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お団子屋の座敷に布団が一式引いてあり、そこには可憐が寝ていた。
寝息をたて気持ちよさそうに眠りについている。
そして温もりを探す様に横にいる人物に擦り寄る。暖かな肌の温もりに安心しきった可憐は深く、夢を見る暇もなく落ちている。
「……ふふ、愛らしいわね、可憐ちゃん」
零蘭は、添い寝をし可憐を抱き寄せて背中を撫でながら落ち着かせる。
安心しきっている可憐に零蘭は、喉を鳴らして、襟を緩めて右肩の噛み跡を指の腹でなぞる。
その時、零蘭の優しげな表情が変わる。
口角を上げて、クツクツ笑いながらしつこく…、ねちっこく…、噛み跡を撫であげる。
「……ん……」
寝ている可憐はくすぐったくて声を漏らす。
少し空いた唇見て指の腹で零蘭は優しくなぞっていく。
「ふふ…」
笑いながら下唇を見ると鬱血して切れた跡。
曼荼羅屋の一番だと言うのに可憐の事になると昔から理性が切れる朧。
女性の心を掴むのは得意なのに可憐には不器用で、重たい愛に彼女が逃げるほどだ。
「可哀想な、朧」
零蘭は全く可哀想に思っていない表情で下唇の傷を何度も何度も指の腹でなぞる。
今の零蘭は優しい男と言えない。
冷酷に、冷たい瞳で見ながらそれでも、欲を隠した視線を可憐に向ける。
「可憐ちゃんは……きぃっと、遊郭でも登り上がることできるのに。茶々婆は見誤ったのね?」
可憐の襟元を指に引っ掛けて、引っ張ると顔を寄せて、白く綺麗な肌に唇を寄せて口付けをする。
そして、強く、痕が残る様に吸う。
「ん……」
現実で何が起きているのか知らない可憐は口から僅かに声が漏れる。
その声を聞きながら零蘭は鬱血した肌を見てクツクツ笑う。
「ワタシだけ、何も無いんじゃ寂しいものね?……二十歳おめでとう可憐ちゃん」
紅い跡が残ったのを見て満足した零蘭は襟から指を離す。
「さぁ、二人はどう動くかしら?」
曼荼羅屋で人気の二人がこの痕を見たらどう思うか?見るだけで胸が躍る。
零蘭はクツクツ笑いながら可憐を優しく抱きしめた。
お団子屋の座敷に布団が一式引いてあり、そこには可憐が寝ていた。
寝息をたて気持ちよさそうに眠りについている。
そして温もりを探す様に横にいる人物に擦り寄る。暖かな肌の温もりに安心しきった可憐は深く、夢を見る暇もなく落ちている。
「……ふふ、愛らしいわね、可憐ちゃん」
零蘭は、添い寝をし可憐を抱き寄せて背中を撫でながら落ち着かせる。
安心しきっている可憐に零蘭は、喉を鳴らして、襟を緩めて右肩の噛み跡を指の腹でなぞる。
その時、零蘭の優しげな表情が変わる。
口角を上げて、クツクツ笑いながらしつこく…、ねちっこく…、噛み跡を撫であげる。
「……ん……」
寝ている可憐はくすぐったくて声を漏らす。
少し空いた唇見て指の腹で零蘭は優しくなぞっていく。
「ふふ…」
笑いながら下唇を見ると鬱血して切れた跡。
曼荼羅屋の一番だと言うのに可憐の事になると昔から理性が切れる朧。
女性の心を掴むのは得意なのに可憐には不器用で、重たい愛に彼女が逃げるほどだ。
「可哀想な、朧」
零蘭は全く可哀想に思っていない表情で下唇の傷を何度も何度も指の腹でなぞる。
今の零蘭は優しい男と言えない。
冷酷に、冷たい瞳で見ながらそれでも、欲を隠した視線を可憐に向ける。
「可憐ちゃんは……きぃっと、遊郭でも登り上がることできるのに。茶々婆は見誤ったのね?」
可憐の襟元を指に引っ掛けて、引っ張ると顔を寄せて、白く綺麗な肌に唇を寄せて口付けをする。
そして、強く、痕が残る様に吸う。
「ん……」
現実で何が起きているのか知らない可憐は口から僅かに声が漏れる。
その声を聞きながら零蘭は鬱血した肌を見てクツクツ笑う。
「ワタシだけ、何も無いんじゃ寂しいものね?……二十歳おめでとう可憐ちゃん」
紅い跡が残ったのを見て満足した零蘭は襟から指を離す。
「さぁ、二人はどう動くかしら?」
曼荼羅屋で人気の二人がこの痕を見たらどう思うか?見るだけで胸が躍る。
零蘭はクツクツ笑いながら可憐を優しく抱きしめた。
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