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二章 怖がりには酷な世界?
九話 人間を堕落させる?悪魔の天使?!
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「この先ってどこなんだろうね?さっき村についたばかりなのにね」
「まぁ、村の出口って目の前のこれしかないだろう?だからこれを出るしかないんじゃないか?」
「そうかな?これ…ようこそって書いてあるよ?」
「別の意味で歓迎されているかもな?」
「ここがお前らの墓場だって事?」
「怖い事を思い出させるな!行くぞ、ほら」
「平突?こういう場合は手を引いてくれるんじゃないの?」
うん?俺がそんな事出来る訳ないだろう?怖いんだから。お前を押し出しながら歩くので精一杯だよ。
「あ!あそこなんじゃない?」
「なんだあれ?」
小高い丘の上に…?天使が三人、と他数十?え?そんな本気で潰しに来ることある?!俺らってそんなに邪魔なのか?いや、魔王軍に従事している事を考えれば妥当なのか?妥当…か?
「なんかちょっと臭いかな?」
「それお前の鼻が臭いんじゃなくて…って臭い!!」
「でしょ?やっぱり臭いよね…?」
えぇ…なんで?さっきの骨は臭くなかったよな?俺らがビビりすぎておかしくなってしまったのか?!俺らが?よく考えればビビってたのは俺一人じゃないか!!って今はそんな事はどうでもよくて…。
「整列ですよ、皆さん?」
「なんで言う事を聞かない。」
「こっちに来い、勇者を迎え撃て!」
「わぁ、全然軍じゃなかったね?」
「統率が取れてないな…というかここが臭い!!」
「あら?早かったですね!」
「分かった!この人達が臭いんだ!」
「おぉい!!!木瓜!分かってても言うな!」
まぁ…口を塞いでも遅かったわなぁ…。だってさ?目の前で三人衆が慌てふためいている姿を見せられているんだから。
「臭い…?私達って臭いでしょうか?」
「いや、少なくとも俺には分からん。」
「勝手に言っているだけだろう?」
「おほん!俺らは天使三人衆。」
「私がガブリエルです!」
あぁ…無かったことにしたんだ。良いんだ、それで。綺麗な赤毛、綺麗な顔だし、おっとりしてるんだけど…臭い…人、かな。それにしてもなんの臭いなんだ?天使の中で流行ってる香水とかなのか?
「俺はラファエルだ。」
「すごい!綺麗な青髪!染めてるの?」
「む?地毛だ。」
地毛とかそういう問題なの?!男性の体をした天使も居るんだ。この人も臭いな。嗅いだことのない匂いなんだよな…。ていうか、臭いが気になって頭に入ってこない!!
「我がミカエルである、よろしく頼む」
「これはご丁寧にどうも。」
「親戚同士の挨拶か?」
こっちの人は黄色…男性…臭い。全員臭い!!!
「なんで全員臭いんです?!」
「またしても…きっとこれの所為でしょう!おいでなさい!」
うん?そういえば、さっきまで軍とかなんとか言っていたような気がしていたんだけど…なんだったんだっけ?
「こんにちは~(ヴァ~)」
「ぎいやぁぁぁぁぁっぁ?!!」
「平突!!あれ本物のゾンビなんじゃない?!凄い!!どうやって動いてるんだろう?!」
「そんなところに興味持つな!!!」
「でも、スケちゃんとかの時はなんで動いてるか分からないから怖いって言ってなかった?」
「それは比喩だ!」
「これが俺達からの試練だ。」
「突破して見せるのです!」
「俺達も急に呼ばれてな(ヴァ~)」
「全員なんで副音声みたいなのついてるんだよ?!」
「誰が喋ってるか分からなくなるからじゃない?」
「メタい事言うな!!」
「(ヴァ~)」
「ちゃんと喋れ!!!」
「これはうめき声です~(ヴァ~)」
「あははは!面白いね?平突!」
「面白い訳あるか!!」
妙につやつやした肌してるのも変だし、臭いし、臭いし臭い。なんか体が変に傾いて…臭いし。足引きずって、臭いし。もう、臭い!
「死臭ってこれなのかよ?!経験したくなかったよ!」
「刺繍?してあるよ!ほら!」
「それは刺繍じゃ…なんで?!肌の上に?!」
「それはパッチワークです…(ヴァ~)」
「いや?!肌の上にするものじゃないから!」
「私達…取れてしまうんですよ(ヴァ~)」
「取れる?何が…」
「ほら、こうなるんです(ヴァ~)」
何?一斉に俺の方に向けて…腕?!嫌だ!!!!もう…無理だ。助けてくれ!!
「すごい!こんなの滅多に見れないよ?」
「見れたらダメなんだよ!!」
「見てよ、シンクロしてるよ?」
「数十のゾンビがしてるシンクロなんて誰が見たいんだよ!!」
「あ、でも見て?ちょっと溶けてる」
「だから!!!誰が見たいんだよそれ!!」
ていうか、ちょっと溶けるって何?!アイスかなんかな訳?もう…俺は木瓜が怖いよ。環境適応能力に全振りした怪物だろ。
「まぁ、村の出口って目の前のこれしかないだろう?だからこれを出るしかないんじゃないか?」
「そうかな?これ…ようこそって書いてあるよ?」
「別の意味で歓迎されているかもな?」
「ここがお前らの墓場だって事?」
「怖い事を思い出させるな!行くぞ、ほら」
「平突?こういう場合は手を引いてくれるんじゃないの?」
うん?俺がそんな事出来る訳ないだろう?怖いんだから。お前を押し出しながら歩くので精一杯だよ。
「あ!あそこなんじゃない?」
「なんだあれ?」
小高い丘の上に…?天使が三人、と他数十?え?そんな本気で潰しに来ることある?!俺らってそんなに邪魔なのか?いや、魔王軍に従事している事を考えれば妥当なのか?妥当…か?
「なんかちょっと臭いかな?」
「それお前の鼻が臭いんじゃなくて…って臭い!!」
「でしょ?やっぱり臭いよね…?」
えぇ…なんで?さっきの骨は臭くなかったよな?俺らがビビりすぎておかしくなってしまったのか?!俺らが?よく考えればビビってたのは俺一人じゃないか!!って今はそんな事はどうでもよくて…。
「整列ですよ、皆さん?」
「なんで言う事を聞かない。」
「こっちに来い、勇者を迎え撃て!」
「わぁ、全然軍じゃなかったね?」
「統率が取れてないな…というかここが臭い!!」
「あら?早かったですね!」
「分かった!この人達が臭いんだ!」
「おぉい!!!木瓜!分かってても言うな!」
まぁ…口を塞いでも遅かったわなぁ…。だってさ?目の前で三人衆が慌てふためいている姿を見せられているんだから。
「臭い…?私達って臭いでしょうか?」
「いや、少なくとも俺には分からん。」
「勝手に言っているだけだろう?」
「おほん!俺らは天使三人衆。」
「私がガブリエルです!」
あぁ…無かったことにしたんだ。良いんだ、それで。綺麗な赤毛、綺麗な顔だし、おっとりしてるんだけど…臭い…人、かな。それにしてもなんの臭いなんだ?天使の中で流行ってる香水とかなのか?
「俺はラファエルだ。」
「すごい!綺麗な青髪!染めてるの?」
「む?地毛だ。」
地毛とかそういう問題なの?!男性の体をした天使も居るんだ。この人も臭いな。嗅いだことのない匂いなんだよな…。ていうか、臭いが気になって頭に入ってこない!!
「我がミカエルである、よろしく頼む」
「これはご丁寧にどうも。」
「親戚同士の挨拶か?」
こっちの人は黄色…男性…臭い。全員臭い!!!
「なんで全員臭いんです?!」
「またしても…きっとこれの所為でしょう!おいでなさい!」
うん?そういえば、さっきまで軍とかなんとか言っていたような気がしていたんだけど…なんだったんだっけ?
「こんにちは~(ヴァ~)」
「ぎいやぁぁぁぁぁっぁ?!!」
「平突!!あれ本物のゾンビなんじゃない?!凄い!!どうやって動いてるんだろう?!」
「そんなところに興味持つな!!!」
「でも、スケちゃんとかの時はなんで動いてるか分からないから怖いって言ってなかった?」
「それは比喩だ!」
「これが俺達からの試練だ。」
「突破して見せるのです!」
「俺達も急に呼ばれてな(ヴァ~)」
「全員なんで副音声みたいなのついてるんだよ?!」
「誰が喋ってるか分からなくなるからじゃない?」
「メタい事言うな!!」
「(ヴァ~)」
「ちゃんと喋れ!!!」
「これはうめき声です~(ヴァ~)」
「あははは!面白いね?平突!」
「面白い訳あるか!!」
妙につやつやした肌してるのも変だし、臭いし、臭いし臭い。なんか体が変に傾いて…臭いし。足引きずって、臭いし。もう、臭い!
「死臭ってこれなのかよ?!経験したくなかったよ!」
「刺繍?してあるよ!ほら!」
「それは刺繍じゃ…なんで?!肌の上に?!」
「それはパッチワークです…(ヴァ~)」
「いや?!肌の上にするものじゃないから!」
「私達…取れてしまうんですよ(ヴァ~)」
「取れる?何が…」
「ほら、こうなるんです(ヴァ~)」
何?一斉に俺の方に向けて…腕?!嫌だ!!!!もう…無理だ。助けてくれ!!
「すごい!こんなの滅多に見れないよ?」
「見れたらダメなんだよ!!」
「見てよ、シンクロしてるよ?」
「数十のゾンビがしてるシンクロなんて誰が見たいんだよ!!」
「あ、でも見て?ちょっと溶けてる」
「だから!!!誰が見たいんだよそれ!!」
ていうか、ちょっと溶けるって何?!アイスかなんかな訳?もう…俺は木瓜が怖いよ。環境適応能力に全振りした怪物だろ。
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