入れ替わった彼女

チャロコロ

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親友 1

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 日付けが変わる頃になると、高速道路を走る車はトラックばかりだ。
 等間隔に設置されたオレンジ色の灯りが道路を照らしているが、その灯りは街中を走る高速に比べて些か頼りない。
 賑やかで開かれた場所から密閉された車内の静寂に耐えれなくなり、音楽の音量を一気に上げた。その音に反応して助手席で船を漕いでいた佐々木が顔を上げた。
 「ん……、あ?俺寝ちまったな」
 「一時間くらいは寝てたな」
 「悪い、飲み過ぎたな」
 「ああ、飲み過ぎだよ。こっちまで臭いで酔いそうだよ。ってかヨダレ拭けよ」
 「うおっ、みっともないところを見せたな」
 クラス会でのお前の姿はもっとみっともなかったけどな。それにしてもヨダレ出過ぎ、そのまま寝てたら脱水症状になるぞ。
 クラス会が終わった後、マンションに帰ろうと車に乗ったところで、佐々木から送るよう頼まれた。私と佐々木は勤め先が同じ市内だったので、住んでいる場所も近かった。
 近いと言っても地元に残っている連中に比べて、というだけで私のマンションから佐々木のマンションまでは車で片道40分くらいかかるので、決して近いとはいえない。
 実家に帰らなくていいのか訊くと、佐々木は用事があるのでマンションに帰ると言ったので送ることにした。
 佐々木は寝ぼけ眼を覚まそうと、窓を少し開ける。
 「大丈夫か?酔っ払い」
 「平気だよ、吐いていいか?」
 「いい訳ねえだろ」
 「ウッ、オエッ、オウェウェウェオウェー」
 「おっ、おいマジかよ」
 「冗談だよ」
 「ほっ」
 「半分吐いただけだ」
 「おいっ」
 「あークラス会楽しかったなー」
 「人の話訊いてねえな」
 佐々木は大きく伸びをした。 
 「はー、倉木に子供がいたとはなぁ」
 「俺達ももう24歳だぞ、子供がいてもおかしくないだろ。いつまで中学時代のことを引きづって るんだよ」
 それは私自身に呟いた言葉だった。
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