お前もダンジョンマイスターにならないか?

国見 紀行

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第4殿 迷宮の向こう側へ

第61洞 ささやかな風の吹く先に

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 クリストリスは立ち上がり、軽く一礼するとよく通る声で話し始めた。

「今日は、私の我儘を叶えるために集まっていただいて、ありがとうございます」

 ぺこり、とその場で頭を下げる。

「すでにお父様から簡単に聞かれてると思いますが、あらためて説明します。私は、今からおよそ二十年後くらいの未来からこの時代に来ました。あの悲惨な未来を止めるために」

 彼女は巻き戻るジェスチャーをして、現在ここに来たという仕草をして見せる。

「私がいた時代には、既に魔王と名乗る巨大迷宮の主が大陸のほとんどの迷宮を掌握していて、人々が築きあげた文明の多くは、ほぼ奪い取られてしまいました。それらは迷宮の資源に留まらず、自然環境にすら浸食していきました。青空は山の噴火によって舞い上がる灰で覆われ、川の水は澱んで腐り、植物はまともに育たなくなり、人々は住むところすら制限される事態に陥っているんです」

 だが、ここにいるほとんどの人たちには現実味のない話でもある。
 たった二十年そこらで今ある文明が奪われるなどと、誰が予想できようか。直接相対した俺ですら、そこまでの脅威を感じることは難しい。
 それでも彼女は時を越えて警告にきた。その事実は、動かしようのない『先の話』として考えないといけない。
 彼女の話す内容はまさに『明日のわが身』なのだから。

「今回はお父様たちのおかげで危機を脱しましたが、近い内に何らかの方法でこちらに介入しに来るはずです。それまでどうか、力を貸してください」
「えーと、クリストリスさん?」
「はい、なんでしょう!」

 学園長が手をあげて質問を始めた。

「君が見た魔王…… 名前はなんていうんですか」

 もっともな意見だ。
 しかし彼女は早速言葉を詰まらせる。

「それが…… 私が物心つくころには『魔王』としか呼ばれず、それ以外の名前を知ることはできませんでした」
「そうですか」

 俺たちが知りえた情報から察するに、一番可能性があるのは「ランビルド」だろうが、名前が分からない以上、こちらが打てる手は少ない。

「しかし今までの話を統合すれば、最も可能性が高いのはやはりランビルドしかおらぬだろう」

 ラスキーさんの言葉に上層部たちが頷く。俺もその意見に賛成だが、今ひとつ納得がいかない。

「でも、仮にランビルドが魔王になったんだとして、なんで今あいつは行動しないんだろう」
「ディグラッド君、何か思い当たることでも?」
「教授は知ってますよね、あいつのこと」

 相槌を入れた教授に、俺は質問を返す。

「もちろんだ。短い時間とは言え、奴の性格を把握するのは十分な期間一緒に過ごしたつもりだ」
「彼はかつて、魔王になるための力を欲しました。けどうまくいかなかった。これは何故だと思いますか?」

 ランビルドは『迷宮の主』たろうとした。それを願い、拒否された。……と思ってる。

「人の身には迷宮を統べる力はふさわしくない。ということではないのか」
「それも要因としてはあると思うんですが、『空の迷宮』最奥部を見て別の要因も必要じゃないかと思ったんです」

 俺はクリストリスに視線を移す。

「お父様は未来人ですか? 私が言いたいことの半分くらい言っちゃいました」
「なんとなく、だよ。心当たりもあるしね」
「――あの部屋で、ディグちゃんが魔王になりかけたこと?」

 マイナさんの発言に、その場の空気が凍りついた。

「……その話、わたくしも興味ありますわ」
「つまり先日の一件が、そもそも魔王誕生に一役買っていたという話かねディグラッド君?」
「ち、違いますよ! あの場にいたから何となく! そうかなって思っただけで!」

 ケミーさんと教授の目が変わった。それぞれ怒りと興味で違う色だが。

「まあまあ、いいじゃないか。クリストリスさんの話をかいつまめば、歴史は変わりつつあるということなんだね?」

 ビーダム学園長が話の軌道修正をしつつクリストリスに話を振る。

「……はい。詳しく皆さんに伝えることはバターファックエレファントになるらしく、タイミングが過ぎたことしか言えません」
「バタフライエフェクトちゃうんか」

 俺の娘、おっちょこちょいだな。

「そ、それです! 私がこの時代に来た事によって、既に色々ズレて来てるみたいです!」
「なるほど、そういうこと。だからこの時代に無理やり来るときもディーくんの娘っていう立場そのものごと、歴史を変えずにやってきた、ってことかしら?」
「はい! 流石はお祖母様!」

 まあ、神殿でのやり取りを見てると確かに俺を狙い撃ちした感じはある。

「ってことは、やっぱりあの瞬間に俺は魔王になる感じだったんだな」

 全員がクリストリスを見る。

「歴史のターニングポイントを変えることなく、俺が魔王になる瞬間だけを変えるために、あえて早く『空の迷宮』へ足を運ばせて事態を収束させるつもりだった……」

 彼女の顔がどんどん青くなる。
 無理もない。先ほどまでクリストリスが守ろうとしているバタフライエフェクトをぶっ壊してるんだからな。

「ディグ! なんでそんなこと言うのよ!」
「いや、むしろディグラッド君の言わんとすることは分かる」

 教授がベルを制止しつつクリストリスにウインクする。

「クリストリス君が失望の未来を回避するためには、歴史の流れを変えてはいけない。改変ポイントが見えなくなる恐れがあるからだ。だからなるべく小さな変化も起こさせない、かつ早く『空の迷宮』へディグラッド君を向かわせる必要があった」

 クリストリスは大きく頷く。

「そして、その瞬間以外にもディグラッド君が魔王になる瞬間がある、ということなんだろう。それを危惧して多くを語れない、と吾氏わしは読み取った」
「すごい、です……」
「ではこれから我らは何をすればいいのかな?」

 リブラード議長はなるべく優しい声でクリストリスに提案する。

「はい…… 『空の迷宮』では、あの場にいた迷宮の核たちには、お父様を魔王にする決定権みたいなのがあったんです」
「迷宮の核? 玉座を除いて、あの部屋にそんなものあったかしら?」
「師匠―― あの部屋の壁一面に生えていたクリスタル…… あれ、それぞれ吸収された迷宮の核、だったんです」
「何ですって? それじゃあ、あの時ランビルドがとった態度はそれを知っていた可能性が?」

 彼が事前にどこまで知っていたかはもう分からないが、あの玉座を利用するつもりだったことは間違いないだろう。

「ですが、迷宮そのものが崩れたことによって迷宮の核は散り散りとなり、再び魔王となる人間を選ぶ時間的余裕を作ることに成功しました」
「民主主義のまつりごとのようでござるな」

 確かに。変にそこは人間くさい。
 だけど、自分たちが仕えるべき王を選定するとなると、理にかなった方式であると思う。人間と違い、体全てを委ねるわけだからな。

「迷宮たちは迷っています。魔王を決めてこの生活を変えるべきか、今までのように人々と共生するのか。それをなるべく多くの迷宮に働きかけ、また魔王となる人間を選ぶでしょう」
「……魔王の存在がどう生まれるかのメカニズムが今ひとつピンとこなかったのは、そういうことか」

 教授は相変わらずブツブツ口を挟むが、その内容は俺も気になるところだ。

「ちなみに魔王がそのタイミングで生まれるなら、本来我らの時代に生まれるべき勇者はまだ生まれていないのか?」
「えっ」
「へっ!?」
「ん?」
「――あ」
「お!?」
「ぬ!」

 ビーダム学園長が口にした疑問は、女性陣の視線を俺に向けさせる。

「タイミングで言うなら、もう私がお母様のお腹に宿っていてもおかしくはないですが…… 勇者の力も、性行為で受け渡されると言われてましたし」
「えっ!? それは聞いてない!」

 そこで女性陣がそれぞれお腹をさする。五人ともだ。やめて。他の人の視線が痛い。全部俺が悪いんだけど。

「……おいらの息子、とんだ女たらしじゃねーか」
「ディーくん? ベルちゃんやマイナちゃんはまだ分かるわ。けど、旧友のラスキーがどうしてお腹を擦ってるのかしら?」
「それに加えて残りの女性たちも覚えがあるってことは、この数日で?」
「いやいや、むしろまだ俺の中に勇者の力があるかも知れないじゃん! それがあるから魔王にならなかった可能性があるじゃん!」

 苦し紛れの言い分だが、これを崩すのは難しいんじゃないか?

「えっと、むしろ私がお腹に宿ってたなら力は受け渡されてるはずなので…… 微妙なところです!」
「つまりディーくんには思い当たることがあるわけね」
「違うんです、おばさま! 試練の間で仕方なく!」

 そうじゃないんだベル。少なくともラスキーさんはそうだとしても、イレーナさんたちがお腹を擦る理由にならないんだ……

「勇者はそうかも知れないわ。けど、それと関係なく行為をした覚えがある、という点において、ディーくんはきちんと説明をするべきじゃあないかしら」

 あっ、確かに……
 根本的に皆と関係を持ったという事実から…… 説明を回避できないっ!

「よいではないか、リフィール。少なくとも妾は自ら望んで抱かれた。多少の強制はあったかも知れぬがな」
「むしろその事実が怖いわ、ラスキー…… 貴女、年下が好みだったわけ?」
「まーまーまー! 話が脱線しかかっている」

 リブラード議長がいったん話を切ってくれた。……今日は早く寝よう。

「こちらで脱線する話題を振ってしまったな。議長済まない。彼の活躍は学園内でも噂になるほど知れ渡っているし、学園長としても世話になったことがあるしな。彼の呼びかけがあれば認識を改めてくれる生徒は少なくないだろう」
「うむ。ギルドとしても、今後迷宮たちとよりよい関係をしていけるように、各パーティやマイスターたちに働きかけたほうがいいな」

 その後もクリストリスが明かせる未来の話と、これからの展望について話し合った。
 いったん、俺の女性関係のひどさは横に置いて。



   ◇



「ごめんね、ディグ。ちゃんと助けてあげられなくて」
「いいよ。甘えてた事実もあるし、俺だって一人に絞れない優柔不断なところが悪いんだから」
「ディグ殿は悪くないでござる。某らが一方的にディグ殿を慕っておるだけでござるゆえ」
「せやで。ゆうて、それも全部受け入れてまうディーやんも人が良すぎるわ」
「んっ、それも、わかる、なっ! それに、男なら、こんな環境も、悪く、なかろう!?」
「俺は…… っ、構わないですよ。許されるなら、このままでも」

 全身の力が抜ける。
 みんなが帰った後、節操なく彼女らと関係を続けることに罪悪感を感じながらも、またこうして一緒に居ることが幸せでたまらない。

「ディグちゃん、三人目なのに―― すごいね」
「こんなディグ、クリスちゃんに見せられないわ」

 ベルの思い付きに、つい苦笑いを返す。
 俺としては一度見られているから特に感情はない。……こともないか。
 あの時はクリストリスも幼い姿だったし。

「もしもクリストリス殿に迫られたら、ディグ殿はどうするつもりでござる?」
「いやいや待ってよミサオさん。向こうが嫌がるでしょう。だって、一応父親ですよ?」
「――厳密に言うなら、あの身体なら血縁者ではない、から、大丈夫っ」

 待ってマイナさん。そうやって俺の倫理観をひっぺがすのはやめて。

「ディグラッドは、誰にクリストリスを産んでほしい?」
「え? だってクリストリスはもう」
クリスちゃんはまだ生まれてないでしょ? なら、勇者の力を込で考えると誰かが彼女を産まなきゃ」
「そ、それはそうだけど」

 優柔不断というか、俺は正直誰がクリストリスを産んでも構わないと思ってる。

「俺は、誰が産んでくれても嬉しいし、なんならみんなに産んでほしい」
「玉虫色の解答でござるな」
「ぐっ!」
「ディグちゃんらしい―― けど、私たちだってディグちゃんの子供は欲しいよ」
「まあ、わっちの子でないのは間違いないやろな。ミナナギやなかったし」
「でもあの髪の色は、私たちでもないのよね」

 そうだ。神殿で見たクリストリスの髪も、いま俺たちと同じくらいまで成長した彼女も同じくエメラルドグリーンの髪色をしている。俺たちとも、ミナナギとも違う。

「んー、なら産んでみんとわからんってことやな。ディーやん、いっちょ仕込んでみよか」
「待って、もう一周シたんだからちょっと休みません?」
「えー、まだ一回しかシてないじゃん」
「俺はもう五回頑張ってるの!」
「チャンスは平等にあるべきだと思うのだが、そうは思わんか? ディグラッド」

 求められれば答えずにはいられないのが、まさかこんな形で裏目に出るとは……

「――よし、回復魔法をかけたからまだ大丈夫」
「うぐぐ、こうなったら全員覚悟しろよ!」
「キャー、旦那様がご乱心よー」

 この先の事はいったん後で考えよう。
 目の前にいる大切な人たちが悲しまないためにも。
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