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激闘!帝国武術大会
16 脳筋vs脳筋!
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『さぁ!続けて参りましょう!ここを勝ち上がればベスト4!第一組二回戦です!』
解説のアナウンスが響き、観客席は大いに沸き立つ!
そして大歓声の中、現れたのはカスミと、全身鋼のような筋肉に覆われた女性?だよな……肩に担いだ棍棒とかお爺ちゃんの伝記で読んだオーガのようだ。
『さぁ!第二回戦脅威の大剣使い!女王カスミvs鋼の棍棒使いベリンダ!始め!』
審判の声に大剣を肩に担ぐカスミに、同じく肩に棍棒を担いでジリジリと間合いを詰めるベリンダ。
うん。誰が見ても脳筋同士の対決だな。
しかし、カスミも良かったな。仲間がいたぞ?しかもお前より筋肉質だぜ。
なんて思っていると、舞台上のカスミから鋭い視線と途轍もない殺気が浴びせられた。
こいつ……俺の心を読んだ……だと?!
っていうか試合中に余所見とか余裕だな!
「試合中に余所見とは余裕ね!」
相手の筋肉さんに怒られてやんの!
っていうか筋肉さんよ!声だけは可愛らしい高い声って……建物の陰から声をかけられて、ホイホイ着いて行ったら筋肉が出て来ましたとか……ありそうだし、お爺ちゃんが引っかかってそうでヤバい。
なんて至極どーでもいい事を考えていると、筋肉の塊ベリンダは突進から棍棒を振りかぶり、豪快にカスミの頭上から叩き付けるように振り下ろす!
巨大な棍棒に、ベリンダの筋力が加わった一撃を、カスミは大剣を斜めにして受け流し、滑るように大剣を下から上に振り上げる!
「はぁッ!」
「ッ……この!」
カスミのフルスイングを、なんとか棍棒の柄でガードして、ベリンダはカスミと同じように下から上へと棍棒をフルスイング!
しかし、カスミにそんな苦し紛れの攻撃など通用しない事を俺は知っている。
「そんな攻撃!」
案の定、カスミは横にヒョイッと身体をずらし、すれ違うように移動しながら大剣を斜め下段から斬り上げる!
これが決定打になるのかと思ったが、なかなかどうして、対戦相手のベリンダは粘りを見せる。
身体を無理やり撚るようにして、カスミの大剣を拳で弾き、致命打を免れていたのだ。
「うおお!〈ストライクブロウ〉!」
そして、残った片手に持った棍棒に全力の力を乗せて、捨て身の一撃を打ち込んで見せたのだ!
棍棒を赤く輝かせ、必死の形相で打ち込まれた一撃を、カスミは大剣の腹で受け止める!
しかし、スキルの乗ったであろう一撃は、カスミの踏ん張った足を舞台にめり込ませる程の重量があった。
このまま潰されてカスミの負けか!と観客席にいるカスミのファンからは悲鳴が上がる。
しかし……ここも特に俺は心配する必要を感じなかった。何故なら──
「くッ!なぜ!なぜ決められない!」
「ふふ!それはね!私の方があなたより強いからよ!〈ラピスブレード〉!」
カスミの力ある言葉に、大剣が淡い緑色の輝きを放ち、それと同時に受け止めていた棍棒を力任せに打ち返したのだ!
「んな!その細腕の何処にこんな力が!」
「さぁ!あなたには砕け散ってもらうわよ!〈クラッシュブレード〉!」
緑に輝く大剣を力強く舞台に突き刺すと、バキャバキャ!と音を立て、カスミを中心に水晶の柱が次々と突き上がってくる!
ベリンダは慌てて棍棒を倒してガードの姿勢を取るが、ベリンダを追い詰めるように次々と突き立つ水晶に、ついに棍棒が悲鳴をあげた。
バキッという悲壮感漂う音を立て、棍棒は粉々に砕け散ってしまったのだ!
呆気に取られた表情で手の中で砕けた棍棒の欠片を見るベリンダに、次々と水晶が突き立って行く!
足裏を、スネを、太ももをと次々に突き破られたベリンダは、最早抵抗どころか、身動きすらも出来ず、水晶を突き立てられるだけのマネキンと化してしまう!
ついに、水晶の柱がベリンダの腹部を貫通せんと迫った所で、薄皮一枚でピタリと止まった。
「私の勝ちね?」
「くッ!くそぉ……参った……」
『勝者!カスミ!』
審判の勝ち名乗りに、観客席からは割れんばかりの大歓声が聞こえ、降参したベリンダは突き刺さった水晶の柱を砕いて場外へと運ばれた。
すると、突き刺さった水晶の柱は押し出されるようにしてベリンダの肉から飛び出して、本来は穴だらけになるはずのベリンダの足は、元のマッチョでゴリゴリな足へとあっさり戻った。
それを見て、カスミはベリンダに近づいて握手を求めると、ベリンダもニヤリと男臭い笑顔を浮かべて差し出された手を取ったのだった。
ベリンダ……お前……男より男してるぜ。
解説のアナウンスが響き、観客席は大いに沸き立つ!
そして大歓声の中、現れたのはカスミと、全身鋼のような筋肉に覆われた女性?だよな……肩に担いだ棍棒とかお爺ちゃんの伝記で読んだオーガのようだ。
『さぁ!第二回戦脅威の大剣使い!女王カスミvs鋼の棍棒使いベリンダ!始め!』
審判の声に大剣を肩に担ぐカスミに、同じく肩に棍棒を担いでジリジリと間合いを詰めるベリンダ。
うん。誰が見ても脳筋同士の対決だな。
しかし、カスミも良かったな。仲間がいたぞ?しかもお前より筋肉質だぜ。
なんて思っていると、舞台上のカスミから鋭い視線と途轍もない殺気が浴びせられた。
こいつ……俺の心を読んだ……だと?!
っていうか試合中に余所見とか余裕だな!
「試合中に余所見とは余裕ね!」
相手の筋肉さんに怒られてやんの!
っていうか筋肉さんよ!声だけは可愛らしい高い声って……建物の陰から声をかけられて、ホイホイ着いて行ったら筋肉が出て来ましたとか……ありそうだし、お爺ちゃんが引っかかってそうでヤバい。
なんて至極どーでもいい事を考えていると、筋肉の塊ベリンダは突進から棍棒を振りかぶり、豪快にカスミの頭上から叩き付けるように振り下ろす!
巨大な棍棒に、ベリンダの筋力が加わった一撃を、カスミは大剣を斜めにして受け流し、滑るように大剣を下から上に振り上げる!
「はぁッ!」
「ッ……この!」
カスミのフルスイングを、なんとか棍棒の柄でガードして、ベリンダはカスミと同じように下から上へと棍棒をフルスイング!
しかし、カスミにそんな苦し紛れの攻撃など通用しない事を俺は知っている。
「そんな攻撃!」
案の定、カスミは横にヒョイッと身体をずらし、すれ違うように移動しながら大剣を斜め下段から斬り上げる!
これが決定打になるのかと思ったが、なかなかどうして、対戦相手のベリンダは粘りを見せる。
身体を無理やり撚るようにして、カスミの大剣を拳で弾き、致命打を免れていたのだ。
「うおお!〈ストライクブロウ〉!」
そして、残った片手に持った棍棒に全力の力を乗せて、捨て身の一撃を打ち込んで見せたのだ!
棍棒を赤く輝かせ、必死の形相で打ち込まれた一撃を、カスミは大剣の腹で受け止める!
しかし、スキルの乗ったであろう一撃は、カスミの踏ん張った足を舞台にめり込ませる程の重量があった。
このまま潰されてカスミの負けか!と観客席にいるカスミのファンからは悲鳴が上がる。
しかし……ここも特に俺は心配する必要を感じなかった。何故なら──
「くッ!なぜ!なぜ決められない!」
「ふふ!それはね!私の方があなたより強いからよ!〈ラピスブレード〉!」
カスミの力ある言葉に、大剣が淡い緑色の輝きを放ち、それと同時に受け止めていた棍棒を力任せに打ち返したのだ!
「んな!その細腕の何処にこんな力が!」
「さぁ!あなたには砕け散ってもらうわよ!〈クラッシュブレード〉!」
緑に輝く大剣を力強く舞台に突き刺すと、バキャバキャ!と音を立て、カスミを中心に水晶の柱が次々と突き上がってくる!
ベリンダは慌てて棍棒を倒してガードの姿勢を取るが、ベリンダを追い詰めるように次々と突き立つ水晶に、ついに棍棒が悲鳴をあげた。
バキッという悲壮感漂う音を立て、棍棒は粉々に砕け散ってしまったのだ!
呆気に取られた表情で手の中で砕けた棍棒の欠片を見るベリンダに、次々と水晶が突き立って行く!
足裏を、スネを、太ももをと次々に突き破られたベリンダは、最早抵抗どころか、身動きすらも出来ず、水晶を突き立てられるだけのマネキンと化してしまう!
ついに、水晶の柱がベリンダの腹部を貫通せんと迫った所で、薄皮一枚でピタリと止まった。
「私の勝ちね?」
「くッ!くそぉ……参った……」
『勝者!カスミ!』
審判の勝ち名乗りに、観客席からは割れんばかりの大歓声が聞こえ、降参したベリンダは突き刺さった水晶の柱を砕いて場外へと運ばれた。
すると、突き刺さった水晶の柱は押し出されるようにしてベリンダの肉から飛び出して、本来は穴だらけになるはずのベリンダの足は、元のマッチョでゴリゴリな足へとあっさり戻った。
それを見て、カスミはベリンダに近づいて握手を求めると、ベリンダもニヤリと男臭い笑顔を浮かべて差し出された手を取ったのだった。
ベリンダ……お前……男より男してるぜ。
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