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第1話 悪役レッドに転生する
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俺、桐生英介は、前世で大ヒットした異世界ファンタジー超大作、『英雄物語』の悪役レッドに転生した。
「レッドくん……大好きです! 私と付き合ってくださいっ!」
そんな悪役に愛の告白をしてくる絶世の美女は、なんとこの物語のメインヒロイン。
本来であれば、主人公のアーサー君と結ばれるはずのキャラだ。
***
前世での俺は、いい意味でも悪い意味でも、普通に生きていた。
真っ当に生きてきたつもりだし、転生したこの世界でも、できるだけ悪いことはせずに生きていきたいと思っている。
死んだのはちょうど24歳の時だった。
トラックに轢かれた、という異世界転生のテンプレ通りではない。
生活習慣が悪すぎて死んだわけでもなければ、俺に妬みを持つ奴に殺されたわけでもない。
ただの病気。
にしては呆気なさすぎたけど、まあ、これも人生なんだろう。
特にこれといった努力もせず、人並みに成長して、親が行けというから大学にいって……そんな生活を送っていた身だ。もしゼロから人生をやり直せるのなら、何か大きな目標を持って、努力をして生きてみたい。
そう思いながら俺は息を引き取った。
で、気づけばこの世界に新しい命として存在していた。
赤ちゃんとして母親のお腹から産まれた時は焦ったけど、その時は混乱しすぎて泣くのを忘れていたほどだ。
そして思った。
神様は俺に、二度目のチャンスを与えてくれたに違いない、と。
でも、そう思ったのと同時に、気づいた。
ここ、なんか違くね?
病院じゃなくね? 美人な看護師さんいなくね? 日本語喋ってない? それとも俺が赤ちゃんになったせいで、日本語を理解できなくなっただけ?
産まれたばかりの俺を抱きかかえたのは、多分俺の父親だろう。
横をがっつり刈り上げた紅色の短髪に、黄金色の瞳。年齢はだいたい20代後半くらいだろうか。死んだ時の俺とさほど変わらない。
なんかどう見ても、日本人じゃないよなぁ。
「◯□△」
よくわかんないけど父親がなんか言った。
俺の予想:ずいぶんと不細工な赤ちゃんだなぁ。
違いますように。
それに返事をするように俺を産んだ母親がなんか言ったけど、やっぱりなんて言ってるのかさっぱりだった。
周囲を見渡し、観察する。
石造りの部屋だ。なんかその──例の中世ヨーロッパ風。
そう言っておけば通じるので、そう説明しておこう。
父親が着ている服も、なんか古風なものだ。
なんだったか。チュニック、とかそんな感じの名前だったような。
SF映画に出てくる、ジェ〇イの騎士を連想させるような格好だ。
父親をじっと見つめていると、あまりに大人しい俺の様子にギョッとしたのか、ぐっと上に持ち上げ、俺を反対側──母親の方に向けた。
──っ!
なんてこった。
俺の母親は美人だった! それも、今までに見た女性の中でダントツのトップ。
親だからなのか、変に発情したりすることはなかったわけだけど、初めて見る絶世の美女に心奪われ、見惚れてしまった。
俺はこれからこんなマミーとイチャイチャできるのか。
楽しみだ。
早くマミーのところへ行かせろ、親父!
***
最初はわからなかった言葉も、赤ん坊パワーで難なく覚えることができた。
5歳となった今では、日本語と同じくらいに流暢に話すことができる。
とはいえ、あまりに上手すぎるので、5歳児相応の感じで話すことで、変に怪しまれないようにした。
そして、早すぎる発見をしたことを報告する!
ここはなんと、俺が大好きだった大ヒットアニメ映画の『英雄物語』の世界。
中世ヨーロッパ風の異世界で繰り広げられる英雄アーサーの冒険を描いた物語で、三部作を合わせると9時間近くになる長編だ。
どうしてここが単なる異世界ではなく、その映画の中の世界なのかがわかったのか。
それは単純。
俺がこの映画の大ファンだから。
外に連れ出してもらった時の街並みから、物語の中で重要な役割を持つ酒場から、全体の雰囲気から……もうありとあらゆるものから、『英雄物語』の素晴らしい世界観を全身で感じる。
とはいえ、そうなるとひとつ、大きな問題が発生する。
「レッド、今日はママと街に買い物行くわよ~」
──俺が、レッド・モルドロスであるということ。
レッドはこの物語の悪役だ。
ちなみにメインの悪役じゃない。
別に悪役がよかったわけじゃないけど、せめてこんな中途半端な悪じゃなくて、メイン悪役の魔王サウロヌスとかの方にして欲しかった。結局この世界でも、俺って中途半端で平凡な人間なのかなぁ。
ていうか、エルフでもよかったのに……。
レッドは──というか俺は、物語の中では主人公アーサー君と敵対し、ことごとくウザ絡みしてくる生意気パーティーの首領。
それはもうウザいから、キャラクター人気投票では魔王サウロヌスを抜いてワースト1位だった……トホホ……。
なんかこう、たまに主人公サイドを助けたりする、憎めない悪役って立ち位置であって欲しかった。
ちなみに、この日は大好きな美人マミーと仲良く買い物しました。
***
時は流れ10歳になった。
俺、レッドはそれなりにハンサムな赤髪に黄金の瞳を持つ美少年に成長している。
人気はないものの、イケメンランキングでは主人公サイドのエルフであるラメセスに次いでの2位。
自惚れたくはない。
とはいえやっぱり格好いいのは嬉しいっす。
「母さん、それは何?」
母さんは家に届いた手紙を何度も何度も見返していた。
少し悲しそうに、少し誇らしそうに。
俺を見て、口を開く。
「ダスケンデール学院からの手紙みたい。レッドにはずっとこの家にいて欲しいけれど……息子の成長を促すことも親の仕事よね」
「学院に入れるの?」
「きっといい成長の機会になると思うわ」
物語上で最も重要な街であるダスケンデール。
多くの種族、冒険者が集う、多種多様な街だ。
ダスケンデール学院は、これまで数多くの勇者を排出した名門校である。
勿論、主人公のアーサー君もここに通い、メインヒロインのシャロットに出会う。最初こそ反発し合うふたりだけど、卒業後いろいろあって同じ勇者パーティーに入り、徐々に恋に落ちていく、というラブコメの定番ストーリー。
誰がどう見ても、シャロットは美人だ。
それでいて時折見せる笑顔には愛嬌もあり、人気ナンバー1のヒロインでもある。彼女から愛を告白されれば、ほとんどの男子は鼻の下を伸ばしてオッケーするだろう。
まあ、俺は彼女のことを可愛いとは思っていたものの、そんなに好きでもなかった。旅の途中で出会う、物語ではモブに近い立ち位置の女性、セルシに心を奪われているからだ。
この時点で、俺がシャロットにガチ恋されてしまうなんて、誰が予想できただろうか?!
《次回2話 主人公と学院に入学する》
こんにちは、エース皇命です。
ここからメインヒロインとのわちゃわちゃなラブコメが始まります!
お気に入り登録、エール、感想など、よろしくお願いします!
「レッドくん……大好きです! 私と付き合ってくださいっ!」
そんな悪役に愛の告白をしてくる絶世の美女は、なんとこの物語のメインヒロイン。
本来であれば、主人公のアーサー君と結ばれるはずのキャラだ。
***
前世での俺は、いい意味でも悪い意味でも、普通に生きていた。
真っ当に生きてきたつもりだし、転生したこの世界でも、できるだけ悪いことはせずに生きていきたいと思っている。
死んだのはちょうど24歳の時だった。
トラックに轢かれた、という異世界転生のテンプレ通りではない。
生活習慣が悪すぎて死んだわけでもなければ、俺に妬みを持つ奴に殺されたわけでもない。
ただの病気。
にしては呆気なさすぎたけど、まあ、これも人生なんだろう。
特にこれといった努力もせず、人並みに成長して、親が行けというから大学にいって……そんな生活を送っていた身だ。もしゼロから人生をやり直せるのなら、何か大きな目標を持って、努力をして生きてみたい。
そう思いながら俺は息を引き取った。
で、気づけばこの世界に新しい命として存在していた。
赤ちゃんとして母親のお腹から産まれた時は焦ったけど、その時は混乱しすぎて泣くのを忘れていたほどだ。
そして思った。
神様は俺に、二度目のチャンスを与えてくれたに違いない、と。
でも、そう思ったのと同時に、気づいた。
ここ、なんか違くね?
病院じゃなくね? 美人な看護師さんいなくね? 日本語喋ってない? それとも俺が赤ちゃんになったせいで、日本語を理解できなくなっただけ?
産まれたばかりの俺を抱きかかえたのは、多分俺の父親だろう。
横をがっつり刈り上げた紅色の短髪に、黄金色の瞳。年齢はだいたい20代後半くらいだろうか。死んだ時の俺とさほど変わらない。
なんかどう見ても、日本人じゃないよなぁ。
「◯□△」
よくわかんないけど父親がなんか言った。
俺の予想:ずいぶんと不細工な赤ちゃんだなぁ。
違いますように。
それに返事をするように俺を産んだ母親がなんか言ったけど、やっぱりなんて言ってるのかさっぱりだった。
周囲を見渡し、観察する。
石造りの部屋だ。なんかその──例の中世ヨーロッパ風。
そう言っておけば通じるので、そう説明しておこう。
父親が着ている服も、なんか古風なものだ。
なんだったか。チュニック、とかそんな感じの名前だったような。
SF映画に出てくる、ジェ〇イの騎士を連想させるような格好だ。
父親をじっと見つめていると、あまりに大人しい俺の様子にギョッとしたのか、ぐっと上に持ち上げ、俺を反対側──母親の方に向けた。
──っ!
なんてこった。
俺の母親は美人だった! それも、今までに見た女性の中でダントツのトップ。
親だからなのか、変に発情したりすることはなかったわけだけど、初めて見る絶世の美女に心奪われ、見惚れてしまった。
俺はこれからこんなマミーとイチャイチャできるのか。
楽しみだ。
早くマミーのところへ行かせろ、親父!
***
最初はわからなかった言葉も、赤ん坊パワーで難なく覚えることができた。
5歳となった今では、日本語と同じくらいに流暢に話すことができる。
とはいえ、あまりに上手すぎるので、5歳児相応の感じで話すことで、変に怪しまれないようにした。
そして、早すぎる発見をしたことを報告する!
ここはなんと、俺が大好きだった大ヒットアニメ映画の『英雄物語』の世界。
中世ヨーロッパ風の異世界で繰り広げられる英雄アーサーの冒険を描いた物語で、三部作を合わせると9時間近くになる長編だ。
どうしてここが単なる異世界ではなく、その映画の中の世界なのかがわかったのか。
それは単純。
俺がこの映画の大ファンだから。
外に連れ出してもらった時の街並みから、物語の中で重要な役割を持つ酒場から、全体の雰囲気から……もうありとあらゆるものから、『英雄物語』の素晴らしい世界観を全身で感じる。
とはいえ、そうなるとひとつ、大きな問題が発生する。
「レッド、今日はママと街に買い物行くわよ~」
──俺が、レッド・モルドロスであるということ。
レッドはこの物語の悪役だ。
ちなみにメインの悪役じゃない。
別に悪役がよかったわけじゃないけど、せめてこんな中途半端な悪じゃなくて、メイン悪役の魔王サウロヌスとかの方にして欲しかった。結局この世界でも、俺って中途半端で平凡な人間なのかなぁ。
ていうか、エルフでもよかったのに……。
レッドは──というか俺は、物語の中では主人公アーサー君と敵対し、ことごとくウザ絡みしてくる生意気パーティーの首領。
それはもうウザいから、キャラクター人気投票では魔王サウロヌスを抜いてワースト1位だった……トホホ……。
なんかこう、たまに主人公サイドを助けたりする、憎めない悪役って立ち位置であって欲しかった。
ちなみに、この日は大好きな美人マミーと仲良く買い物しました。
***
時は流れ10歳になった。
俺、レッドはそれなりにハンサムな赤髪に黄金の瞳を持つ美少年に成長している。
人気はないものの、イケメンランキングでは主人公サイドのエルフであるラメセスに次いでの2位。
自惚れたくはない。
とはいえやっぱり格好いいのは嬉しいっす。
「母さん、それは何?」
母さんは家に届いた手紙を何度も何度も見返していた。
少し悲しそうに、少し誇らしそうに。
俺を見て、口を開く。
「ダスケンデール学院からの手紙みたい。レッドにはずっとこの家にいて欲しいけれど……息子の成長を促すことも親の仕事よね」
「学院に入れるの?」
「きっといい成長の機会になると思うわ」
物語上で最も重要な街であるダスケンデール。
多くの種族、冒険者が集う、多種多様な街だ。
ダスケンデール学院は、これまで数多くの勇者を排出した名門校である。
勿論、主人公のアーサー君もここに通い、メインヒロインのシャロットに出会う。最初こそ反発し合うふたりだけど、卒業後いろいろあって同じ勇者パーティーに入り、徐々に恋に落ちていく、というラブコメの定番ストーリー。
誰がどう見ても、シャロットは美人だ。
それでいて時折見せる笑顔には愛嬌もあり、人気ナンバー1のヒロインでもある。彼女から愛を告白されれば、ほとんどの男子は鼻の下を伸ばしてオッケーするだろう。
まあ、俺は彼女のことを可愛いとは思っていたものの、そんなに好きでもなかった。旅の途中で出会う、物語ではモブに近い立ち位置の女性、セルシに心を奪われているからだ。
この時点で、俺がシャロットにガチ恋されてしまうなんて、誰が予想できただろうか?!
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