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第3話「見えない檻と監視の瞳」
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レオンハルトの「迎えに行く」という宣言通り、その日の放課後、彼は律儀にもAクラスの教室の前で待ち構えていた。
教室から出てきた生徒たちが、皇太子の姿を認めて息を呑み、遠巻きに通り過ぎていく。
その視線が痛いほど突き刺さり、俺は胃がキリキリと痛むのを感じた。
「お待たせいたしました、殿下」
内心の舌打ちを完璧な笑みで隠し、俺は彼に歩み寄る。
逃げるという選択肢は、もはや存在しなかった。
ここで逃げれば、昨日よりも厄介なことになるのは目に見えている。
「いや、待っている時間も悪くない。お前のことを考えていれば、退屈はしないからな」
レオンハルトは、こともなげにそんな台詞を口にする。
周囲で聞き耳を立てていた令嬢たちが、小さく悲鳴を上げたのが聞こえた。
やめてくれ。
俺をこれ以上、全校生徒の嫉妬の的にしないでくれ。
俺たちは並んで廊下を歩き始めた。
もちろん、俺が半歩後ろを歩く形で。
レオンハルトは時折、俺に話しかけてくる。
授業の内容だとか、教師の評判だとか、他愛もないことばかりだ。
だが、その一言一言が、俺には彼の意図を探るための尋問のように聞こえた。
「エリアス、週末の予定は?」
「特に何も。家で読書でもしているかと」
「そうか。では、俺の離宮に来い。新しい魔法書が手に入ったんだ」
「ですが、私は……」
「お前は魔法史が得意だろう? きっと興味を持つはずだ」
断る隙を与えない、巧みな話術。
俺は「光栄です」と引きつった笑みで答えるしかなかった。
どうしてこうなる。
俺は、ただひっそりと学園生活を送りたいだけなのに。
王族専用の馬車が待つ昇降口へ向かう途中、向こうから数人の生徒が歩いてくるのが見えた。
その中心にいるのは、亜麻色の髪の少女。
原作ヒロインのリナ・ベルだ。
『来た!』
俺は心の中で快哉を叫んだ。
これだ、これを待っていたんだ。
原作では、ここでレオンハルトとリナが偶然の出会いを果たし、彼が彼女に興味を持つきっかけとなるイベントが発生するはずだ。
リナが貴族の生徒に絡まれているところを、レオンハルトが助ける、という王道展開。
案の定、リナと一緒にいた男子生徒の一人が、わざとらしく彼女にぶつかった。
「きゃっ!」
リナが悲鳴を上げ、持っていた本を床にばらまく。
さあ、皇太子殿下、あなたの出番ですよ!
俺は期待を込めて、隣を歩くレオンハルトの横顔を盗み見た。
しかし、彼は床に散らばった本と、助けを求めるようにこちらを見つめるリナを一瞥しただけで、足を止めることすらなかった。
「……え?」
俺の口から、間の抜けた声が漏れる。
レオンハルトは、まるで道端の石ころでも見るかのような無関心な目でリナを通り過ぎ、何事もなかったかのように歩き続けている。
「殿下、あの……」
「何か?」
「いえ、平民の生徒が困っているようですが……」
「だから何だ。俺には関係ない」
冷酷、という言葉がこれほど似合う人間を、俺は他に知らない。
原作の彼は、たとえ塩対応でも、困っている人間を見捨てるような男ではなかったはずだ。
なのに、今の彼はヒロインに一ミリの関心も示さなかった。
代わりに、その氷の瞳はまっすぐに俺だけを捉えている。
「それより、エリアス。お前は少し、交友関係が広すぎるんじゃないか?」
「……は?」
「昨日、訓練場で話していたあの侯爵家の次男。やけに親しげだったな」
ぞっとした。
まるで、俺の行動を全て監視していたかのような口ぶり。
カルヴァンと話したのはほんの数分だ。
まさか、あの時もどこかから見ていたというのか。
「彼はただのクラスメイトです」
「そうか。だが、あまり馴れ馴れしくされるのは見ていて不愉快だ。お前は俺の婚約者なのだから、その自覚を持って行動しろ」
それは、嫉妬、だろうか。
いや、まさか。
だが、彼の声に宿る不機嫌な響きは、明らかに俺が他の誰かと親しくすることへの苛立ちを示していた。
馬車に乗り込むと、重厚な扉が閉められ、外の世界から完全に遮断された。
二人きりの密室空間。
緊張で、喉がカラカラに乾く。
「エリアス、こちらへ」
レオンハルトが、自分の隣の席をポンポンと叩く。
向かい合わせに座っていた俺は、逆らうことができず、おずおずと彼の隣へ移動した。
途端に、ふわりと彼の香りが鼻腔をくすぐる。
静かで、それでいて圧倒的な存在感を放つアルファのフェロモン。
まだヒートを経験したことのない俺の身体でも、本能が警鐘を鳴らす。
危険だ、と。
「……近い、です」
「そうか? 俺はもっと近くにいたいが」
そう言うと、レオンハルトは俺の肩を抱き寄せた。
抵抗しようとしたが、がっしりとホールドされて身動きが取れない。
「殿下、やめてください!」
「なぜだ。婚約者同士なのだから、これくらいのことは普通だろう」
「普通ではありません!」
俺が必死に訴えても、彼は楽しげに喉を鳴らすだけだった。
そして、俺の耳元に唇を寄せ、囁いた。
「なあ、エリアス。昨日、お前は家に帰った後、何をしていた?」
「……何を、とは」
「俺からの誘いを断ってまでしなければならない『家の用事』とやらは、どうなったんだ?」
心臓が、どくん、と大きく跳ねた。
やはり、昨日の嘘は見抜かれていたのだ。
「あれは……その……」
「お前は、自室でずっと歴史書を読んでいただけだろう。違うか?」
なぜ、それを知っている。
俺の部屋に、誰か間者を送り込んだのか?
アルドリング公爵家に、皇太子の息のかかった人間がいるとでもいうのか。
俺の驚愕を見透かしたように、レオンハルトは満足げに目を細めた。
「お前のことは、何でも知っている」
その言葉は、甘い愛の告白などではなかった。
それは、見えない檻の格子を、一本一本、音を立てて閉じていくような、絶望的な響きをしていた。
俺は、この男の手の中から、もう逃れられないのかもしれない。
そんな予感が、暗い影のように心を覆い尽くしていった。
教室から出てきた生徒たちが、皇太子の姿を認めて息を呑み、遠巻きに通り過ぎていく。
その視線が痛いほど突き刺さり、俺は胃がキリキリと痛むのを感じた。
「お待たせいたしました、殿下」
内心の舌打ちを完璧な笑みで隠し、俺は彼に歩み寄る。
逃げるという選択肢は、もはや存在しなかった。
ここで逃げれば、昨日よりも厄介なことになるのは目に見えている。
「いや、待っている時間も悪くない。お前のことを考えていれば、退屈はしないからな」
レオンハルトは、こともなげにそんな台詞を口にする。
周囲で聞き耳を立てていた令嬢たちが、小さく悲鳴を上げたのが聞こえた。
やめてくれ。
俺をこれ以上、全校生徒の嫉妬の的にしないでくれ。
俺たちは並んで廊下を歩き始めた。
もちろん、俺が半歩後ろを歩く形で。
レオンハルトは時折、俺に話しかけてくる。
授業の内容だとか、教師の評判だとか、他愛もないことばかりだ。
だが、その一言一言が、俺には彼の意図を探るための尋問のように聞こえた。
「エリアス、週末の予定は?」
「特に何も。家で読書でもしているかと」
「そうか。では、俺の離宮に来い。新しい魔法書が手に入ったんだ」
「ですが、私は……」
「お前は魔法史が得意だろう? きっと興味を持つはずだ」
断る隙を与えない、巧みな話術。
俺は「光栄です」と引きつった笑みで答えるしかなかった。
どうしてこうなる。
俺は、ただひっそりと学園生活を送りたいだけなのに。
王族専用の馬車が待つ昇降口へ向かう途中、向こうから数人の生徒が歩いてくるのが見えた。
その中心にいるのは、亜麻色の髪の少女。
原作ヒロインのリナ・ベルだ。
『来た!』
俺は心の中で快哉を叫んだ。
これだ、これを待っていたんだ。
原作では、ここでレオンハルトとリナが偶然の出会いを果たし、彼が彼女に興味を持つきっかけとなるイベントが発生するはずだ。
リナが貴族の生徒に絡まれているところを、レオンハルトが助ける、という王道展開。
案の定、リナと一緒にいた男子生徒の一人が、わざとらしく彼女にぶつかった。
「きゃっ!」
リナが悲鳴を上げ、持っていた本を床にばらまく。
さあ、皇太子殿下、あなたの出番ですよ!
俺は期待を込めて、隣を歩くレオンハルトの横顔を盗み見た。
しかし、彼は床に散らばった本と、助けを求めるようにこちらを見つめるリナを一瞥しただけで、足を止めることすらなかった。
「……え?」
俺の口から、間の抜けた声が漏れる。
レオンハルトは、まるで道端の石ころでも見るかのような無関心な目でリナを通り過ぎ、何事もなかったかのように歩き続けている。
「殿下、あの……」
「何か?」
「いえ、平民の生徒が困っているようですが……」
「だから何だ。俺には関係ない」
冷酷、という言葉がこれほど似合う人間を、俺は他に知らない。
原作の彼は、たとえ塩対応でも、困っている人間を見捨てるような男ではなかったはずだ。
なのに、今の彼はヒロインに一ミリの関心も示さなかった。
代わりに、その氷の瞳はまっすぐに俺だけを捉えている。
「それより、エリアス。お前は少し、交友関係が広すぎるんじゃないか?」
「……は?」
「昨日、訓練場で話していたあの侯爵家の次男。やけに親しげだったな」
ぞっとした。
まるで、俺の行動を全て監視していたかのような口ぶり。
カルヴァンと話したのはほんの数分だ。
まさか、あの時もどこかから見ていたというのか。
「彼はただのクラスメイトです」
「そうか。だが、あまり馴れ馴れしくされるのは見ていて不愉快だ。お前は俺の婚約者なのだから、その自覚を持って行動しろ」
それは、嫉妬、だろうか。
いや、まさか。
だが、彼の声に宿る不機嫌な響きは、明らかに俺が他の誰かと親しくすることへの苛立ちを示していた。
馬車に乗り込むと、重厚な扉が閉められ、外の世界から完全に遮断された。
二人きりの密室空間。
緊張で、喉がカラカラに乾く。
「エリアス、こちらへ」
レオンハルトが、自分の隣の席をポンポンと叩く。
向かい合わせに座っていた俺は、逆らうことができず、おずおずと彼の隣へ移動した。
途端に、ふわりと彼の香りが鼻腔をくすぐる。
静かで、それでいて圧倒的な存在感を放つアルファのフェロモン。
まだヒートを経験したことのない俺の身体でも、本能が警鐘を鳴らす。
危険だ、と。
「……近い、です」
「そうか? 俺はもっと近くにいたいが」
そう言うと、レオンハルトは俺の肩を抱き寄せた。
抵抗しようとしたが、がっしりとホールドされて身動きが取れない。
「殿下、やめてください!」
「なぜだ。婚約者同士なのだから、これくらいのことは普通だろう」
「普通ではありません!」
俺が必死に訴えても、彼は楽しげに喉を鳴らすだけだった。
そして、俺の耳元に唇を寄せ、囁いた。
「なあ、エリアス。昨日、お前は家に帰った後、何をしていた?」
「……何を、とは」
「俺からの誘いを断ってまでしなければならない『家の用事』とやらは、どうなったんだ?」
心臓が、どくん、と大きく跳ねた。
やはり、昨日の嘘は見抜かれていたのだ。
「あれは……その……」
「お前は、自室でずっと歴史書を読んでいただけだろう。違うか?」
なぜ、それを知っている。
俺の部屋に、誰か間者を送り込んだのか?
アルドリング公爵家に、皇太子の息のかかった人間がいるとでもいうのか。
俺の驚愕を見透かしたように、レオンハルトは満足げに目を細めた。
「お前のことは、何でも知っている」
その言葉は、甘い愛の告白などではなかった。
それは、見えない檻の格子を、一本一本、音を立てて閉じていくような、絶望的な響きをしていた。
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