居たらしく。
医師や警備隊からの情報では、5名の遺体が出たそうで。
「アイツ、遺言書いてて、まさかって、家から渡されて。俺、読みたくない」
『僕が、開けても良いかな』
「ごめん先輩」
『良いんだよ、開けるね』
手紙は2通。
1つは宿泊している場所の事、穏やかで静かで、とても過ごし易いからいつか遊びに来て欲しいと。
そして2通目は、遺書。
もし、万が一にも死んでしまったら、どうかローズ嬢との事は忘れて楽しかった事だけを覚えていて欲しい。
戻って友達として遊べず、すまない、と。
「嫌だ、何で俺、もっと」
『ケント君、葬儀はいつ行われるかは』
「それは、聞いて、無いけど」
『一緒に聞きに行っても良いかな、ローズ嬢の事も心配だし』
「アイツ、アイツのせいで」
『もし罪が有るなら、学園の者全て、僕にも責任が有る。コレは、皆の責任だよ』
「でも、アイツが」
『誰にでも立場以外に感情も有る、気持ちも、それが上手く制御出来無いのが僕ら未成年。今は責めたらダメだよ、同じ状態になった事が有る者だけしか、この問題は責められない事だよ』
「けど」
『ガブリエラさんに教えて貰ったんだ、書いて整理しろって。イーライ君に言いたい事も何もかも、全部、落ち着いたら書こう。イーライ君も、パトリック先輩も、ローズ嬢を責める事を望んでいない筈だよ』
「分かんない、どうしてぶっ殺さなかったのかって、帰って来て、怒るかもだし」
『それも、確認しに行こう、良いね?』
「ぅん」
僕が教員長室へ向かうと、既にローズ嬢は退出しており、僕が日程の確認をする事になった。
まだ、実感が湧かない。
彼の事を知ってはいたけれど、近くて、遠い存在で。
何処かで彼は、まだ生きているんじゃないだろうかと。
『僕も、参列して良いかな』
「ぅん、お祖父様に言っておきます」
《騒動が重なりましたし、今日はもう寮に帰って休みなさい》
『君とルイ君、レオン君と揃って食中毒になった、良いですか教員長』
《そうだね、君は早くに症状が出た、後はコチラに任せない、良いね》
「はぃ」
未だに実感が無い僕は、何処かで冷静で。
元婚約者との問題が解決し、ガブリエラと婚約していなかったら。
きっと、僕は彼と同じ様に、酷く動揺していたかも知れないなと。
他人事の様に、僕は図書室に戻り、いつも通りに過ごした。
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