88 / 105
勇者祭編
その88 ちょうどいい関係
しおりを挟む
生徒会室には、片眼鏡をかけた左目でエイダンを睨む、九条ガブリエルの姿があった。
ついでと言わんばかりに、俺のことも睨む。
「西園寺、また面倒な問題を起こしたのか?」
「俺はこのゴリラの兄弟事情に巻き込まれただけだ。勘違いしないで欲しい」
「なるほど。その様子を見れば頷ける話だ」
九条の濃い青色の瞳には、険悪な表情でエイダンを連行する生徒会長の姿が映し出されていた。
エイダンは完全に壊された右手を見つめながら、世界に対して反抗的な態度を向けている。
まるで、この世界の不条理を恨むかのようだ。今、彼の紅の瞳の奥で燃えているのは、濁った醜い炎だった。
九条はこの様子が愉快であるかのように、ニヤッと笑みをこぼした。
きっと、エイダンとは普段から合わないんだろう。性格の相違点からして、二人の相性は最悪だ。
生徒会室の奥にある、豪華な装飾のなされた会長席。
アリアは会長の威厳と共に腰掛け、腕組みをしてエイダンを見上げた。
エイダンの隣には、無表情の俺がいる。
「オスカーさん、また〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉がご迷惑をおかけ致しました。話は伺っております。この件に関しましても、エイダンさんの暴挙は私の責任です。ですから――」
「謝罪は必要ない。それなら、むしろグレイソンやテオにして欲しい」
「ええ、後日改めてお二人には謝罪しに参ります。ですが、今回貴方様をここにお呼びしたのは、個人的にお話があってのことで――」
「個人的な話、か」
――生徒会長が公私混同してどうする?
俺はそう続けた。
実はこの台詞、前に言い損なっていたもので、ずっと温存していたものだ。今回こうして紡げたことに感謝したい。
アリアは一瞬動揺したように固まったが、すぐに冷静さを取り戻し、ひとまずエイダンに向き直った。
俺のことは後回し、らしい。
「エイダ――天王寺さん……」
わざわざ下の名前を家名に言い直したのは、彼を突き放すような意図があったのだと察する。
その証拠に、エイダンはさらに表情を曇らせていた。
もう、アリアは彼を見限ったのだ。もしかしたら、彼は生徒会をクビになってしまうかもしれない。いや、その可能性が高い。
生徒会室に広がる冷たい空気。
アリアの瞳は冷たかった。
清楚な美少女会長とは思えない、冷却され尽くした瞳だ。
その瞳は、エイダンの瞳の中の炎を徐々に覆い尽くし、消してしまうかのよう。
「――これより、天王寺さんを、〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉から除籍します。幹部の座だけではありません。生徒会からの完全追放です」
「アリア……」
エイダンに反抗する力は残されていない。
潰された右手と同じように、最後の抵抗である瞳の中の炎も、凍てつく瞳にかき消されてしまった。
九条は自業自得だというように頷いている。
だが、そのすました表情の中に、どこか寂しげな雰囲気があることを、俺は見逃さなかった。
「生徒会長として、天王寺さんに与える処分は以上になります。あとは教師の方々から、さらに厳しい処分が下されることかと思います。ですがもう私は、それを軽くするつもりはありません」
エイダンに下された、当然の処分。
彼自身が招いた、理不尽でも何でもない、当たり前の罰。
可哀想だとは思わない。テオやグレイソンにあんなことをしたわけだ。退学になってもおかしくはない。
だが、ざまぁみろとは思わなかった。
「もう話したくありません。この生徒会室から去りなさい」
驚くほど冷たい声で、アリアが命令する。
エイダンは罵倒することなく、一度だけ舌打ちをして、会長に背を向けた。まだ右手からは血が滴り落ちている。
その無様な姿に何かを感じた俺は、深い溜め息をついた。
「待て」
巨漢の足が止まる。
俺は口を閉じてエイダンの右手に近づき、〈超回復〉を施してやった。こんな奴のために使う気はさらさらなかったが、このままだと彼は右手を治療せずに放置してしまいそうだと思ったのだ。
「なに、ちょっとした治癒魔術だ。この通り、手は元通りだろ?」
食い入るように見つめるアリアと九条の視線に気づき、首をすくめる。
実際は神能。
だが、治癒魔術ということにしておけば、なるほどと納得してもらえる。たまに治癒魔術が使える生徒もいるため、おかしくはない。
エイダンの右手はすっかり良くなった。
これぞ、〈超回復〉の力。
エイダンは特に感謝することもなく――そもそも右手を潰したのは俺だから気にしてはいないが――生徒会室から出ていった。
「その治癒魔術、右頬の傷には使われないのですね」
アリアが俺の右頬の切り傷に初めて言及した。
エイダンが出ていったというのに、そのことはもう彼女にとってどうでもいいのか、それとも考えるのも嫌なのか。とにかく、話題が完全に変わってしまった。
「これは古傷だ。いつでもあの時の苦しみを思い出せるようにとってある」
いつもの調子で言ったが、これは事実だ。
神殺しをしていた頃に負った、思い入れのある傷――それが今、俺のパッとしない顔に特徴を与えている。
「あの時、ですか?」
「気にするな。過去を詮索されるのは御免だ」
アリアに対する俺の返答に、九条がふふっと笑う。
「どうした?」
「貴様は何かと謎を作りたがる」
その言葉は確かに、俺の不可解な言動の特徴を捉えていた。
「オスカーさん」
アリアがむすっと頬を膨らませ、こっちを見てくる。
その表情はどこか可愛らしい。彼女が備えているのは、洗練された美しさだけなのではない。
姿勢を改めたところを見て、いよいよ本題が来ると直感した。
「これは生徒会長として、ではなく、ひとりの友人としてお尋ねしたいのですが……二階堂セレナさんとは、どういうご関係でして?」
勇者祭のことを聞かれるものだと思っていた。
勝手ながら、今まで俺に絡んできた生徒会幹部の白竜もルーナも、そしてエイダンもそうだったからだ。
拍子抜けした形で、構えていた体を脱力させる。
「まさか、付き合っていらっしゃるわけではありませんよね?」
さっきのエイダンに向けた冷酷なものと、まったく同じ瞳。
この時、俺は彼女に圧倒されていた。
彼女の魔眼には、まだ誰も知らない力が秘められている。まさに、未知の瞳だ。
「言ったはずだ。もし俺が誰かと付き合おうものなら、世界が涙する、と。俺は誰の涙も見たくはない」
「そうですよね」
アリアは明らかに嬉しそうだった。
その艶のある頬を赤く染めたかと思うと、恥ずかしそうに笑みをこぼす。それを見ている九条はあまり面白そうではないが、仮に白竜がここにいたのなら、大笑いしていると思う。
それはなかなか最低だが、白竜ならし兼ねない。
というか、こういう場面には必ず白竜がいるものだと思っていたが、残念ながら誰かが見ているような感覚もない。
彼はこのビッグイベントを逃してしまったらしい。
「白竜はどうした?」
それとなく聞いてみる。
別に、そんなに気になっているわけではないが。
「アレクサンダーは勇者祭の準備に駆り出されている。月城や他の生徒会役員のほとんども同様だ。会長と吾輩は天王寺の件を片づけるために生徒会室に戻ってきた」
「そうか。納得だ」
案外ちゃんとした理由だった。
なぜか白竜に申し訳ないと思ってしまう。
「俺もそろそろ授業に戻る」
アリアの話も済んだので、そろそろ退場しよう。そう思い、身を翻すと――。
「勇者祭、吾輩のことも忘れるな、オスカー。そう易々と勝たせるものか」
「遂にガブリエルさんもオスカーさんを認められたのですね! お二人が仲良くなられているようで嬉し――」
「別に我々はそのような仲では――」
「面白い。ならば全力で俺を潰しにくるといい、ガブリエル」
振り返り、しっかり相手の目を見て挑戦に応える。
この時、俺達三人はほんの一瞬だけ、微笑み合った。
ついでと言わんばかりに、俺のことも睨む。
「西園寺、また面倒な問題を起こしたのか?」
「俺はこのゴリラの兄弟事情に巻き込まれただけだ。勘違いしないで欲しい」
「なるほど。その様子を見れば頷ける話だ」
九条の濃い青色の瞳には、険悪な表情でエイダンを連行する生徒会長の姿が映し出されていた。
エイダンは完全に壊された右手を見つめながら、世界に対して反抗的な態度を向けている。
まるで、この世界の不条理を恨むかのようだ。今、彼の紅の瞳の奥で燃えているのは、濁った醜い炎だった。
九条はこの様子が愉快であるかのように、ニヤッと笑みをこぼした。
きっと、エイダンとは普段から合わないんだろう。性格の相違点からして、二人の相性は最悪だ。
生徒会室の奥にある、豪華な装飾のなされた会長席。
アリアは会長の威厳と共に腰掛け、腕組みをしてエイダンを見上げた。
エイダンの隣には、無表情の俺がいる。
「オスカーさん、また〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉がご迷惑をおかけ致しました。話は伺っております。この件に関しましても、エイダンさんの暴挙は私の責任です。ですから――」
「謝罪は必要ない。それなら、むしろグレイソンやテオにして欲しい」
「ええ、後日改めてお二人には謝罪しに参ります。ですが、今回貴方様をここにお呼びしたのは、個人的にお話があってのことで――」
「個人的な話、か」
――生徒会長が公私混同してどうする?
俺はそう続けた。
実はこの台詞、前に言い損なっていたもので、ずっと温存していたものだ。今回こうして紡げたことに感謝したい。
アリアは一瞬動揺したように固まったが、すぐに冷静さを取り戻し、ひとまずエイダンに向き直った。
俺のことは後回し、らしい。
「エイダ――天王寺さん……」
わざわざ下の名前を家名に言い直したのは、彼を突き放すような意図があったのだと察する。
その証拠に、エイダンはさらに表情を曇らせていた。
もう、アリアは彼を見限ったのだ。もしかしたら、彼は生徒会をクビになってしまうかもしれない。いや、その可能性が高い。
生徒会室に広がる冷たい空気。
アリアの瞳は冷たかった。
清楚な美少女会長とは思えない、冷却され尽くした瞳だ。
その瞳は、エイダンの瞳の中の炎を徐々に覆い尽くし、消してしまうかのよう。
「――これより、天王寺さんを、〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉から除籍します。幹部の座だけではありません。生徒会からの完全追放です」
「アリア……」
エイダンに反抗する力は残されていない。
潰された右手と同じように、最後の抵抗である瞳の中の炎も、凍てつく瞳にかき消されてしまった。
九条は自業自得だというように頷いている。
だが、そのすました表情の中に、どこか寂しげな雰囲気があることを、俺は見逃さなかった。
「生徒会長として、天王寺さんに与える処分は以上になります。あとは教師の方々から、さらに厳しい処分が下されることかと思います。ですがもう私は、それを軽くするつもりはありません」
エイダンに下された、当然の処分。
彼自身が招いた、理不尽でも何でもない、当たり前の罰。
可哀想だとは思わない。テオやグレイソンにあんなことをしたわけだ。退学になってもおかしくはない。
だが、ざまぁみろとは思わなかった。
「もう話したくありません。この生徒会室から去りなさい」
驚くほど冷たい声で、アリアが命令する。
エイダンは罵倒することなく、一度だけ舌打ちをして、会長に背を向けた。まだ右手からは血が滴り落ちている。
その無様な姿に何かを感じた俺は、深い溜め息をついた。
「待て」
巨漢の足が止まる。
俺は口を閉じてエイダンの右手に近づき、〈超回復〉を施してやった。こんな奴のために使う気はさらさらなかったが、このままだと彼は右手を治療せずに放置してしまいそうだと思ったのだ。
「なに、ちょっとした治癒魔術だ。この通り、手は元通りだろ?」
食い入るように見つめるアリアと九条の視線に気づき、首をすくめる。
実際は神能。
だが、治癒魔術ということにしておけば、なるほどと納得してもらえる。たまに治癒魔術が使える生徒もいるため、おかしくはない。
エイダンの右手はすっかり良くなった。
これぞ、〈超回復〉の力。
エイダンは特に感謝することもなく――そもそも右手を潰したのは俺だから気にしてはいないが――生徒会室から出ていった。
「その治癒魔術、右頬の傷には使われないのですね」
アリアが俺の右頬の切り傷に初めて言及した。
エイダンが出ていったというのに、そのことはもう彼女にとってどうでもいいのか、それとも考えるのも嫌なのか。とにかく、話題が完全に変わってしまった。
「これは古傷だ。いつでもあの時の苦しみを思い出せるようにとってある」
いつもの調子で言ったが、これは事実だ。
神殺しをしていた頃に負った、思い入れのある傷――それが今、俺のパッとしない顔に特徴を与えている。
「あの時、ですか?」
「気にするな。過去を詮索されるのは御免だ」
アリアに対する俺の返答に、九条がふふっと笑う。
「どうした?」
「貴様は何かと謎を作りたがる」
その言葉は確かに、俺の不可解な言動の特徴を捉えていた。
「オスカーさん」
アリアがむすっと頬を膨らませ、こっちを見てくる。
その表情はどこか可愛らしい。彼女が備えているのは、洗練された美しさだけなのではない。
姿勢を改めたところを見て、いよいよ本題が来ると直感した。
「これは生徒会長として、ではなく、ひとりの友人としてお尋ねしたいのですが……二階堂セレナさんとは、どういうご関係でして?」
勇者祭のことを聞かれるものだと思っていた。
勝手ながら、今まで俺に絡んできた生徒会幹部の白竜もルーナも、そしてエイダンもそうだったからだ。
拍子抜けした形で、構えていた体を脱力させる。
「まさか、付き合っていらっしゃるわけではありませんよね?」
さっきのエイダンに向けた冷酷なものと、まったく同じ瞳。
この時、俺は彼女に圧倒されていた。
彼女の魔眼には、まだ誰も知らない力が秘められている。まさに、未知の瞳だ。
「言ったはずだ。もし俺が誰かと付き合おうものなら、世界が涙する、と。俺は誰の涙も見たくはない」
「そうですよね」
アリアは明らかに嬉しそうだった。
その艶のある頬を赤く染めたかと思うと、恥ずかしそうに笑みをこぼす。それを見ている九条はあまり面白そうではないが、仮に白竜がここにいたのなら、大笑いしていると思う。
それはなかなか最低だが、白竜ならし兼ねない。
というか、こういう場面には必ず白竜がいるものだと思っていたが、残念ながら誰かが見ているような感覚もない。
彼はこのビッグイベントを逃してしまったらしい。
「白竜はどうした?」
それとなく聞いてみる。
別に、そんなに気になっているわけではないが。
「アレクサンダーは勇者祭の準備に駆り出されている。月城や他の生徒会役員のほとんども同様だ。会長と吾輩は天王寺の件を片づけるために生徒会室に戻ってきた」
「そうか。納得だ」
案外ちゃんとした理由だった。
なぜか白竜に申し訳ないと思ってしまう。
「俺もそろそろ授業に戻る」
アリアの話も済んだので、そろそろ退場しよう。そう思い、身を翻すと――。
「勇者祭、吾輩のことも忘れるな、オスカー。そう易々と勝たせるものか」
「遂にガブリエルさんもオスカーさんを認められたのですね! お二人が仲良くなられているようで嬉し――」
「別に我々はそのような仲では――」
「面白い。ならば全力で俺を潰しにくるといい、ガブリエル」
振り返り、しっかり相手の目を見て挑戦に応える。
この時、俺達三人はほんの一瞬だけ、微笑み合った。
20
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ダンジョン冒険者にラブコメはいらない(多分)~正体を隠して普通の生活を送る男子高生、実は最近注目の高ランク冒険者だった~
エース皇命
ファンタジー
学校では正体を隠し、普通の男子高校生を演じている黒瀬才斗。実は仕事でダンジョンに潜っている、最近話題のAランク冒険者だった。
そんな黒瀬の通う高校に突如転校してきた白桃楓香。初対面なのにも関わらず、なぜかいきなり黒瀬に抱きつくという奇行に出る。
「才斗くん、これからよろしくお願いしますねっ」
なんと白桃は黒瀬の直属の部下として派遣された冒険者であり、以後、同じ家で生活を共にし、ダンジョンでの仕事も一緒にすることになるという。
これは、上級冒険者の黒瀬と、美少女転校生の純愛ラブコメディ――ではなく、ちゃんとしたダンジョン・ファンタジー(多分)。
※小説家になろう、カクヨムでも連載しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
【完結】オレの勇者パーティは全員アホだが強すぎる。
エース皇命
ファンタジー
異世界に来て3年がたった。
オレの所属する勇者パーティ、イレギュラーズは相変わらず王都最強のパーティとして君臨している。
エルフのクリス、魔術師のジャック、猫耳少女ランラン、絶世の美女シエナ。
全員チート級の強さを誇るけど、どこか抜けていて、アホ全開である。
クリスは髪のセットに命をかけて戦いに遅刻するし、ジャックは賢いもののとことん空気を読まない。ランランは3歩あるくだけで迷子になるし、シエナはマイペースで追い詰めた敵を見逃す。
そんなオレたちの周囲の連中もアホばかりだ。
この世界にはアホしかいないのか。そう呆れるオレだったけど、そんな連中に囲まれている時点で、自分も相当なアホであることに気づくのは、結構すぐのことだった。
最強のアホチーム、イレギュラーズは今日も、王都を救う!
※小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スキル【収納】が実は無限チートだった件 ~追放されたけど、俺だけのダンジョンで伝説のアイテムを作りまくります~
みぃた
ファンタジー
地味なスキル**【収納】**しか持たないと馬鹿にされ、勇者パーティーを追放された主人公。しかし、その【収納】スキルは、ただのアイテム保管庫ではなかった!
無限にアイテムを保管できるだけでなく、内部の時間操作、さらには指定した素材から自動でアイテムを生成する機能まで備わった、規格外の無限チートスキルだったのだ。
追放された主人公は、このチートスキルを駆使し、収納空間の中に自分だけの理想のダンジョンを創造。そこで伝説級のアイテムを量産し、いずれ世界を驚かせる存在となる。そして、かつて自分を蔑み、追放した者たちへの爽快なざまぁが始まる。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる