忘れられない劇団

keiko

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劇団翔復活

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恋子「衣装、沢山あって整理大変」
慎二「恋子ちゃん、復活にあたり写真撮影があるんだけど、その為の衣装を僕たちで用意することになったから」
恋子「はい、分かりました。それでどの衣装ですか?」
慎二「和を強調した着物」
恋子「着物ですか?でも、いろいろあって決めるのに難しいそうですね」
慎二「とりあえず、着物の衣装集めて」
恋子「はい」
恋子は着物を集め壁一面に掛けた。
恋子「あれ、この着物の衣装見たことあるわ」
恋子「分からない、分からないけど、何処かで見たことあるような」
恋子「え!何今の」
恋子「頭の中に出てくる映像、あれは誰」
恋子「あの着物を着てる人は、後ろの方にも人がいる」
恋子「男の人、メンバー?」
恋子「違うわメンバーじゃない」
恋子「光、手に何か、ナイフ」
恋子は頭に蘇ってくる映像を思い出し体が震えた。次第に頭が痛くなり声さえ出なくなり倒れてしまった。
慎二「恋子ちゃん、遅いな、そんなに時間がかからないと思うんだけど」
雅也「慎二、様子見てこい」
慎二「了解、見てきます。」と言い慎二は二階の奥の部屋へ恋子の様子を見に行った。
慎二「恋子ちゃん、衣装整理終わったかな?」
慎二「あれ、返事がない恋子ちゃん」
慎二は部屋の戸を明けると衣装を壁に掛けた前で倒れていた。
慎二「恋子ちゃん、大丈夫、しっかりして、春さん、雅也さん早く二階へ来て恋子ちゃんが大変な事に」
慎二の声に驚き二人は慌てて二階へ上がって行った。
春「慎二、何があった?恋子ちゃんしっかり恋子ちゃん、分かるか春だ」
春「目を覚まさない」春の顔は青ざめながら恋子の名前を繰り返し呼んでいた。
春「雅也、恋子ちゃんをオレの背中に乗せてくれ、このまま病院に連れて行く。」
雅也は春の背中に恋子を乗せ一緒に病院に行った。
看護師「診察終わりました。付き添いの方は中へどうぞ」二人は診察室へと入った。
春「先生、恋子ちゃんの様子はどうですか?大丈夫ですか?」
雅也「おい、少しは落ち着け」
春「これが落ち着いていられるか」
雅也「春、お前、いやなんでもない」
医者「患者さん、記憶の一部を思い出したかもしれませんね」
医者「意識がはっきりしていない中で何回も光とか人とか口に出してるので、おそらくそれが引き金になり倒れてしまったんでしょ」
医者「命には別状ないので、このまま帰って頂いても大丈夫ですよ。」
春「ありがとうございます。目を覚ましたら帰ります。」
春は恋子の病室に向かった。ガラガラと音をたて扉を開けるとベッドに恋子は目を覚まさず眠っていた。
春「恋子ちゃん、何を思い出したんだ、君にとってそれは倒れるくらい嫌な記憶だったのか」
春は恋子の手を握り心配そうな声で話していた。暫くすると恋子が目を覚ました。
恋子「私、どうしたの、春さん・・・」恋子の手を握りしめ眠っていた春に気づくと恋子は春の顔を見て涙が出た。
恋子「どうして、私はダメなの、どうして、私は春さんに心配ばかりかけるの、ごめんなさい」恋子は自分のせいで春に迷惑をかけている事を悔やんでいた。
恋子が目を覚まし春達の家に戻ってきたのは明け方だった。
家には雅也、慎二、広大が恋子の帰りを待っていた。
広大「帰ってきた」
慎二「恋子ちゃん」
雅也「もう、大丈夫なのか」
恋子「みんな、心配かけてごめんなさい。本当にごめんなさい」と恋子は泣きながら自分の部屋へと上がっていった。
春「恋子ちゃん」春は恋子を追いかけようとしたが雅也に止められた。
雅也「春、一人にしてあげな」
春「わかった」と言い自分の部屋に戻っていった。
泣きながら部屋に入った恋子は申し訳ない気持ちでどうしようもなかった。
慎二「恋子ちゃん、起きてるお粥作ったから後で食べて、元気だしなよ」慎二は何故か恋子の事が気になって仕方なかった。慎二は自分の気持ちが恋子に向いてると気づいた。
二階から降りてきた恋子は慎二が作ってくれたお粥を食べた。
恋子「手に光、ナイフあれはいったい」
記憶の一部を思い出していた恋子はある決意をしていた。
数日がたち銀が戻ってきた。
慎二「さあ、今日は劇団翔復活に向けての写真撮影です。衣装は忘れずにね」
春、雅也、広大、慎二、銀そして恋子達は写真撮影の為、撮影所に向かった。
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