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ラヴィア公国と発生した魔物
4 孫、親戚のねーちゃんに見せつける!
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状態異常回復ゼリーを口に突っ込んで、すぐに気絶したルカをサロンのソファーに寝かせてしばらく待つと、目を覚ましたルカはキョロキョロと辺りを見渡して首を傾げはじめた。
う~ん?とコメカミをグリグリとしながら、何かを思い出そうとする仕草を見て、今なら誤魔化せる!と思った俺は、適当な話をでっち上げた。
『……私……なんで寝てたんだろう?』
『お!やっと起きたか!お前、ミルフィーユの食べ過ぎで喉詰まらせて気絶したんだぜ』
『えぇ!だからかな……ミルフィーユを食べ過ぎると食肉として出荷されるっていう、とても怖い夢を見たの……』
そう言って身震いをするルカの頭をそっと撫でたのは近くで待機していたカスミ。
『そんなに怖い夢を見るだなんて……ミルフィーユはあの甘さから食べた人を幸せにすると言われているのだけれど……食べ過ぎると逆に不幸にするとも言われているの。ルカちゃんはきっと食べ過ぎたのね……』
『うぅ……ミルフィーユ怖い……でも美味しい……うぅ……』
『ふふ。これからは1日1個までにしましょうね』
『……うん』
そうやって優しく慰めているカスミだが、ルカが死んだ魚のようになった原因の半分はコイツなのだ。
今も口調だけは優しいが、よく見れば口元は三日月に割れ、目尻は妖しく垂れ下がっている。絶対にまたからかう気だ。
俺は再びカスミがルカを弄らないように、話を変える事にした。
「なぁカスミ。最近ラヴィア公国内で魔物が大量発生してるって話は知ってるよな?」
「ん?……ええ。その件ならこっちのお祖父様も頭を悩ませているわね」
「ああ。ウイリアム国王陛下ね」
「……ああ。それでグレイブが来たの?」
「そうそう。お爺ちゃんの代役でね」
「それはまた随分と劣化したわね。例えるなら象と蟻だわ」
「厶ッ!」
「事実でしょ?」
俺が顔を顰めると、カスミはフフン!とまるで関係ないのに顎に手を当てて勝ち誇ったような表情を俺に向けた。クソッ!そっちがその気なら俺にも考えてがあるんだぜ?
俺はガバッと立ち上がり、ズボンに手を掛けて一気に下までズリおろしてパンツ一丁になる!
「俺の象さんはなぁ!お爺ちゃんの象さんと比較しても劣らない自信があるんだぞ!」
「ひッ!今そんな話してないでしょ!変態!最低!」
「フフン!顔真っ赤にして何そっぽ向いてんだよ?実は見たくて仕方がないんだろう?」
「みみみ!見たくなんかないしッ!」
ガバッ!と首を思い切り曲げて、頭ごと横を向くカスミだが、時折チラリチラリと目玉が俺の股間に向けて動いている。くくく。作戦通りだ。
「おうおう。チロチロと視線を俺の下半身に向けやがって……そんなんだから相手の一人も居ないんぎょろぱ!」
カスミは手近に有ったカップを思い切り俺の顔面に投げ付けた。
高速で迫ったカップは見事に俺の鼻先に激突し、パリン!と砕け散る。
「あああ!アンタだって!彼女が出来たなんて話し聞かないじゃない!」
そしてついに開き直ったカスミは俺の方を堂々と向いて指先を突き付けた!がしかし
「俺は男だからいいんだよ?でもな、お前は女。今年も売れ残ったら後が無いんだぜ?」
「ぐぬぬ……人の気も知らないで……」
「あん?悔しがってないで男の一人でも見つけるんだな!ウハハハ!」
真っ赤な顔で歯噛みするカスミに、俺は背を反り返らせ、がっはっはと高笑いをしてやった。
「ねぇグレイブ」
「なんだねルカくん」
「早くズボン履いてよ」
「あはい」
ルカから浴びせられた絶対零度の視線に、俺はスゴスゴとズボンを履いていると、ルカはカスミの肩を抱き、必死に慰めている。
「カスミ!カスミは可愛い!絶対にお嫁さんになれるから諦めないでね!」
「ルカちゃん……」
散々虐めたルカに慰められる形になったカスミは、なんだか申し訳なさそうな表情を浮かべているが、ルカはそんな事など全く気にせず、ニパッと花が咲いたような笑顔を浮かべてこう言った。
「きっと売れ残ってもグレイブがカスミの事貰ってくれるから大丈夫だよ!だってグレイブも童貞だし!」
「「ええ?!」」
そんな爆弾を軽々と投下したルカに、俺とカスミの驚きの声が被った。
「おいルカ!俺はこんな色気もサービスもなく、すぐに暴力を振るう女は大嫌いなんだよ!」
「なッ!それなら私だって!私より弱い軟弱男なんてお断りよ!」
「なんだとこのアマ!」
「何よ!ヤル気?」
「誰がテメーみたいな寸胴で色気がない女とヤルんだよ!鏡見てこいや!」
「はぁぁん?!アンタこそ何処に目玉付けてんのよ!この出っ張った胸が見えないの?!この括れた腰も!可愛らしく突き出たお尻も!全部見えないんだとしたらその目玉要らないんじゃないかしら!」
「何言ってんだこの自意識過剰女が!」
「黙りなさいよこの変態盲目妄想野郎!」
俺とカスミはお互いを指差して罵詈雑言を並べ立て、それを互いに聞いて、怒りにコメカミに青筋を浮かべて額を突き付け合って、さらにデッドヒートを繰り広げる!
「あれ~?おかしいなぁ?」
色々な陶器と罵詈雑言が飛び交う中、一人首を傾げるルカだった──
う~ん?とコメカミをグリグリとしながら、何かを思い出そうとする仕草を見て、今なら誤魔化せる!と思った俺は、適当な話をでっち上げた。
『……私……なんで寝てたんだろう?』
『お!やっと起きたか!お前、ミルフィーユの食べ過ぎで喉詰まらせて気絶したんだぜ』
『えぇ!だからかな……ミルフィーユを食べ過ぎると食肉として出荷されるっていう、とても怖い夢を見たの……』
そう言って身震いをするルカの頭をそっと撫でたのは近くで待機していたカスミ。
『そんなに怖い夢を見るだなんて……ミルフィーユはあの甘さから食べた人を幸せにすると言われているのだけれど……食べ過ぎると逆に不幸にするとも言われているの。ルカちゃんはきっと食べ過ぎたのね……』
『うぅ……ミルフィーユ怖い……でも美味しい……うぅ……』
『ふふ。これからは1日1個までにしましょうね』
『……うん』
そうやって優しく慰めているカスミだが、ルカが死んだ魚のようになった原因の半分はコイツなのだ。
今も口調だけは優しいが、よく見れば口元は三日月に割れ、目尻は妖しく垂れ下がっている。絶対にまたからかう気だ。
俺は再びカスミがルカを弄らないように、話を変える事にした。
「なぁカスミ。最近ラヴィア公国内で魔物が大量発生してるって話は知ってるよな?」
「ん?……ええ。その件ならこっちのお祖父様も頭を悩ませているわね」
「ああ。ウイリアム国王陛下ね」
「……ああ。それでグレイブが来たの?」
「そうそう。お爺ちゃんの代役でね」
「それはまた随分と劣化したわね。例えるなら象と蟻だわ」
「厶ッ!」
「事実でしょ?」
俺が顔を顰めると、カスミはフフン!とまるで関係ないのに顎に手を当てて勝ち誇ったような表情を俺に向けた。クソッ!そっちがその気なら俺にも考えてがあるんだぜ?
俺はガバッと立ち上がり、ズボンに手を掛けて一気に下までズリおろしてパンツ一丁になる!
「俺の象さんはなぁ!お爺ちゃんの象さんと比較しても劣らない自信があるんだぞ!」
「ひッ!今そんな話してないでしょ!変態!最低!」
「フフン!顔真っ赤にして何そっぽ向いてんだよ?実は見たくて仕方がないんだろう?」
「みみみ!見たくなんかないしッ!」
ガバッ!と首を思い切り曲げて、頭ごと横を向くカスミだが、時折チラリチラリと目玉が俺の股間に向けて動いている。くくく。作戦通りだ。
「おうおう。チロチロと視線を俺の下半身に向けやがって……そんなんだから相手の一人も居ないんぎょろぱ!」
カスミは手近に有ったカップを思い切り俺の顔面に投げ付けた。
高速で迫ったカップは見事に俺の鼻先に激突し、パリン!と砕け散る。
「あああ!アンタだって!彼女が出来たなんて話し聞かないじゃない!」
そしてついに開き直ったカスミは俺の方を堂々と向いて指先を突き付けた!がしかし
「俺は男だからいいんだよ?でもな、お前は女。今年も売れ残ったら後が無いんだぜ?」
「ぐぬぬ……人の気も知らないで……」
「あん?悔しがってないで男の一人でも見つけるんだな!ウハハハ!」
真っ赤な顔で歯噛みするカスミに、俺は背を反り返らせ、がっはっはと高笑いをしてやった。
「ねぇグレイブ」
「なんだねルカくん」
「早くズボン履いてよ」
「あはい」
ルカから浴びせられた絶対零度の視線に、俺はスゴスゴとズボンを履いていると、ルカはカスミの肩を抱き、必死に慰めている。
「カスミ!カスミは可愛い!絶対にお嫁さんになれるから諦めないでね!」
「ルカちゃん……」
散々虐めたルカに慰められる形になったカスミは、なんだか申し訳なさそうな表情を浮かべているが、ルカはそんな事など全く気にせず、ニパッと花が咲いたような笑顔を浮かべてこう言った。
「きっと売れ残ってもグレイブがカスミの事貰ってくれるから大丈夫だよ!だってグレイブも童貞だし!」
「「ええ?!」」
そんな爆弾を軽々と投下したルカに、俺とカスミの驚きの声が被った。
「おいルカ!俺はこんな色気もサービスもなく、すぐに暴力を振るう女は大嫌いなんだよ!」
「なッ!それなら私だって!私より弱い軟弱男なんてお断りよ!」
「なんだとこのアマ!」
「何よ!ヤル気?」
「誰がテメーみたいな寸胴で色気がない女とヤルんだよ!鏡見てこいや!」
「はぁぁん?!アンタこそ何処に目玉付けてんのよ!この出っ張った胸が見えないの?!この括れた腰も!可愛らしく突き出たお尻も!全部見えないんだとしたらその目玉要らないんじゃないかしら!」
「何言ってんだこの自意識過剰女が!」
「黙りなさいよこの変態盲目妄想野郎!」
俺とカスミはお互いを指差して罵詈雑言を並べ立て、それを互いに聞いて、怒りにコメカミに青筋を浮かべて額を突き付け合って、さらにデッドヒートを繰り広げる!
「あれ~?おかしいなぁ?」
色々な陶器と罵詈雑言が飛び交う中、一人首を傾げるルカだった──
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