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第30話 先生に、バレてる!?
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第3訓練室にふたりだけ。
そこは1秒の気の緩みも許さない、張り詰めた空間だった。
好きという感情を伝えてくれたリリーに対し、自分が転生者であるという真実を伝える俺。
「てんせーしゃ?」
最初は俺の言っていることの意味がわかっていないようだった。
そもそも、この世界に転生なんて概念はない。少なくとも、この王国では死者は転生することなく、安らかに冥界の楽園で暮らすことになっている。
「つまり俺は、別の世界から来た。そこで死んで、この世界に──また最初からやり直すために」
頭のおかしなやつだろう。
引いてしまったかもしれない。
そう、君の好きな人はイカれたやつさ。
「この世界に転生する前、女神から今のスキルを授けられた。俺のスキルは炎じゃない。『適応』──炎が使えるのは炎のスキルに適応したからなんだ」
俺はそのことを証明するために、右手に炎、左手に氷を出した。
どちらも精度は同じ。
純粋に魔術では習得できない。
スキルとして持っている者でしか操ることができないレベルのものだ。
これを見て、リリーはどう思うか。
俺は真実を伝えたまで。怪物だと思われてもしかたない。拒絶されても、引かれてもしかたない。
「ジャックくん……やっぱりすごいもん、いつだって」
リリーはまったく動じていなかった。
理解が追いつけていない様子でもない。俺のことを頭のおかしな変人だと思っているようでもない。
「驚いてない? 俺が転生者だって、信じてくれるのか?」
「うん、リリー、いつもジャックくんの言うこと、信じてるもん」
「もっと何か証明できるものがあれば──」
「ううん、大丈夫」
リリーが首を横に振った。
「それより、この秘密を知ってる人って他にいるの?」
鋭い。
しばらくは理解できずに黙っているかと思っていたが、想像よりもはるかに頭がよかった。ていうか、そもそもリリーはそれなりに座学でも結果を出してるからな。
「ゲイルとリリーだけ。女神には、3人まで、自分で打ち明けられるって言われた」
ここで、リリーの顔がぱっと明るくなった。
「じゃあ、リリーは、親友のゲイルくんと同じレベル!? そんな大事な秘密をリリーに教えてくれたの?」
「うん」
「うわぁ」
「リリーは大切な友達だから」
「むぅ」
俺の言葉に、リリーがむっとした。
俺、何かまずいことでも言ったか?
「告白の返事はまた今度。でも、リリー、待ってるから」
また頬を赤らめてそう言うと、今度はさらに驚くべきことをした。
俺の頬にキス。
ほんの一瞬だったのに、気が抜けて倒れてしまいそうだ。
本人も恥ずかしかったのか、下を向いて目を合わせないまま、部屋を去っていった。
俺の目には、リリーが今までの100倍も魅力的に見えていた。
***
第3訓練室から出て、ぼんやりしながら廊下を歩いていた。
たいまつに炎が灯され、これもまたぼんやりした明かりだ。今日は曇天なので、日光に頼れない。
そのときだった。
「ジャック・ストロング、直ちに吾輩の部屋へ来るように」
担任のイーグルアイ先生。
俺の尊敬している先生のひとりだ。
そのスキル『分析眼』で、どんなものの分析もスマートに行う。対象を確実に分析した上で、それに対抗する策を練るわけだ。
なんの話だかわかる気がした。
ゴクリと唾を飲み込み、ゆっくりと頷く。
「はい」
***
イーグルアイ先生の部屋は地下にある。
職員室のちょうど下だ。
イーグルアイ先生に限らず、職員はほとんどが地下の部屋で生活している。
「入れ」
「失礼します」
部屋は暗い。
シンプルな内装で、整理整頓されていた。
「タイフーン先生!」
そしてそこには、まさかのタイフーン先生。
このふたりが下の名前で呼び合う仲だというのはわかっていたので、不思議ではなかった。だが、なんでこのふたりが合うのか──。
いや、俺とゲイルみたいなものか。
似ていることも多いような気がする。
「ここだと盗み聞きされないだろうと思ってね。ちゃんと職員の部屋には盗聴防止呪文がかけられているんだ。ボクもブレインも、キミと話す必要がある」
「自由に腰かけてくれて構わない」
もう昼休みは終わっていた。
ちょうど次の授業に行こうとしていたところだったのに……まあ、筋肉学の授業はサボっても問題ないか。
「まずはボクから聞かせてほしい。正直に答えてくれ」
タイフーン先生のまっすぐな緑色の瞳。
「ジャックくん、キミは転生者なのかい?」
……。
転生者。
普通の人がこの言葉を知っているはずがない。
この世界では概念すらない転生。どうして先生は知ってるんだ?
俺とリリーの話を盗み聞きしていたことも考えられる。
だとしたら──告白のところまで聞いていた?
恥ずかし過ぎるだろ、それは。
だが、ここは誤魔化しても結局無駄だとわかっていた。この学園屈指の実力者であるふたりの先生に見つめられては、嘘をつくことなんてできない。
「はい」
素直に頷いた。
すると、ふたりの先生の顔が緩み、ほっとしたようにため息をついた。
「吾輩の分析に間違いはないと言ったはずだ、ウィンド」
「確かに、その通りっすね。ボクもテストのときからそうじゃないかって、思ってたんだけど」
「どういうことですか? なんで先生たちが転生者のことを──」
「他の転生者を知ってるからさ」
タイフーン先生が答える。
表情も声も暗かった。
「というか、知ってた。その転生者もこの学園で力をつけていたけど、そのスキルの力の強大さに敗れ、自分の力で自分を崩壊させていった……ほんの3年前のことさ……」
「吾輩の分析によれば、彼も貴様と同じ世界から来ていた」
俺以外の転生者。
その転生者は、自分のスキルに敗れた?
「ボクたちはジャックくんの力になりたい。そして、転生者の──キミの使命について話し合わないといけない」
そこは1秒の気の緩みも許さない、張り詰めた空間だった。
好きという感情を伝えてくれたリリーに対し、自分が転生者であるという真実を伝える俺。
「てんせーしゃ?」
最初は俺の言っていることの意味がわかっていないようだった。
そもそも、この世界に転生なんて概念はない。少なくとも、この王国では死者は転生することなく、安らかに冥界の楽園で暮らすことになっている。
「つまり俺は、別の世界から来た。そこで死んで、この世界に──また最初からやり直すために」
頭のおかしなやつだろう。
引いてしまったかもしれない。
そう、君の好きな人はイカれたやつさ。
「この世界に転生する前、女神から今のスキルを授けられた。俺のスキルは炎じゃない。『適応』──炎が使えるのは炎のスキルに適応したからなんだ」
俺はそのことを証明するために、右手に炎、左手に氷を出した。
どちらも精度は同じ。
純粋に魔術では習得できない。
スキルとして持っている者でしか操ることができないレベルのものだ。
これを見て、リリーはどう思うか。
俺は真実を伝えたまで。怪物だと思われてもしかたない。拒絶されても、引かれてもしかたない。
「ジャックくん……やっぱりすごいもん、いつだって」
リリーはまったく動じていなかった。
理解が追いつけていない様子でもない。俺のことを頭のおかしな変人だと思っているようでもない。
「驚いてない? 俺が転生者だって、信じてくれるのか?」
「うん、リリー、いつもジャックくんの言うこと、信じてるもん」
「もっと何か証明できるものがあれば──」
「ううん、大丈夫」
リリーが首を横に振った。
「それより、この秘密を知ってる人って他にいるの?」
鋭い。
しばらくは理解できずに黙っているかと思っていたが、想像よりもはるかに頭がよかった。ていうか、そもそもリリーはそれなりに座学でも結果を出してるからな。
「ゲイルとリリーだけ。女神には、3人まで、自分で打ち明けられるって言われた」
ここで、リリーの顔がぱっと明るくなった。
「じゃあ、リリーは、親友のゲイルくんと同じレベル!? そんな大事な秘密をリリーに教えてくれたの?」
「うん」
「うわぁ」
「リリーは大切な友達だから」
「むぅ」
俺の言葉に、リリーがむっとした。
俺、何かまずいことでも言ったか?
「告白の返事はまた今度。でも、リリー、待ってるから」
また頬を赤らめてそう言うと、今度はさらに驚くべきことをした。
俺の頬にキス。
ほんの一瞬だったのに、気が抜けて倒れてしまいそうだ。
本人も恥ずかしかったのか、下を向いて目を合わせないまま、部屋を去っていった。
俺の目には、リリーが今までの100倍も魅力的に見えていた。
***
第3訓練室から出て、ぼんやりしながら廊下を歩いていた。
たいまつに炎が灯され、これもまたぼんやりした明かりだ。今日は曇天なので、日光に頼れない。
そのときだった。
「ジャック・ストロング、直ちに吾輩の部屋へ来るように」
担任のイーグルアイ先生。
俺の尊敬している先生のひとりだ。
そのスキル『分析眼』で、どんなものの分析もスマートに行う。対象を確実に分析した上で、それに対抗する策を練るわけだ。
なんの話だかわかる気がした。
ゴクリと唾を飲み込み、ゆっくりと頷く。
「はい」
***
イーグルアイ先生の部屋は地下にある。
職員室のちょうど下だ。
イーグルアイ先生に限らず、職員はほとんどが地下の部屋で生活している。
「入れ」
「失礼します」
部屋は暗い。
シンプルな内装で、整理整頓されていた。
「タイフーン先生!」
そしてそこには、まさかのタイフーン先生。
このふたりが下の名前で呼び合う仲だというのはわかっていたので、不思議ではなかった。だが、なんでこのふたりが合うのか──。
いや、俺とゲイルみたいなものか。
似ていることも多いような気がする。
「ここだと盗み聞きされないだろうと思ってね。ちゃんと職員の部屋には盗聴防止呪文がかけられているんだ。ボクもブレインも、キミと話す必要がある」
「自由に腰かけてくれて構わない」
もう昼休みは終わっていた。
ちょうど次の授業に行こうとしていたところだったのに……まあ、筋肉学の授業はサボっても問題ないか。
「まずはボクから聞かせてほしい。正直に答えてくれ」
タイフーン先生のまっすぐな緑色の瞳。
「ジャックくん、キミは転生者なのかい?」
……。
転生者。
普通の人がこの言葉を知っているはずがない。
この世界では概念すらない転生。どうして先生は知ってるんだ?
俺とリリーの話を盗み聞きしていたことも考えられる。
だとしたら──告白のところまで聞いていた?
恥ずかし過ぎるだろ、それは。
だが、ここは誤魔化しても結局無駄だとわかっていた。この学園屈指の実力者であるふたりの先生に見つめられては、嘘をつくことなんてできない。
「はい」
素直に頷いた。
すると、ふたりの先生の顔が緩み、ほっとしたようにため息をついた。
「吾輩の分析に間違いはないと言ったはずだ、ウィンド」
「確かに、その通りっすね。ボクもテストのときからそうじゃないかって、思ってたんだけど」
「どういうことですか? なんで先生たちが転生者のことを──」
「他の転生者を知ってるからさ」
タイフーン先生が答える。
表情も声も暗かった。
「というか、知ってた。その転生者もこの学園で力をつけていたけど、そのスキルの力の強大さに敗れ、自分の力で自分を崩壊させていった……ほんの3年前のことさ……」
「吾輩の分析によれば、彼も貴様と同じ世界から来ていた」
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