38 / 39
6章 四天王配管工ブラザーズ?
第37話 神様の世界にタクシーってあるんだ?ふーん…それなの?!へぇ…流石は神様!
しおりを挟む
「ねぇねぇ平突?」
「どうした?」
「この光景って何だろうね?」
「神様の…なんだろうな?」
死屍累々のこの状況、俺はどう切り抜ければいいんだろう。昨日は大宴の開催(俺が開いたわけではない)…それで、後片付けもせず、庭のそこら辺に転がる神様。転移する前は見えなかった存在が見えるようになると…それはそれで。
「なんか、あっけないわ。」
「えぇ?もっとやって欲しかったの?ツンデレなんだね?」
「そっちじゃないわ!神様が居て欲しかったな、と思ってたけど…見えて見ればなんだか人間みたいだなって」
「そうかな?こんなに酔いつぶれて安心そうに寝てられるのは神様だけじゃない?」
「木瓜…お前なんか愚弄してない?」
「うん?僕はグロウ、したよね?」
「どこで成長したんだ?お前あんまり出番無いのに…。」
「そんな目で僕を見ないでよ!!僕だって好きで出番を失った訳じゃ無いんだけどね?」
まぁ…それもそうかな。というか、そんな事はどうでもいいとして。この状況をどうにか片付けなければならないし…。放っておけば各々勝手に帰っていくかな?
「放っておけば帰っていくと思うか?我はそうは思わないがな?」
いつの間に隣に?!しかも同じ体制で…。ていうか、足長くね?海外の神様が人化する場合って、海外基準なの?スリムな体系で羨ましい限りだ!!全く。
「うむ、色々思っているのは分かるが、今考えるべきではないだろうな?」
「なんでそんなに嫌そうな顔してるの?」
「む?それは二日酔いだ」
「嫌なんじゃなくて体調が悪いのか?!」
「下を向くと…出るな。」
「じゃあ、横を向いておいてもらってもいいかな?」
「む?良いだろう。」
「あ、壁画でよく見る光景だね!」
「あぁ、まったり!!急にまったりしてる!チルしたいの?」
「神を帰すのだ、やってみるがいい。我がここで見ていてやる」
「いや、やり方教えてくれない?!急に神を帰すのだ!って言われてもやり方知らないから!」
「む?そうか、では行くぞ?」
うわぁ…二日酔いなのにあんなに頭振って大丈夫なのかな?あぁ、ダメそうだね。すっごい顔してる。でも…なんか来てるな?!
「なんだこれ?!」
「UFOの群れだ、これで帰れるであろう」
「そんなタクシーみたいなノリで呼ばないでくれる?!」
「あれは神のタクシーであろう?知らぬのか?」
「全然知らないから!居酒屋の帰りに店の前に止めるのがこれなのか?!」
「であるな?」
「凄い、僕初めて乗ったかも!平突!こっち、乗り心地がとてもいいよ?!」
「おい、木瓜?!お前それ、どこに行くか分からないんだぞ?」
あ~…。居なくなった。マジで…何処に行くのあれ。神様が連れて帰ってくれるかな?俺らの所に。なんか二日酔いで倒れてた神様も皆笑ってるし…。
「良かった、ありがとうラー神。」
「うむ、良かろう…。」
「うむぅ…妾、頭がガンガンするんじゃ…お兄ちゃんよ…。」
あぁ、皆二日酔いなのか。という事は…ミカエルも二日酔いでダウンか。神も天使も皆楽しそうだ。口調の統一が出来ないぐらいに頭が痛い、と。
「シジミの味噌汁が効くんじゃない?後は…コーヒーとか?」
「平突お兄ちゃんよ…妾はあれが良いのじゃ、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)じゃ。」
「なんか…すっごい古い感じの…。」
「む?ババ臭いという話をしようとしておるのか?口調の統一を手伝ってくれんかの?」
「それ、キャラクターに頼む事じゃないからね?!平突お兄ちゃん、朝だよ!みたいな感じでいいんじゃない?」
「むぅ…お兄ちゃん、朝だよ…。」
声がガビガビで酒ヤケしてる。お兄ちゃん…悲しくなっちゃった。高校生の妹が酒ヤケ…。うん、設定がおかしい!まぁ、神様だからね!見た目は確かに小さいし。
「あぁ…頭が割れます~。」
「皆二日酔いだ。ボケが飛んでこなくてすごく平和だ!」
「快調なのは平突お兄ちゃんだけかな…。」
「そうなのかな?さっきまで元気にボケて来た奴が…あ、そうだ、神様タクシーに乗って消えて行ったんだった。」
「それ、大丈夫なんですか~…?」
「え?何かいけない事があるの?」
「言い忘れていた、神様以外が乗るととんでもない事が起こる可能性があるのだ。」
「は?!そういうのは先に言ってよ?!もう、送り出しちゃったじゃん?!」
「うむ、そうであるな?実際は…何が起こるかよくわかってないのだ。」
「はぇ…何が起こるんだろうね?俺らが考えていても仕方ないか。」
木瓜…お前の犠牲は忘れない。きっと助けに行くから、どんなに時間が掛っても。……?なんだ、あれ。
「ぃとつ~!」
「…?誰か今俺の名前呼んだ?」
三人は首を振る。まぁ、そうだよね?だって、かなり遠くの方から…遠くの方から?
「平突!!帰って来たよ!!」
「ボケが飛んでくるんじゃなくて、木瓜が飛んでくるのかよ?!それは想像してなかった!!」
木瓜ロケットが飛んできた。
「どうした?」
「この光景って何だろうね?」
「神様の…なんだろうな?」
死屍累々のこの状況、俺はどう切り抜ければいいんだろう。昨日は大宴の開催(俺が開いたわけではない)…それで、後片付けもせず、庭のそこら辺に転がる神様。転移する前は見えなかった存在が見えるようになると…それはそれで。
「なんか、あっけないわ。」
「えぇ?もっとやって欲しかったの?ツンデレなんだね?」
「そっちじゃないわ!神様が居て欲しかったな、と思ってたけど…見えて見ればなんだか人間みたいだなって」
「そうかな?こんなに酔いつぶれて安心そうに寝てられるのは神様だけじゃない?」
「木瓜…お前なんか愚弄してない?」
「うん?僕はグロウ、したよね?」
「どこで成長したんだ?お前あんまり出番無いのに…。」
「そんな目で僕を見ないでよ!!僕だって好きで出番を失った訳じゃ無いんだけどね?」
まぁ…それもそうかな。というか、そんな事はどうでもいいとして。この状況をどうにか片付けなければならないし…。放っておけば各々勝手に帰っていくかな?
「放っておけば帰っていくと思うか?我はそうは思わないがな?」
いつの間に隣に?!しかも同じ体制で…。ていうか、足長くね?海外の神様が人化する場合って、海外基準なの?スリムな体系で羨ましい限りだ!!全く。
「うむ、色々思っているのは分かるが、今考えるべきではないだろうな?」
「なんでそんなに嫌そうな顔してるの?」
「む?それは二日酔いだ」
「嫌なんじゃなくて体調が悪いのか?!」
「下を向くと…出るな。」
「じゃあ、横を向いておいてもらってもいいかな?」
「む?良いだろう。」
「あ、壁画でよく見る光景だね!」
「あぁ、まったり!!急にまったりしてる!チルしたいの?」
「神を帰すのだ、やってみるがいい。我がここで見ていてやる」
「いや、やり方教えてくれない?!急に神を帰すのだ!って言われてもやり方知らないから!」
「む?そうか、では行くぞ?」
うわぁ…二日酔いなのにあんなに頭振って大丈夫なのかな?あぁ、ダメそうだね。すっごい顔してる。でも…なんか来てるな?!
「なんだこれ?!」
「UFOの群れだ、これで帰れるであろう」
「そんなタクシーみたいなノリで呼ばないでくれる?!」
「あれは神のタクシーであろう?知らぬのか?」
「全然知らないから!居酒屋の帰りに店の前に止めるのがこれなのか?!」
「であるな?」
「凄い、僕初めて乗ったかも!平突!こっち、乗り心地がとてもいいよ?!」
「おい、木瓜?!お前それ、どこに行くか分からないんだぞ?」
あ~…。居なくなった。マジで…何処に行くのあれ。神様が連れて帰ってくれるかな?俺らの所に。なんか二日酔いで倒れてた神様も皆笑ってるし…。
「良かった、ありがとうラー神。」
「うむ、良かろう…。」
「うむぅ…妾、頭がガンガンするんじゃ…お兄ちゃんよ…。」
あぁ、皆二日酔いなのか。という事は…ミカエルも二日酔いでダウンか。神も天使も皆楽しそうだ。口調の統一が出来ないぐらいに頭が痛い、と。
「シジミの味噌汁が効くんじゃない?後は…コーヒーとか?」
「平突お兄ちゃんよ…妾はあれが良いのじゃ、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)じゃ。」
「なんか…すっごい古い感じの…。」
「む?ババ臭いという話をしようとしておるのか?口調の統一を手伝ってくれんかの?」
「それ、キャラクターに頼む事じゃないからね?!平突お兄ちゃん、朝だよ!みたいな感じでいいんじゃない?」
「むぅ…お兄ちゃん、朝だよ…。」
声がガビガビで酒ヤケしてる。お兄ちゃん…悲しくなっちゃった。高校生の妹が酒ヤケ…。うん、設定がおかしい!まぁ、神様だからね!見た目は確かに小さいし。
「あぁ…頭が割れます~。」
「皆二日酔いだ。ボケが飛んでこなくてすごく平和だ!」
「快調なのは平突お兄ちゃんだけかな…。」
「そうなのかな?さっきまで元気にボケて来た奴が…あ、そうだ、神様タクシーに乗って消えて行ったんだった。」
「それ、大丈夫なんですか~…?」
「え?何かいけない事があるの?」
「言い忘れていた、神様以外が乗るととんでもない事が起こる可能性があるのだ。」
「は?!そういうのは先に言ってよ?!もう、送り出しちゃったじゃん?!」
「うむ、そうであるな?実際は…何が起こるかよくわかってないのだ。」
「はぇ…何が起こるんだろうね?俺らが考えていても仕方ないか。」
木瓜…お前の犠牲は忘れない。きっと助けに行くから、どんなに時間が掛っても。……?なんだ、あれ。
「ぃとつ~!」
「…?誰か今俺の名前呼んだ?」
三人は首を振る。まぁ、そうだよね?だって、かなり遠くの方から…遠くの方から?
「平突!!帰って来たよ!!」
「ボケが飛んでくるんじゃなくて、木瓜が飛んでくるのかよ?!それは想像してなかった!!」
木瓜ロケットが飛んできた。
0
あなたにおすすめの小説
チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
防御力を下げる魔法しか使えなかった俺は勇者パーティから追放されたけど俺の魔法に強制脱衣の追加効果が発現したので世界中で畏怖の対象になりました
かにくくり
ファンタジー
魔法使いクサナギは国王の命により勇者パーティの一員として魔獣討伐の任務を続けていた。
しかし相手の防御力を下げる魔法しか使う事ができないクサナギは仲間達からお荷物扱いをされてパーティから追放されてしまう。
しかし勇者達は今までクサナギの魔法で魔物の防御力が下がっていたおかげで楽に戦えていたという事実に全く気付いていなかった。
勇者パーティが没落していく中、クサナギは追放された地で彼の本当の力を知る新たな仲間を加えて一大勢力を築いていく。
そして防御力を下げるだけだったクサナギの魔法はいつしか次のステップに進化していた。
相手の身に着けている物を強制的に剥ぎ取るという究極の魔法を習得したクサナギの前に立ち向かえる者は誰ひとりいなかった。
※小説家になろうにも掲載しています。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる