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序章
1. 第1の人生を没収
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プロローグ
「ん……? ここは、どこなんだ?」
俺、赤羽 海斗は白い空間の中で目覚める。彼女いない歴=年齢の他人より持病がある事以外典型的な陰キャの大学生だ。周りを見渡すが、何もない。確か、明日に行われる大学の卒業式に向けて電車に乗っていたが……
「すいませーん!ここに死んでしまった男性いますかー!?うぉっとぉ!!」
次の瞬間、突如現れた穴から女性が物凄い勢いで抜け出てきた。その光景に、これは大学の何処かのサークルが考え出したドッキリだという思考が吹き飛ぶ。誰が見たって異様だと。だって、そのままの勢いで床に見事なヘッドスライディングを決めたんですから。
「だ、大丈夫っスか?意識ハッキリしてます?」
「ど、どうもありがとうございます。今度の転生者って、優しいんですね」
見ず知らずの女性の身体を触るのは抵抗があったが、もしかしたら自分と同じかこの状況を知っている人なのかもしれないと思い、勇気を振り絞って起こしてみる。こんな状況は映画かフィクションしかない。
「ありがとうございます」
お礼を言う海斗に向けて、金髪で若い二十代に見える女性は笑いかけながら礼を言った。
「1つ伺いたいのですッけど、ここは何処なんだ?」
「あっはい!ここは“神域”という場所です。何もない場所と思われがちですが、死後の魂になった状態の者が来るのですよ」
ふむふむ成程、詰まる所ここは死んだ者しかここに来れないと…………あれ?
「ま、まさか俺……」
「そうです……大変恐縮ではございますが、貴方は…此方の世界の"神"にお遊び半分としてお亡くなりになりました」
…なんてこった。開いた口が塞がらないとは正にこの事だ。しかも、お遊び半分??
「申し遅れました。私は転生の女神の一人"アイリーン"と申します。この度は、貴方様のサポートをするためにこちらの領域にやって来たのです」
アイリーンの説明によるとこうだ。死因は、現実の電車内で持病の発作を起こしたのが発端だ。周りの客が気づいて心臓マッサージやらしてくれて、最寄り駅に止まって救急隊員が賢明に処置をするも既に遅かった…。
「そうだったんですか……」
「え、それだけですか!?もう少し、嘘だ!とかなんでそんな理不尽な!とか言わないんですか??」
アイリーンもこの仕事を長く見ており、サポートを今まで来た者達の対応は多岐にわたる。当然取り乱したり、夢と思い込んでいる人間がほとんどだった。目の前にいる彼のように、現実を素直に受け入れて落ち着いている様子をしている人間は珍しい部類である。
「いやこれでも驚いているっスよ。今までの事情を言ってもらって、なんとなく察しはついていたし…。このまま無事に卒業したって世の中不景気で良いことないし、人ってそのまま死んでいくし……」
「(その暗い性格が原因ですか!なんというネガティブ思考なのでしょう!)」
どうやらこの青年は、生きる希望を失う一歩手前の状態のようだ。
彼がこの地に来る前も、アイリーンは何人もオタク男子をサポートしている。彼らの方が転生に大興奮していたのは間違いない。この赤羽海斗も同じ趣味を持つ人間だ。普通の生活をして、趣味はアニメやゲーム、漫画にラノベなのだ。当然女性との付き合いはない。ただその興奮が、人間界の現実に圧し潰されているだけなのだ。ここは元気づけなければ女神の沽券に関わる。
「大丈夫ですよ!先程も申した通り、貴方は転生できるのです!勿論、貴方の望んだ"第2の人生"を送れることを保証いたします!テンプレ通りで胡散臭いかもしれませんが、何卒この私を信用してください…!!なんだったら、私が今までサポートしてきた人たちの評価もプライバシーの範囲でならお見せできますが!?」
「わ、分かったっスから!信じますからそんな必死な鬼形相で顔近ッ!?」
必死すぎる声と顔に後退りするしかない海斗。本当に、自分の望んでいる第2の人生を歩むことが出来るのだろうか?それだったら嬉しい。こんなお先真っ暗な人生を脱却することが出来るのなら…!
「ふぅ…漸く、私の知っているオタク男子の希望の顔になりましたね?」
「失礼な事言わないでください。これでも石橋を叩いて渡るほど慎重な性格なんです。それで、俺の転生先は何処になるんですか?いきなり死ぬデスゲームとか勘弁してくださいよ?」
そんなことは分かっています、とアイリーンは相槌をうつ。
「勿論、貴方の馴染みやすい場所ですよ。貴方が生涯やり込んだもの、愛してやまないファンタジーゲーム『アウェイクスピリットオンライン』…に限りなく近い世界です」
ここで初めて心の中でガッツポーズをする。
"アウェイクスピリットオンライン"…
それは生前、俺がやり込んでいたアクションアドベンチャーRPGと国内でそこそこ売れたゲームだ。
人間種や亜人種、異形種と実に100種類にもなる豊富な種族に、500を超える職業クラス、更に1000を超える魔法の数々を組み合わせる自由なアドベンチャーゲームであった。
後のDLCで自身のアバターの外装等を、別売りのクリエイトツールを使用することで変化させることが可能で、世界に一つしかない武器等も作れるようになった。それに近い仕様の世界に行くというのだ。興奮しない方がおかしい。
「なるほど……具体的に何処からがスタートなんっスか?」
「うーん、全てを申しますとネタバレになってしまいますので、詳細を省いてご説明します。先ずは森林地帯にあるマイホームからのスタートとなります。出来るだけ不自由な生活にしないよう全力でサポートしますが、その先に関しては自給自足の冒険が始まります」
「それで何をすれば良いんですか?ストーリーに沿ってラスボスを倒す使命とかになるんですか?」
「無い訳ではないのですが、貴方が異世界に行く事そのものが使命のような物ですから、異世界に行った時点でほぼ終わります。それに、これから始まるは貴方"だけ"の人生物語です。ですので、必ずしもゲームのようにルートがあるわけではなく絶対ではありません」
どんな状況になるのかは俺次第、下手をすればラスボスとかと仲良くなる可能性もあるという事か。それで世界崩壊とか、笑えない冗談だ。
「それに剣とか慣れない操作も、魂がコントローラーを握っているようにゲーム感覚で操作可能になります」
それを聞いて安心した。いきなり敵とか遭遇して、武器もまともに扱えずに死ぬのは御免だからな。
「そして最後に……異世界へ転生する際の"制約"を課させてもらいます」
「制約?」
最期の説明で、女神がこれ以上ない試験な眼差しで俺に向けてくる。
「まず一つ、ステータスに関しましては生前貴方が遊んでいたプレイデータを使用いたします。しかし、ご自覚の通り、向こうの世界では所謂チート扱いです。いきなり全開放いたしますと、周りの者に怪しまれてしまいます。ですので向こうの世界に慣れるまでは、半分の能力からのスタートとさせてもらいます」
ここは女神から気遣いを評価するところだろう。確かにチートレベルの能力を誰かに見られてしまったら、それこそ人間を超えた化け物で異端児とか思われない。ファンタジー世界ならば魔女裁判などにかけられるのがオチだ。
「そして2つめ…貴方を向こうの世界に蘇生させる際、とあるアイテムを使わせていただきました。ですがその代償…世界の理のルールに従って、そのアイテムが貴方様の心臓代わりとさせてもらいます」
「代償…まぁチート能力使うわけだしタダじゃないと分かってたが、その条件は?」
アイリーンが「こちらです」と何もない空間から、あるアイテムを取り出す。それに俺は驚いた。
「それって、"レインボーオーブ"…!!」
それは、『アウェイクスピリットオンライン』では入手ドロップ率が限りなく低い、レアアイテム"レインボーオーブ"だった。最上級の武器を作ったりスキルを覚えたりするのには必須のアイテムだが、その入手困難&ドロップ率の低さには一時期波紋を呼んだことがある。これが心臓代わりに?
「そうです。このアイテムがこれから貴方の第2の心臓になります…もしこれを失う、数値が0になってしまったら…」
「…なったら?」
「HP関係なく死にます」
おいいいいぃぃぃぃぃ!?!?それ俗にいうオワタ式じゃねーか!?
「ん……? ここは、どこなんだ?」
俺、赤羽 海斗は白い空間の中で目覚める。彼女いない歴=年齢の他人より持病がある事以外典型的な陰キャの大学生だ。周りを見渡すが、何もない。確か、明日に行われる大学の卒業式に向けて電車に乗っていたが……
「すいませーん!ここに死んでしまった男性いますかー!?うぉっとぉ!!」
次の瞬間、突如現れた穴から女性が物凄い勢いで抜け出てきた。その光景に、これは大学の何処かのサークルが考え出したドッキリだという思考が吹き飛ぶ。誰が見たって異様だと。だって、そのままの勢いで床に見事なヘッドスライディングを決めたんですから。
「だ、大丈夫っスか?意識ハッキリしてます?」
「ど、どうもありがとうございます。今度の転生者って、優しいんですね」
見ず知らずの女性の身体を触るのは抵抗があったが、もしかしたら自分と同じかこの状況を知っている人なのかもしれないと思い、勇気を振り絞って起こしてみる。こんな状況は映画かフィクションしかない。
「ありがとうございます」
お礼を言う海斗に向けて、金髪で若い二十代に見える女性は笑いかけながら礼を言った。
「1つ伺いたいのですッけど、ここは何処なんだ?」
「あっはい!ここは“神域”という場所です。何もない場所と思われがちですが、死後の魂になった状態の者が来るのですよ」
ふむふむ成程、詰まる所ここは死んだ者しかここに来れないと…………あれ?
「ま、まさか俺……」
「そうです……大変恐縮ではございますが、貴方は…此方の世界の"神"にお遊び半分としてお亡くなりになりました」
…なんてこった。開いた口が塞がらないとは正にこの事だ。しかも、お遊び半分??
「申し遅れました。私は転生の女神の一人"アイリーン"と申します。この度は、貴方様のサポートをするためにこちらの領域にやって来たのです」
アイリーンの説明によるとこうだ。死因は、現実の電車内で持病の発作を起こしたのが発端だ。周りの客が気づいて心臓マッサージやらしてくれて、最寄り駅に止まって救急隊員が賢明に処置をするも既に遅かった…。
「そうだったんですか……」
「え、それだけですか!?もう少し、嘘だ!とかなんでそんな理不尽な!とか言わないんですか??」
アイリーンもこの仕事を長く見ており、サポートを今まで来た者達の対応は多岐にわたる。当然取り乱したり、夢と思い込んでいる人間がほとんどだった。目の前にいる彼のように、現実を素直に受け入れて落ち着いている様子をしている人間は珍しい部類である。
「いやこれでも驚いているっスよ。今までの事情を言ってもらって、なんとなく察しはついていたし…。このまま無事に卒業したって世の中不景気で良いことないし、人ってそのまま死んでいくし……」
「(その暗い性格が原因ですか!なんというネガティブ思考なのでしょう!)」
どうやらこの青年は、生きる希望を失う一歩手前の状態のようだ。
彼がこの地に来る前も、アイリーンは何人もオタク男子をサポートしている。彼らの方が転生に大興奮していたのは間違いない。この赤羽海斗も同じ趣味を持つ人間だ。普通の生活をして、趣味はアニメやゲーム、漫画にラノベなのだ。当然女性との付き合いはない。ただその興奮が、人間界の現実に圧し潰されているだけなのだ。ここは元気づけなければ女神の沽券に関わる。
「大丈夫ですよ!先程も申した通り、貴方は転生できるのです!勿論、貴方の望んだ"第2の人生"を送れることを保証いたします!テンプレ通りで胡散臭いかもしれませんが、何卒この私を信用してください…!!なんだったら、私が今までサポートしてきた人たちの評価もプライバシーの範囲でならお見せできますが!?」
「わ、分かったっスから!信じますからそんな必死な鬼形相で顔近ッ!?」
必死すぎる声と顔に後退りするしかない海斗。本当に、自分の望んでいる第2の人生を歩むことが出来るのだろうか?それだったら嬉しい。こんなお先真っ暗な人生を脱却することが出来るのなら…!
「ふぅ…漸く、私の知っているオタク男子の希望の顔になりましたね?」
「失礼な事言わないでください。これでも石橋を叩いて渡るほど慎重な性格なんです。それで、俺の転生先は何処になるんですか?いきなり死ぬデスゲームとか勘弁してくださいよ?」
そんなことは分かっています、とアイリーンは相槌をうつ。
「勿論、貴方の馴染みやすい場所ですよ。貴方が生涯やり込んだもの、愛してやまないファンタジーゲーム『アウェイクスピリットオンライン』…に限りなく近い世界です」
ここで初めて心の中でガッツポーズをする。
"アウェイクスピリットオンライン"…
それは生前、俺がやり込んでいたアクションアドベンチャーRPGと国内でそこそこ売れたゲームだ。
人間種や亜人種、異形種と実に100種類にもなる豊富な種族に、500を超える職業クラス、更に1000を超える魔法の数々を組み合わせる自由なアドベンチャーゲームであった。
後のDLCで自身のアバターの外装等を、別売りのクリエイトツールを使用することで変化させることが可能で、世界に一つしかない武器等も作れるようになった。それに近い仕様の世界に行くというのだ。興奮しない方がおかしい。
「なるほど……具体的に何処からがスタートなんっスか?」
「うーん、全てを申しますとネタバレになってしまいますので、詳細を省いてご説明します。先ずは森林地帯にあるマイホームからのスタートとなります。出来るだけ不自由な生活にしないよう全力でサポートしますが、その先に関しては自給自足の冒険が始まります」
「それで何をすれば良いんですか?ストーリーに沿ってラスボスを倒す使命とかになるんですか?」
「無い訳ではないのですが、貴方が異世界に行く事そのものが使命のような物ですから、異世界に行った時点でほぼ終わります。それに、これから始まるは貴方"だけ"の人生物語です。ですので、必ずしもゲームのようにルートがあるわけではなく絶対ではありません」
どんな状況になるのかは俺次第、下手をすればラスボスとかと仲良くなる可能性もあるという事か。それで世界崩壊とか、笑えない冗談だ。
「それに剣とか慣れない操作も、魂がコントローラーを握っているようにゲーム感覚で操作可能になります」
それを聞いて安心した。いきなり敵とか遭遇して、武器もまともに扱えずに死ぬのは御免だからな。
「そして最後に……異世界へ転生する際の"制約"を課させてもらいます」
「制約?」
最期の説明で、女神がこれ以上ない試験な眼差しで俺に向けてくる。
「まず一つ、ステータスに関しましては生前貴方が遊んでいたプレイデータを使用いたします。しかし、ご自覚の通り、向こうの世界では所謂チート扱いです。いきなり全開放いたしますと、周りの者に怪しまれてしまいます。ですので向こうの世界に慣れるまでは、半分の能力からのスタートとさせてもらいます」
ここは女神から気遣いを評価するところだろう。確かにチートレベルの能力を誰かに見られてしまったら、それこそ人間を超えた化け物で異端児とか思われない。ファンタジー世界ならば魔女裁判などにかけられるのがオチだ。
「そして2つめ…貴方を向こうの世界に蘇生させる際、とあるアイテムを使わせていただきました。ですがその代償…世界の理のルールに従って、そのアイテムが貴方様の心臓代わりとさせてもらいます」
「代償…まぁチート能力使うわけだしタダじゃないと分かってたが、その条件は?」
アイリーンが「こちらです」と何もない空間から、あるアイテムを取り出す。それに俺は驚いた。
「それって、"レインボーオーブ"…!!」
それは、『アウェイクスピリットオンライン』では入手ドロップ率が限りなく低い、レアアイテム"レインボーオーブ"だった。最上級の武器を作ったりスキルを覚えたりするのには必須のアイテムだが、その入手困難&ドロップ率の低さには一時期波紋を呼んだことがある。これが心臓代わりに?
「そうです。このアイテムがこれから貴方の第2の心臓になります…もしこれを失う、数値が0になってしまったら…」
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