忘れられない劇団

keiko

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記憶の中の劇団翔

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春達が劇団翔の復活準備を始めて1ヶ月がたった。恋子は春から劇団翔は解散したがもう一度復活させてライブや舞台公演をするから記憶を取り戻せるよう頑張ってほしいと話をされた。
恋子は春達と劇団翔にいたという記憶はあるが
メンバーとして何をしてたかは記憶になかった。恋子は春の言う通り少しでも記憶を取り戻せるよう努力しようと思った。
恋子「春さん、劇団復活の手伝いを私も一緒にさせて」
春「恋子ちゃん、無理はダメだから」
恋子「お願いします。何か私に出来る事があればさせて」
春「わかった。じゃ、恋子ちゃんには衣装や小道具を整理してもらう」
恋子「ありがとう、頑張るわ」
恋子「その衣装と小道具はどこにあるの」
春「二階の奥の部屋だよ」
恋子「あそこは、入ってはいけない部屋って春さん言ってましたよね」
春「恋子ちゃん、いずれ分かると思うけど
オレの親友が使ってた部屋なんだ。」
春「オレ達の世界には応援してくれるファンもいてるけど、勘違いしたファンも少なくはなくオレの親友はストーカーだったファンに命を奪われてしまったんだ。」
春「思い出したくなくて、あの部屋を封印したんだ。」
恋子はファンに命を奪われて亡くなった親友の事は覚えていないが悲しみを教えてくれた春の背中を優しく抱きしめた。抱きしめられた春は恋子の手を握りしめた。
春「恋子ちゃん」春は恋子の行動に戸惑いを隠せないでいた。
恋子「ごめんなさい、私にも分からない
でも、春さんの悲しむ姿を見ると胸が痛くなるの」と慌てて二階の奥の部屋へ行った。
雅也「春、どうしたんだ、ぼーっとして」
春「いや、なんでもない」
春「所で他のメンバーには連絡はついたか」
雅也「銀さんは戻ってくると約束してくれた」
雅也「他のメンバーはすでに別の劇団に所属して無理らしい」
春「そうか、仕方ない」
春「でも、銀さんが帰ってきたら5人だけど劇団の復活は出来る恋子ちゃんもメンバーに入れて」
春「銀さんが帰ってきたら、皆で打ち合わせだな」
雅也「そうだな、でも春は大丈夫なのか劇団復活して和人の事」
雅也「お前がライブで唄が唄えなかった事、舞台でセリフが言えなかった事、和人の事件が原因だろ。」
雅也「だから、劇団翔は解散した。皆、口に出しては言わないがお前の為を思い解散に賛成したんだ」
春「皆の気持ち分かってた。」
春「けど、あの時は仕方なかった。でも、恋子ちゃん見てて思ったんだ、恋子ちゃんの記憶をきちんと取り戻せてあげたいと、和人の死を受け入れる事が出来ないオレに和人が心配して恋子ちゃんをオレの所に連れて来たのかもしれないと」
春「和人も解散は望んでないだろう、死を受け入れて逃げるのはよそう」
春「オレは大丈夫。ありがとう雅也」
雅也「そうか、だが無理はするな」
慎二「あれ、二人ともどうしたんですか?しんみりしちゃって」
慎二「銀さんが戻ってきた次の日、復活の為の全員の写真撮影をします。それで衣装はどうしますか?」
春「それなら、恋子ちゃんに衣装の整理をしてもらってるから、すぐに出せると思う。」
春「和を強調した着物にしよう」
慎二「分かりました。恋子ちゃんと用意しときます。」
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