街の片隅の食堂屋さん

ゆずの

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弟の怪我

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いつものように朝がきた。食堂の準備を始めていたら、弟のローイが倒れていた。

ローイの体からは血が流れている。

「ローイ、ローイ!大丈夫か?怪我したのか?どうしたんだ?説明してくれ」

ローイは一言も話さなかった。

誰かに襲われたのかもしれないと、救急を呼んだ。

さいわい怪我は軽く、少し寝たら治るという。

2日間ローイが寝たあと、ローイが目を覚ました。

「兄さん、僕どうしてここに?」

弟のローイが不思議そうにベットの上で寝ていると兄のローザーがやってきた。

「おまえ、誰かに襲われたらしい。誰から襲われたかはまだわからない。」

ローイはびっくりして目をまん丸くした。

「え?僕襲われたの?何も覚えてないや」

「でも、助かって本当に良かった。死ぬんじゃないかと思って泣いてたんだ。」

「兄さん、心配かけてごめんね」

「ゆっくり休めよ。俺は食堂の準備がある。おまえは、まだ仕事しなくていいからな」

「うん、ありがとう兄さん。」

こんな時にお父さんがいてくれたらな、、。

ローザーはふと父親の事を思い出した。

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