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それから半年が経ち、オリバーの冷たい態度にも少しずつ慣れ始めた頃、アリスが王宮での生活に慣れるためにと、王宮に住んではどうかと提案があった。
オリバーは王宮からの誘いは断れないと、早速アリスに王宮に行くように伝えた。
「お姉様、大丈夫ですか?
オリバーおじ様は今でもお姉様に冷たいのに、私がいなくなったら、お姉様が何されるか、心配です。」
「大丈夫よ。ありがとう。
それよりあなたの方が心配よ。慣れない環境で知らない人もたくさんいるでしょう?
何かあったらすぐに帰っておいでって言いたいけど、将来の王妃様となるとそんなに簡単に帰ってこれないかもしれないし、、」
「私も大丈夫よ!
リアム様は優しいし、両陛下も私を本当の家族のように大切に扱ってくださるもの。
お姉様も一緒に行けたらいいのに。」
アリスは目を潤ませながら私の心配をしてくれる。なんで優しい妹なのだろう。慣れない環境に行くのは自分だというのに。
オリバーは確かに冷たいが、自分の部屋にこもっていれば、特に何かされるわけでもない。アリスにあまり会えなくなることの方が悲しかった。
「アリス、必ず手紙を書くからね!
何か辛いことがあったらすぐに連絡するのよ。」
「ありがとうお姉様!お姉様もお元気で。」
2人はしばらく抱き合い、別れを惜しんだ。
「ではそろそろ行くぞ、アリス。
私も両陛下に挨拶をするために一緒に行こう。」
オリバーは自分の姪が王宮に嫁ぐことがさぞ嬉しいのだろう、珍しくご機嫌な様子で、出かけていった。
オリバーは王宮からの誘いは断れないと、早速アリスに王宮に行くように伝えた。
「お姉様、大丈夫ですか?
オリバーおじ様は今でもお姉様に冷たいのに、私がいなくなったら、お姉様が何されるか、心配です。」
「大丈夫よ。ありがとう。
それよりあなたの方が心配よ。慣れない環境で知らない人もたくさんいるでしょう?
何かあったらすぐに帰っておいでって言いたいけど、将来の王妃様となるとそんなに簡単に帰ってこれないかもしれないし、、」
「私も大丈夫よ!
リアム様は優しいし、両陛下も私を本当の家族のように大切に扱ってくださるもの。
お姉様も一緒に行けたらいいのに。」
アリスは目を潤ませながら私の心配をしてくれる。なんで優しい妹なのだろう。慣れない環境に行くのは自分だというのに。
オリバーは確かに冷たいが、自分の部屋にこもっていれば、特に何かされるわけでもない。アリスにあまり会えなくなることの方が悲しかった。
「アリス、必ず手紙を書くからね!
何か辛いことがあったらすぐに連絡するのよ。」
「ありがとうお姉様!お姉様もお元気で。」
2人はしばらく抱き合い、別れを惜しんだ。
「ではそろそろ行くぞ、アリス。
私も両陛下に挨拶をするために一緒に行こう。」
オリバーは自分の姪が王宮に嫁ぐことがさぞ嬉しいのだろう、珍しくご機嫌な様子で、出かけていった。
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