36 / 68
35 ※流血表現あり
しおりを挟む
柵の向こうは、垂直に近い岩肌の斜面。月斗は柵から3メートル程下の、せり出した岩の上に上半身を乗せるよう、何とかしがみついていた。
ほぼ滑落の勢いで隣の窪みに降り立った透は、月斗に手を伸ばす。
「月斗‼」
「透…、そこ、危ねえって…」
「いいから!」
足元は脆いうえに狭い。
月斗は落下の際に擦ったのか、頬から顎にかけて血を滲ませ、切り裂かれた水色のレインコートは赤いマントを纏ったかのように、血を滴らせていた。
「魔物が…そこに居る」
月斗は肩で息をしながら言った。確かに耳元で巨鳥の鳴き声がするけど、関係無い。目の前には血塗れの大事な仲間がいる。
「いいから! 落ちるぞ!!」
透は叫んだ。どうやって手負いの月斗を上に連れて行くとか、何も考えてなかった。とにかく月斗を助けないと。
それなのに、巨鳥は容赦なく2人に攻撃をしてくる。透は巨鳥へ叫んだ。
「うるせえぇー!!!」
今まで見た事も無い大きな光の球が右手から放たれ、巨鳥へ命中した。巨鳥が海に落下すると、月斗は虚ろな目で笑った。
「…すげえな」
「透―!! 月斗―!!」
「こっちだ!」
荒れ狂う波と風のさなか、微かな藍の声がする。透が大声で答えるも、掻き消されてるのか応答は無く、崖の上の様子も岩壁のせいで窺い知る事が出来ない。
透は何とか横へにじり寄り、月斗の背中側から脇へ腕を入れ、落ちないよう支えた。背中の怪我は、目を覆いたくなるほど深く、透の腕や身体にも血が付着する。
透は月斗に声を掛けた。
「月斗! 頑張れ、助けが来るから!」
「…うん」
「大丈夫だからな!」
「うん」
「もうちょっとの辛抱だ、月斗!」
「うん…」
どれくらい、そうしていたか。気配に顔を上に向けると、レスキュー隊員がロープを伝って下りて来るのが見えた。透は声を上げた。
「どうか彼を」
「分かりました」
レスキュー隊員に預けた月斗は、真っ白い顔をしていた。出血に加えて、悪天候でずぶ濡れだった。透も安堵した瞬間、急に冷えを感じガチガチと歯を震わせた。
「月斗、月斗…!」
声をかけ肩を軽く叩くも、意識が朦朧としてるのか、反応は無い。隊員は器具を月斗と自身に装着して固定すると、上へ移動を始めた。
月斗の右手から、小さな何かが滑り落ちた。透が反射的に片手でつかんだそれは、ほのかに温かい。
(何だ?)
嵐の中、目を凝らしてみたそれは、銅色をした古い鍵だった。
上陸した台風が九州を抜ける頃、1台のダークブルーのSUVが水しぶきを上げながら、国道から脇道へと曲がっていく。
先の一般駐車場は夜間閉鎖中、看板の指示に従い、夜間用駐車場へと進んだ。
普段はもっと丁寧だが、少々ラインからはみ出し気味に停まったSUVから降りた男は、傘もささず小走りに夜間通用口へ。
扉が施錠されてて開かないのを確認すると、半ば乱暴にインターホンを押した。
「はい、守衛室です」
『知人が…、搬送されたので来たんですが…!』
男は息も切れ切れ。守衛は尋ねた。
「お名前を教えて下さい」
『カラハナです…!』
「あ、いえ。搬送者の方のお名前…」『タカバネです!!』
男は食い気味に大きな声で答えた。鍵を開け、記帳してもらった台帳には、乱雑な『カラハナ・テツゴ』の文字があった。
救急外来で月斗の事を問い合わせた鉄吾は、若い男性看護師に案内された。進行方向、プレートの案内表示を見て立ち尽くす。
『部屋』の前には、疲れた表情の鷹羽と、警察官が2名が何やら話をしていた。鉄吾に気づいた鷹羽が警察官に一礼して制すと、こちらへやって来た。
「悪い、後で詳しく説明する。…今の内に会ってやってくれ」
鉄吾は無言で頷き、警察官達にも会釈して霊安室へと入った。
入ってすぐの正面、真っ白いベッドが目に入った。線香の匂い。鉄吾は顔を強張らせ歩みを進める。ベッドには、真っ白い顔の月斗が眠っていた。
傍らに居た、泣き腫らした目の藍が顔を上げる。
「…鉄さん、すみません」
真っ赤な目の丹が口を開く。鼻を啜りながら、碧も言った。
「助けられませんでした」
透はぼんやりと立ち尽くしたまま、月斗を見つめるだけだった。
「…みんな、怪我はしてないか?」
聞いた事がないくらい優しい声で、鉄吾は尋ねた。皆は一斉に嗚咽を上げた。
救助された月斗は搬送後すぐ、心肺停止状態に陥ったらしい。病院到着後、医師らが懸命に心肺蘇生処置を行なったが、透や一報を受けた鷹羽らが駆け付けた時には、もう帰らぬ人となった。
透は、現実をまだ信じられなかった。今朝だって朝食を一緒に食べ普通に出勤し、何てことなく言葉を交わし、共に働いていたじゃないか。
もし、商店じゃなく老人ホームの方に出向していたら?
助けを求めに来た女性を、無視していたら?
自分を庇おうとした月斗を、突き飛ばしていたら?
無数のたらればが、透の脳内を蠢いていた。
月斗の笑顔が脳裏から離れない。目の奥が火傷しそうなくらい熱いのに、涙は出て来ない。
透は壁に背をつけたまま、ゆっくりその場に座り込んだ。
「藍は?」
鉄吾の車に乗り込んだ碧は、丹に尋ねた。
「知らねえ」
「…お父さんが迎えに来て帰った」
運転席に乗り込んだ鉄吾が、淡々と答えた。
男子よりも男勝りで、気丈なあの藍が、泣きじゃくりながら父親と共に病院を後にするのを、透は無言で眺めていた。
何と言葉をかけるべきか、そもそも『言葉』ってどう出すのだったか、分からなくなったのだ。
今後の手続きや関係機関との話し合いなどがあるので、透達を先に帰すよう、鷹羽は鉄吾に指示した。
男子3名、騒がしいだろう車内は静まり返っていた。
風はまだ強いが、雨の止んだ漆黒の夜空の下、透は15時間ぶりに帰宅した。狭い玄関に入りすぐ、足先に何かが当たった。月斗が普段履いてる、黒いスニーカーだった。
そう言えば月斗は、雨だから長靴を履いて出勤した。このスニーカーは、主の帰還を待ち続けているのだ。もう、主は帰らないというのに。
そう思った瞬間、透の目から涙が溢れてきた。透は狭い玄関に座り込み、声を押し殺して泣いた。
ほぼ滑落の勢いで隣の窪みに降り立った透は、月斗に手を伸ばす。
「月斗‼」
「透…、そこ、危ねえって…」
「いいから!」
足元は脆いうえに狭い。
月斗は落下の際に擦ったのか、頬から顎にかけて血を滲ませ、切り裂かれた水色のレインコートは赤いマントを纏ったかのように、血を滴らせていた。
「魔物が…そこに居る」
月斗は肩で息をしながら言った。確かに耳元で巨鳥の鳴き声がするけど、関係無い。目の前には血塗れの大事な仲間がいる。
「いいから! 落ちるぞ!!」
透は叫んだ。どうやって手負いの月斗を上に連れて行くとか、何も考えてなかった。とにかく月斗を助けないと。
それなのに、巨鳥は容赦なく2人に攻撃をしてくる。透は巨鳥へ叫んだ。
「うるせえぇー!!!」
今まで見た事も無い大きな光の球が右手から放たれ、巨鳥へ命中した。巨鳥が海に落下すると、月斗は虚ろな目で笑った。
「…すげえな」
「透―!! 月斗―!!」
「こっちだ!」
荒れ狂う波と風のさなか、微かな藍の声がする。透が大声で答えるも、掻き消されてるのか応答は無く、崖の上の様子も岩壁のせいで窺い知る事が出来ない。
透は何とか横へにじり寄り、月斗の背中側から脇へ腕を入れ、落ちないよう支えた。背中の怪我は、目を覆いたくなるほど深く、透の腕や身体にも血が付着する。
透は月斗に声を掛けた。
「月斗! 頑張れ、助けが来るから!」
「…うん」
「大丈夫だからな!」
「うん」
「もうちょっとの辛抱だ、月斗!」
「うん…」
どれくらい、そうしていたか。気配に顔を上に向けると、レスキュー隊員がロープを伝って下りて来るのが見えた。透は声を上げた。
「どうか彼を」
「分かりました」
レスキュー隊員に預けた月斗は、真っ白い顔をしていた。出血に加えて、悪天候でずぶ濡れだった。透も安堵した瞬間、急に冷えを感じガチガチと歯を震わせた。
「月斗、月斗…!」
声をかけ肩を軽く叩くも、意識が朦朧としてるのか、反応は無い。隊員は器具を月斗と自身に装着して固定すると、上へ移動を始めた。
月斗の右手から、小さな何かが滑り落ちた。透が反射的に片手でつかんだそれは、ほのかに温かい。
(何だ?)
嵐の中、目を凝らしてみたそれは、銅色をした古い鍵だった。
上陸した台風が九州を抜ける頃、1台のダークブルーのSUVが水しぶきを上げながら、国道から脇道へと曲がっていく。
先の一般駐車場は夜間閉鎖中、看板の指示に従い、夜間用駐車場へと進んだ。
普段はもっと丁寧だが、少々ラインからはみ出し気味に停まったSUVから降りた男は、傘もささず小走りに夜間通用口へ。
扉が施錠されてて開かないのを確認すると、半ば乱暴にインターホンを押した。
「はい、守衛室です」
『知人が…、搬送されたので来たんですが…!』
男は息も切れ切れ。守衛は尋ねた。
「お名前を教えて下さい」
『カラハナです…!』
「あ、いえ。搬送者の方のお名前…」『タカバネです!!』
男は食い気味に大きな声で答えた。鍵を開け、記帳してもらった台帳には、乱雑な『カラハナ・テツゴ』の文字があった。
救急外来で月斗の事を問い合わせた鉄吾は、若い男性看護師に案内された。進行方向、プレートの案内表示を見て立ち尽くす。
『部屋』の前には、疲れた表情の鷹羽と、警察官が2名が何やら話をしていた。鉄吾に気づいた鷹羽が警察官に一礼して制すと、こちらへやって来た。
「悪い、後で詳しく説明する。…今の内に会ってやってくれ」
鉄吾は無言で頷き、警察官達にも会釈して霊安室へと入った。
入ってすぐの正面、真っ白いベッドが目に入った。線香の匂い。鉄吾は顔を強張らせ歩みを進める。ベッドには、真っ白い顔の月斗が眠っていた。
傍らに居た、泣き腫らした目の藍が顔を上げる。
「…鉄さん、すみません」
真っ赤な目の丹が口を開く。鼻を啜りながら、碧も言った。
「助けられませんでした」
透はぼんやりと立ち尽くしたまま、月斗を見つめるだけだった。
「…みんな、怪我はしてないか?」
聞いた事がないくらい優しい声で、鉄吾は尋ねた。皆は一斉に嗚咽を上げた。
救助された月斗は搬送後すぐ、心肺停止状態に陥ったらしい。病院到着後、医師らが懸命に心肺蘇生処置を行なったが、透や一報を受けた鷹羽らが駆け付けた時には、もう帰らぬ人となった。
透は、現実をまだ信じられなかった。今朝だって朝食を一緒に食べ普通に出勤し、何てことなく言葉を交わし、共に働いていたじゃないか。
もし、商店じゃなく老人ホームの方に出向していたら?
助けを求めに来た女性を、無視していたら?
自分を庇おうとした月斗を、突き飛ばしていたら?
無数のたらればが、透の脳内を蠢いていた。
月斗の笑顔が脳裏から離れない。目の奥が火傷しそうなくらい熱いのに、涙は出て来ない。
透は壁に背をつけたまま、ゆっくりその場に座り込んだ。
「藍は?」
鉄吾の車に乗り込んだ碧は、丹に尋ねた。
「知らねえ」
「…お父さんが迎えに来て帰った」
運転席に乗り込んだ鉄吾が、淡々と答えた。
男子よりも男勝りで、気丈なあの藍が、泣きじゃくりながら父親と共に病院を後にするのを、透は無言で眺めていた。
何と言葉をかけるべきか、そもそも『言葉』ってどう出すのだったか、分からなくなったのだ。
今後の手続きや関係機関との話し合いなどがあるので、透達を先に帰すよう、鷹羽は鉄吾に指示した。
男子3名、騒がしいだろう車内は静まり返っていた。
風はまだ強いが、雨の止んだ漆黒の夜空の下、透は15時間ぶりに帰宅した。狭い玄関に入りすぐ、足先に何かが当たった。月斗が普段履いてる、黒いスニーカーだった。
そう言えば月斗は、雨だから長靴を履いて出勤した。このスニーカーは、主の帰還を待ち続けているのだ。もう、主は帰らないというのに。
そう思った瞬間、透の目から涙が溢れてきた。透は狭い玄関に座り込み、声を押し殺して泣いた。
0
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
白い結婚の行方
宵森みなと
恋愛
「この結婚は、形式だけ。三年経ったら、離縁して養子縁組みをして欲しい。」
そう告げられたのは、まだ十二歳だった。
名門マイラス侯爵家の跡取りと、書面上だけの「夫婦」になるという取り決め。
愛もなく、未来も誓わず、ただ家と家の都合で交わされた契約だが、彼女にも目的はあった。
この白い結婚の意味を誰より彼女は、知っていた。自らの運命をどう選択するのか、彼女自身に委ねられていた。
冷静で、理知的で、どこか人を寄せつけない彼女。
誰もが「大人びている」と評した少女の胸の奥には、小さな祈りが宿っていた。
結婚に興味などなかったはずの青年も、少女との出会いと別れ、後悔を経て、再び運命を掴もうと足掻く。
これは、名ばかりの「夫婦」から始まった二人の物語。
偽りの契りが、やがて確かな絆へと変わるまで。
交差する記憶、巻き戻る時間、二度目の選択――。
真実の愛とは何かを、問いかける静かなる運命の物語。
──三年後、彼女の選択は、彼らは本当に“夫婦”になれるのだろうか?
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
君への気持ちが冷めたと夫から言われたので家出をしたら、知らぬ間に懸賞金が掛けられていました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【え? これってまさか私のこと?】
ソフィア・ヴァイロンは貧しい子爵家の令嬢だった。町の小さな雑貨店で働き、常連の男性客に密かに恋心を抱いていたある日のこと。父親から借金返済の為に結婚話を持ち掛けられる。断ることが出来ず、諦めて見合いをしようとした矢先、別の相手から結婚を申し込まれた。その相手こそ彼女が密かに思いを寄せていた青年だった。そこでソフィアは喜んで受け入れたのだが、望んでいたような結婚生活では無かった。そんなある日、「君への気持ちが冷めたと」と夫から告げられる。ショックを受けたソフィアは家出をして行方をくらませたのだが、夫から懸賞金を掛けられていたことを知る――
※他サイトでも投稿中
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる