【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命

文字の大きさ
57 / 103
読書パーティー編

その57 風と共に現れた救世主☆

しおりを挟む
 すっかり暗くなった、ゼルトル勇者学園の夜道。

 図書館から寮までは、歩いて十分ほどの距離がある。

 読書パーティーの相手役パートナーだったオスカーは一足先に寮に帰ったようだ。
 エリザベスは夜道に独り、取り残された。

『さっきの男はお前の彼氏か?』

 誰もいない。

 エリザベスはそう思い込んでいた。それなのに、外灯の陰から姿を見せた、だらしない体型の男子生徒。
 濁った群青色ぐんじょういろの眼光は鋭く、獲物を狙っているヘビを連想させる。

五十嵐いがらしさん……」

如月きさらぎ、お前今日から俺の女だ。今から俺の部屋まで来い」

 アイザックのエリザベスを見る目は、奴隷を扱っているかのような、相手を見下すものだった。

 エリザベスは知っている。
 五十嵐家に逆らうことはできない。逆らおうとしても、結局母のような目に遭わされるだけだ。

 母の表情が濁り、笑顔が失われていく様子を何年も見ていた。エリザベスが無事だったのは、今まで母が必死に守ってくれたおかげである。五十嵐家から逃げるつもりでこの学園まで来たのに、ここでも五十嵐家に全てを台無しにされてしまうのか。

 彼女の中に巻き起こった感情は怒りや憎しみだけではない。
 激しい自己嫌悪も含まれている。

 苦しむ母を救う方法はなかったのか。どうして見て見ぬふりをしてしまったのか。たとえ無謀に終わるとしても、どうして抵抗のひとつもしようとしなかったのか。

 後悔、復讐心、この現実への絶望。

 自分をみだりがましい目で舐め回すように見るアイザック――そんな彼を見て、激しい感情と共に拳を握り締める。

「あたしは、あなたの思い通りにはなりません!」

 オスカーからもらった勇気。
 目を大きく開き、堂々と言い放つ。思い通りにはならない、と。もう決意したのだ、と。

「いいのか? お前の母親がもっと苦しむことになるだろうな」

 ここで出された母親という言葉。
 エリザベスの勢いが衰える。

 いくら自分に覚悟ができたからといっても、母親まで巻き込んでしまうわけにはいかない。そもそも、母親はずっと守ってくれていた。恩を仇で返すわけにはいかない。

 瑠璃色の瞳の中に灯っていた光が、徐々に弱まっていく。

「それでも――」

 自らを奮い立たせ、言葉を続けるエリザベス。

 希望はまだ、失われたわけではない。決意し、覚悟を決めれば、必ず救われる。彼女は固く信じていた。

「――あたしは五十嵐家に使われるだけの奴隷じゃない!」

 言い切った。
 握った拳は小刻みに震え、首には汗が伝っている。

 そんな彼女の向かいに立つアイザックは。
 心底失望したような表情で、奴隷エリザベスを見つめていた。

「素直じゃない奴には調教がいる。俺に反抗したこと、一生後悔させてやる」

 大股でエリザベスに接近し、乱暴に肩を掴む。

 無力な少女の叫び声が、無人の夜道に響き渡った。この悲鳴は寮や本館には届かない。教師も、知ることはない。

 突き飛ばそうと腕に力を込めるが、アイザックは体が重く、びくともしない。殴ろうが、蹴ろうが、多くの脂肪と僅かな・・・筋肉に守られているアイザックには通用しない。

「お前が俺に逆らうからだろ」

 だらしなく頬を緩めるアイザックの手は、柔らかく豊満な胸に伸びていた。

「やめて! 離して!」

 これまでの人生にないほど、声を張り上げるエリザベス。誰かが助けに来てくれるなんて、期待していない。

 だが、あの人・・・が助けに来てくれることは、確信している。

 夜風が変わった。
 少し前まで無風に近かったはずだが、エリザベスを避け、アイザックのみを狙うかのように、強風が吹きつける。

「――あ? んだよこの風!」

 苛立ちが募るアイザックだが、その文句はほとんどが風に相殺そうさいされた。

『今宵は風が強い』

 どこからともなく、声が聞こえる。
 風に乗り、東西南北、ありとあらゆる方角へ声が渡っていた。

 ついさっき耳にしたばかりの声に、エリザベスが顔を輝かせる。不安が晴れ、強い意志が戻った。もう怖いものはない。だが、その根拠はない。

 どうして西園寺さいおんじオスカーが近くにいると安心するのだろうか。
 その答えはわからずとも、エリザベスはオスカーに自分の未来を一時的に託した。決意を固めた彼女は、救世主ヒーローによって救われる。

「エリザベスに手を出そうなど、愚かな男だ」

 風が一瞬にして静まった。

 無風。

 先ほどと正反対の状況が訪れ、さらなる混乱を見せるアイザック。千切れそうになるほど首を左右させ、声の主を見つけようと必死になっている。

「俺はここだ」

 刹那だった。
 オスカーの存在に気づいたのは。

 エリザベスを守るようにして、彼女の前に立っているオスカー。何時間も前からそこに存在していたかのような、平然とした表情。彼の登場に合わせ、風がふわっと舞う。

「どっ――どうやってそこに――!?」

「エリザベスが助けを求めていた。彼女が決意をしたのなら、俺は彼女がどこにいようと駆けつけ、どんな敵からも守る」

 アイザックは歯を食いしばった。
 これまで、何かが思い通りにいかず苦労したことはない。少し前に、男子生徒三人から邪魔された以来だ。

 その男子生徒三人とは――生徒会の白竜はくりゅうアレクサンダーと九条くじょうガブリエル。そして、西園寺オスカー。

 あの時はただの脅しのつもりだったが、今回、絶対にオスカーのことを退学にさせようと決めた。邪魔をする者はこの学園に必要ない。

「何もできないくせに。生徒会に頼っても無駄だ。教師に告げ口しても相手にされない。俺に暴力を振ろうものなら、それこそ親父が黙ってない」

「いつまでも親の力に頼りきりか。無様だな」

 オスカーが天を仰ぐ。
 それはアイザックへの呆れを表現していた。

「オスカーくん……」

 一方、救世主ヒーローの背中を見つめるエリザベスの瞳はきらきらと輝いている。

 彼とは図書館だけでの付き合いだ。
 図書館以外の場所で顔を合わせることはない。

 だが、本好きである自分以上に読書をするオスカーに、日々心を奪われていく。無論、少し前まで、その感情には気づかなかった。

 オスカーを異性として・・・・・意識したのはいつからだろうか。
 クルリンをオスカーの彼女と誤解してしまった後からかもしれない。手を差し伸べてやる――そう言われた時からかもしれない。

 それとも、もっと前からなのか。

 恋というのは、単に胸の高鳴りから来るものではない。

 自分にはこの人しかいない。この人なら、自分のことを優しく受け入れ、包み込んでくれる。絶対的な信頼と、安心感。

 恋……愛……。
 どちらも似ているようで、何かが違う。

「ヒーロー気取ってんじゃねーよ!」

 アイザックの罵声は雑音だ。
 オスカーの耳にも、エリザベスの耳にも入ってこない。

「仮に俺が今からお前を殴ったとしよう。そしたら、俺はどうなる?」

 一歩。
 アイザックの方に足を踏み出し、オスカーが問う。

「たっ、退学に決まってんだろ! わかりきったこと言うなよ!」

 何かを恐れているのか、アイザックがオスカーとの距離を保つかのように後退りする。ビビっている姿は、エリザベスからすれば滑稽だった。

 少し前まで調子づいていたのに、オスカーの実力に恐怖を感じて縮こまっている。そこに魅力などない。

「そうか。退学、か……殴っただけで退学になるとは、勇者学園も腐ったものだな」

 オスカーの発言の余韻。

 響きが完全に消えてしまう前に、事態が急変した。
 常人には反応できない速度で腕を引いたかと思うと、正確にアイザックの丸い腹を拳で殴る。振動がアイザックの体全体に伝わり、吸収できなくなった。

 その波動は周囲に広がる。

 何の防御もなしに不意打ちを食らった五十嵐は、たった今何が起こっているのかさっぱり理解できていない。
 気づけば、後ろに吹き飛び、地面に転がっていた。

 大量の吐血と、骨の負傷による激痛。あまりの苦しみにもがく。

 オスカーは神能スキル魂の拳ゼロ・ナックル〉など使っていなかった。ただの、純粋な拳に、アイザックは屈したのだ。

「殺して……やる……」

 憎しみは覚えていた。
 その対象ターゲットは西園寺オスカー。

(絶対に、殺す。親父の力で、あいつを潰してやる)

 痛みを紛らわす目的で、憎しみというひとつの負の感情をひとりの少年に向ける。

「当然の報いだ。お前は多くの女性を穢した。一発殴っただけで済ませた俺に感謝して欲しい」

 オスカーの瞳が瑠璃色の炎を燃やしている。

 エリザベスはそんな彼の瞳を初めて見た。いつもは太陽のような黄金色なのに、今日は自分とまったく同じ瑠璃色。
 激しい怒りで瞳の色が変わることなど、あるのだろうか。

「お前は、退学、確定だな」

 アイザックが痛みを我慢しながら、勝ち誇った笑みを浮かべる。

 だが、オスカーは次元レベルが違う。感情に支配されるままに行動を起こすことなどない。

 エリザベスはオスカーのことが心配にならなかった。
 本当に退学になってしまうかもしれない危機的状況なのにも関わらず、当の本人は余裕の表情で微笑んでいたからだ。

「実はあるゲストを呼んでいるんだ。少し話をしてみてくれ」

 また風が吹く。
 今度は別の男子生徒だ。オスカー達の方へ、落ち着いた足取りで近づいてくる。

 アイザックが絶句した。

「紹介しよう。こちらは一ノ瀬いちのせグレイソンだ。確か、お前と同じく貴族出身、だったか」

 ふっと、気が抜けたようにオスカーが笑う。

「貴族同士の位の違いが、お前とエリザベスのような上と下の関係を作っているということは、五十嵐家のお前と一ノ瀬家のグレイソンでも、同じようなことが起こるということだな」

 オスカーの連れてきたゲストというのは、一ノ瀬グレイソンのことだった。
 肩にかかりそうな長めの金髪に、灰色グレーの瞳。純白の制服も相まって、王子のようにも見える。

 五十嵐家も、一ノ瀬家には頭が上がらない。

 毒をもって毒を制す。
 今回の場合、貴族をもって貴族を制す。

 単純な答えだった。上級貴族である一ノ瀬家のグレイソンが近い存在であったことは、偶然なのか、それとも必然なのか。それこそがエリザベスを救い、命運を分けたものだ。

「オスカーから話は聞いているよ」

 グレイソンはただ、それだけ。

 これ以上は話す価値もないと考えているかのように。
 静かに呟き、アイザックに冷たい視線を送った。

「……親父……」

 今の五十嵐アイザックに、抵抗できる力などない。

 オスカーの攻撃を一度受ければ、全てを悟る。彼にはどうあがいても勝てない、と。もう二度とあの痛みを味わいたくない、と。

 グレイソンには五十嵐の無様な姿が、かつての自分の姿に重なって見えた。

「権力に溺れること、肉欲に支配されることほど醜いことはない」

 オスカーの言葉が、グレイソン、そしてエリザベスの頭の中に入り込んでいく。

「己を律し、常に崇高な目的を追い求め、闇に埋もれる友を救い出す――自分だけでなく、周囲も共に昇華させる者こそが、神の領域への挑戦権を得る」

 彼は一体、何を見据えているのか。

 遥か彼方であることは間違いない。

 グレイソンはまだ残っている貴族の風習に疑問を感じた。そして、同時に可能性も感じた。自分なら、変えられるのではないか。オスカーならきっと――。

 エリザベスは『勇者との決別』を思い出した。
 主人公イライザは強い女性だが、勇者と決別してからは、本気で信頼できる仲間を求めて旅をしていた。どんなに強い者にも、仲間が必要なのだ。

 オスカーは憧憬の眼差しを向けてくる二人を見て、満足そうに小さく呟いた。
 今回も決まった、と。










《オスカーの帰郷編の予告》
 エリザベスを五十嵐いがらしアイザックから救い、彼女の英雄ヒーローとなったオスカー。夏休みの解放日に、実家への帰省を計画する。

 五年も帰っていない実家へと帰省。
 両親にまた受け入れてもらえるのか、不安を感じながらも、セレナと共に馬車で勇者学園を出るのだった。

 新しい家族の存在に、いきなり襲ってきた強敵・・
 セレナとの関係にさらなる進展が!?

 西園寺さいおんじオスカーの里帰りから、目を離せない!



 エール、感想、ハートよろしくお願いします!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます

なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。 だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。 ……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。 これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました

かにくくり
ファンタジー
 魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。  しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。  しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。  勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。  そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。  相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。 ※小説家になろうにも掲載しています。

【完結】オレの勇者パーティは全員アホだが強すぎる。

エース皇命
ファンタジー
 異世界に来て3年がたった。  オレの所属する勇者パーティ、イレギュラーズは相変わらず王都最強のパーティとして君臨している。  エルフのクリス、魔術師のジャック、猫耳少女ランラン、絶世の美女シエナ。  全員チート級の強さを誇るけど、どこか抜けていて、アホ全開である。  クリスは髪のセットに命をかけて戦いに遅刻するし、ジャックは賢いもののとことん空気を読まない。ランランは3歩あるくだけで迷子になるし、シエナはマイペースで追い詰めた敵を見逃す。  そんなオレたちの周囲の連中もアホばかりだ。  この世界にはアホしかいないのか。そう呆れるオレだったけど、そんな連中に囲まれている時点で、自分も相当なアホであることに気づくのは、結構すぐのことだった。  最強のアホチーム、イレギュラーズは今日も、王都を救う! ※小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。

魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな

七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」 「そうそう」  茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。  無理だと思うけど。

勇者パーティーに追放された支援術士、実はとんでもない回復能力を持っていた~極めて幅広い回復術を生かしてなんでも屋で成り上がる~

名無し
ファンタジー
 突如、幼馴染の【勇者】から追放処分を言い渡される【支援術士】のグレイス。確かになんでもできるが、中途半端で物足りないという理不尽な理由だった。  自分はパーティーの要として頑張ってきたから納得できないと食い下がるグレイスに対し、【勇者】はその代わりに【治癒術士】と【補助術士】を入れたのでもうお前は一切必要ないと宣言する。  もう一人の幼馴染である【魔術士】の少女を頼むと言い残し、グレイスはパーティーから立ち去ることに。  だが、グレイスの【支援術士】としての腕は【勇者】の想像を遥かに超えるものであり、ありとあらゆるものを回復する能力を秘めていた。  グレイスがその卓越した技術を生かし、【なんでも屋】で生計を立てて評判を高めていく一方、勇者パーティーはグレイスが去った影響で歯車が狂い始め、何をやっても上手くいかなくなる。  人脈を広げていったグレイスの周りにはいつしか賞賛する人々で溢れ、落ちぶれていく【勇者】とは対照的に地位や名声をどんどん高めていくのだった。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

処理中です...