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3章
3-10
翌朝、いつの間に移動したのか俺は自室のベッドで目を覚ました。隣のベッドにはレオがまだ眠りこけている。もしかして昨夜のことは俺の夢だったのだろうか。いや、やけにスッキリとした体の様子からして現実だったことは間違いない。だとしたら、ノア様がここまで運んだか、レオに頼んだかしか考えられない。
疲れは溜まっているはずだが、妙に頭が冴えている。俺はノア様のことを信じられていないのに。ノア様は一体どんな気持ちで俺に施しを与えていたんだろう。たった一回であれば気の迷いだと言い切ることもできた。しかし、二回となると話は変わってくる。ノア様は自分の意思で、俺にあんなことをしたのだ。
頼むから、これ以上俺を混乱させないでくれ。
何を信じたらいいかわからないんだ。
遠くで朝の鐘が鳴っていた。もうあと少ししたら出発の準備をしないといけない。それまでになんとか気持ちを整えようと、深く深く呼吸を吐き出した。
その後、またしても何事もありませんでしたという顔をしたノア様と合流し、東都リベルマへ向かうためポルテベラを後にした。ここからリベルマまでも三日ほどかかる。おそらくポルテベラと同じことをリベルマでもするのだろう。子供の誘拐は全国で行われており、困っているのはどこも同じだ。
レオの言う通り、ノア様も間違えることだってあるかもしれない。それに、たった一回の失敗で判断するのは早すぎるだろう。昨日の俺は少し疲れすぎていたんだ。だからあんな、短絡的な考えをしてしまった。
早馬で駆け抜けていくノア様は、もういつも通りの表情をしている。レオたちも疑っている様子はない。俺だけが一人で悩んでいるだけだ。きっとリベルマでは問題ないだろう。そうじゃないと俺は、ノア様のことを信じることができなくなってしまう。今でさえ不信感から俺はまともにノア様の顔を見て話すことができないでいるのだ。きっと、リベルマではちゃんと話をすることができるはず。
そんなことを考えながら、リベルマに繋がる道を全速力で走り続けていた。
しかし俺の期待は、またしても打ち砕かれてしまう。
疲れは溜まっているはずだが、妙に頭が冴えている。俺はノア様のことを信じられていないのに。ノア様は一体どんな気持ちで俺に施しを与えていたんだろう。たった一回であれば気の迷いだと言い切ることもできた。しかし、二回となると話は変わってくる。ノア様は自分の意思で、俺にあんなことをしたのだ。
頼むから、これ以上俺を混乱させないでくれ。
何を信じたらいいかわからないんだ。
遠くで朝の鐘が鳴っていた。もうあと少ししたら出発の準備をしないといけない。それまでになんとか気持ちを整えようと、深く深く呼吸を吐き出した。
その後、またしても何事もありませんでしたという顔をしたノア様と合流し、東都リベルマへ向かうためポルテベラを後にした。ここからリベルマまでも三日ほどかかる。おそらくポルテベラと同じことをリベルマでもするのだろう。子供の誘拐は全国で行われており、困っているのはどこも同じだ。
レオの言う通り、ノア様も間違えることだってあるかもしれない。それに、たった一回の失敗で判断するのは早すぎるだろう。昨日の俺は少し疲れすぎていたんだ。だからあんな、短絡的な考えをしてしまった。
早馬で駆け抜けていくノア様は、もういつも通りの表情をしている。レオたちも疑っている様子はない。俺だけが一人で悩んでいるだけだ。きっとリベルマでは問題ないだろう。そうじゃないと俺は、ノア様のことを信じることができなくなってしまう。今でさえ不信感から俺はまともにノア様の顔を見て話すことができないでいるのだ。きっと、リベルマではちゃんと話をすることができるはず。
そんなことを考えながら、リベルマに繋がる道を全速力で走り続けていた。
しかし俺の期待は、またしても打ち砕かれてしまう。
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