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04 文献
しおりを挟むご飯をたくさん食べた私はほっこりした。
『イルダさん、お食事有難うございました』
「いい。食事は身体にとって大事」
『ふふ、有難うございました』
のほほんとしたお話をしていると、シルさんがお茶を出す。
「はいよ、お茶だよ」
『有難うございます』
日本茶だぁ。
うまうまです。
ほっこりしながらすすっているとシルさんが真剣な顔をした。
「続き話しても良い?とりあえず、もう一人の子に話した所まで」
『あ、はい。お願いします!』
「じゃあね、俺達の種族を話すね。龍人(しゅうじん)って言います」
『龍人??』
「そそ、まぁ、本当かは分からないけどね」
『ん?』
「俺達の知っている知識は文献なんだよ。異世界から女性と交わる理由も、俺らが龍人だって名前も全て文献」
シルさんは苦しそうな表情で話す。
『じゃあ、真実を探したらいいですね』
「え?」
『え?』
「っあはは!!やっぱりアリアちゃんは最高だね」
『えぇ!?』
「やっぱさ、俺の奥さんはアリアちゃんが良い」
シルさんが擦り寄ると頬にキスをした。
「シル!!潰します!!」
「シル、ソテー」
じゅんさんとイルダさんが大声をあげる。
『え、え、え??』
「明日頑張らないとね~。世話係としても、夫候補としても」
『…っ』
「ねぇ、アリアちゃん…」
シルさんが私の手を持って口づけをする。
そろを見たじゅんさんが蹴りを入れる。
「痛っ」
「そうでしょうね、痛いでしょうね。さぁもっと痛がりなさい。なんなら潰しましょうか?プレスします?」
「じゅん君怖いって」
「ったく、勝手に発情期しないで下さい。…アリアさんの言う事は最もです。だから、協力をして頂けますか?」
『…え?』
じゅんさんはまっすぐ私を見て言う。
「真実を知りたいのです。協力をしてくれませんか?俺は天才学者なんです」
『て、天才学者?』
「そうです。貴女達は子供の事にも疑問を持ちました。それは我々もです」
『は、はい』
「ならば、協力して下さい。この世界の解明に。俺達は何者なのか、呪いは何故あるのか…それを知りたいのです」
『…えっと、私何も出来ないですよ?』
「それでも、構わないです」
『…じゃあ、私も知りたいです。なんで、召喚されたのか』
「っ!!有難うございます」
じゅんさんは嬉しそうな表情で私を見る。
「いいわけ?そんな事簡単に請負って?」
『冬坂さん、心配してくれてますか?』
「…別に」
『冬坂さん有難うございます。私、実はミステリー小説好きなんです』
「は?」
『謎が有るとウズウズしちゃいます』
「…はぁー、あんた変態?」
『かもですね』
苦笑いをして言うと冬坂さんは横を向いて私に言った。
「倉本の事、協力してやっても良いわよ」
『本当ですか!?』
「だって、私も帰りたいし」
『はい、有難うございます!冬坂さん』
私は笑顔で冬坂さんと手を掴んだ。
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