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髑髏の顔
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ある日、母方の祖父母の家に遊びに行った
その日も特別なことは特になく
普通に楽しい一日だった。
夕方になり、そろそろ帰る時間になった頃――
突然、姉が「帰りたくない」と言って
号泣し始めた。
普段から帰り渋り…メソメソ泣くことはあった。
ただその日はわがままという感じではなく
取り乱したような泣き方だった。
あまりの号泣ぶりに
「手が付けられない…」と親が折れ
その日は私たち姉妹だけ
祖父母の家に泊まることになった。
姉は「ばあちゃんと寝たい」と言い
私は祖父と同じ部屋で寝ることになった。
夜は特に何事もなくそのまま眠りにつき
違和感で目が覚めたのは、朝方だった。
――カタカタ、カタカタ。
どこからともなく
小さな音が鳴り続けている。
カタカタ。
カタカタカタカタ。
最初は
〘風で家のどこかが揺れているのかな〙
そのくらいにしか思わなかった。
隣で祖父が寝ていたためか
怖いとは思わない。
ただ、音は止まらず…
ふと、足元の左上にある棚が気になり
なんとなく、そこへ目を向けた。
その瞬間――
私は目を離せなくなった
棚のあたりから
こちらを見ている“顔”があったのだ
髑髏のような
鬼のような顔
目だけが異様に大きい。
暗かったせいもあるが
黒っぽく、でもどこか灰色がかって見えた。
それはただ
ジッ…とこちらを見ていた。
カタカタカタカタ――
音は相変わらず鳴り続けている。
怖いというよりただ不思議で
私はしばらく、その顔を見続けていた。
そのうち、隣で祖父が起きた
私は反射的に起き上がった。
祖父は私を見て静かに言った
「もう少し寝てなさい」
でも私はとっさに
「お腹すいた」
そう言って、無理やり祖父と一緒に起きた。
朝になり、皆が起きてきたあと
私は恐る恐る
もう一度あの棚を見に行った。
でも――
あの音はもう鳴っておらず
あの髑髏のような顔も、どこにもなかった。
あとでこの話を家族の前でしたとき
母と祖母が小さな声で何かを話していたが
内容は聞き取れなかった。
あの顔は、いったいなんだったのか…
その答えはこの後見る夢の中にあった
その日も特別なことは特になく
普通に楽しい一日だった。
夕方になり、そろそろ帰る時間になった頃――
突然、姉が「帰りたくない」と言って
号泣し始めた。
普段から帰り渋り…メソメソ泣くことはあった。
ただその日はわがままという感じではなく
取り乱したような泣き方だった。
あまりの号泣ぶりに
「手が付けられない…」と親が折れ
その日は私たち姉妹だけ
祖父母の家に泊まることになった。
姉は「ばあちゃんと寝たい」と言い
私は祖父と同じ部屋で寝ることになった。
夜は特に何事もなくそのまま眠りにつき
違和感で目が覚めたのは、朝方だった。
――カタカタ、カタカタ。
どこからともなく
小さな音が鳴り続けている。
カタカタ。
カタカタカタカタ。
最初は
〘風で家のどこかが揺れているのかな〙
そのくらいにしか思わなかった。
隣で祖父が寝ていたためか
怖いとは思わない。
ただ、音は止まらず…
ふと、足元の左上にある棚が気になり
なんとなく、そこへ目を向けた。
その瞬間――
私は目を離せなくなった
棚のあたりから
こちらを見ている“顔”があったのだ
髑髏のような
鬼のような顔
目だけが異様に大きい。
暗かったせいもあるが
黒っぽく、でもどこか灰色がかって見えた。
それはただ
ジッ…とこちらを見ていた。
カタカタカタカタ――
音は相変わらず鳴り続けている。
怖いというよりただ不思議で
私はしばらく、その顔を見続けていた。
そのうち、隣で祖父が起きた
私は反射的に起き上がった。
祖父は私を見て静かに言った
「もう少し寝てなさい」
でも私はとっさに
「お腹すいた」
そう言って、無理やり祖父と一緒に起きた。
朝になり、皆が起きてきたあと
私は恐る恐る
もう一度あの棚を見に行った。
でも――
あの音はもう鳴っておらず
あの髑髏のような顔も、どこにもなかった。
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