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勇者祭編
その88 ちょうどいい関係
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生徒会室には、片眼鏡をかけた左目でエイダンを睨む、九条ガブリエルの姿があった。
ついでと言わんばかりに、俺のことも睨む。
「西園寺、また面倒な問題を起こしたのか?」
「俺はこのゴリラの兄弟事情に巻き込まれただけだ。勘違いしないで欲しい」
「なるほど。その様子を見れば頷ける話だ」
九条の濃い青色の瞳には、険悪な表情でエイダンを連行する生徒会長の姿が映し出されていた。
エイダンは完全に壊された右手を見つめながら、世界に対して反抗的な態度を向けている。
まるで、この世界の不条理を恨むかのようだ。今、彼の紅の瞳の奥で燃えているのは、濁った醜い炎だった。
九条はこの様子が愉快であるかのように、ニヤッと笑みをこぼした。
きっと、エイダンとは普段から合わないんだろう。性格の相違点からして、二人の相性は最悪だ。
生徒会室の奥にある、豪華な装飾のなされた会長席。
アリアは会長の威厳と共に腰掛け、腕組みをしてエイダンを見上げた。
エイダンの隣には、無表情の俺がいる。
「オスカーさん、また〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉がご迷惑をおかけ致しました。話は伺っております。この件に関しましても、エイダンさんの暴挙は私の責任です。ですから――」
「謝罪は必要ない。それなら、むしろグレイソンやテオにして欲しい」
「ええ、後日改めてお二人には謝罪しに参ります。ですが、今回貴方様をここにお呼びしたのは、個人的にお話があってのことで――」
「個人的な話、か」
――生徒会長が公私混同してどうする?
俺はそう続けた。
実はこの台詞、前に言い損なっていたもので、ずっと温存していたものだ。今回こうして紡げたことに感謝したい。
アリアは一瞬動揺したように固まったが、すぐに冷静さを取り戻し、ひとまずエイダンに向き直った。
俺のことは後回し、らしい。
「エイダ――天王寺さん……」
わざわざ下の名前を家名に言い直したのは、彼を突き放すような意図があったのだと察する。
その証拠に、エイダンはさらに表情を曇らせていた。
もう、アリアは彼を見限ったのだ。もしかしたら、彼は生徒会をクビになってしまうかもしれない。いや、その可能性が高い。
生徒会室に広がる冷たい空気。
アリアの瞳は冷たかった。
清楚な美少女会長とは思えない、冷却され尽くした瞳だ。
その瞳は、エイダンの瞳の中の炎を徐々に覆い尽くし、消してしまうかのよう。
「――これより、天王寺さんを、〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉から除籍します。幹部の座だけではありません。生徒会からの完全追放です」
「アリア……」
エイダンに反抗する力は残されていない。
潰された右手と同じように、最後の抵抗である瞳の中の炎も、凍てつく瞳にかき消されてしまった。
九条は自業自得だというように頷いている。
だが、そのすました表情の中に、どこか寂しげな雰囲気があることを、俺は見逃さなかった。
「生徒会長として、天王寺さんに与える処分は以上になります。あとは教師の方々から、さらに厳しい処分が下されることかと思います。ですがもう私は、それを軽くするつもりはありません」
エイダンに下された、当然の処分。
彼自身が招いた、理不尽でも何でもない、当たり前の罰。
可哀想だとは思わない。テオやグレイソンにあんなことをしたわけだ。退学になってもおかしくはない。
だが、ざまぁみろとは思わなかった。
「もう話したくありません。この生徒会室から去りなさい」
驚くほど冷たい声で、アリアが命令する。
エイダンは罵倒することなく、一度だけ舌打ちをして、会長に背を向けた。まだ右手からは血が滴り落ちている。
その無様な姿に何かを感じた俺は、深い溜め息をついた。
「待て」
巨漢の足が止まる。
俺は口を閉じてエイダンの右手に近づき、〈超回復〉を施してやった。こんな奴のために使う気はさらさらなかったが、このままだと彼は右手を治療せずに放置してしまいそうだと思ったのだ。
「なに、ちょっとした治癒魔術だ。この通り、手は元通りだろ?」
食い入るように見つめるアリアと九条の視線に気づき、首をすくめる。
実際は神能。
だが、治癒魔術ということにしておけば、なるほどと納得してもらえる。たまに治癒魔術が使える生徒もいるため、おかしくはない。
エイダンの右手はすっかり良くなった。
これぞ、〈超回復〉の力。
エイダンは特に感謝することもなく――そもそも右手を潰したのは俺だから気にしてはいないが――生徒会室から出ていった。
「その治癒魔術、右頬の傷には使われないのですね」
アリアが俺の右頬の切り傷に初めて言及した。
エイダンが出ていったというのに、そのことはもう彼女にとってどうでもいいのか、それとも考えるのも嫌なのか。とにかく、話題が完全に変わってしまった。
「これは古傷だ。いつでもあの時の苦しみを思い出せるようにとってある」
いつもの調子で言ったが、これは事実だ。
神殺しをしていた頃に負った、思い入れのある傷――それが今、俺のパッとしない顔に特徴を与えている。
「あの時、ですか?」
「気にするな。過去を詮索されるのは御免だ」
アリアに対する俺の返答に、九条がふふっと笑う。
「どうした?」
「貴様は何かと謎を作りたがる」
その言葉は確かに、俺の不可解な言動の特徴を捉えていた。
「オスカーさん」
アリアがむすっと頬を膨らませ、こっちを見てくる。
その表情はどこか可愛らしい。彼女が備えているのは、洗練された美しさだけなのではない。
姿勢を改めたところを見て、いよいよ本題が来ると直感した。
「これは生徒会長として、ではなく、ひとりの友人としてお尋ねしたいのですが……二階堂セレナさんとは、どういうご関係でして?」
勇者祭のことを聞かれるものだと思っていた。
勝手ながら、今まで俺に絡んできた生徒会幹部の白竜もルーナも、そしてエイダンもそうだったからだ。
拍子抜けした形で、構えていた体を脱力させる。
「まさか、付き合っていらっしゃるわけではありませんよね?」
さっきのエイダンに向けた冷酷なものと、まったく同じ瞳。
この時、俺は彼女に圧倒されていた。
彼女の魔眼には、まだ誰も知らない力が秘められている。まさに、未知の瞳だ。
「言ったはずだ。もし俺が誰かと付き合おうものなら、世界が涙する、と。俺は誰の涙も見たくはない」
「そうですよね」
アリアは明らかに嬉しそうだった。
その艶のある頬を赤く染めたかと思うと、恥ずかしそうに笑みをこぼす。それを見ている九条はあまり面白そうではないが、仮に白竜がここにいたのなら、大笑いしていると思う。
それはなかなか最低だが、白竜ならし兼ねない。
というか、こういう場面には必ず白竜がいるものだと思っていたが、残念ながら誰かが見ているような感覚もない。
彼はこのビッグイベントを逃してしまったらしい。
「白竜はどうした?」
それとなく聞いてみる。
別に、そんなに気になっているわけではないが。
「アレクサンダーは勇者祭の準備に駆り出されている。月城や他の生徒会役員のほとんども同様だ。会長と吾輩は天王寺の件を片づけるために生徒会室に戻ってきた」
「そうか。納得だ」
案外ちゃんとした理由だった。
なぜか白竜に申し訳ないと思ってしまう。
「俺もそろそろ授業に戻る」
アリアの話も済んだので、そろそろ退場しよう。そう思い、身を翻すと――。
「勇者祭、吾輩のことも忘れるな、オスカー。そう易々と勝たせるものか」
「遂にガブリエルさんもオスカーさんを認められたのですね! お二人が仲良くなられているようで嬉し――」
「別に我々はそのような仲では――」
「面白い。ならば全力で俺を潰しにくるといい、ガブリエル」
振り返り、しっかり相手の目を見て挑戦に応える。
この時、俺達三人はほんの一瞬だけ、微笑み合った。
ついでと言わんばかりに、俺のことも睨む。
「西園寺、また面倒な問題を起こしたのか?」
「俺はこのゴリラの兄弟事情に巻き込まれただけだ。勘違いしないで欲しい」
「なるほど。その様子を見れば頷ける話だ」
九条の濃い青色の瞳には、険悪な表情でエイダンを連行する生徒会長の姿が映し出されていた。
エイダンは完全に壊された右手を見つめながら、世界に対して反抗的な態度を向けている。
まるで、この世界の不条理を恨むかのようだ。今、彼の紅の瞳の奥で燃えているのは、濁った醜い炎だった。
九条はこの様子が愉快であるかのように、ニヤッと笑みをこぼした。
きっと、エイダンとは普段から合わないんだろう。性格の相違点からして、二人の相性は最悪だ。
生徒会室の奥にある、豪華な装飾のなされた会長席。
アリアは会長の威厳と共に腰掛け、腕組みをしてエイダンを見上げた。
エイダンの隣には、無表情の俺がいる。
「オスカーさん、また〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉がご迷惑をおかけ致しました。話は伺っております。この件に関しましても、エイダンさんの暴挙は私の責任です。ですから――」
「謝罪は必要ない。それなら、むしろグレイソンやテオにして欲しい」
「ええ、後日改めてお二人には謝罪しに参ります。ですが、今回貴方様をここにお呼びしたのは、個人的にお話があってのことで――」
「個人的な話、か」
――生徒会長が公私混同してどうする?
俺はそう続けた。
実はこの台詞、前に言い損なっていたもので、ずっと温存していたものだ。今回こうして紡げたことに感謝したい。
アリアは一瞬動揺したように固まったが、すぐに冷静さを取り戻し、ひとまずエイダンに向き直った。
俺のことは後回し、らしい。
「エイダ――天王寺さん……」
わざわざ下の名前を家名に言い直したのは、彼を突き放すような意図があったのだと察する。
その証拠に、エイダンはさらに表情を曇らせていた。
もう、アリアは彼を見限ったのだ。もしかしたら、彼は生徒会をクビになってしまうかもしれない。いや、その可能性が高い。
生徒会室に広がる冷たい空気。
アリアの瞳は冷たかった。
清楚な美少女会長とは思えない、冷却され尽くした瞳だ。
その瞳は、エイダンの瞳の中の炎を徐々に覆い尽くし、消してしまうかのよう。
「――これより、天王寺さんを、〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉から除籍します。幹部の座だけではありません。生徒会からの完全追放です」
「アリア……」
エイダンに反抗する力は残されていない。
潰された右手と同じように、最後の抵抗である瞳の中の炎も、凍てつく瞳にかき消されてしまった。
九条は自業自得だというように頷いている。
だが、そのすました表情の中に、どこか寂しげな雰囲気があることを、俺は見逃さなかった。
「生徒会長として、天王寺さんに与える処分は以上になります。あとは教師の方々から、さらに厳しい処分が下されることかと思います。ですがもう私は、それを軽くするつもりはありません」
エイダンに下された、当然の処分。
彼自身が招いた、理不尽でも何でもない、当たり前の罰。
可哀想だとは思わない。テオやグレイソンにあんなことをしたわけだ。退学になってもおかしくはない。
だが、ざまぁみろとは思わなかった。
「もう話したくありません。この生徒会室から去りなさい」
驚くほど冷たい声で、アリアが命令する。
エイダンは罵倒することなく、一度だけ舌打ちをして、会長に背を向けた。まだ右手からは血が滴り落ちている。
その無様な姿に何かを感じた俺は、深い溜め息をついた。
「待て」
巨漢の足が止まる。
俺は口を閉じてエイダンの右手に近づき、〈超回復〉を施してやった。こんな奴のために使う気はさらさらなかったが、このままだと彼は右手を治療せずに放置してしまいそうだと思ったのだ。
「なに、ちょっとした治癒魔術だ。この通り、手は元通りだろ?」
食い入るように見つめるアリアと九条の視線に気づき、首をすくめる。
実際は神能。
だが、治癒魔術ということにしておけば、なるほどと納得してもらえる。たまに治癒魔術が使える生徒もいるため、おかしくはない。
エイダンの右手はすっかり良くなった。
これぞ、〈超回復〉の力。
エイダンは特に感謝することもなく――そもそも右手を潰したのは俺だから気にしてはいないが――生徒会室から出ていった。
「その治癒魔術、右頬の傷には使われないのですね」
アリアが俺の右頬の切り傷に初めて言及した。
エイダンが出ていったというのに、そのことはもう彼女にとってどうでもいいのか、それとも考えるのも嫌なのか。とにかく、話題が完全に変わってしまった。
「これは古傷だ。いつでもあの時の苦しみを思い出せるようにとってある」
いつもの調子で言ったが、これは事実だ。
神殺しをしていた頃に負った、思い入れのある傷――それが今、俺のパッとしない顔に特徴を与えている。
「あの時、ですか?」
「気にするな。過去を詮索されるのは御免だ」
アリアに対する俺の返答に、九条がふふっと笑う。
「どうした?」
「貴様は何かと謎を作りたがる」
その言葉は確かに、俺の不可解な言動の特徴を捉えていた。
「オスカーさん」
アリアがむすっと頬を膨らませ、こっちを見てくる。
その表情はどこか可愛らしい。彼女が備えているのは、洗練された美しさだけなのではない。
姿勢を改めたところを見て、いよいよ本題が来ると直感した。
「これは生徒会長として、ではなく、ひとりの友人としてお尋ねしたいのですが……二階堂セレナさんとは、どういうご関係でして?」
勇者祭のことを聞かれるものだと思っていた。
勝手ながら、今まで俺に絡んできた生徒会幹部の白竜もルーナも、そしてエイダンもそうだったからだ。
拍子抜けした形で、構えていた体を脱力させる。
「まさか、付き合っていらっしゃるわけではありませんよね?」
さっきのエイダンに向けた冷酷なものと、まったく同じ瞳。
この時、俺は彼女に圧倒されていた。
彼女の魔眼には、まだ誰も知らない力が秘められている。まさに、未知の瞳だ。
「言ったはずだ。もし俺が誰かと付き合おうものなら、世界が涙する、と。俺は誰の涙も見たくはない」
「そうですよね」
アリアは明らかに嬉しそうだった。
その艶のある頬を赤く染めたかと思うと、恥ずかしそうに笑みをこぼす。それを見ている九条はあまり面白そうではないが、仮に白竜がここにいたのなら、大笑いしていると思う。
それはなかなか最低だが、白竜ならし兼ねない。
というか、こういう場面には必ず白竜がいるものだと思っていたが、残念ながら誰かが見ているような感覚もない。
彼はこのビッグイベントを逃してしまったらしい。
「白竜はどうした?」
それとなく聞いてみる。
別に、そんなに気になっているわけではないが。
「アレクサンダーは勇者祭の準備に駆り出されている。月城や他の生徒会役員のほとんども同様だ。会長と吾輩は天王寺の件を片づけるために生徒会室に戻ってきた」
「そうか。納得だ」
案外ちゃんとした理由だった。
なぜか白竜に申し訳ないと思ってしまう。
「俺もそろそろ授業に戻る」
アリアの話も済んだので、そろそろ退場しよう。そう思い、身を翻すと――。
「勇者祭、吾輩のことも忘れるな、オスカー。そう易々と勝たせるものか」
「遂にガブリエルさんもオスカーさんを認められたのですね! お二人が仲良くなられているようで嬉し――」
「別に我々はそのような仲では――」
「面白い。ならば全力で俺を潰しにくるといい、ガブリエル」
振り返り、しっかり相手の目を見て挑戦に応える。
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